2015年6月7日日曜日

書き出すことで直感を相対化する

「0秒思考」で紹介されている、「気になること、迷うことについて、1分間で思いつくことを書き出す」という技は、ワンテンポ置く方法としてはなかなか良い。

直感は時に全然使えない(特に経験に裏打ちされていない直感は大して当てにならない)
書いてみると、最初に思いついたこと、次に思いついたこと、などをざっと比べることができる。
書き出すことで、最初に(=直感で)思いついた選択肢より良い手が打てることは多い。


そういえば、棋士も、頭の中でもちろん何百手も読めるが、実際に駒を並べてみて得られることは多いという。
きっと頭の外に出してみて初めて分かることは多いんだね。

念のため・・・
「いや、私は直感派なんだ!」
という人を全く否定はしません。
ワンテンポ置いてしまうと流れがつかめなくなったりもするし、その人のスタイルとか、直感が冴えている時期とかももちろんあると思います。
調子が良いときとか、あとは経験がある領域でなら、私だってどんどん直感を使います。
言いたいのは、直感を相対化する技として、書き出すというのは使える、ということでした。

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