2011年6月11日土曜日

柳井正の希望を持とう (朝日新書) [新書] 柳井 正 (著)



30分で読んで2分でプレゼンする、という読書会に数回参加して、時間をかけなくても30分で目を通して何らかのアウトプットを出すというのも、読書の仕方の一つとして良いなと思っているこのごろです。
「この著者読んでみたいけど長いこと手が出ていない」という状態で1年も2年もたってしまうことがありますが、とりあえず30分でざっと目を通せばいいと思うと、そういう先延ばしにしてしまう著者が減るような気がします。

柳井正も、読んでみたいと思いつつなかなか手が出ていなかった一人です。試験前ですが、30分程度でざっと読むならいいだろうと思って読みました。

本書、全体としては、UNIQLOの事例を通じて、柳井正の経営や仕事の考え方がいろいろと書いてあります。主に日本人の若者向けに書かれており、「高い目標を持ってアグレッシブにやれ」というのが基本メッセージです。
柳井氏は、日本はこのままではダメになると強い危機感を持っているようですね。

はっきり書いてあったかはわかりませんが、高い(高すぎる)目標を持つことで、今までの延長ではない、変革とも呼べるような成長が期待できるから、それを目指して頑張れ、ということだと思いました。
改善より変革か・・・
若干リスキーな感じはしますが、やらないとダメだ、とは思いました。


<興味深かったこと/メモ>
・ (柳井正は)昔は内向的で友達も少なく、商売には向かないと思われていた。でも、やってみたらできた。
・ 5パーセントのコストカットは今までの延長線上だが、30パーセントのコストカットは今までの延長線上ではできない。
・ 商売人は金を持っていなくても持っているように振る舞え
・ 店長は鬼となり仏となれ
・ 私が持っていたのは、誇大妄想ともいえる夢、目標だけだ
・ 理不尽な状況には、誰もが直面する
・ 自分に期待しろ

<この後やりたいこと>
お勧めされていた次の本を読んでみたい。
藤田田の本「ユダヤ人の商法」
「プロフェッショナルマネージャ」

0 件のコメント: