2011年8月6日土曜日

ドストエフスキーの言葉 [単行本(ソフトカバー)] フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー (著), 小沼文彦 (編集)


ドストエフスキーは前々から読みたいと思っていた。
だって有名だし評判いいじゃん。
有名だし評判いいということは、それなりのものはあるのだろうと思っていた。
斎藤孝が薦めているいることからも、きっと何かあるだろうと思っていた。
そこで、何度か挑戦したことがあるのだが、毎回挫折していた。
この本は、ドストエフスキーの小説から抜粋した名言集。
これなら読める。
ツァラトゥストラを全部読むのはきついけどニーチェの名言集なら読める、というのと一緒だな。ゲーテも一緒。
これで、ドストエフスキー、ニーチェ、ゲーテのいいところをとった気になっていいのかわからない。というか、少ししかわかっていないのだと思う。
もとは小説なんだからやはり流れの中で読まないと。
しかしほとんど意味がわからないのに小説全部を無理やり読むよりは、今の自分にはいいのではないかと思う。
あの膨大な文章の中からいいところを編訳してくれた著者に感謝。

自分の精神が成長したころ、また小説本体を読むのに挑戦したい。
かつてドラッカーを読んでも全然面白くなかったのが、社会人経験を経たおかげで面白くなってきたことから考えると、精神が成長すれば読めるようになる日も来るかもしれない。

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