2012年9月23日日曜日

きみはきみの真夏を持っているかい?ー「超訳ニーチェの言葉II(白取 春彦訳)」

きみはきみの真夏を持っているかい。
あるいは、きみ自身の真夏が来ることを本当に願っているか。

(ニーチェ)

しばらく、ブログを書くような気分ではなかったので、休んでいました。
久しぶりの更新です。





前作「超訳ニーチェの言葉」が面白かったので、続編を本屋で見て即買いしました。
(前作は、私の2010年ベスト4に入っていました。写真は、黒が第1作、青が第2作です)

本作も面白かったです。

体裁は、完全に同じ。
ニーチェの名言をとりだして、現代人に分かりやすい訳で紹介しています。

したがって、私にとっては、使い方も前作と同様です。
せせこましいこと、汚いこと、硬直的なことを考えたりしたとき、心の余裕、弾力性を取り戻すのに役立つ。
そういう本です。

例えば、自信を失って積極的な判断が出来なくなっているときに

若者よ、勇敢であれ。人が恐れるほどに勇敢であれ。

なんて名言を読むと、多少積極性を取り戻せるわけです。
自分が若者かどうかはこの際置いておいてください。


普通に生活していると、どうしてもロクでもないことを繰り返し考えたりしてしまうものだな、と思います。
気を取り直してポジティブに活動しなおすやり方は色々あるでしょうが、この本はとても効果ありました。


前作と本作、どちらが優れているということはないと思うので、とりあえず読んでみたい人は、中古で安く手に入る前作から読んでみるのもよいでしょう。

なお、本著で特に私が戒められたのは次の教えです。

いつも冷静で理性的であろうとするな。肩がこるし、窮屈だ。

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