2011年12月31日土曜日

12月ふりかえり - 引っ越しのことばかり

何度か書きましたが、今年2回目の引っ越しをしました。
12月にやったのは、引っ越しのことばかり。
現時点の感想です。



・ 最寄り駅
★★★★★(5段階評価)
最寄り駅は町田です。
最寄り駅の規模としては、これまで住んだ中で一番大きく、飲食店多数、デパート多数、日本一のダイソー、日本一のブックオフなどがあって、ものすごく便利。
これは間違いない。



・ 駅からの距離
★★(5段階評価)
駅から徒歩11分。
ホームから離れた改札から計算されているので、電車を降りてからは13分くらい。
途中で1つ長い信号があるので、タイミング次第ではもっとです。
これまで、徒歩5分以上のところに住んだことは無かったので、比べるとやはり不便。
今回は、これを妥協して他の良さを取ったのだから仕方ないか。


・ 都心からの距離
★★(5段階評価)
町田も大体何でもあるけど、都心のイベント・設備・人の密度と比べることは出来ません。
従って、新たな学びを求めて都心に行きたいのですが、都心が結構遠い。
おっくうがってはいけないが、おっくうである。


・支出
★★★★(5段階評価)
家賃・食費で、月額平均20,000円以上は減るような気がします。
洗濯機を手に入れたので、コインランドリー代がなくなりました。
冷蔵庫を手に入れたので、割高なものを食べる機会が減ると思います。
家の居心地が良いので、外で飲むコーヒー代も減ると思います。
相模原のときと比べると、それでも高いんだろうな。


・ 静けさ
★★★★★(5段階評価)
前のアパートと今のアパート、多分一番大きな違いは静かさ。
既に、10ヶ月住んだ用賀のアパートよりも居心地が良いです。
私にとって、静かさはかなり重要だったらしい。


・ 部屋の明るさ
★★★★(5段階評価)
部屋の明るさも結構居心地に影響しているらしい。
前のアパートでは、電気屋で売っている中で一番明るい裸電球1つで部屋を照らしていたのですが、照明くらい金をかければ良かったと思いました。


・ キッチン
★★★(5段階評価)
はじめて、ガスが出ます。
わーい料理が出来る、と思ったけど、様々な調理用具を置くスペースが無いので、限界がありそう。


総じて・・・
住居にかける金を増やしている訳ではないので、アパートを変わっても、何かが良くなる代わりに何かは難が出てきます。
ここ数年所得があまり変わっていないから今回は仕方ないことにしますが・・・

将来、金をより稼いで、駅から近くて、静かで、広くて、設備も整った家に住もうと決めた12月でした。

2011年12月29日木曜日

あらゆる知恵を動員して人生を旅しろ - アルケミスト



アルケミスト

何度かお会いしている、書評ブロガーのたかみつさんのブログで紹介されていた本です。
(たかみつさんのエントリはこちら ⇒

手放す勇気に気付く。「アルケミスト」を読んで。



羊飼いの少年が、夢や運命に導かれながら、アンダルシア(スペイン)から、モロッコ〜サハラ砂漠を通ってエジプトのピラミッドを目指す話。
年末年始、家でのんびり読むのにちょうど良いかもしれないです。私は通勤電車の中で人混みに揉まれながら読みましたが。

文庫本で200ページ程度の小説ですが、この中に山ほど教えが埋め込まれています。
例えば

  • 前兆の大切さ(焦ると前兆を見落とす)
  • 運命性の大切さ
  • 熱中することの大切さ
  • 慣れ親しんだことを選んでしまうと、夢を忘れる
  • 夢を追うのは心を苦しませる
  • 困ったときは自分にシンプルな(二者択一の)質問をしろ
  • 幸運がこちらに来ているときは、出来るだけ多くのことをしておけ
  • 決心するというのは始まりにすぎない
  • ビギナーズラックが終わったときに人はためされる
  • 本から学ぶほうが良いこともあるし、実践から学ぶ方が良いこともある
  • 砂漠(自分が置かれている環境?)を愛さなければ行けないが、全面的に信頼してもいけない
  • 夢を実現する途中で必要なことを学んでいく


短い小説の中に、これだけ、スピリチュアルな教えから割と合理的な教えまで詰め込まれている。
なんてお腹いっぱいな本だろう・・・と最初は思ったのですが、これだけ1冊に要素を詰め込んで言いたかったことはこれかなと思いました、


人生の各フェーズで、何度も状況が変わったり難しい選択肢が出てくる。
全フェーズを一つの知恵とか判断基準に頼って全てを乗り越えられるということは無く、そのときそのときで、必要な知恵は異なってくる。
タイムリーにをれを取り出せなければ意味が無い。



ということで、日常生活、色んなテーマを勉強するのは良いのですが、必要なときに必要な考え方を取り出せるようにしておくと良さそうですね、




2011年12月25日日曜日

永田町でビブリオバトル

「ビブリオバトル」ってご存知でしょうか。
私も最近知ったのですが、「5分間で本の説明をして面白いと思わせた人が勝ち」という一種の知的ゲームです。

公式ルールはこちらをご覧ください。
http://www.bibliobattle.jp/koushiki-ruru



永田町でこれが行われたので、参戦してきました。

参加者が猛者ぞろい過ぎで勝ち目はありませんでしたが、他の方の説明を聞くのも含めてとても楽しみました。
今日紹介された本は全部読みたいくらい面白そうなものばかりでした。

ちなみに私がご紹介したのは、
「なぜあの人は整理がうまいのか(中谷彰宏)」です。
これから大掃除をする人におすすめ。





これで年内はスピーチ納めかな。


さて、その後は懇親会。
恒例の、牛すじ鍋を頂きました。ウホッ。うまい。
他にも、いつもより豪華な食事で腹一杯。

ビブリオバトルに続いて、懇親会も刺激的でした。
皆さん人生経験豊富すぎです。

2011年12月24日土曜日

引っ越しで頭の体操

新しい家に住むと、これまで考えてもいなかった問題が出てきます。
1つ1つは軽いことなのですが、とにかくたくさん出てきます。
(どこか難がある物件ばかりに住んでいるということかもしれませんが)

今日は、問題をいくつか解決しました。


  • 棚が無くて、家電を稼働させられないという問題があったので、新しい棚を買って、炊飯器、コーヒーメーカー、オーブンを稼働させました。

  • 外気がすごい勢いで流れ込んでくる換気口があるので、プチプチを加工して塞いでみました。
  • 台所の流しが広い代わりにまな板を置くスペースが無かったので、ダイソーでグッズを買って増設してみました。


という感じで、
新しい家に住めば、山ほど「軽く困った状況」に出くわします。
これを、限られた資源(人(時間)・モノ・金)で解決する、というのは、なかなか良い頭の体操になっている感じがします。

問題解決手法を勉強している人で、かつ引っ越しをする人はぜひ実践練習に使えるかもしれませんよ!
私は今回は余裕が無くてやりませんでしたが。

2011年12月21日水曜日

そろそろ今年を振り返ろう

今年も後わずか。

今年は、私にとっては、社会人になってから一番変化の多い1年でした。
本当に仕事の内容が変わる異動が2度あり、勤務地変更も2度あり、引っ越しも2度しました。
その度に色んな発見があって、有意義だったと思っています。
(今年足りなかったのは安らぎかな)

  • かねてからしてみたいと思っていた、23区暮らしができました
  • 「読書会」ってものにハマりました
  • スピーチのトレーニングを受けました
  • かねてから希望していた、経営企画部門で働くことが出来ました
しかし、あまりにバタバタしすぎていて、物事を頻繁に振り返る暇がありませんでした。
しかし、忘れ去る前に、自分に取って重要と思われることは振り返っておこうかな。
年末年始はタイミング的にはぴったりです。実家とかでもできるし。

1つのエントリで全部振り返ると膨大になるので、出来るだけテーマ別に書いていこうかなあ。


堅い奴

twitterでも少し書いたのですが・・・
「堅すぎる」「肩に力が入りすぎている」と、いくつかの部のマネージャからほぼ同時期に指摘を受けました。
(口裏は合わせていないと思われる)
言われてみれば、そうかもしれないです。

今年を振り返ると、2月に本社で仕事をすることになってからずっと肩に力が入りっぱなしであったような気がします。

肩に力が入りすぎて、本領を発揮できるはずが無い。
しかし、力を抜くにはどうしたら良いのだろう。
昔、「心を楽にする」系の本を読んだり、呼吸法みたいなのを試したことはありますが、いまいちでした。
こういうのは、自分の中に入りすぎてはいけないのだと思います。

「TTP(徹底的にパクる)」がはやっているらしいので、今度は「力が抜けている人を真似する」というアプローチでもしてみようかな。

2011年12月19日月曜日

最後は自分で決めろ - 「武器としての決断思考」



物事を決断するための考える手順(フレームワーク)を提供している本です。
フレームワークを書いた本はいろいろ出ましたが、本著は最後に出てくるメッセージが素晴らしい。

「最後は自分で決めろ」


私としては耳が痛い言葉でした。

フレームワークって、それを使って当てはめていけば自然と正解にたどり着くような錯覚を持ちます。もし正解までたどり着かなければ、それはフレームワークの使い方がまずいのだと。少なくとも私は何となくそう思っていました。

しかし、それは全然違いましたね。
多分フレームワークというのはもっとざっくり使ってよいもので、ある程度物事が整理できたら、最後は自分で決めれば良いのです。

「決断思考」の手順は結構ややこしいもので、1度読んだだけではマスター出来ませんでしたが、この
「フレームワークはざっくり使って、最後は自分で決めればよい」
が分かっただけで私としては大収穫でした。


★★★★★(5段階評価)

2011年12月17日土曜日

引っ越しへの投資は経験で十分回収できる



先週末引っ越しでした。
用賀(渋谷から電車で15分くらい)の駅近うるさめのエリアから、町田(新宿から電車で35分くらい?)の閑静なエリアへの引っ越しです。

新居はまだ段ボールが山積みの状態で、部屋の中はゴチャゴチャなのですが、既に快適です。
多分理由は「静か」だから。
前のうるさいアパートと比べると、家にいるときの落ち着きが全然違います。

前のアパートの騒音についても
「耳栓すれば眠れるじゃん!」
と思ってからあまり問題視していなかったのですが、実は起きているときに聞いていた騒音もけっこう神経に障っていたのかもしれないです。

あと、通勤のストレスもだいぶ減りました。
(元々通勤時間を減らすのが目的でした)
片道で30〜40分減っただけなのですが、実際の時間よりも精神的な負担がアンロードされたような気がします。


自分はどんな環境に合っているか、どんなことなら妥協できる範囲なのか、引っ越しって色んなことに気づく機会になりますね。
このブログではひとまず置いておきますが、他にも気づくことはたくさんあります。
将来家を買う(可能性がある)ことを考えると、その前にいくつかの土地/物件を経験しておくのは十分回収できる投資のような気がします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※ 最初、日本語がぐちゃぐちゃのままのタイトルで投稿されて、そのままtwitter, mixi他に飛んでしまいました。
修正したと思ったのにー!!

2011年12月12日月曜日

ときめきの値段

近藤麻理恵という、片付け専門家が、「ときめくかどうか」を基準にモノを選んだり捨てたりしなさいと言っています。
ときめくものに囲まれている方が日々楽しいですよ、という理屈です。
一理あると思い、今回引っ越しにあたってモノを買うときは、「ときめくかどうか」も基準の一つにしてみることにしました。

そんなことを考えながら昨日買ったもの3つ。



1つめ、電気ケトル。
これは、雑誌・ネット・売り場を調べて、一番ときめくやつを買いました。
8,400円。
高い。
中学校の技術家庭科で作れそうな仕組みでありながら。
ときめくのって金がかかるなあ。



さて、次は自転車。
今度は、売り場で一番ときめかない、安いやつを買いました。7,900円。
電気ケトルより安いのかよ。
スポーティーなグイグイ走るやつが欲しいとかねがね思っているのですが、今度のアパートには屋根付きの自転車置き場が無いので、やめました。
あまり良いものを買っても風雨にさらされるんじゃねえ。
(しかし、予想外に快適な走りと、ギアさえ無いシンプルさに、乗ってみたらときめきました)



最後に、加湿器。
加湿器については、売り場にときめくものが一切無かったので、加湿できればよしとしました。4,900円。
・ 気化式(水を熱で蒸発させる方式・加湿力が強い)と
・ 超音波式(振動で水をミストに変える・加湿力が弱い)
があり、1ヶ月の電気代が1,000円以上安いという超音波式を買いました。

(若干話がそれますが・・・
よく考えたら、24時間つけっぱなしにする訳ではないから、電気代にそこまでのインパクトは無かったのですが、引っ越しで疲れていて、そこまで思い至りませんでした。
疲れていると思考がものすごく浅くなりますね。
いくつか買おうと思っているものがまだありますが、今度はよく眠って疲れが取れている状態で買います。)


さて、結局ときめきで選んだのは3つ中1つだけ。
ときめきだけを基準にして何でも選ぶってのは結構難しいかもしれないですね。


ちなみに、近藤麻理恵はこんな人。

2011年12月10日土曜日

桂馬を切る感じでモノを捨てる - 断捨離


「断捨離」という考え方を知って、少しずつですが実践してもう1年以上経ちます。

「断捨離」というのは簡単に言えば、「自分に合わないものを捨てて、すっきりした生活を送りましょう」という考え方(取り組み)です。

まずはモノを捨てていくというフェーズが必要になります。

家の中に、本当にいらない、迷わず気持ちよく捨てられるというものはそうたくさんはないです。
ネックになるのは、微妙に使えるけど捨てられないもの。
こういうのを残していると、いつまでたっても断捨離が出来ない訳です。


いくつかの本を参考に、微妙と思うものもがんばって捨ててみたところ、確かに良いサイクルが回り始めたと思います。
別にスピリチュアルなことを言っている訳ではなく、取るに足らないものがモノが少ない方が、取るに足らないモノに関わっている時間が少ない訳だし、良いと思ったものを買うのに躊躇がなくなります。


これをやってきて思ったのが、モノを捨てるというのは将棋で「桂馬を切る」感覚に似ている、ということです。
将棋というのは、自分の全ての駒を守りながら戦うものではありません。弱い駒を犠牲にして、強い駒を取ったり、良い陣形を作ったりしていく訳です。


つまり、微妙に使えるモノ(桂馬)を切って、良いモノやサイクル(銀とか金とか良い陣形とか)を手に入れるのが断捨離である、という感じがします。


「捨てるデメリットがあっても、メリットが上回れば良い」
中谷彰宏の言葉ですが、断捨離に必要な基本精神はこれだと思っています。

きっと上級になればなるほど、角を切って飛車を取るような断捨離をしているんだろうなあ。