2010年9月19日日曜日

自分の頭で考えるということ [単行本(ソフトカバー)] 羽生 善治 (著), 茂木 健一郎 (著)




羽生善治と茂木健一郎の対談。
茂木が、将棋界の潮流、羽生が普段・対局中何を考えているかを引き出している。
茂木が一人で書いている本は最近は読まなくなったけど、茂木健一郎の対談はいいな。

面白かった発言は・・・
・ 目に見えるものに頼ると、自分で未来を読まなくなる(茂木)
・ 直感とか創造性にロマンティックな信仰を持っていた人たちは、敗れつつある(茂木)
・ 私は将棋の手を考える時、自分の思考プロセスはまったく合理的でも論理的でもないと思っています(羽生)
・ 相対性理論の論文は、引用文献が一件もない(茂木)
・ つまらない将棋を指した日は、一日無駄にしたような気持ちになる(勝っても) (羽生)
・ (勝負が好きなのではなく)考えて手を見つけていくのが好き(羽生)
・ (どうやら将棋の思考プロセスというのは)盤面が無くても頭の中で駒を動かせる能力に依存している(茂木)
・ 人間の心理は、負けたり失敗したとき当事者意識をなくそうとする(茂木)

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