2010年2月21日日曜日

論点思考 (単行本)







「間違った問題を解いても意味がない」とは、いろいろなところで言われていますが、本著では解くべき問題(論点)を導き出す方法を丸ごと1冊扱っています。
「一番インパクトのあることに集中する」を最近テーマにしている私としてはかなりツボな本でした。

前作「仮説思考」の考え方が前提となっており

1.論点設定(問題発見)フェーズ・・・仮説を使って論点を設定する
2.問題解決フェーズ・・・設定した論点を、仮説思考を使って問題解決をしていく

というのが2冊通しての大枠のようです。


全体的に面白かったのですが、特に面白かったのは・・・
・ 論点は人によって変わる。環境によっても変わる。調べていくうちに変わる。
  (解かねばいけない問題が変わるのはビジネスでは日常茶飯事だ)
・ 解決できる問題だけを解く。時間とパフォーマンスの2軸で考えて、効果の上がることだけを論点にする。
・ 私は引き出しとしてフレームワークをたくさん持っているが、片っぱしから適用したりはしない。
・ 論点の代替案を考えてみることは重要だ。

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