2023年11月30日木曜日

【メキシコシティD3-1】 メキシコシティ所感(物価/旅行者/大気汚染/メキシコ人)

3日目くらいまでの所感をまとめておきます。
他の個別観光エントリと重複する話も出てくるかも知れませんが、話の流れの都合上ご容赦ください。

■ 物価
聞いていたほど安くない。
この3年でメキシコペソVS円は2倍ペソ高になっているし現地のインフレもあるので。ガイドブックやネットで見る物価感とかなり違う。
食事は、大体はローカル食堂で、食べたいもの食べてドリンク(ほぼミネラルウォーター)一杯つけてましたが、昼食・夕食ともに1,500~2,000円弱くらいすることが多かったです。
博物館は800円程度の入場料のところが多く、リーズナブルではありますが、1日3か所くらい入る日もあるのでバカにはならないです。
交通機関は安めで、地下鉄かメトロバスのような公共交通機関は最も安いです(一回50円程度)。大体満員で疲れますが。
Uberの値段は需給の状況からリアルタイムで値段が変わりますが、普通に観光する時間だと、3km1,000円くらいはしたので、日本のタクシーと似た価格感でした。

■ 旅行者
ヨーロッパかアメリカからと思われる観光客が多めでした。
東南アジアでプレゼンスのある中国人、インド人、(あと最近は少なめだけど韓国人、日本人)はあまり見当たらない。
インドシナとか言うくらいだから、場所的に東南アジアで中国人、インド人だらけなのは当たり前か。
日本からだと、ヨーロッパもメキシコも距離はあまり変わらないけど、中国、インドからであれば、メキシコよりもヨーロッパの方が全然近いから、行きやすさも全然違うということだと思います。
日本人なんか、空港のANAカウンター以外では、数えるほどしか見なかった。
(そういえばANAの成田-メキシコ便に中国人割といました。多分日本経由でメキシコに行っているのでしょう)

■ 大気汚染
2.5日歩き回ってみた段階で、喉がやられてきた。噂通り喉には厳しい環境です。
ただ、空気の汚さという意味ではバンコクの方が上(バンコクの方が汚い)と思いますが、メキシコのほうがすぐ喉がやられました。
目の充血も感じました。目薬持っていって良かった。
多分大気汚染に加えて、乾燥が厳しいのだと思います。私が行ったのは乾季だったし。
4日目、5日目は夕方から夜にかけて少しだけ雨が降ったので、翌日くらいまでけっこう空気の良さを感じました。乾燥も和らいだし。

■ メキシコ人
これまで全く馴染みがなかったですが、大体みんなフレンドリーです。英語が全く通じない(向こうもほとんど英語しゃべる気ない)けど。
見た目は、私がイメージするいかにもメキシコ人という風貌(ずんぐりした体型でインディオ系の顔)の人もいれば、おそらくスペイン人との混血と思われるひともいます。完全にコーカソイドの見た目をした人は少ないです。
ずんぐりした体型は、人種的特徴だけでなく、コーラの飲み過ぎも要因のようです。メキシコ人はコーラの消費量世界一らしいので。私もタコス屋に入るたびにコーラ(及び甘い清涼飲料)を勧められました。ローカルレストランではコーヒーやお茶は置いてないので、私は毎度ミネラルウォーターを頼んでました。毎度甘い飲み物飲みたくないので。

ーーー
以上所感でした。

3日目、博物館も見ているのですが、受け取るものが多すぎたのか、現時点消化不良を起こしておりまとめられません。
追ってまとめていきます。

【メキシコシティD2-3】 メキシコシティの治安(昼はまだしも夜は怖い)

ホテル前 ホテルの目の前は明るいのだが、奥に行くと実はけっこう暗い



やはり、今まで行った国の中では、治安は良くなかったです。
今までで同じく治安悪いと感じたのはインドですが、方向性が違います。
インドは、悪人に出会わなくてもただひたすらカオスの渦に巻き込まれそうな怖さがありますが、メキシコはもう少しわかりやすく(?)スリ、強盗、ラリってる奴、叫んでる奴とかに警戒する感じです。
昼と夜に分けて印象を書いておきます

<昼の印象>

・ 総じて、特に怖いと思うことは無かったです。

・ 街中警察官だらけ
地下鉄の駅、メトロバスの駅、図書館などにもいます。多分全部のバス停に警察官います。
これだけ警察がいないと治安維持できないの?と思うとかなり怖いですが。
それとも警察が多い理由は、別の理由(例えば公務員が多すぎて警察官が余っているとか?)もあるんでしょうか。それは分かりませんでした。

・ ホームレス、物乞い多め
オープンな店だと、食事中に物乞いが話しかけてきたりもします。これだけホームレス・物乞いが多い街は初めて見ました。
ホームレスには、狂人タイプ(ラリっているのか、ヘラヘラ笑いながらラッパ(パフパフってやつ)を鳴らしている人とか)もいました。

・ スリ・強盗?
メトロにはスリ・強盗が多いとは聞いていましたが、女性・子供も乗っているし、怖いと思うことは無かったです。
(言い方は何だが)薄汚い服を着ている人が多いので、みんなスリ・強盗候補者に見えてしまうのですが、見た目の印象ほどは危なくないのかもしれないです。

・ 危険エリア
違法取引が横行しているというテピート地区をはじめとして、中心部から割と近いところに、一般に旅行者は近寄らないほうが良いとされているエリアが点在しています。
事前に調べておき、そこには近寄らないようにしました。

<夜の印象>

・ 暗がり
夜は結構印象変わります。
中心部でも、一本わき道に入ると真っ暗みたいなところはあって、そこで若者が騒いだりもしているので、歩く場所は選ぶほうが良さそう。
もちろん、東南アジアでも夜の暗がりとかは避けますが、怖さのレベルがワンランク上と思います。

・ 飲食店閉まるの早め
もっとも、ローカルレストランは18時~20時くらいに閉まるところも多いので、夜遅く出歩く意味も無いと思います。
私もリズムが分かってからは、19時くらいまでには夕食をとってホテルに戻るようにしていました。
そのあたりの時間で、はっきり中心部から観光客がはけていく感じにもなります。
大体その流れで帰れば特に問題は無いのでしょう。

・ 夜中もうるさい
夜中は外には出ていませんが、ホテルの外から奇声などは時々聞こえてきました。このことからも夜遅くは出歩かないほうが良さそうですね。

ーーー
ということで、昼・夜別に治安の印象を書きました。
治安に関しても、ガイドブックに書いてあることと、実際来て見た印象で結構違います。
こういう点からも、自分の感覚なしにラテンアメリカなど情報が少ないエリアを旅行するのは危険そうです。

【メキシコシティD2-2】 日本のガイドブックが強いのは欧米・アジアまで

ガイドブック 地球の歩き方は2019-2020ですが最新版です


今回ガイドブックとしては、最初に「るるぶ」を買って、これは情報が足りないと思い後から「地球の歩き方」を買い直しました。

公共交通機関に乗って思ったのは、地球の歩き方にも、るるぶにも地図が足りないということです。
地球の歩き方には、地下鉄とメトロバスをひとまとめにした地図が一応あるのですが、ゴチャゴチャすぎて使い物になりません。
これではちょっと街中を動けないと思って、私は地下鉄だけは路線図を印刷しておきました。
メトロバスの路線図も何とか探して印刷しておけばよかったと思っています。
(メトロバスがどういうものか行くまで分からなかったので、行く前はあまり重視していなかった)

交通機関の地図は一例ですが、日本で売っているガイドブックは、欧米やアジアに強く、そこから離れるほど正確さ、充実度は下がっていくようですね。
あと鮮度も違います。アジアの主要都市であれば毎年ガイドブックがアップデートされますが、中南米は毎年は出ません。
今まで私が行った国は、ほとんどは欧米とアジアだったので、ガイドブックに特に不満が無く、気づきませんでした。
地球の歩き方も、るるぶも、例えば「タイ」と「メキシコ」は中身のレベルは全然違います(タイのほうが上)。

るるぶメキシコに至っては、ガイドブックというよりも、インスタ映えスポット紹介誌のような様相で、自分で動くためのガイドにはなりそうになかったです。
ラテンアメリカあたりになると、ガイドブック片手に旅行するエリアではないようですね。
地図のような基本情報の他にも、「なんかガイドに書いてあることと印象違う」と思うことが多々ありました。

今後僻地に行く場合は、事前にインターネットで調べておいて、地下鉄(or それに代わるような主要交通機関)の路線図くらいは自分で印刷していこうと思いす(レーザープリンタも買ったし)。
スマホの画面は小さすぎて、地下鉄の路線図を見るのは厳しいし、国・エリアによっては治安が悪くて人前でスマホを出さないほうが良いところもありますからね。

2023年11月29日水曜日

【メキシコシティD2-1】 ティオティワカン

地下鉄のホーム

バスターミナル

バスターミナルの中

バスの中

バスから見えた景色
こういう山の斜面に住宅がたくさんというのはメキシコシティの四方で見られる

ティオティワカン 太陽のピラミッド

所々こういう急な階段が

小さい博物館もある

サボテン

不注意によりサボテンで手をひっかいた



ショートケーキのイチゴは最初に食べるタイプ、ではないですが、到着翌日、体力があるうちに一番行きたかったティオティワカンへ。
(旅行後半は体力が切れてきたので、この判断は良かったかと思います)

地下鉄・バスを乗り継いで行きました。
メキシコの地下鉄はスリの巣窟であると「地球の歩き方」(るるぶの情報が足りないので結局買った)に書いてあったので結構警戒していきましたが、特別不安になるようなシーンはなく、バスターミナルがある駅まで行けました。
バスは、観光バスっぽい見た目だったけど、路線バスです。
私は行きも帰りも始発乗車だったので座れたけど、途中から乗った人は1時間以上経ちっぱなしでした。ガタガタ道だし結構大変そう。

ティオティワカンには感激しました。
一番大きい太陽のピラミッドも良いけど、小さい月のピラミッドとその目の前にある祭壇に囲まれた広場も良かったですね。
タコスといい、ティオティワカンといい、旅でこれほど感激したのは久しぶり。遠くまで来たかいがあった。
最近行った東南アジアももちろん面白かったけど、やっぱり自分たちと似た文化圏だし、歴史や社会もある程度知っているので、目新しさは少ない。
やはり距離的に遠く離れるほど、社会・文化などが違うし、自分の頭に新しいものが流れ込んでくる。

あまりに日差しが強いので、途中で麦わら帽子を買いました。約500円。
標高2,300mと、涸沢とか雷鳥沢と同じくらいの標高ですからね。
メキシコ人は麦わら帽子かぶっているイメージですが、分かる気がする。

【メキシコシティD1-6】 タコスに感激



一番最初に食べたタコス。おいしくて感激した。



サルサ 大体どの店も3~4種類のサルサがありました。
これに加えて瓶に入ったソースもあるところが多いです。



タコスの具材。この店は大鍋で大量に煮込んである。
鉄板で焼いているタイプの店もあります。

タコスは3個セットという店も結構ありました。
薬味としてパクチーが乗っていることが多いです。

この店のサルサは4種類。サルサに加えてライムも必ずあります。

牛モツ 注文した後一人分切り刻んでくれる


何はともあれ夕食をとることに。
とりあえずタコスには感激しました。町中タコス屋だらけですね。
牛肉が基本のようですが、店によっても特色があって、何でもありという感じです。牛モツとか、エビとかもおいしかったです。
トルティーヤは本当にトウモロコシの匂いがする。その場で鉄板で焼いて出てくるから匂いも強いんですよね。
タコスはそのままだと薄味で、サルサ(ソースのこと)をつけて食べるのですが、多くの店でオリジナルのサルサを作っているようで、辛さが店によってまちまちです。なので少しずつかけて確かめる必要あります。緑色で一見辛くないように見えても唐辛子たくさんと言う場合もあります。
徐々に分かってきたのは、唐辛子の種がたくさん入っているのは確実に辛いと言うこと。種が一番辛いですからね。
塩分を全部サルサから取ろうとすると大体辛すぎになります。私は、タコスには塩を振って、少しだけサルサをつけて食べました。
この後も毎日のようにタコスは食べましたが、これまでいろいろな国で食べてきたB級グルメベスト1かもしれないです。

もちろん他のものも色々食べました。他の食べ物の話は別途まとめます。

【メキシコシティD1-5】 メキシコ・シティ国際空港(両替と空港タクシー)

メキシコ・シティ国際空港 到着

上記国籍の人は優先レーン的なものを使える


約12時間30分のフライト後、メキシコシティ到着。
ややこしいですが、一度日本の夜中をまたぐけど、日付はまだ変わっていません。
時差が15時間あるので1日目は39時間あります(帰りのフライトの日は、1日が9時間しかない)
ちなみに15時間遅れのところに12時間30分で着くので、一度時間が巻き戻ります。
(16:50出発で、同じ日の14:20に着いた)

アメリカ経由でメキシコに行くと大体夜遅くに到着してしまうのですが、ANA便は明るいうちに着くのがありがたい。
知らない国で、しかも治安に不安があるようなところでいきなり夜遅くに移動するのは怖いですからね。

通貨はメキシコペソ。
円から直に変えるよりUSドルを経由するほうが有利、という情報があったので成田でUSドルを用意しておきましたが、両替所のレートを見る限り、円からダイレクトに両替しても誤差っぽいですね。(時々こういう、一見上級テクニックっぽいけど、手間が増えるばかりみたいな技あるよな)
それよりも両替所をちゃんと選ぶほうがインパクト大きいと思います。両替所によって全然レート違うので。
ベトナムと違って、どの両替所もちゃんとレートが張り出されており明瞭会計なので、難しくは無いと思います。
荷物受け取りエリア内には両替所が1つしかなく競合がいないからか、極端にレートが悪かったです。

空港にUberを呼ぶのは禁止になったそうなので(市街地から空港への乗り入れは可)、正規の空港タクシーを利用。
8kmで4,000円強と、聞いていたより高い。
(帰りのUberは同じ距離で2,000円弱でした)

物価に関しては、この先もそうなのですが、この3年でペソに対して円の価値が半分になっているのと、現地のインフレが進んでいるので、全体的にガイドブックに書いてある物価感とはかなり違いました。

空港タクシーは、シボレーのピックアップトラックでした。もしかしたらランクが高い車をあてがわれたから値段が高かった可能性はあります。
詳細不明ですが、大した問題ではないので(あと英語も通じないので)そのまま乗りました。

治安を少々心配していましたが、車から見る限り、特別荒れている感じではなかったですね。
無事にホテルに到着したので一安心。

2023年11月28日火曜日

【メキシコシティD1-4】 中年の旅(事前インプット)

ベトナムの時、事前インプット込みで旅をしたのがとても良かったので、今回も歴史・社会のインプット込みで旅行を計画しました。
なので、準備期間もそうですが、当日の移動中も基本的には現地の歴史・社会の勉強をしていました。

事前にインプットしすぎると、それに合致するところに目が行きがちで、食い違うところに目がいかないというのはあるのですが、そもそも中年まで生きてきて、様々な知識・経験・先入観を持っているわけなので、「まっさらな状態で広い世界を見たい」みたいなナイーブな(?)考えはもう捨てました。
「まっさらな状態で広い世界を見る」なんてのは、若者の特権であり、これまでの人生経験・知識をもって世界を見るというのが中年以降の旅の良さと(一応積極的に)考えています。そもそも、特別事前インプットしなくても、20代の頃よりははるかに世界史及び社会に関する知識を持っていますからね。体力も落ちて、ピュアさを失った代わりに、得てきたものを使って旅すればいいのです。
(今後、より体力が落ちても、年取ったなりの知見で旅ができればと期待しています)

現実問題、事前インプットすればするほど旅行から得られるものは多くなるというのが実感です。
旅費が高い今、せめて旅行から得られるものを最大化するためにも、事前インプット重視しました。

まずはメキシコ史を勉強してみたのですが、メキシコだけではなく、そこから広げてラテンアメリカまとめて勉強するほうが良さそうなエリアだとわかりました。
中南米は、スペインをはじめとする欧米列強にかなりこねくり回されて今の国家が成り立っているようなので。
ヨーロッパとアメリカが入れ替わり立ち替わり植民地支配を試みてくるのはアジアだけではなく、中南米も同じなんだね。
というか、地理的に近い分中南米のほうがもっと滅茶苦茶にされている印象。数冊本を読むだけでも勉強になる。

私は社会学なんてものを修士課程まで修めたのですが、研究対象は近現代西洋・日本に偏った学問だったので、中南米・アフリカは詳しくない。
若い頃もっと興味関心の範囲を広げておけばよかった、若いころは視野が本当に狭かった、といまさら思います。
今さら言っても仕方ないので、せいぜい今のタイミングで興味関心の幅を広げなおすことにします。

ーーー

追記1)
今後世界一周することを考えると、行く場所が増える分、単発の旅行以上にインプットにも時間を見込んでおかないといけないな。

追記2)
旅をした後でも、やはり事前インプットはやはり非常に良かったと思います。
ついでに言うと事後にこのようにちゃんとブログを書けたのも非常に良かったです。

【メキシコシティD1-3】 ANAビジネスクラス(成田ーメキシコ路線)

ビジネスクラス 足を延ばせる座席。

ビジネスクラス 後ろから見るとこんな感じ
中央の席よりも窓側のほうが占有空間大きい。

今回試してみた、Ankerのノイズキャンセリングイヤホン

最初にもらったシャンパン。酒に弱い私は一度に飲む量としてはこれでもう十分以上。


夕食1品目

夕食2

夕食3

追加でもらった酒。少な目にしてもらった。

寝るときはフルフラットになります(頭側)

寝るときはフルフラットになります(足側)

起きたときもらった水とコーヒー

さらにもらったお茶

朝食


行きのフライトはビジネスクラスです。
別記事に書いたように、当初はマイルで世界一周しようと思っていたのですが、紆余曲折を経てここで使うことに。
コロナで溜まっていたマイル、有効活用するのにかなり時間・労力を使ってしまいましたが、ようやく放出できました。
最終的には一応納得できる使い方になったので、良かったことにします。

ANAのビジネスクラスは初めて。
仕事でもビジネスクラスには乗せてもらったことがあるけど、タイ国際航空とAir Indiaだけでした。
着席すると、いきなり名前を呼んで話しかけられて、「お仕事ですか?ご旅行ですか?」的な会話を3分ほどありました。
(こはこれで、なんか庶民としては落ち着かない)

私は中央の席でしたが、窓側の方が一人占有できる空間大きそうです(機体や機材によって当然違うだろうが)。
だからこそマイルでとれたのかもしれないですが。

さっそく飲み物の注文を聞いてくれたので、シャンパンを頼んでみました。
ものすごく並々注いでくれる(目測200mlくらいかな)。
食事の時にはさらに、飲んだことない日本酒「農口尚彦研究所 山廃 五百万石」「水芭蕉」をもらいました(少な目にしてもらった)。
普段はフライト中は酒は飲まずずっと本を読むか文章を書くのですが、本日はビジネスクラスを楽しむという遊びなんで。
飲んだお酒全部おいしかったです。
いくらでもおかわりできるようで、かなりの量飲んでいる方もお一方だけ見受けられましたが、基本的には無茶する人は少なく、最初の一杯と食事に合わせて数杯飲んでいる方が多かったようです。
もし酒に強ければ、せっかくなので飲んだことない酒を全制覇したいところだったのですが、メキシコ到着していきなり二日酔いとかいうのは避けたかったので、ほどほどにしておきました。

食事は和食を選びました。
今回は出発地が日本、航空会社も日本なので。
基本的には運行航空会社の国の料理、そして、出発地の国の料理がおいしいと思います。

さて、酒を飲んでしまい本が読めないので、久しぶりにノイズキャンセリングイヤホンを使ってオーディオブックを聞くことに。
17年くらい前、たしか2回目のボーナスでBoseのノイズキャンセリングヘッドホン(当時は有線)を買って、飛行機の中で試してみましたが、当時のものは正直フライトで使うにはノイズキャンセリング能力はまだまだという感じでした。これで飛行機の中で映画を楽しめるとか言っている奴の耳どうなってるんだよ?と思っていたものです。
今回は、13,000円程度のノイズキャンセリングイヤホン(Soundcore Liberty Air 2 Pro)で試してみましたが、まあ、フライト中オーディオブックを聞くのに許容範囲という感じです。少なくとも17年前のBoseよりは断然良いです。
ただ、飲んでしまうと結局は情報が頭にあまり入ってこないことは分かりました。

ビジネスクラスでの過ごし方としては、今のところベストプラクティスは、食事に合わせて一番飲みたい酒を3杯程度最初に決めておき、一つ一つは並々注いでもらわずほどほどにしておく。
あとはどうせ生産的には過ごせないので、割り切って寝る。
という感じですね。

あとは、時間帯・フライトの長さ・航空会社によって、都度考えるほうが良さそうですね。
例えば、午前のフライトであれば、飲んだことない酒を飲めるという良さよりも、読書をできるという良さをとる方が良い。
あと、行きでフライトが短ければ、やはり酒は飲まない方が良い。慣れているところならともかく、酔った状態で慣れない異国に到着したくないし。
全体的に、基本的に最近は酒は飲まないのだから、気になる酒が無ければ(以前Air indiaのビジネスクラスに乗ったときそうだった)飲む必要は無い。
みたいな感じかな。

ところで、フルフラットになる座席はほんとうに身体が楽ですね。
スペース的には山荘の2段ベッドみたいなものですが、それでも椅子で寝るのとは雲泥の差があります。
ビジネスクラスには、ラウンジ同様地位材的要素はあるけど、身体を酷使せず移動できるという、実際的なメリットも大きいです。その結果、現地での時間を有効に使えるので。
20代の頃は、エコノミーで、まず香港まで4時間+そこからパリまで14時間とか移動して、午前5時くらいにパリについて、そのままその日の夜まで観光していましたが、今は全く出来る気がしない。
エコノミークラスの場合、基本的にはずっと「早く着いてくれ」と思っていますが、そういうことは一切思わず、むしろ「次の食事はどんなだろう?」と楽しみに思いながら過ごしました。
とはいえ、ANAの長距離路線のビジネスクラスを単品で金で買うほどの資力は無いです(今回はマイルでとったから良いものの、成田ーメキシコも、金で買ったら90万弱します)。ただ世界一周航空券を買うのであれば、長距離フライトは全部ビジネスクラスにこだわるほうが良さそう。

降りるとき、CAさんが最初の会話を覚えてくれていて、メキシコシティおすすめのレストランを書いた紙をくれました。

ーーー
追記1)
今回、帰りの疲労を考えると、ビジネスクラスで「極力飲んだことない酒を飲んで経験にかえよう」なんてのは、最初のフライトだけしかできないかも知れない。
帰りは疲れているし頭も痛いしで酒どころではなかった。
考えたら、出張の時も帰りのビジネスクラスは酒も全部断って寝ているだけだった気がする。

追記2)
帰りはプレミアムエコノミーでした。これも初体験だったので、感想は別途記事にします。

【メキシコシティD1-2】 ビジネスラウンジは地位財の一種

制限エリア内のカードラウンジ。満席で入れず。

最近成田空港は、ラウンジが使えなくても、良い感じの作業スペースありますね。
激込みのラウンジに入るくらいならこっちのほうが快適そうです。

ANAラウンジ入口
昔はPriority passでも入れたらしいですが、2023/11時点では入れなくなっています。

ANAラウンジ ビュッフェ

ANAラウンジ カレー

ANAラウンジ ラーメン
(あとはうどんも食べたのですが写真撮るの忘れた)

酒その1。思ったより充実しています。飲まなかったけど。

酒その2

今回、行きはビジネスクラスなのでANAのラウンジが使えます。

ラウンジを最大限有効活用するため、朝から14時頃に成田に着くまで断食していました。
移動中本を読んでいたのですが、空腹で段々頭が働かなくなってきた。時間を有効に使うためのラウンジのはずなのに本末が転倒していますが、今回はビジネスクラス及びラウンジを最大限体験するのを主眼の一つにしているのでこれでいいことに。

ANAのラウンジが本命ですが、久しぶりに、カードラウンジも様子を見てみました。

所感を簡単にまとめると、
・ IASS Executive(制限エリア外)
  →激混み(一応座れた。プライオリティパスのサイトには軽食ありと書いてあるけど見当たらない)
・ IASS Superior(制限エリア内)→満席で入れなかったので詳細不明
・ ANAラウンジ→まあまあ混んでる
ということで、とにかくどこも混んでる。
最近、プライオリティパスや上級会員のノウハウが非常にわかりやすくネットに出回っているから、ラウンジ利用者かなり増えているようですね。
ANAラウンジは食事があるからともかく、他のカードラウンジについては快適に過ごすことが目的のはずなのに混みすぎており、普通にゲートの前で過ごす方がすいていて快適という本末が転倒した状態になっています。
成田エクスプレスには日本人ほとんどいないのに、カードラウンジだけは以前よりも盛況で、しかも日本人だけでギシギシになっている。以前よりも、お得情報・乞食情報に日本人が群がっている気がする。
ラウンジは盛況でも悲しい光景と感じました。
私自信、旅に集中するフェーズが終わったらプライオリティパスはもう解約しようと思っていました。

気を取り直して、本命のANAのラウンジ。
ラウンジ乞食ムーブを発動させ、カレー、ラーメン、うどん他を食べました。
冷静に考えれば、しゃぶ葉で1,000円強払ったら、もしくは中上級のホテルのビュッフェであれば、これよりはるかにバリエーション・栄養ある食事とれるのですが、そういう問題ではないですね。
こはこれで別の遊びなので。
航空会社ラウンジは、「俺ってスペシャルかも」と感じさせるためのもの。
ブランドバッグと同じで、一種の地位財というか、高いステータス感を感じるための遊びですね。
(と考えると、私は地位材には極力金を使わないことにしているので、航空会社ラウンジ自体に金を使うのは、私の金の使い方の方針には反しているな)
ビジネスクラスに付いてくるなら使いますが、追加でマイルを払って(ビジネスクラスでなくても4000マイル払うとは入れる)まで使わないようにはしたいと思います。

私は酒を飲むと本が読めなくなるので、酒は控えました。
酒を飲めればラウンジ遊びとしてはもっと楽しめるんですが、まあ仕方ない。
まだしばらく時間本を読んで過ごしたいので。

【メキシコシティD1-1】 ロマンスカーと成田エクスプレス

ロマンスカー。各車両の一番後ろの席にスペースがある。

第一ターミナルはどの駅なのか、駅名からは分からない。

英語表記だと、駅名=ターミナル名になっている。これでいいじゃん。

帰りに、成田エクスプレスのスペースも確認


さて、ここからメキシコシティ旅行のBlogも当日に入っていきます。
例のごとく、到着するまでが長い私のBlogですが、国内の移動や空港の過ごし方についてもPDCA回したいし、同じ興味関心がある方への参考になると思いますので。

今年タイ・ベトナムに行った時、神奈川県西部から成田空港までの移動にかなり難儀しました(リムジンバスがなくなったことでこんなに面倒くさいことになるとはね)が、その経験から学んで、どの席を予約してどこに荷物を置けば良いか大体分かりました。
ロマンスカーの座席は車両の中の一番後ろの席。ここであればスーツケースおける(小田急の人にもおいて良い旨確認済み)。

さらに、前回成田エクスプレスはチェック不足だったけど、ロマンスカーと同様にすれば良さそう。
成田エクスプレスの場合はトランクもあるけど、一杯になってしまうことがあるので。
(帰りに、車両の一番後ろの席を予約して、荷物置いてみました。期待通り、スーツケースを置くのに十分なスペースあり。)

ということで、難儀していた自宅から成田の移動も、一応自分なりの最適解が見つかって良かったです(混雑期で狙った座席を指定出来ないときはまた困りますが)。
これで、成田発着便の抵抗感も少し減りました。
経験から学んで継続的改善するのは大事。

成田空港までの移動の面倒くささが、海外に行くことのメンタルブロックになるようではもったいないですからね。
世界一周するときも、羽田発着にこだわらなければ多分自由度は上がるはず。

※ まだ、まだどうなるか分からないものの、来年世界一周をしたいと思っているので、それを意識した記述が度々出てくると思います。
このメキシコの経験を生かし、可能な限り改善・準備しておきたいので。

なお、成田エクスプレスは、ハイシーズンでなければ当日駅でチケット買えますが、えきねっとで予約すると500円程度チケットレス割引があるので、面倒くさいようですがネットから予約するほうが良いですね。行きも帰りも。

ーーー
ちなみにですが、昔はバスで移動していたので今まで気づかなかったのですが、成田空港の鉄道駅の名前おかしくないですか?
「成田空港第2ビル」駅がターミナル2と3で、
「成田空港」駅がターミナル1って。
あとからターミナル2と3が出来たとか事情は分かるけど、整理して「成田空港第1ターミナル」駅と、「成田空港第2・3ターミナル」駅で良いじゃん。
英語表記はそうなっているんだし。

2023年11月16日木曜日

【メキシコシティ準備3】 旅の継続的改善(エクセルでの予算管理)

ここ数回の旅行では、エクセルで予算管理をするようにしました。

いつも旅費としては航空券とホテル代だけ見て大体納得できれば決めていましたが、実はそれ以外の雑費(成田への交通費、保険、SIMなど)にも金がかかるので、それも見える化し判断を誤らないようにしようということです。
毎回考えていなかった(忘れていた)出費が結構大きくて、毎度へこむので。

例えば、私の場合成田発着だと、成田までの内国旅費だけで9,000円。
先日のベトナムでいったら、航空券の15%もかかっています。
成田エクスプレスを予約するたびに「思ったより金かかる」と思うんですよね。

これに加えて、保険、SIMなど、毎度かかる雑費をも含めて合計が計算できるエクセルフォームにしてみたところ、非常に透明性が高くなりすっきりしました(航空券と宿代だけ見て「結構安いじゃん」と勘違いして申し込んでしまうという勢いはなくなりましたが)

ちなみに、それで分かったのは、1週間の旅行で、私の場合雑費(航空会社や旅行会社に払わない費用)だけでだいたい20,000円くらいかかっているということです

(内訳は以下)
旅行保険                 4,000
キャンセル保険         2,400
SIM                         2,000
成田への交通費        9,000(羽田だとこれが4,000円程度になる)
ガイドブック            2,000
歴史・社会本            4,000
雑費計                         23,400

ガイドブックの他に、歴史や社会のインプットのために4,000円かかっていることと、キャンセル保険あたりは若干特殊だと思いますが、そのほかの費目は皆さんだいたい同じではないでしょうか。
あとから想定していなかった(忘れていた)出費に気づいてへこまないように、このあたりの費用も含めて管理するのはおすすめです。

ちなみに、クレジットカードの旅行保険はダメなの?という話がありますが、私の場合はタイ・台湾のような、治安の面からも不安が少なく、物価感も大体わかっているところであれば、クレジットカードの保険だけで行きますが、それ以外は保険に入ります。
治安もさることながら、物価が大事です。治安が良くても、物価が高くて、入院などしたときに足が出ないようにカバーできていないとこまるので。

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追記
上記内訳は、ベトナムの時の内訳なのですが、メキシコの海外旅行保険に申し込んでみたところ、11,000円。地域によってこれほど旅行保険の値段違うんですね。

【メキシコシティ準備2】 旅の継続的改善(新しいサービス)

自分なりに新しいサービスにトライすることで最終的に自分にフィットするものが残っていき、旅の継続的改善につながると考え、今まで使ったことがない以下サービスを試しました。
旅のコストが上がった以上、毎回PDCA回さないともったいないというのもあって、まとめておきます。

■ eSIMをオンラインで買う
今まで、AmazonでeSIMを買っていたのですが、今回はKKdayという会社からオンラインで買ってみました。決済したらすぐメールで接続情報が送られてきます。
これなら郵送を待つ必要もないし、現地で追加購入もしやすいので、より良いですね。
あとは現地で使えるかどうか確認します。

(追記:上記SIMは一応使えましたが、メキシコシティソカロ付近など中心部では繋がらない時間帯も多かったです。なお、7日間の観光で主に交通・観光地の検索、Google Mapの利用(=動画は見ない)で使用容量は770MBでした。)

■ 郵便物の配達停止
不在期間、郵便局で郵便物を止めてもらうというサービスです。Max30日間溜めてもらえます。
Web経由では申し込みできなく、依頼書を紙に印刷して押印して実際郵便局に提出しないといけないです。
依頼書はロックがかかったPDFなので、ソフトがなければ、印刷して住所氏名などを手書きする必要あります。私はワードで開いて編集できました。
郵便局としては、やたらとこのサービスは使ってほしくないからシステム化するインセンティブがないのだとは思いますが、それにしても手続きがクラシックです。

■ キャンセル保険
T@bihoで旅行キャンセル保険に入ってみました。
怪我・病気、あとは親族の不幸などで旅行に行けなくなった場合、キャンセル手数料などを負担してくれるというものです。
病気の場合は、通院の証拠などはいると思います。自己申告で「病気です」とか、「気が変わったから」「疲れたから」みたいな理由は受け付けられないと思われます。

■ 外貨両替(結果としてはできなかった)
初めてではないですが、かなり久しぶりに国内銀行での両替を試みましたが、サービス停止していました。

背景としては、
・ メキシコのタコス屋など多くの個人商店は一種の地下経済であり、カードなどは使えないところが多い
・ 現地で日本円からメキシコペソに両替するのは不利であり、USドルを経由するほうが良い
という情報を聞いたので、今まで外貨両替をしていた近所の銀行に行ってみたのですが、外貨両替サービス停止していた。
やはりコロナ後で旅行関係はいたるところで少しずつ不便になっていますね。
もう不利でもいいから空港で両替するか、現地でのキャッシングにしようかな。

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ということで、いろいろ新しいサービスを試そうと探しましたが、正直些末なものしか残っていなかった。
前の2回の旅行(タイ・ベトナム)でも積極的に試しましたからね。

旅のパターン(期間、装備など)も変えて旅しないと、大した改善ポイントは出てこない。
同じような旅をする限り、旅の技術という意味ではブレイクスルーは無いかもしれないです。
これをまとめてみて、はっきりそれがわかりました。
やはり、準備期間からこういう思考の整理はできるだけしておくべきだと実感。
自分の中にあるものを書いているだけなはずなのに、こうやって新たなことに気付けるというのが、ブログをまとめる一つの意味なんですよね。

(音声配信や動画配信だと、それを通じて新たなことに気づけないというのが、一つの難点です。私の場合。やるとしたら、自分の中では全く位置づけを変えてやるかもしれませんが)

2023年面白かった映画ベスト5

先のエントリ、2023年面白かった本ベスト5に続いて、面白かった映画ベスト5もまとめておきます。


1.ミッション・インポッシブル デッドレコニング
(((越えられない壁)))
2.エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
3.オペレーション・フォーチュン
4.ザ・クリエイター
5.ジョン・ウィック4

という感じですね。今年は、難しい映画をあまり見る気がせず、アクション映画ばかり見ていました。
ミッション・インポッシブルはすごく面白かったけど、それ以外は「まあまあ」くらいです。

昔は、映画に影響を受けて旅先を決めるといったことが多く(スイスやNYに行ったのも映画の影響)、私にとって映画というのはインパクトがとても大きいものだったのですが、最近どうも映画にはまらなくなってきたので、まあ無理に本数見なくても良いかという心境になってきました。
それにしても、なぜハマらなくなってきたのだろう。
年齢とともに、作り話というものにハマれなくなるものなのか。

アメリカ系企業を退職して、アメリカ英語のリスニングを鍛えるインセンティブが無くなったので、映画館から足が遠のき気味というのは確かにあるのですが、会社勤めをする前から映画は好きだったので、ハマれなくなった原因ではないはず。

2023年11月14日火曜日

2023年面白かった本ベスト5

今年面白かった本ベスト5は、以下の通りです。

1.勝間式超ロジカル選択術
2.失敗の科学
3.じぶん時間を生きる
4.夢無し先生の進路指導(漫画)
5.食品の歴史・科学系
(一冊ということではなく、「砂糖の世界史」「チョコレートの世界史」「珈琲の世界史」「発酵の科学」など、何冊か読みましたが、一冊選ぶなら「砂糖の世界史」)

勝間和代さんの著作は昔から好きですが、1位に挙げた著作は近年の中でも一番面白かったです。
これは、勝間和代さん版の「反脆弱性」なんじゃないかな。

全体としては、時間はあったのですが、旅行への過集中から、そんなには読めませんでした。ちょっと時間の使い方のコントロールができていなかったと反省しています。

あと、普段は夏のハイキング中にかなりの冊数を耳読するのですが、今年は足が痛くそれもなかったので、読んだ冊数自体少な目になってしまいました。
来年は(というか、今年の残り期間から)、もっと本を読もうと思います。

【旅】 円安・インフレ・原油高 下での旅

物価高のなかでの旅について、一応自分なりに以下の方針だしました。
なんか夢のない話にはなりますが。
この考え方で、引き続き行きたいところに旅していきたいと思います。


1.むやみに高いところに行かない
実も蓋もないですが、世界にはいきたいところは山ほどあります。
コストがかかりすぎるところを外してもなお行ききれないほどの旅先があります。
「ついでだからここにも寄っていこう」を始めると、費用は際限なく膨らみます。
コスパの高そうなところだけ旅すれば総予算は下がります。

2.放浪ではなく、狙ったところに行く・ちゃんと調べてから行く
旅先ではぼんやりしていても金はかかります。
行きたいところある程度絞って、調べてから行くほうが、効率は上がります。
これは旅に長期間浸りたいタイプの人や、流れで色々決めたい人には使えないですが、私は旅からいろいろ学びたい派(社会見学派)なので、効率重視でもまあ良いかという感じです。

3.国内も検討
国内にだって、行きたいところはまだまだあります。
日本が安い国になったなら、国内を旅するのも一つの手です。
(もちろん、海外旅行と国内の旅行は全く意味が違う、という話も分かります)

4.歴史や社会についての予習復習込みでやる
予習していけば、一つの旅から得られるものは増えます。
コストは変えられないとしたら、パフォーマンス(自分にとってのインパクト)を上げることで、コスパを上げる。

あともう一つ、以下第5案もあったのですが、私としては不採用にしました。

5.とにかくフライトやホテルを激安にする
この路線もあるとは思うのですが、ここ何回かの旅行で、フライトやホテル、一つ一つグレードを下げていくと、シンプルに体力的に厳しくて、確実に旅行全体の満足感は下がっていくことを実感しました。
フライトに関しては、座席が狭すぎたり、無理な時間帯だと、確実に体調に影響します。
20代の頃だったら成り立っていたかもしれない(実際フライトの時間帯なんてほとんど考えたこともなかったし)

ホテルに関しては、個室であれば多少汚くても大丈夫ですが、経験上ドミトリが続くのは無理です。

以上、妄想していた予算がハマらなかったので方針を出しなおしてみました。
これでまた納得できる旅程が立てられればいいけど。

【旅】現時点マイルの使い方結論

ここ数か月、労力を使って提携会社特典航空券について学んだことは以下の通りです。

1.提携会社特典航空券でヨーロッパ・ビジネスクラスを探すのは基本的に時間の無駄(2023年時点)
2.ANA以外は電話でないと変更できないので、現実的には後から時間変更はできないと思うほうがいい(現地から2時間国際電話かける必要がある)
3.ANAだとしても、直前だと特典航空券の空きは限られる(結局ANAだとしても海外の場合はフレキシビリティは無い)
上記2・3から、フレキシビリティは無いので、不確定性の高い放浪には全く向いておらず、確度の高い短期の旅行に向いている。

結論としては、マイルの現実的な使い道は、

1.ANAの国内線で使う
2.アジア路線で使う
3.気が散るのでいっそスカイコインに替える

でございます。

さらここから言えることは、国内・アジアに用がない場合は、マイルなんかためても仕方ないということになります。

【メキシコシティ準備1】 個人旅行の難しさ

いくつかのエントリで書いたように、先月、マイルで世界一周しようと思って準備していたのですが、全く思った経路にならなかったので、縮小した計画を立てるのに拘泥していました。
結果としては、次はメキシコ1か所だけに行くことに。

本エントリでは、その準備について書いていきます。
先月ベトナムに行ったとき、準備段階を書ききらず旅立ってしまい、後からまとめる量が膨大になったので、今回は行く前に書けるものはできるだけ書いてみます。

円安、原油高、インフレ下で、なんとか旅行を計画するのに拘泥している感じなのですが、いま中産階級が予算を考えつつ(*1)旅行を計画するとこうなるという一例としてご覧いただければと思います。

■初めから代理店に相談すべきかも

メキシコのついでに(というほど近くないけど)パナマに行くことも考えたのですが、コパ航空(パナマの航空会社)のサイトが全く使えなく、時間切れで諦めました。航空会社でチケットを買えないことで経路を変えたのは、タイの時に続いて2回目。なぜ世界中の航空会社から直接チケットを買うのはこれほど難しいのか。こうなったら旅行代理店に頼るかと思って調べましたが、HISではコパ航空扱っておらず、オンライン代理店はかなり高かったので「もういいか」にしました。
ベースを自分で組むから、後から代理店に頼んでも間に合わなくなってくるわけなので、次に大きめの旅行を組む時は初めから世界一周堂なりHISに相談しながら進めようかな。代理店と相談しながら旅程を組むというのは、それはそれで今までにない経験であり、きっと学びはあるだろうし。

■予算に応じた旅
数か月前まで、金銭的な理由で旅行を縮小するのは消極的すぎる気がしていたのですが、納得できない内容に金を使うことは無いと思い直しています。自分の人生の時間・エネルギーを投じて稼いだ金なわけだし、少額ならともかく、金額が莫大ですからね(例えば、オンライン代理店を使ってパナマに行き3泊した場合、追加で18万かかる試算でした。私の金銭感覚では、「ついでに行く」には高すぎます)
とにかく前のめりに旅行期間を延ばすよりも、投じる金額から最大限の経験なり学びが引き出せるように工夫する方向(歴史や社会の予習込みで計画するとか)に変えました。
元々私は「旅に浸りたい」というよりは、「旅からいろいろ学びたい」派なので。

■マイルの消費
メキシコへの航空券はマイルを使いました。
何度か書きましたが、とにかくマイルの有効活用にはてこずった(マイルを活かすために自分の時間が死んだ)ので、これで気が散るマイルを大幅に減らせてうれしいです。倒錯的な考え方・感情ですが。
尚、自分にとってはマイルは使いにくく価値が低いと判断し、ポイント類をマイルに集中させるのはやめました。
残っているマイルも、いっそスカイコインに変えようかとも思っています。


ということで、ひとまず1か国だけの気楽な旅行になりましたが、メキシコは初めてなので、私の中の地図の空白が一つ埋まることを期待しています。

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(*1)
うなるほど金があれば、ここで書いたような難しさは全部なくなります。全部JTBなりHISに丸投げすればいいし、好きなタイミングでファーストなりビジネスで席をとればいいんだから、マイルを工夫して使ったり、世界一周航空券のような自由度が低くて複雑なものも使わなくて済みます。