2011年12月10日土曜日

桂馬を切る感じでモノを捨てる - 断捨離


「断捨離」という考え方を知って、少しずつですが実践してもう1年以上経ちます。

「断捨離」というのは簡単に言えば、「自分に合わないものを捨てて、すっきりした生活を送りましょう」という考え方(取り組み)です。

まずはモノを捨てていくというフェーズが必要になります。

家の中に、本当にいらない、迷わず気持ちよく捨てられるというものはそうたくさんはないです。
ネックになるのは、微妙に使えるけど捨てられないもの。
こういうのを残していると、いつまでたっても断捨離が出来ない訳です。


いくつかの本を参考に、微妙と思うものもがんばって捨ててみたところ、確かに良いサイクルが回り始めたと思います。
別にスピリチュアルなことを言っている訳ではなく、取るに足らないものがモノが少ない方が、取るに足らないモノに関わっている時間が少ない訳だし、良いと思ったものを買うのに躊躇がなくなります。


これをやってきて思ったのが、モノを捨てるというのは将棋で「桂馬を切る」感覚に似ている、ということです。
将棋というのは、自分の全ての駒を守りながら戦うものではありません。弱い駒を犠牲にして、強い駒を取ったり、良い陣形を作ったりしていく訳です。


つまり、微妙に使えるモノ(桂馬)を切って、良いモノやサイクル(銀とか金とか良い陣形とか)を手に入れるのが断捨離である、という感じがします。


「捨てるデメリットがあっても、メリットが上回れば良い」
中谷彰宏の言葉ですが、断捨離に必要な基本精神はこれだと思っています。

きっと上級になればなるほど、角を切って飛車を取るような断捨離をしているんだろうなあ。

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