2009年7月20日月曜日

チェ 28歳の革命 (ベニチオ・デル・トロ 主演) [DVD]

キューバ革命の話。
「チェ・ゲバラ」と「キューバ革命」あたりをとりあえずWikipediaで押さえてからみると分かりやすいかもしれない。
革命を扱っているが、淡々とした雰囲気の映画。
私のイメージでは、革命とはもっと暑苦しいものだと思っていたが、淡々とした雰囲気の革命家もいるのかもしれない。

最近、いろんな政治の本を読んだおかげで、政治の話が前より少しわかるようになった気がする。
映画を見ても、わかる部分が結構増えたかな?
やっぱ、あまりに知識の穴になっている領域は、少し勉強しなおそう。
次は日本史、法学あたりかな。
自然科学になると何から手をつけていいのかわからないが。

チェンジリング

失踪した子どもがすり替えられるという事件(実話に基づいている)を通して、LAPDの組織の硬直性や、親の愛・強さなどを描いている。

このところ、どうも「組織の暴力性」について扱った映画や本ばかりを見ている気がする。

組織の暴力を目の前にした時、個人はどうすればいいのか。
個人でグイグイ押して動かないところを押し続けるのではなく、動くやり方を検討して冷静に行動するしかないのでしょう。
基本的に、ほとんどの人は組織の中で行動しているわけなので、冷静さは重要ですね。
私は基本的に冷静なほうですが、いざという時に衝動的になってしまいがちなので気をつけます。

はじめての課長の教科書

面白い。
これもAudioBook。
全部通勤中に聞いた。

課長の仕事について、主にその前後の主任・部長といった役職と比較しながら書いてある。
課のまとめ方、予算管理のやり方、社内政治のことなど、結構実戦的。

主任・課長・部長といったポジションの大体のイメージを相対化できただけでも良かった。
自分の会社の経験だけではやはり偏りがある。

・ 社内政治力は目標達成のためにうまく使いこなすものだ
・ 同じ失敗が続くときは、その時の自分のレベルを表している
って話が特に面白かった。


本は速読をすると、どうしても自分が読みやすいところ、すでに理解しているところに目が行きがちだ。
Audiobookは全体を均等に読んでくれるので、本では深まらなかったところが思いがけず深まる時がある。

地球が静止する日

つまらなかった。
昔からあるテーマの作品を焼きなおすのなら、ちゃんと現代人が見てワクワクするようにアレンジしてほしい。
なぜこれにキアヌ・リーブスとジェニファー・コネリーが出ようと思ったのか。

梅田・茂木の「Webではもっと褒めろ!」という主張に共感して、しばらくはつまらなかった作品のレビューは書かないでいたが、そろそろ書いてもいいかな、という気分。
ブログ社会は、口コミによりつまらないものが自然淘汰される社会なのだ。たぶん。

しかし、何かを批判するよりは何かを褒めているほうが身のためではある。
妙なものを褒めるのには注意しなくてはいけないが。

2009年7月16日木曜日

焼きうどん

今日は、ひき肉・カット野菜・うどんで、焼きうどんを作った。
これまで料理を単純に労働ととらえていたけど、料理の面白さ(面白いというほど気分が乗らない時もあるが、気分転換になる時もある)、技術が身についていく面白さを見落としていた。
時間があれば料理をするのもいいですね。

2009年7月15日水曜日

ザ・コーポレーション

「現代の覇者」である企業の、主に暗部を取り上げたドキュメンタリー映画。

マイケル・ムーアって、少しふざけた調子で映画を撮るのが専門家と思っていたけど、そうじゃないのもあるんだ。
予想外にまっとうな作品だった。
M.フリードマン、N.チョムスキー、P.F.ドラッカーも出てた。

最近、政治ってのは結構エグいものだと主張する本をいくつか読んできたが、企業も結構エグいものだった。
組織立って、みんなでプレッシャーをかけあうことで、個人の力を超えたエグさを出せるのでしょう。

おもしろかったのは
・ 企業にとっては法の順守もコスト問題(法を順守するよりもコストメリットがあるなら違法行為も当然やる)
・ 生物も特許の対象になる
・ ナチスの収容所ではIBMのマシンが使われていた。
・ 発展途上国の低賃金労働者の時給は、10セント以下だったりする。

深呼吸

私は仕事中、集中してくるとつい肩とかに力が入ってしまうほうだ。
目の休憩も兼ねて、1時間に1回程度は軽く休憩を入れている。
ただ、そんなに休憩を入れられないこともある。
そういう時は、席で軽めの深呼吸をしてみるとだいぶ力が抜ける。
力みやすいタイプの人にはお勧め。
思いきり深呼吸をすればもっと効果あるのだろうが、少しおかしな奴だと思われてしまうのでやっていない。

2009年7月13日月曜日

炊事のアウトソーシング

今日は焼きそばを何分で作れるか測った。大体10分。
某チェーン店で焼きそばを食べれば500円位。
自分で作った場合、材料費約200円。
私の人工は、大雑把に10分300円(ほぼ残業代に近い数字)で計算すると・・・大体互角か。
味は、焼きそばくらいなら自分の好みに合わせられるからよいかな。

ここまで考えて、後片付けの時間を忘れていたのに気づいた。買い物の時間も。
飲食店で頼んでも待ち時間とかあるし。
単純に比較するのは難しい。

とりあえず、金に困ってなければ炊事をアウトソーシングする価値はあることを再確認しました。
しかし、それほど効率よくアウトソーシングできているとは限らないということも再確認。

2009年7月11日土曜日

The Japan Times NEWS DIGEST 2009.5 Vol.18

3ヶ月間のニュースが20本まとまっているので、ダイジェストして良い。
タイトルにもDigestと書いてあったか。

これを読むと、政治家というのは忙しくいろんな所を動き回るものだということがわかる。
そして、いろいろなことを明示的にいったり、ほのめかしたりする。

法王がアンゴラでミサを開くなんてこともわかる。(アフリカ大陸はキリスト教徒結構多い)
法王の仕事って何?

いつもどこかで戦争が起こっているってこともわかる。
私は死ぬまで直接戦争に巻き込まれないで済むかな?済めばいいけど。


英語は、一文が長め。

ビジネス思考術 とか

ネットカフェでビジネス雑誌5~6冊まとめ読み。
脳を鍛えるとか、思考術とか、そういった特集がやけに多い。

<モアイズベター>
ビジネス技法の特集というのは、多分、多くの人は半分は不安が原動力で、他者より抜き出るために読むので、ここまで覚えれば終わりというものがない。自分が知らない技法があれば、それも覚えないと他社に負けるような気がしてしまう。
モアイズベターという基本的な考え方が変わらない限りは、いくつ技法を知っても決して満たされない。
だからこういう流行ができるのだろう。

<もうたくさん>
正直、5~6冊まとめて読んで思ったことは「もうたくさん」ってこと。
しかし、何かを人より高いレベルで身につけようと思ったら、「もうたくさん」と思ってからさらにたくさんやらないといけないんだよなー。
気分が乗ったときだけ努力しても、大した成果は身につかない。

<十分条件などない>
私もそういうのが好きで読んでいるけど、そんなに技法を詰め込んで何になるのか?という疑問がわいてくる。
少なくとも、こういう特集を追いまくっても、他者から抜き出ることはできないんじゃないか。
少なくとも十分条件ではない。
そもそも、成功に十分条件を自分の力だけでコントロールして揃えられるというのは、(もしかしたら社会に広がっている)思い込みなのではないかしら。

グッド・シェパード

CIAの話。第二次大戦後のCIA設立期と、CIAからの情報流出により作戦が失敗した「ピッグス湾事件」あたりが中心。

気分転換には、SFみたいに現実とかけ離れた世界もいいけど、一昔前の世界ってのもいいね。
眼鏡の形・髪型・服装・やけにみんなタバコを吸っているところ(時代というよりも仕事柄?)など、どれも現代とは違くて、気分が変わる。

史実をベースにしてはいるものの、全体的には娯楽性高い、面白いストーリー。
ところどころ明言(?)も出てきます。
「(国家直属の諜報機関を作ると)一部の人間が巨大な権力を握ることになる」
「CIAは戦争を大きくする」

マット・デイモン(38歳)も味があってよいね。初めて見たのは「グッド・ウィル・ハンティング」あたりで、まだ若者だったけどな。
30歳はまだ人生のたそがれ時ではない。

2009年7月10日金曜日

1Q84

2まで読んだ。
取りとめない。

ところどころ面白かったことをまず書いておこう。
・ 慢性的な無力感は身体にわるい
・ 混じりけのない純粋な気持ちというのも、それはそれで危険
・ 人間の女性は約400個卵子を作る
・ 絶対的な善など無い⇒均衡そのものが善
・ 「どうすればいいのだろう?」「どうすればいいのだろう?」「どうすればいいのだろう?」

しかし、全体的に何なのかよくわからなかった。
運命性を大事にしているところや、社会的制約(ルール)の中でいかに自分なりに生きていくかをテーマにしているあたりは、ほかの作品と共通している。あとは美女とファックするあたりも。

いつもは「いまいち」とか「つまらない」と思ったらすぐ止めるのが私の読書方法だが、今回は話題の作品ということもあって最後まで読んでしまった。まあ、最後のほうが一番おもしろかったので、まだよかった。
宮崎駿といい、村上春樹といい、60歳前後になると作品が変わる。というか、つまらなくなる。生産能力が落ちるのか。それとも私が若造すぎるのか。

・・・・・・
後から思ったこと。
なぜ1984年という一昔前を舞台にしたのか。小説の雰囲気のためか。何か言いたいことがあったのか。
村上春樹が現代を描いた作品を読みたい。

・・・・・・
さらに追記(時間をかけて読んだせいか?後からいろいろ思いつく)
・ (30歳の男は)これから人生のたそがれ時に差しかかる。
これも重要なメッセージだった。人生戦略上、あまりセンスのあるとらえ方ではないと思うが、こうとらえるとズシっとくる。ズシっとくるとらえ方はしないほうが賢明かもしれないが。

ブログ論壇の誕生 (文春新書 (657))

これまで巨大メディアが情報ソース・編集権を独占してきたが、だれでも情報を編集できる時代になってきた。
セミ知識人みたいな人たちが、ブログで意見表明をして、社会に圧力をかけられる時代になってきた。
という感じか。
この考え方はそんなに新しくないと思うが、実例が面白い。

インターネットへの接続方法がPCから携帯電話に移行しているという話が同書の中で出てくる。このトレンドには私は全く乗っていない。携帯でゴリゴリネットサーフィンをする人の感覚がほとんど分からない。
年寄り化の前兆か?携帯の性能がいまいちだから乗る気がしないのか?

本著は、またもや本ではなく、オーディオブックのみで聞いた。
本を読んで要約することには慣れているが、オーディオだと部分部分はよくわかるが、大枠をとらえにくいな。
これは大枠をとらえるほうが良い内容だったかも。

2009年7月2日木曜日

BBC 世界に衝撃を与えた日 26 独裁者チャウシェスクの死とホメイニ師の帰還

約50分に二つの話題がまとまっていて、なかなか良かった。
市民暴動やクーデターというものは全く実感がわかないが、映像で見ると多少イメージがわく。
本質的なことがズバズバ書いてある本ばかり読んでいくのも良いかもしれないが、それだとイメージがわきにくい。
映像資料も、歴史を学んでいく上でのとっかかりの一つだな。

会社四季報活用術セミナー (DVD)

もう7月か。
ボーナスが約3割減っていた。さすがメーカの関連会社。

さて、表題のDVDについて。
細かいことはあまり分からなかったが、ファンダメンタルズ分析の雰囲気はわかった。
ファンダメンタル分析というのは、いくつかの見どころとなる指標を、年次別・会社別に集めて、計算・比較などをするものらしい。
コツコツした作業が必要。コツコツ野郎じゃないとだめってことか。

私はどうなんだろう。
コツコツ野郎のような気もするが。

会社四季報というものに興味は持ったが、投資をする気で見ないと、うわべだけ眺めて終わってしまいそうだな。