2012年2月29日水曜日

酒を飲んで、文章を書けないこともない



酒を飲んだら、考えを書いてまとめていくことは出来ないが、書散らすことはできる、ということに、最近気づきました。

基本的に、酒を飲んだら思考は発散します。
特に、最近参加している読書会の後の交流会などは刺激の宝庫なので、いろいろ思いつきます。
なので、何か書きたくはなります。
しかし、酔っぱらった状態は、思考を収束させるのには向いていないので、まとめきることが出来ません。
「何か書きたいのだけど、書ききれない」というジレンマがずっとありました。

しかし最近、一度にまとめきれなくても良いと思えば、結構文章を書けると気づきました。
酔っていても、思いつくことをとにかく書いておいて、即公開はしない。そして、しらふの時に文章を直したうえで公開する、という流れはけっこう使えます。
「飲んだら発散、しらふのときに収束」ですね。


ちなみに、この「飲んだら発散、しらふのときに収束」は、文章に限りません。

ブレインストーミングとか、マンダラートとか、使い方次第ではマインドマップとか、発散系のアクティビティなら、文章を書くことに限らず、飲んでいてもけっこうできます。
(翌日見ると、使えないアイデアが多数入っていることもありますが)

逆に、物事をMECEに分解するとか、フレームワークに当てはめるとかいうことはどうしても難しいです。

余談ですが、学生の頃「居酒屋で会議」という企画をして、レジメとペンを居酒屋に持ち込んで、とある企画の準備について会議をしたことがあったのですが、最低の会議に終わったことを思い出しました。



ということで、酒を飲んでもクリエイティブなことは出来るかもしれません。

ブロガーの皆様、酒を飲んだときは、ネタをどんどんためていきましょう!

2012年2月28日火曜日

<料理> キムチ鍋を作ったよ


最近、仕事のフェーズが変わって忙しくなったのと、試験が近いので、だんだん料理の時間を取れなくなってきました。


ということで、Time Consuming(時間を消費してしまう)な料理はさけて、鍋中心に作っています。鍋なら、初回は時間がかかりますが、その後5〜6食、温めるだけで食べられます。
つまり2日目以降はスーパーで総菜を買う必要も無く、家に帰ってガスをひねれば何か食べられます。
6食まとめて作れるなら、かかる時間について自炊と外食は互角という可能性もあります。
夏はこの作戦は使えませんが。

料理はどうしてもTime Consumingだと思っていましたが、それは初心者で慣れていなかったから実際以上に時間がかかるとふんでいたようです。
慣れればけっこう短時間で何か作ることも出来ますね。



料理を始めてから2ヶ月なので、まだまだ時間を短くできるような気がします。
方向性が間違っている気もしますが・・・



ということで、先日作って、今日も食べている(4食目)のが「キムチ鍋」。

味付けだけは、キムチ鍋の素を使わず、調味料を混ぜて作りました。(レシピはクックパッド参照)
コチュジャン(韓国辛子味噌)なる調味料は初めて使いましたが、結構いける。


一番上に貼った写真は、コチュジャン前
下は、コチュジャン後


盛った


雑炊

2012年2月14日火曜日

消耗のスピード



先日(2週間前くらい)、永田町読書会で、
「定年をすぎてからさらに自分の活動が出来るかどうかは、それまでの消耗度による」
という考えを伺った。

私はまだ年も年だし、いつか自分の気力がすり減って無くなってしまうということは想定していなかったが、確かに、やりたくないことをやり過ぎると、自分自身が消耗するというのは最近分かるような気がする。

もちろん休んで楽しいことをすれば基本的には復活はするが、それで取り戻せないこともあると感じる。

私の消耗のスピードでは、60歳の時点で気力が残っているだろうか?
先人たちの意見を鑑みると、もっと気力があふれてくる生き方をしないと危ないのかもしれない。

2012年2月13日月曜日

メンタルが最強でなくても勝負できる - 「心を整える(長谷部誠)」感想




遅まきながら、話題の書「心を整える」を読みました。

著者はサッカー選手。
私はサッカーには疎いので、著者紹介はWikipediaから抜粋。
長谷部 誠(はせべ まこと、1984年1月18日 - )は、静岡県藤枝市出身のプロサッカー選手。ブンデスリーガ・VfLヴォルフスブルク所属。ポジションはMF。
だそうです。
詳しくは分かりませんが、日本のトップレベルのサッカー選手であるようです。



著者の習慣は
「眠る前に30分心を落ち着かせる時間を取る」
ということ。

あれもやれ、これもやれ、と言われがちな現代で、この習慣で勝利をたぐり寄せたという話は新しいと思いました。


エッセイ風にいろいろなことが書かれているのですが、思うに、長谷部の成功の秘訣は2点あります。


成功の秘訣1.メンタル面の弱さを工夫で克服している

長谷部は、一流スポーツ選手としては、面樽が弱い方らしい。極度のプレッシャー下では、胃薬が必要になったり、眠れなくなったりしている。
さらに言うと、結構あれこれ気にしがちで、生真面目なタイプであるようです。(その点では、私は長谷部に似ています。)
しかし、長谷部は様々な工夫で、メンタル面の弱さを補っていることが分かります。
例えば、夜は、飲みの誘いも断り、お香を焚いて、好きな音楽をかけて、自分一人の心を整える時間を取る。
これが、世界トップレベルのパフォーマンスを出す秘訣のようです。
メンタル面が多少弱くても、やりようはあるんですねえ。
私が同じことをして心が整うかは疑問なのですが、試してみたいとは思いました。


成功の秘訣2.あらゆることから学んでいる

長谷部は、本当にあらゆることから学んでいることが分かります。

  • ゲームから
  • 先輩から
  • 監督から
  • ビジネス書から
  • ミスチルから
  • 中学生のときにに自分が犯した失敗から

などなど、本当にあらゆることから学ぶ姿勢が凄いです。
トッププロになっても、これだけ謙虚に学ぶ姿勢が重要なんですね。



という訳で、精神面がそれほど強くなく、身体能力もトップクラスではないけれど、様々な工夫により、世界のトップレベルで活躍する著者。
私がロールモデルとするべき一人であると感じました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なーんか、本日のブログは生真面目な内容になってしまった。
著者も生真面目だし、読んで感想を書いている私も生真面目だからでしょうか。
しかし、本は面白かったので、シェアさせていただきました!


2012年2月12日日曜日

良い旅をするためには全力を出せ - 「旅の極意、人生の極意(大前研一)」感想




もう2月も中旬です。
GWに旅行に行く人は、そろそろ計画を立てる方がいい時期ですね。
そんな方にぴったりの本です。


大前研一は、時々遊び系の本を出しますが、私が知っている「大前研一 遊び系著作」の中でも、最も遊び寄りの、ワクワクする本です。



本書は、大前研一が考えた15個の海外旅行のツアーが紹介されている、という内容なのですが、通しでのメッセージがあります。
それは、(旅行に関して)
  • 「先送りはするな」
  • 「金がかかるとか、休みを取るのが大変だとか、つまらない尻込みはするな」

です。


この考えのもと、15個のツアーが紹介されているのですが、例えばこんな感じです
  • ベネチアに行ったら、ホテル・ダニエリに泊まれ、そして、世界で一番おいしい朝食を食べろ
  • ドバイで、バブルの凄さを体感しろ
  • アマンプリ(ホテルの名前)で、最高のホスピタリティを体験しろ
  • オーストラリアで、最高のアクティビティ「ビーチドライブ(文字通り、ビーチをドライブする)」を体験しろ

どれも、
「この旅ではこれを楽しめ」
ということがものすごく明確に書かれています。曖昧な旅行が一切ありません。


この著作に限らないのですが、大前研一は、妥協したりとか、安易な方向に流れるのを嫌います。
常に最善解を出すことに集中する。
そして、そのために体力、知力を使い切る。
この姿勢が、旅行についても発揮されており、なんとなく安易な旅行をしてしまうというのが我慢できないのだと思います。


私も、休み前にバタバタとファジー(曖昧)な旅行を申し込んでしまいがちですが、良い旅行をするために、知力、体力、集中力を総動員してみたいな、と思う一冊でした。



2012年2月6日月曜日

まだブレイクスルーは来ない - 今週の料理

普段の私のブログの読者層とは違う方が気に入ってくれている、料理日記。
今週も書いてみます。

今は引き続き、
「レパートリを増やす」
「(できるだけ)レシピ通りやる」
フェーズです。

油断すると、一度覚えたものは簡単なので、また作りたくなってしまいますが、あえて毎週レシピ本を見て、作ったこと無いものを作っています。

勉強、スポーツ、そして仕事でそうであったように、技を増やしていくと、ブレイクスルーがくる。
料理でも同じことが起こると信じています。


まだブレイクスルーが来た感じはしませんが、そう信じていると粘れます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先週〜今日あたりまでで作ったものはこちら。
Facebookでシェアしたものと重複ありです。


豚バラとねぎ炒め。
味は酒、塩、こしょうだけ、というシンプルなレシピでした。豚バラからラードがいっぱい出てギトギトしてくるので、そのくらいがちょうどいいのかも。
肉がラードで炒められてカラリとなっておいしかったです。



牡蠣オムレツ
うまくできなかった。牡蠣と卵という、絶妙な火の通し加減が求められる食材の組み合わせは、初心者には難易度が高すぎた。



 コンソメ鍋。
味の素のホームページのレシピを頂いた。
作りすぎて、6日続けて食べることになった。
5日目まではOKだったが、6日目には怪しい味になっていた。



角煮。
普通の鍋用のレシピで、圧力鍋にかけてしまい、水っぽくなった。
とはいえ、結構うまく出来た。
今度圧力鍋用のレシピで再挑戦しよう。


鳥の照り焼き。
蜂蜜の分量を減らし、若干コーラを入れてみたせいか、若干薄味になった。薄味好きの私には、それはそれでちょうど良かったが。



Facebookでも書きましたが、鶏飯。
2日目以降は、レシピから逸脱して、ネギも勝手に入れてみました。
悪くはなかった。

2012年2月4日土曜日

プロジェクトマネジメントオフィスの話 - 「PMO導入フレームワーク」感想



4ヶ月前から、プロジェクトのPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の一員として働いています。
プロジェクトマネージャを補佐して、プロジェクトが成功するよう、リスクやタスクなどを管理する役割です。
プロジェクトが本格稼働してきたので、この本を読みました。

資格試験勉強の合間に読んだのですが、今の私にぴったりな本で良かったです。

プロジェクトマネジメントというのは、個人の生活でも応用が利きやすい、学んでいて楽しい分野だと思います。
テクニカルな話なは、今回も詳細は省略しますが、個人の生活に役立ちそうと思った考え方は、これです。

プロジェクトリーダーが、今起きている「課題」を管理するのに忙しくなると、同時に未来の「リスク」を管理するのが難しくなる。
課題を管理する機関と、リスクを管理する機関を分けるということに、PMO設置の一つのメリットがある。

自分自身にPMOを設置できる(つまり参謀のような人を設置できる)人はあまりいないでしょうが、課題(詳細な内容になりがち)とリスク(曖昧な内容でありがち)を同時に管理するのは難しいとわかると、対策も打てるという気がします。

多くの方は、課題は日々解決しているでしょうが、リスク管理なんてことを考えている人はあまりいないと思います。だから例えば「リスクについてだけ考える時間を意識的に週1回確保する」とかね。

その他のテクニカルな面でも、仕事に直結しそうで良い本でした。
別にこういう本を読まなくても、仕事はできることは出来ます。しかし、読んでおくほうがより良い動きが出来るし、なにより、仕事の経験が自分のものになりやすいです。
例えば、概要書レベルの本でも読んでおくと、会議の理解度も格段に増すし、用語が出てきたとき、それが社内用語なのか、一般用語なのか分かります。
つまり、概要書を早めに読んでおくと仕事の時間が「活き時間(意味のある時間という意味)」になるのが良いですね。