2024年5月4日土曜日

【映画感想】 オッペンハイマー

中欧旅行まとめの途中ですが、映画オッペンハイマー見てきたので感想を書いておきます。

見てわかったけど、クリストファー・ノーラン監督は、前々から量子物理学や二次大戦をテーマとしていたので、オッペンハイマーは集大成みたいなものなのか。

同監督は好きなのですが、真面目なテーマで、テクニックを駆使して、得意の「時系列を分解して並行展開」をやられてもどうも入ってこなかった(正直ダンケルクの時にも同じこと思った)。正直なところ、もっとストレートにやれよと思った。
監督本人もそう思っているからこそ、核心部(核実験成功~原爆投下)は時系列を入り乱れさせず一本で行ったのでは。

インターステラー、インセプション、テネットはそもそも時空の歪みがモチーフみたいな映画なので、「時系列を分解して並行展開」も違和感なかった、というかそれ自体が映画の面白さであり、それこそがクリストファー・ノーランという感じだったのですが。

被爆国民としてどう思うか、ということになると・・・
体制上原爆の使用責任が政治家にあるのは理解するけど、科学者が止めようとしたときオッペンハイマーが開発を強行したわけだし、オッペンハイマーが「なんとなくいい者」の雰囲気で終わるのは、私は気持ち悪かったですね。

映画見た後、感想をググったのですが、被爆国民視点で書かれたレビューはあまりないですね。みんな普通に感想書いている。やはり、被爆国意識なんてのは世代が変われば薄くなっていくものなんだろう(私もそうだし)。

【中欧まとめ/ハイライト05】 牛肉のタルタル(プラハ)

牛のタルタル・パン(1700円)、コールスロー(600円)
付け合わせのパンにはヨーロッパ得意の粗塩がまぶされている

牛のタルタル
色々混ぜこんであるが、何なのか私の舌では特定不可能

油がかなりしみ込んでいてカリカリのパン


店:lokal blok

にんにく(パンにこすりつけるものだったらしい)


この旅で一番美味しかった料理は、プラハのLokal Blokという店で食べた牛のタルタル。パンとセットで1700円。

牛をなめろうにしたような感じの食べ物。
生の牛のひき肉に、刻んだ玉ねぎ、薬味(ハーブ?)等が混ぜ込んであります。塩味もついており、追加でソースなどはつけず、これをパンに乗せて食べます。
入っているのが何のハーブか、特定しようと思ったのですが、いろいろ入ってるし、覚えのない味のものもいっぱいあるしで、ちょっと私には分かりませんでした。
(結局普段自分で扱わない食材を特定するのは難しいですね。ひと段落したら、レパートリを広げてもっと世界中の料理を自分で作ろうかな)
というか、具で特定できたのは一つだけで、それが超細かく刻まれた玉ねぎ。日本の一般的なみじん切りよりはるかに細かく刻まれています。
味付けは、多分マスタードがベース。若干酸味、それから辛味は結構強め(※1)。プラハでは、他の店でもマスタード強めの料理があったことから考えると、マスタードたくさん使う食文化かもしれない。

海外旅行中は、日本で日常生活をしている時と比べて一食の予算は(当然?)大きいのですが、それにしてもこんなうまいものに当たることはなかなかないですね。
日本でだって、こんなおいしいものを1700円ではなかなか食べられないのでは。

付け合わせのパンがまた驚きの味で、ただの焼いたパンではなくて、油が思い切り染み込んでいて、カリカリにあげてあるパンです。油はそこまで重い感じではないです。バターや、オリーブオイルであれば私にもわかると思うのですが、違うと思う。何だろう。チェコはラードを多く使うと聞いたので、もしかしたらラードかな。これも頑張ったけど私の舌では特定できませんでした。
(生のニンニクがそのままついてきました。その場では使い方がわからず残してしまいましたが、このパンにこすりつけて食べるらしいです。パンがおろし金になるようにカリカリに揚げてあるってことなのかな

ちなみに、同じ店で付け合わせでコールスロー(600円)も食べましたが、これは(逆に?)超普通の味。
刻んだキャベツと人参にフレンチドレッシングで、日本で食べるのと全く同じ味。

炭酸水も合わせて、全部で2500円程度の食事でした。

追記)
あまりにおいしかったので、後日もう一回同じ店に行って同じものを食べました。日によってマスタードの強さとか結構違った。

ーーー
※1
米子で食べた、アジに青唐辛子をふんだんに入れたなめろうも非常に美味しかった記憶あり。なめろうは辛めがおいしいかも。

2024年5月3日金曜日

【中欧まとめ/ハイライト04】 ドイツビールの衝撃

ドイツで飲んだビール Konig Pilsener

ドイツで飲んだビール
結構赤っぽい色だった
これは、味はおいしいがあまりスペシャルな感じはしなかった

ドイツで飲んだビール Berliner Kindl

ドイツで飲んだビール Huber weisses

イツで飲んだビール 普通のラガー(?)
味も普通

ドイツで飲んだビール Kloster andechs

ドイツで飲んだビール Kloster Andechs Weissbier


この旅で飲食しておいしかったもの1位はドイツで飲んだビール。衝撃的な美味しさでした。

「ドイツでビール」というのは是非やってみたかった一方、正直日本やその他の国のビールと比べて、多少違いはあれ、驚くようなことは無いだろうとたかをくくっていた。
しかしこの味はどうだろう。
非常にスッキリした味。全く嫌な味がしない。
ビールというのは多少嫌な味(エグ味というのか雑味というのか)があるものであり、それも込みでビールだと思いこんでいたのだが、このビールはそんなことない。
かと言って味が薄いわけでもないし、刺激も割と強い。

今まで飲んだビールベスト5が全部入れ替わったかもしれない。
(別にこれまで飲んだビールランキングを作ってるわけでもないので、感覚的に言っているだけだが)
それにしても、これまで成人してから23年で数百杯単位でビールは飲んでいると思うがこんなこと起きる?
なぜ日本では同じ味のビールに当たらないのか(無いのか)?
すっきりしてるといえばスパートライもそうだけど、何が違うんだろう。
先入観及び雰囲気のせいで過大評価しているかもしれないが、とにかく美味しかった。

人生の良いハイライトだわ。円安だろうが旅して良かった。

銘柄だけではなく、流通時や店舗での保存方法などにもよって味は変わってくる思うので、ドイツに行く方は、瓶や缶ではなく、是非生ビールを出す店で飲んでみていただきたい。
私もドイツでトランジットの機会などあるときは、数泊滞在するなどして、また飲んでみたいです。

おいしかった銘柄をまとめておきます。
他にも飲んだけど、特にスペシャルさを感じなかった銘柄についてはリストアップしていません。

銘柄(ビールの種類/値段)

ベルリン
・ Konig Pilsener(ピルスナー/500ml 800円)
・ Berliner Kindl(ピルスナー/330ml 500円)

ミュンヘン
・ Huber weisses(白ビール/500ml 800円) ← 個人的No.2
・ Kloster andechs(多分ピルスナー/330ml 500円)
・ Kloster Andechs Weissbier(白ビール/330ml 550円) ← 個人的No.1

私が飲んだ範囲では、ベルリンではピルスナー、ミュンヘンでは白ビール(日本ではヴァイツェンと表記されていることが多いが、現地では大体Weissbierと呼ばれていた)という、どちらも色の薄いタイプが美味しかったです。

私は銘柄などは知らずに行きました。店のおすすめがメニューから読み取れる(例えば☆マークが付いているとか)場合はそれを頼んで、分からないときは
「ベルリン(ミュンヘン)の、Classicなビールある?」
「ベルリン(ミュンヘン)の、Traditionalなビールある?」
などと聞いて注文したところ、ピルスナーか白ビールが出てきました。
もう少し色の濃いノーマルなラガービール(店員はそんな感じで言っていた)や、さらに色が濃い目のビールも飲みましたが、そちらはあまりスペシャルな感じはしませんでした。

追記.
帰ってから、日本でもドイツの白ビールが普通に買えたので試してみました。

感想としては

・クロンバッハ
イオンで購入。
(現地の生ビールと比べるのも野暮で申し訳ないが)全然味違う味。缶特有の味なのか、酸味が強すぎる。

・ダルクナー
成城石井で購入。わりと良い線いってる。引き続き日本で手に入るものを試していく価値はあると感じた。

【中欧まとめ/ハイライト02】 現代社会との地続き感(ベルリン)

ブランデンブルグ門

虐殺されたユダヤ人のための記念碑

ベルリンの壁

ベルリンの壁

チェックポイントチャーリー

ベルリンの壁



今回7都市周遊しました。

行ったのは、

・ ブダペスト(ハンガリー)
・ ブラチスラバ(スロバキア)
・ ウイーン(オーストリア)
・ プラハ(チェコ)
・ ドレスデン(ドイツ)
・ ベルリン(ドイツ)
・ ミュンヘン(ドイツ)

この中で圧倒的に面白かったのはベルリン。

私の頭の中(知識)

現代史>近代史>>>それより前
なので、ベルリンが一番頭の中に引っかかるフックがたくさんあった。ベルリンは後半でだいぶ疲れてはいたけど、一番頭が働いている感じもした。

博物館一つ一つも興味深かったが、展示内容は一般知識(歴史の本にも載っている)という感じではあった。
それより、負の遺産を含めて残していくという姿勢含めた街の様子が良かった。
(ベルリンの壁、検問所、ユダヤ人・ロマ迫害のメモリアル碑などが街中にある)

あとは負の遺産ではないが、映像にたびたび登場してくる、ブランデンブルグ門・国会議事堂なども良かったです。

ベルリンはハブ空港ではない(日本からの直行便もないし、そもそもヨーロッパ外からのフライトがあまりないと思われる)ので、トランジットで寄る機会はまず無いことからも、せっかく行った今回もう少し長めに滞在しても良かった。

なお、歴史が古くても現代との地続き感があればだいぶ頭は働く。
例えば、前回行ったポルトガルやスペインは、覇権をとった大航海時代は近代より前だが、その大航海時代が現代の(ラテンアメリカの)国体に絶大なインパクトを持っており地続き感があるし、自然と興味関心もわいた。

これに対して、中世のお城みたいなのになってくると、現代との地続き感が(私には)あまり感じられず、現代史・現代社会の要所と比べると頭に結びつくものが少ない。古めの城・史跡を見て思いつくのはビジュアルの感想みたいなものばかりになってしまった。

ただ、今回回ったのは全部歴史ある都市で若干勉強系に寄っていましたが、旅に求めるものは勉強・知識だけではなく、

・ 日本にはない大自然を見る
・ トレッキング
・ リゾートでのんびりする
・ 全く得体の知れないところに行って刺激を受ける

みたいなのもあるので、毎度こういう現代史旅ばかりしたい、と言う意味ではないです。 

むしろ、次は全然違う旅をしたいですね。

【中欧まとめ/ハイライト01】 はじめに(まとめ・ハイライトを先に書く)


プラハの街

331日~424日、2425日(機内泊2日含む)で中欧を周遊してきたました。

リスボンまでのブログは時間使いすぎたので(しかも完成していない)、今回はその反省を踏まえて、デイリーの旅行記ではなく、まとめ・ハイライト的なものを先に書きます。

時間を使えば日記型でも書けるし、書きたい気持ちもあるのですが、キャリア中断も延々とは出来ないので、優先順位をつけました。

それで、早めに次の旅に行きます。

なのでデイリーの旅行記を再開するのは先かも。


追記)
ということで、まとめ・ハイライトだけ書こうと作業を進めているのですが、日記形式で日を追って書いていた時と比べてかなり仕事感というか報告書感が高くなり、旅行記を書く楽しさは減るな。日記形式だと、半分旅行を追体験している感じになるのですが、まとめ・ハイライトだとそういうのが無いです。
時間とのトレードオフなので仕方がないですが。

2024年3月23日土曜日

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ03】 旅の予算管理

2024/03 追記)
まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えています。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

ーーー

本エントリでは、全体まとめとして、予算管理の話をします。

(全体まとめが散っているのが分かりにくいので、最後、旅行記を書き終わったら全体まとめも一か所に固めます)

予算・実績報告は既にしました(以下)が、その続きです。


<旅の予算管理>
今回は、全体の予算を決め、そこから日別の予算に落とし込んだ。
(物価を考慮して、各都市で日別の予算は変えてある)
旅の経験をブーストするために金を使う方が良いことは往々にしてある。
ただ最近の旅ではそれが行き過ぎて、生産性の高い金の使い方の範囲を超えて、過剰に使っているのではという問題意識もあり、ちゃんと予算を組むことにしてみた。
そうすると、当然その中でやりくりすることはできるのだが、そうすると今度は逆に旅から得たいものをちゃんと得られてるのか、微妙な気もしてきた。
予算があることで、「ちょっと高いけどいっとくか」という判断が明らかに減った(それでこそ予算管理している意義があるわけだが)。
「予算の範囲で収める」みたいな行動は私には得意技過ぎて簡単にできてしまうのだが、経験のブーストのために時に予算をあげる柔軟性は失っている感じがする。
もうちょっと管理手法としては改善の余地がありそう。

砂漠ツアー中にこれに問題意識を持ち、少し改善した。
日別に予算が決まっているのは予算執行しやすいので、基本としては残すことにする。
これだけだと硬直的すぎるので、日別の予算とは別に、旅全体の予備費を設けて、その範囲で必要に応じて使う。
途中でこの考え方にアップグレードして、フェス、リスボン、バルセロナと回ってきた。
運用もしやすいし、機動的財政出動もしやすいので、一応このやり方が現時点の納得解。
次の旅もこのやり方で行きます。

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ02】 予算・実績

行ったけど混んでいて入れなかった
⇒金を使わなかった
パターンもある



モロッコ編に行くまでに、26日間の旅の予算実績を簡単にまとめます。

予算800千円に対して、実績(実際使った金)710千円でした。

特に節約したわけでもないけど、
・ 前半は洗濯やホテル手配に時間を取られていたり
・ 後半は疲れて昼まで寝たり
があったので、思っていたような密度では観光できなく、費用が抑えられた。
あと、ドバイ・バルセロナは混んでいて「行ってみたけど入れなった」結果金を使わなかった、もあります。

実績の内訳、
国際航空券 200千円
ドバイ滞在費3泊 71千円(1泊平均24千円)
モロッコ滞在費9泊 127千円(1泊平均15千円)
リスボン滞在費4泊 98千円(1泊平均25千円)
バルセロナ滞在費6泊 161千円(1泊平均27千円)
諸経費(保険、通信、内国旅費、ガイドブック他) 50千円 
(※1)

先進国は、旅の密度が低めであっても、ざっくり1日25千円いるということらしい。
さらに言うと、ヨーロッパに行ってしまえば、1都市4泊+航空券を30千円と仮定したら、1都市追加するのにざっくり130千円かかるということ(3泊なら105千円)

ホテルは全部個室、食事はほぼ外食です。
どんなホテルに泊まったか、何を食べたかなどは、旅行記の中で別途まとめますが、
・ 体力を考慮すると、相部屋中心にするのはありえない
・ 食事は節約ポイントではない(※2)
ので、このくらいはかかるだろうという感じです。

ーーー

※1 この各地の宿泊数合計に加えて、機内泊×2、羽田空港泊×1があるので、25泊26日になります。

※2 ただ外食中心だと栄養が偏るので、もっとスーパーで野菜をとるのはあり得るのと、スーパーに魅力的な商品があればもっと試しても良かった感じはしています。

ーーー
2024/03 追記)
まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えます。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ01】 次の旅のためポイントまとめ(総論)

ドバイを離れたときは残念だったが
次のマラケシュではそれを超える感動が。


旅行記の途中ですが、ここまで書いてみて、旅行記が膨大になりすぎて収拾つかない可能性あると感じるので、旅全体のまとめを先に書きます。
イレギュラーなやり方ですが、各地の話=各論を書くだけで時間切れになり全体のまとめができない事態を避けたいので。

この旅で感じたことはいろいろあるわけですが、その中でも、次の旅に活かすためのポイントをまとめて書きます。
テクニカルなことではなく、総論として、全体的なことを書いています。
これを踏まえて次の旅を考えたいと思います。

1.モロッコはとにかく行って良かった
とにかくアフリカに行ってみたいという気持ちは満足できた。サハラ砂漠も同様。(快適な国ではないのでまた行きたいわけではない)
心のUnfinished businessが一つ終わった。
多少ハードルが高くても、昔から気になっていたことを消化するのはインパクト大きい。
行きやすいところではなく、行きたいところに行くのが大事。

2.モロッコを踏み込んだ旅程にして良かった
元々考えていた世界一周の場合、モロッコはカサブランカだけ通って帰る予定だったが、旅行を分解したことでモロッコ周遊にできて良かった。踏み込みは大事。
逆に、モロッコで体力を使い果たして、後半の踏み込みが甘くなった。後半のプランAだったジブラルタル海峡横断をあきらめ、よりイージーなリスボン⇒バルセロナという、ハブ空港巡りみたいなルートにしてしまった。どっちも良い都市だったけど、プランAだったらより満足できただろう。多分。
うまくやればプランAだって実行できたとは思うので、工夫してもっと踏み込めるようにしたい。

3.フライト、ホテルは日本で予約するべき
今回は、出発から8泊目までを予約した状態で出発し、それ以降は現地で予約したが、このように自由度を持たせて良いことはあまりなかった。
フライトもホテルも直前になると割高な部屋をつかまざるを得ない傾向。それどころかフライトに至ってはチケットを取れない事態にもなりかねない。
その場で飛び込みで宿を探すなどと言うことは、今の時世私はやりたくない(オーバーツーリズムで、そもそも宿が見つからない可能性あるから)。
と言うことは結局事前にネットで予約することになる。
結果、旅立ってからの調査・予約作業に時間が大幅に必要になってしまい、「観光の時間」と「体力」という旅における超重要資源が削られた。

今後の方針としては
(1)日本でフライトと宿の予約は全部する
(2)原則日本で調べられるものは全部調べる
(上記(1)により、都市間の移動経路も日本で決まるわけだから、例えば宿の最寄り駅への経路とか、都市間の移動方法とかも現地の滞在時間を使って調べる意味は無いので日本で調べておく)
これを基本としたい。

日本で出来る範囲を調べておくことで体力をセーブできるのだから、それが上述2の「踏み込めるかどうか」にもつながってくる。

4.長めの周遊旅をして良かった
これまで個人旅行は11日が最長だったので、26日は過去最長を大幅に更新した。
これまでは一度に2か国が最大だったので、4か国まとめての旅も初めて。
これまで、会社の夏休みなどに旅行していたため、旅の期間・やり方が固定化していたのを打ち破れてよかった。
最初のドバイの時、3泊で次々移動していくのがなんか物足りない感じがしたが、移動先で結局新しいものが次々に放り込まれるので、基本的には常に満腹状態に。
去る時の物足りないという気持ちはあるが、次々にいろんなものを見られるメリットのほうが大きい。行きたい場所はまだまだあるので、さらに周遊旅していきたい。
(どういう都市に何泊したらよいかの考え方は、これからまとめる)

5.26日の旅も何とかなる
体力がどこまで続くか大きな不安要素だったが、大幅に体調を崩すことなく最後までいけた。後半は栄養の偏り、肩こりなどは感じたので、改善の余地はある。
最後、やや風邪気味だったが復調したので、帰国時は、もっと長期間行けそうな感覚でもあった。

なお体力維持のためには、以下を旨としました。

(1)移動日以外は睡眠時間9時間確保(時差とかもあるしすぐ眠れるとも限らないが、とにかく枠としては確保)
(2)運動する(⇒エスカレーター・エレベータは使わない。定期的にフィットネスセンター付きホテルで運動するか、無い場合は市街地を走る)
(3)マッサージがあれば行く(フェスとリスボンで各1回行った)
(4)外食で栄養とれないときは、スーパーで野菜(ミニトマト、パプリカ、カット野菜など)買って食べる
(5)疲れたときは休むこと優先
(6)旅の休日(観光を全くしなくてもOK想定なバッファとなる日)をフェス、リスボン、バルセロナで入れた

方向性としてはどれもあってた気がします。
より長い旅行をするときは、(1)~(6)をより強化していけば何とかなるのではという感触。

ということでまとめると、もうちょっと日本で準備をうまくやって、より踏み込んだ旅をしていきたい。
そのためには現地での体調維持方法を引き続き改善する必要ある。ということになります。


ではまた、次のエントリからはドバイの旅行記に戻ります。

ーーー
2024/03 追記)
帰国後4日目(2024/2/19)にこの記事を書いたため、まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えます。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

【ポルトガル・リスボンD2-8】 また金を稼ぐ意欲(タコのサラダ他)

バカリャウのケーキ

バカリャウのケーキ

タラのコロッケ

タコのサラダ

タラのコロッケ

 
歩き回って、夕方コルメシオ広場に流れ着いた。
この辺りは(川だけど)ビーチ沿い的な非常に良い雰囲気ですが、Touristic過ぎる店しか見当たらず物価の地獄感も増しているので、少し陸側に入ったところで夕食をとることに。
 
そこで食べたもの。
 
・ タコのサラダ 1700円
タコ、玉ねぎ、トマト、りんご、そしてみかんの皮。
みかんの皮をかけるというのが、ポルトガル料理によくあるやりかたなのかな。
味付けはフレンチドレッシング的なテイストで、特に変わった感じではなかったです。
 
・タラのコロッケ 1000円
「言われればば魚の味するな」くらいで、そんなに魚感強くはない。
昨日のパイと同様、直接粗塩をまぶしてある。こういうダンプリング系の塩味を、粗塩で調整するのはポルトガル独特なスタイルなのでは。
ザクザクの衣で食感が良い。
 
・バカリャウのケーキ 700円。
バカリャウを丸めてあげたものみたいですね。多分ジャガイモも入っています。
上記のタラのコロッケと違って衣がごく普通だけど、味はベースがバカリャウだから結構強い味。
昼に食べたバカリャウも美味しかったけど、こういう食べ方も良いね。
 
・水320円
 
今のところ、ポルトガル料理は全てが期待を超えている。
私は海鮮が好きだから評価がやや甘いかもしれないが。
(そういえばモロッコとドバイ(中東料理)って全然海鮮ななかったな。どっちも海に面しているし、魚介はハラルの認識なのだが、なぜなんだろう)
 
そして値段は日本より高め。
こうやって、高くておいしいものを食べると、もっと金稼ぎたくなるね。

【ポルトガル・リスボンD2-7】 サン・ジョルジェ城(割高?)

行く途中、2回から弾き語りしている人が

サン・ジョルジェ城
多分リスボンで一番景色がいい場所

サン・ジョルジェ城
多分リスボンで一番景色がいい場所

サン・ジョルジェ城
なぜか中にクジャク

クジャク
こんなに間近で見たの初めてかも

クジャク

クジャク

サン・ジョルジェ城内 階段が怖い

クジャク
城の敷地の外に出てきてしまっているのもいます。
いったいどう管理されているのか。


丘を降り、別の丘の頂上に立っている、サン・ジョルジェ城に行ってみた。
感想を箇条書きにします。
 
<防衛上の拠点>
港を見下ろす高台に建っておりで、古くから防衛上の拠点として使われたようです。
日本になじみのある場所(かどうか微妙だが)で言えば、大連の203高地みたいな感じですね。
 
<急な階段>
城の中、ものすごく急な階段がある。2600年前は当然こんなところに手すりなんかなかったわけですよね。非常に怖い。誤って落ちて死んだ人いっぱいいそう。
そういえば、先日モロッコで見たタンネリ・ショワラの階段もこんな感じでしたね。
 
<アズレージョ>
アズレージョと呼ばれる、釉薬を使ったタイルの装飾が所々ある。モロッコでも似たようなものを何度も見た記憶あり。調べたらアラビア側が起源のようです。イベリア半島とマグレブが影響しあっていることがモロッコでもポルトガルでも随所に見られて面白い。
 
<クジャク>
クジャクがたくさんいました。羽をばたつかせてるクジャクを初めて見ました。
この土地・遺跡にどう関係しているのかはよくわかりません。
 
<入場料が割高>
入場料約2400円。
私が歴史的な遺跡の金銭的価値を測ろうというのはおこがましいですが、なんか観光資源のレベルに対して割高すぎる気がします。

【ポルトガル・リスボンD2-6】 循環参照ピクトグラム(トイレにたどり着けない)

ショッピングモール
軽食レストラン街

この案内が循環参照しており
フォローしてもどこにもたどり着けない


昨日ビールを飲んだせいか、朝コーヒーを飲んだせいか、その両方か、トイレが近い。
ヨーロッパとか、トイレが少ない場所を旅する時は利尿作用のある飲み物(コーヒーやビール)のタイミングに注意、というのを忘れていた。
しかし街中にトイレが少ない。カフェのトイレを使うと、カフェで飲み物を飲むから、またトイレに行きたくなるという負の連鎖が始まるので、なんとかそれ以外のスポットを見つけたい。
(買った飲み物を放棄してトイレだけ使うのも一案だがなんかもったいない)
 
Armazéns do Chiadoというショッピングモールにたどり着きました。
何とかここでトイレを発見。
トイレ案内のピクトグラムがなぜか循環参照しており、ショッピングモールの中をぐるぐる歩き回ってしまった。なんとか店の人に聞いて見つけました。
 
ここの6階にはB級グルメ中心のレストラン街があって、ここであれば一応10ユーロ以下で食事取れそう。ただ、個人的にはあまり魅力的なメニューはなかった。ポルトガル料理屋は見当たらなく、ピザとか軽食が多かった。
あと、坂がちなところに立ってるということもあって、ショッピングモールは小さめ。
このような土地には日本のイオンモールみたいなものは建てられないのでしょう。

【ポルトガル・リスボンD2-5】 リスボンの街並所感(長崎?)

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

展望台から眺めると長崎的な雰囲気なのがわかる

海(本当は川)からせりあがった街

坂がちなのでトラムたくさん走ってる


 
この日はずっと歩いて観光しました。
まず町全体の所感を書きます。
特に気になった観光地・施設についてはエントリを分けて書きます。
 
<長崎感>
昼食後、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台なる場所へ。
リスボンは川(ほぼ海)からいくつもの丘がせりあがった地形で、展望台がいくつもあります。
海(実は川だけど)があって、坂がちなので、初日から長崎っぽさは感じていました。
展望台から、凹地があって、そこに町の中心部があるのがわかり、さらに長崎っぽいことが確認できた(そりゃ坂よりは平らなところに中心部が来るのは当然ではありますが)。
長崎の場合はそこを狙って原爆落とされたわけですが。
 
<こんなのどかなところに住みたい>
街の雰囲気全体がのどかでいい場所です。
やはり私はモロッコみたいなカオスで緊張感持っていないと騙される街よりも、こういうのんびりしたところに住みたい。
 
<ローマの遺跡>
わずかだし保存状態も悪いが、古代ローマの遺跡がある。
こんな、ヨーロッパの西の果てみたいなところにもあるとは。
古代ローマの影響って本当にヨーロッパ全土に及んでいたんですね。
 
<トゥクトゥク>
リスボンにはトゥクトゥクが結構いる。
こんな坂だらけの街で、トゥクトゥクのブレーキの制動力なんかで大丈夫なのかな。
あと、普通に若めのジーパンはいた女性の運転手とかいます。
女性運転手のトゥクトゥクはアジアでは見たことない気がする。
トゥクトゥクドライバーなんて肌に劇悪そうだけど、ポルトガルの女性は敬遠しないのかな。
 
<大規模ホテル少ない>
この坂がちの地形と、景観維持のためだと思いますが、リスボンは調べたところ三ツ星や四ツ星大規模ホテル少ないです。そういう基準に合致するホテルを新たに建築できないのだと思います。
私としてもイレギュラーながら、ゲストハウスの個室というものに泊まりました。

【ポルトガル・リスボンD2-4】 欧米人は濃い塩味に慣らされている?(バカリャウ)

昼食に入ったレストラン

バカリャウ

バカリャウ 拡大

ほぐした魚に色々混ぜ込んである

卓上の胡椒やオリーブオイルかけても美味しかった。


昼食。
大航海時代からの伝統料理だというバカリャウを食べてみた。
塩でしめたタラを使った料理です。とても美味しい。
昨日のDuck riceに続いて2食続けて大当たり引いた。
バカリャウとサラダと水で約2600円。
 
シーチキンの缶から取り出したみたいなビジュアルですが、タラ以外に、刻んだ玉ねぎ、長ネギ、じゃがいも、フライドガーリックなどが混ぜ込んであります。ツナサラダっぽいかんじですね。
あとパクチーものってる。パクチーってアジアなイメージを勝手に持っていましたが、この辺りでも使うんですね。
そういえばメキシコでも使っていたな。いったいどのあたりが起源なのか。
というか、むしろ日本って伝統的にパクチーを使わない珍しい国なのでは。
醤油とパクチーが合わないのかもしれない。
 
最後、味変でオリーブオイルとコショウをかけてみた。これも美味しい。
オリーブオイルと酢が卓上に出てくるのはイタリアの食堂と似てる。
 
とんでもなく塩辛いオリーブが乗ってる。
バカリャウも魚の塩漬けだし(食べる前には塩抜きをするらしく、調理されたものはさほど塩辛くはない)、大航海時代の名残で塩漬け系が多いのかな。
 
逆にモロッコ料理やドバイで食べた中東料理が塩味薄めだった理由なんだろう。
砂漠側であれば塩が貴重なのはわかるけど、モロッコもドバイも海はあるし。
仮説としては2つあって、
(仮説1)モロッコもドバイもイスラム圏で酒を飲まないから塩味薄め。
(仮説2)歴史的・文化的背景とかではなく、現代の欧米人(日本人含む)は強い塩味に慣らされすぎているということかも。最近の食品会社は塩分を増やした時の売り上げの反応度分析なんかもしているそうだし。
 
なお、ポルトガルは、飲食店で「お飲み物は?」と聞いてこなく、飲み物をセットで頼む圧力を全く感じなかったのですが、こんなにおいしいものを「なんか喉乾いたな」とか思いながら食べるのも嫌だったので、ポルトガルでは大体自分から飲み物頼んでました。

ーーー

追記)

旅行中は、全てのものを真剣に味わって食べているよな(特にヨーロッパは一つ一つが高いのもあって)

国内でもこのくらい真剣に味わって食べたら、もしかしたら得るものがあるのかもしれない。