2023年10月5日木曜日

【ベトナム・ホーチミンD2-1】戦争証跡博物館

戦争証跡博物館 入口付近

戦争証跡博物館 入口

戦争証跡博物館
クラシックなオーディオガイド。
日本語もあります。

戦争証跡博物館
オーディオガイドの目次。
なかなか膨大な量。

戦争証跡博物館 展示

戦争証跡博物館 館内

まずは、戦争証跡博物館へ。

今回ホーチミンに来るにあたって、一番来たかったところです。
前回は日数も短かったし、クチトンネルとメコン川クルーズに時間を使ったこともあり、ここに来たのは初めて。

ベトナム戦争全体を扱った博物館で、充実した展示でした。
日本語オーディオもあるので、ベトナム語・英語がわから無くても大丈夫。
オーディオガイドはかなりの収録時間で、2時間以上いたけどまだ半分くらい残っており、最後は少し飛ばし気味。
全部聞こうとも思ったのですが、中で食事がとれないし(パンは売ってたけど)、悲惨な写真が続くし、暑くて体力的にも厳しくなってきたのでそれで良いことに。

展示で特に印象的だったのは以下3つです。

(1)枯れ葉剤の話
枯れ葉剤で数十万~百万人(諸説あるようです)亡くなったというはなし。
多めに見積もって百万人だとして、東京大空襲12回分以上亡くなったと言うことですよね。
枯れ葉剤の後生への影響がフォーカスされがちですが、ダイレクトに人を殺すために撒いていたってことなんですね。
やっぱり、米国ってメチャクチャだわ。

枯葉剤というと何となく農薬のような響きですが、米国でも日本でも散布が許可されていない物質なんだから、化学兵器 or 毒物の「Agent Orange」であると分かる言い方にする方が良いと思いますね。
あと、枯れ葉剤関係の展示を見て分かったのが、マッド・マックスの汚染された沼と、健康体の赤ちゃんが生まれない世界って、ベトナム戦争がモデルだわ。

(2)捕虜の扱い
米軍がいかにベトナム人の捕虜にひどい扱いをしたかという展示があります(具体的なことは書きませんが)。
これを見ると、仮にですが日本人が沖縄などで玉砕せずに投降したとして、人道的な扱いを受けたかどうかは甚だ疑問です。大勢が拷問死したり・惨殺されたんじゃないですかね。

(3)そもそもベトナム戦争全体を扱っている
ベトナム戦争全体を扱っているからこそ、全貌が頭に入ると思います。また、この戦争全体が独立を勝ち取るために必要だったと言うトーンが所々にあります。
考えてみたら、これがベトナムにとっての独立戦争だったんですよね。
戦勝国ならではの展示だと感じました。
私が知る限り、日本に太平洋戦争全体を扱った博物館は無いはず(広島、長崎、沖縄などにはそれぞれのIncidentや戦闘の博物館がありますが)
全体を扱うとなると、政治的に難しすぎて作れないのかもしれないです。

ということで、全体的に展示は興味深く、大変満足しました。
多少なりとも歴史とかに興味がある方にはお勧めします。
凄惨な内容の展示もあるので、苦手な方は一部飛ばしても良いと思います。

入場料250円、オーディオ解説500円くらいでした。
(今後、金額を書くときは、旅行時のクレジットカード決済レートで1,000ドン=6.3円、端数は丸めて記述します。市場レートは61~2円でしたが、旅行者には決済レートの方がよりコストをイメージしやすいと思うので)

【15年ぶりベトナム・ホーチミンD1-2】慣れない旅先でないとドーパミンが出ない



1日目は夜到着して、移動・食事して寝ただけなのですが、久しぶりのホーチミンを見た第一感を書いておきます。

■久しぶりの旅先
トレッキング旅を諦めて行き先を変更したプランBの旅なので、出発前は多少モヤモヤはあったのですが、空港の制限エリアを出た瞬間テンション上がりました。
タイは慣れすぎており、もうドーパミン出なくなってるかもしれない。
あまり慣れていないベトナムに来たおかげで、後から気づきました。
ちなみに、私の場合立山もドーパミン出なくなっています。

■両替所
ホーチミン、国際空港のカウンターに入っている両替所でさえ、提示している金額より少ないレートで渡して差額をネコババしようとする奴いました。中進国になったのに、まだこんなことやってるのかよ、という感じです。
もっともその後、私が泊まったホテルや飲食店の人たちはこういう腐ったムーブはしていなかったので、たまたまだと思いますが。

■バイクの波
やっぱりベトナムで最初目につくのはバイクの波。
バンコクはこの15年でバイク(トゥクトゥクも)が相当減ったのに対して、ホーチミンは未だにバイクだらけなのは意外でした。
ほとんどのバイクは比較的新しくてきれいなので、みんな買い替えてはいるみたいです。
中進国になってもこれと言うことは、今後発展して行ってもバイクの波は無くならないのかも。

意外なのは、こんなにバイクだらけなのに(バンコクに比べて)空気は良いこと。なんなら新宿より良いかもしれないです。
都市の規模は似たようなもののようなので、原因はちょっと不明。
バンコクのレストランで路上テーブル席は不快指数高いですが、ホーチミンはわりとOKでした。

■空港からの移動
空港から市街地までは、Grabで700円程度でした。
何か分からないですがキャンペーン中で割引と出ていたので、キャンペーン終了後は値段上がるのかも知れないです。

フライト上の到着時刻は19時30分でしたが、入国審査、両替、移動などしていたら、ホテルに着いたのは21時30分頃。さらに出かける準備していたらもう22時で、レストランは軒並み閉まっていた。
夕方以降に着く場合は、もうその日は夕食とって寝るだけと思ったほうがいいですね。

ということで、初日は近所で適当に食事をしただけで、観光は明日からです。

【15年ぶりベトナム・ホーチミンD1-1】国内移動(ロマンスカー/成田エクスプレス)~フライト(ベトナム航空)


まずは家から成田までの移動。
タイの時も書いたように、家の近くから成田までのリムジンバスがなくなったので、成田に行くのが超大変。

■ロマンスカー
まずはロマンスカーで新宿まで。
ロマンスカーは、大型キャリーケースを持ち込むとものすごく困ると言うことが分かった。
成田エクスプレスのように、車両の前後にキャリーケースを置くスペースは無いし、座席にスーツケースを持ち込むような空間的余裕はない。
車掌に相談したところ、「各車両の一番後ろの席の背後に(一応)場所がある」と言うことだったが、そこに座っている人が座席を倒していたらもう無理。仮に私が先に荷物を置けたとしても、結局そこに座る人が椅子を倒す権利を侵害しているのでためらわれる。
ロマンスカーというのは(当たり前だけど)箱根に1~2泊する人のために設計された車両だと言うことがよく分かった。

結局は自分の膝の前に置いた。
置いたというか、前の座席と自分の膝の間にスーツケースをねじ込んだ。
前の人が座席倒さないでくれたからなんとかなったけど、倒してきたらもう迷惑覚悟で通路にキャリーケース出すしかない。
というか、キャリーケースを持っている場合、ロマンスカーよりも普通の電車の方がマシかも。
(実際帰りは普通の電車で帰ってきた。すいている時間帯で座れたのもあって、こっちの方が良かった。満員電車の時間帯だったらもうわからん)

■新宿 小田急線→成田エクスプレス乗り換え
今後も何度も通ることがあると思うので、新宿の乗り換え時間を計測してみました。
ホームがどこにあるかは知っていたので特に迷ってはいませんが、9分程度かかりました。
成田エクスプレスが出る5・6番線は遠くて時間かかります。
接続時間は13分しか無かったのであまり余裕無い感じでした。
成田エクスプレスに接続しやすい電車を選ぶという観点からも、小田急線はロマンスカーにこだわらず、本数が多い普通の急行などで行くほうがよさそう。

■成田エクスプレス
始発新宿の時点でキャリーケースを置くスペースは塞がっていた。
東京から乗る場合、キャリーケースは席まで持ってこないとダメそう。
そうなると成田エクスプレスも座席の前後間隔は十分ではない(京成は割と余裕あった記憶があるが、このときも前の人が席を倒さなかったから何とかなっただけかも)。
国内で荷物を配送してくれるサービスにも価値があるので調べてみよう。

結論としては、小田急線沿線から成田に電車なりバスなりを乗り継いでいくのは全てが不快適ではあるものの、現時点のベストは、小田急線はロマンスカーを使わず普通電車で行き、新宿から成田エクスプレスに乗る、がベスト。

■成田空港
今回は余裕を持って空港到着。
昼食は、制限エリア内のセブンイレブンでおにぎり。
空港飯も楽しみの一つではあるけど、成田(羽田も)に関しては、コンビニのおにぎりで十分です。他に食べたいものは特にないので。
(国内でも、地方空港は、ローカル料理があったりするので結構見所がありますが)

■フライト
ベトナム航空の座席、シートピッチはタイ国際航空と同じ79cm。幅はタイ国際の方が少し広いような(測っていないけど)。
フライト中は基本的に読書。旅行中の読書はハマるときとハマらない時があるけど、今回は事前に買っておいた東南アジア史の本が面白くて良かった。
旅行準備の一環で、その旅行先に係る本を数冊買っておくのがベストプラクティスです。
あと、最近は行きは読書(旅行先のインプット)で、帰りはブログ書き(旅行のアウトプット)、というリズムでやっているので、行きも帰りも昼便が良い。
私も場合、夜便でうまく眠れるとも限らないので。

■出張者減が最近のトレンド?
なお、乗客は、日本人3割、ベトナム人3割、他4割という感じ。
欧米系も結構いました。
あと、日本人にしてもベトナム人にしても、出張風の人がほとんど見当たらないです。
バンコク路線も出張者風の人減っていたので、これも最近のトレンドなのかもしれないです。

ーーー
2023/10 成田エクスプレスについて追記
時刻表上は存在するはずなのに、新宿発の成田エクスプレスがえきねっとでなかなか検索してもなかなか出てこないので何かと思ったのですが、どうやら、新宿発だと、品川を回っていく成田エクスプレスよりも、中央線経由の方が1~2分早いことが多くて、成田エクスプレスは下の方に表示されてしまうようですね。

【ベトナム・ホーチミン準備2】海外旅行ホテル手配の話(Bookin.com / Expedia / Agoda / 他)



航空券だけではなく、ホーチミン旅行(バンコク旅行でも)でホテル予約サイトもいくつか試したので、その感想をまとめておきます。

なお、基本的なフローは、Google map でホテル検索をして、そこから予約サイトに飛ぶと言うやり方です。

(1)ブッキングコム
今まで使ったことがなかったですが、競争力ある料金を提示していることが多いし、システムの動作もわかりやすいので、これを使って予約してみました。
特に問題なども無かったので、今後もブッキングコムからまず調べようかなと思います。

(2)Expedia
昔から使っているので動作には慣れていますが、ブッキングコムを使ってみると、イマイチだったのが分かります。
特に、
・ ポイントを使った場合の料金がデフォルトで表示される(この設定を変えられない)
・ 税抜き料金のほうが優先表示されて総支払額がわかりにくい
など、システムの表示・動作が不誠実なのが気になります。
ということで、私の中ではブッキングコムに次ぐ2番手に落としました。

(3)Agoda
Google mapからは最安値に見えることが多いので予約直前まで使ってみました。
噂通り、最後の支払いの瞬間値段が変わります。
それでも最安の可能性はあるのですが、このシステムの動きが気持ち悪すぎます。
今後これは原則使いません。

(4)Marriott bonvoyの公式
マリオットの場合、素泊まり価格はブッキングコムと同じでも、朝食の値段が公式経由のほうが安かったりします。
ただ、ホテルの公式まで全部チェックし出すと面倒くさいのは間違いないです。私は昔からマリオットの会員なのでチェックしましたが、他のホテルチェーンだったらやらないです。

ということで、色々試して、慣れ親しんだエクスペディアよりも良さそうなサイト(ブッキングコム)を見つけられたことだけでも、試行錯誤した甲斐がありました。
意識的に、慣れ親しんだもの以外のパターンを試すのも必要ですね。

【ベトナム・ホーチミン準備1】行き先調査~航空券手配(ベトナム航空)の話



ベトナム(ホーチミン)に行ってきたので、ブログを書いていきます。
つい最近、タイ(バンコク)にも行ったので、その時の経験も踏まえて書いていく感じになります。


タイに続いて、やはりトレッキング旅を第一に考えていたのですが、足が十分回復しないので、タクシーで観光しても金が掛かりすぎないであろうベトナムに行くことに。
ホーチミンは15年ぶり、2回目。
プランBとはいえ、この15年の間に「次にベトナムに行くとしたらここに行きたい」はいくつもあったので、旅程はすぐにほどよく埋まりました。
先月のタイの時も、気合いで全部航空券を自己手配して非常に勉強になったので、今回も勉強も兼ねて自己手配するなかで色々比較検討しました。

■ 初期調査
先述の通り、プランBの旅なので、金を使いすぎないことを条件として、ベトナム以外の行き先も含めて調べていました。
調べた中で、アジア以外で安い航空券があったのはエジプト航空。
2023年9月に直行便が復活した(する)キャンペーンだったようですね。
しかし、最初の何回かのフライトはドタキャンされてネットは阿鼻叫喚となっていました。
(こういう時のために、旅行キャンセル保険に入っておいた方が良いんだろうな)
安い航空券は大体何かあると思って調べる方が良さそう、というのがここ2回自己手配した感想です。
そして、安くて難があるフライトを予約をするか、高くても安定的なフライトにするかという世界になっている(後者の値段はとてつもなく上がっている)

■ ベトジェットエア/ベトナム航空比較検討
ベトナムに関しては、安くて有名なベトジェットエアと、FSCであるベトナム航空で比較検討しました(ANA、JALは高いのですぐに比較対象外)。
ベトナム航空は片道だとさほど安くないけど、往復だと割引があって悪くない値段になります。
往復・預入荷物あり・座席指定あり前提だと、実はベトナム航空とベトジェットエアとの差は10,000円程度(日にもよる)だったので、ベトナム航空を選ぶことに。
それでも10,000円差あるわけですが、そこに価値があると判断したポイントは
(1)先日バンコクに行ったとき、やはりFSCとLCCには座席に差があり、エアアジアのフライトの後腰痛気味になった
(2)ベトジェットエアは夜発・早朝着で身体への負担が大きそうな時間帯しかなかった
というのが、大きいところです。
特に(2)は、ろくに眠れず初日に観光が始まるので、私には厳しいです。
到着時点でいきなり寝不足でそのまま観光すると、立て直す暇がなく、旅行全体がボロボロになって、旅費全体がムダ金になります。特に行きは、体力を温存できるフライトにするのは重要です。フライト中ただその時間我慢できれば良いということではないんですよね。
(20代の頃、香港や東南アジア経由でヨーロッパに朝5時とかについてそのまま丸一日観光していましたが、今では全く無理)

■ 予約
出国5日前に、航空券を予約。
ただ、後からより良い(もう少し金を節約できる)航空券や旅程のオプションなどを思い付き、反省しています。
やはり、もう少し前もって予約していかないと、金も時間も無駄が大きくなる。
旅は行き当たりばったりだからこそ楽しい部分もあるけど、円安・インフレ下での旅は、準備の時間を十分取った方が満足出来ると感じます。
(ただ、旅行するに当たって100%無駄なく、うまく予約することを狙うと、いつになっても旅なんか出来ないので、完璧主義にならないことも大事。どのくらいで手を打つかは、ひとそれぞれ正解は違います)

■ ベトナム航空二重予約
最初予約したとき、Webシステム上で決済が完了せず、もう一度予約したところ、いつの間にか最初の予約も通っており、二重予約状態になっていました。
メールでのやりとりで解消してもらえたので結果は良かったですが、窓口は土日開いていないこともあって、出国の3日前まで二重予約状態になっていたのは気持ち悪かったです。
タイの手配をしていた時もそうなのですが、海外航空会社のWebサイトで航空券を買う時、かなり頻繁に決済トラブル出ます。
これまでの経験上、ANAカードだとタイやベトナムの航空会社の決済でエラーになることが多い。ANAの問題というよりは、VISAか三井住友のセキュリティ基準が厳しいということだと思います。多分。
仕方ないので、マイルはたまらないけど三菱系のMasterで決済したところ通りました。

■ 自己手配まとめ
と言うことで今回も航空券手配には手こずりましたが、直接自分で買えば座席も選べる。時間帯も検討しやすい。
慣れれば自由度は高いです。
調べる中で、世界の航空会社にも段々詳しくなってきました。
時々しか旅行しない人には全く勧めませんが、頻繁に旅行する人には代理店(オンラインエージェンシー含む)を一度脱して、色々やってみるのもお勧めです。

まとめると以下の通りです
・ 往復割引があるFSCは多いので調べる価値ある
・ 海外航空会社は、カードによっては決済できない。複数カードがある方が良い
・ 航空券直接手配すると自由度が上がるし、航空会社にも詳しくなる(時間がある人にはお勧め)

2023年9月27日水曜日

ブログに書いてからPost(Tweet)する

X(Twitter)に関して、昔はもっと頻繁に投稿していたのですが、最近は旅で感じた直感的な思い付きレベルは(あまり)ツイートしないようにしています。

なぜかというと、直感的な思い付きは、間違っていることが往々にしてあるから。
(投稿しすぎると反応が気になって旅に集中できないからという別の理由もあるのですが、それは別の機会にでも書きます)
X(Twitter)のポストにそこまで神経質になることは無いという意見もありますが、私は、ググってわかるレベルの間違いはポストしたくないので。

これに対して、blogを書くと、その過程で自分の考えが検証されます。
一瞬間を置いたら「的が外れている」「間違っている」「わざわざ投稿するようなことではない」と気づくことは多々ある。
Twitter(X)にダイレクトに直感で書くと、そういう検証を経ないでポストしてしまう。

そういう投稿は、人様に対しても自分に対しても混乱の元なので、やめたほうがいいなと思い、まずはブログを書くことで自分なりに検証した内容を、Xにも書いていこうかなと思っています。

2023年9月26日火曜日

旅とYoutuber2(SNS疲れ)

前のエントリで、旅にあたって、Youtubeの情報が非常に参考になったということを書きました。その続きです。

参考になったのは良いけど、見ているうちに、なぜか心が落ち着かない気持ちになってきた。
最初、これは何なんだろうと思ったのだが、途中で、これがSNS疲れというやつなのでは、と分かった。
つまり、自分よりもケタ違いに予算を持っていたり、チャレンジングな旅をしている人と、普通の旅しか出来ない自分とを心の中で比べてしまい、ストレスが溜まってくるという。
SNS疲れは、自分とは無縁かと思っていたが、気持ちは分かった。

ただ、山に関しても同じことが起きてもおかしくないはずなのだが、なぜか山では起こらない。
旅はそこまで慣れていないから、自分のレベルが実体験としてはまだ客観視できていないのに対して、山は自分で何度も試行錯誤を繰り返しているから、すでに自分のレベルを認識しており、人と比べてどうこう思わないフェーズまで来ているということかもしれない。

いずれにしても、自分とレベルの素晴らしすぎる人たちに惑わされず、自分なりの、自分が満足できる旅・山行を継続していきたい。

ーーー
2024/11追記)
その後、マウント臭のするYoutuberについては大体ミュートした。旅は勝負ではないのでね。

旅とYoutuber

最近、旅の情報を得ようと思って調べてきましたが、旅に関してはYoutubeは本当に情報量多いと思います。

旅系Youtuberって本当に星の数ほどいますね。
まず、「撮影」と「旅」が相性が良いですからね。
あと、「旅好き」と「顔出しでの動画撮影を苦にしない」というメンタリティに、どこか親和性があるんでしょう。

別の言い方すると、職業としての旅系Youtuberはウルトラレッドオーシャンということです(※)。
ただし、私の感覚ではYoutuberは圧倒的にアジアに偏っています(安い分参入障壁がないですからね)
北欧みたいに値段が高いところは参入障壁があるので、そこまで密度高くない印象です。

あと面白いなと思ったのは、登録者数が少ないころは貧乏旅行をしていて、登録者の増加とともに旅がラグジュアリーになっていくYoutube。
今人気Youtuberも、過去そういう修行のような時代があったからこそ、という場合もあるんですね。

※ ついでに言うと、旅行ライターとかもウルトラレッドオーシャンという意味では同じです

2023/8 日光

東照宮・二荒山神社付近

中禅寺湖

ドミトリタイプの宿

日光から尾瀬に抜ける路線バス


先月(2023/8)日光に行ってきました。

タイに行ったよりも前のことで、時間的には前後していますが、メモを書いておきます。

■ 山以外の旅
足が痛いのでとりあえず近場の日光でも、という感じで行きました。
もともとやりたかった旅と違うとはいえ、自分の頭の中の地図が広がっていくのは満足感がある。
そういう意味では、日本アルプス以外の地域、そして山以外の旅に目を向けられたのは良かった(ポジティブシンキングとして、そう思うしかない)。

■ 足が痛ければ/暑すぎれば、十分に観光できない
とはいえ、足が痛ければ十分に観光はできない。歩き回る観光はまだ無理という気がする。
特に、バックパックを担いでいると、足への負担はその分大きくなる。
気温に関しては、何度だったのかはっきり分からないが(35度くらい?)、猛暑日は観光するには暑すぎた。
数時間は気合いで乗り切れても、その後疲れ果てて何もできなくなる。
日光駅付近、二荒山神社を回ったところで暑すぎで、東照宮も華厳の滝もパスしてしまった。
歩き回るのも難しいので、ほとんど中禅寺湖のホテルのラウンジで本を読んで過ごしてしまった。

■ 日光所感
・ 日光駅、東照宮付近は外国人だらけ。
・ 中禅寺湖あたりまでくると(日本人も含めて)ぐっと人が減る。
・ 湯葉料理をいくつか食べたけど、湯葉の唐揚げがおいしかった。この食べ方、もっと推しても良いのでは。
・ 二荒山神社、確かにスピリチュアルな感じもするが、これなら近所の丹沢大山だって負けてないという気がする。
・ あと、普段山に登っている人は、下界で最大限スピリチュアルな神社よりもはるかに踏み込んだところに行っているから、神社の神聖さを感じにくいのかもしれない。
・ 中禅寺湖良いところだった。標高1200m程度あるそうで、ここまで上がってくると涼しい。暑い時期は、既に東照宮見たことある人は、こっちをメインに予定組むほうがいいかも。ただ、夜は飲食店が全然空いていない。強制断食に突入するところだったが、なんとかGoogleマップを駆使し、700メートル程度歩いて空いているレストランを見つけられた。基本的には自分の宿で夕食を予約しておくべきっぽい。

■ 観光地がインフレに乗り遅れている感
湯葉ラーメン900円、湯葉の唐揚げ600円、湯葉ピザ1100円でした。
最近、首都圏はどんどんインフレしているのに対して、観光地は値上げに乗り遅れているような気がする。観光地価格というものを感じない。
なので、日本の地方を観光するのはコスパの良い遊びとなっている。

■ ドミトリ形式
・ 元々山登りの前泊地として目をつけていた宿で、ドミトリ形式の部屋に泊まった。山登りが目的であればこれでもいいけど、観光でこれは良くなかった。
ドミトリ形式長期間はどうしても休まらない。起きている間居場所が十分ないし、当然眠りも浅くなる。

■ 尾瀬へ抜ける
尾瀬に抜ける道、なかなか時間かかる。
栃木側と群馬側で観光課も違うから、全然連携ができていないのかな。
年季が入っていない案内人は、バスで抜けられるということ自体知らなかったし。
ただ、日光白根山とかに登りたい場合はこのあたりのルートを通る必要ある模様。

■ 群馬側
空腹と暑さによる思考力低下で、ここから先は雑な観光に。
ただ、群馬側の道の駅で食べた片品豚がおいしかった。
昨今、海鮮や牛肉は既に海外に買い負けているという話も聞く(確かに、最近コスパの高い鮨に巡り合わないのが実感)ので、地鶏・地豚系が狙い目かもしれない。

■ 装備
最近街歩き用の大型ザックとしてモンベルのトライパックを使い始めたのだが、ショルダーハーネスにとっかかりが無いので、カメラやポーチが取り付けられない。
肩掛けのサブバッグもつかって、すぐにカメラを取り出せるようにはしてみたが、バックパックとショルダーバッグ2つ使っている状態では、肩回りがゴチャゴチャになってしまう。これがデフォルトというのはまだまだ改善の余地がある。
電車の中でいろいろ取り出すには、トライパックは確かに便利だけど、ただ、やはり歩くにはトライパックよりもチャチャパックなりガレナのほうが良い。

■ 外国人観光客
感覚値ですが、外国人と日本人の割合は
東照宮付近 6:4
中禅寺湖付近 2:8
湯元温泉付近 0:10
ですね。

7~8月に、立山、松本、あたりも旅してきたけど、国内の観光地で行きやすい場所はどこも外国人だらけ。
部分的なオーバーツーリズムは始まっていますね。
あと、中国人のムーブの傾向としては、中国ネット圏でバズった観光地・店など集中的に押し寄せている感じがします。Googleマップの世界に住んでいる人とは見えている世界違いますね。

僻地になると、当然外国人には行きにくいようで、外国人は減っていきます。

そして、どこに行っても日本人少なめなのですが、みんなどこで何して過ごしているのか、普通に疑問。

■ 旅立ちぎりぎりにアマゾンはダメ
出発の前日に届くというので、Amazonにユンケル顆粒を注文したのですが、予定より遅れて、出発前には受け取れなかった。
ここまでは良いとしても、翌日、普通に置き配して行くのはやめていただきたい。
結果、留守宅の前に荷物が放置されている状態が数日続いてしまい、普通に防犯上問題があるので。

2023年9月20日水曜日

【バンコク振り返り03】 やはりカメラは持ち歩くべき

カメラ持っていかないと撮る写真減るし、写真のレベルも落ちる。

私の持っているコンデジ(Sony RX100M6)であれば、今のスマホと画質という意味では同じですが、結果としてはコンデジを持ち歩くほうが写真をたくさんとれるし、写真のレベルも上がるということを、先のタイ旅行で再実感しました。

理由は2つあって、

1.コンデジは取り出すのにメンタルブロックがない
スマホと私が持っているコンデジは、値段的にはコンデジのほうが高いのですが、旅の時は断然スマホのほうが大事です。
旅の途中でスマホがなくなると旅の進行に関わるので、雑踏の中で取り出したくないとどうしても思ってしまいます。
細かいメンタルブロックですが、結果として、撮る写真が激減するんですよね。
それに比べて、コンデジは、無くしても旅の進行には影響ないので、まったくメンタルブロックなく取り出せます。結果、たくさん写真を撮ることになります。

2.画角の自由さ
スマホとコンデジのカメラ機能という意味で、コンデジのほうが上回っているのは画角の自由さ(ズームの柔軟性)です。
スマホも、ポテンシャルはありますが、画面を指でつまんだりしないといけないし、ボタンで替えるにしても融通は効きにくいです。
その点、コンデジはズームリングがあるから、非常に滑らかに画角を調整できます。
結果、余計なものが写っていない、必要なものだけ切り取られた写真をどんどんとれるんですよね。
後から画像編集でトリミングできるという話もありますが、ブログやTwitterに上げる写真をいちいち加工なんて面倒くさいことしたくないですからね。ましてや旅行中に。
それがあると今度はブログを作成することのメンタルブロックにもなるし。

ということで、今回はカメラポーチが新しく買ったザックにあまりフィットしないという問題から、コンデジをあまり持ち歩かなかったことを反省しています。
次回以降の旅では、必ずコンデジ持ち歩きたいと思います。

---
追記1)
写真そんなにとる必要があるのか、という話もあるのですが、最近写真は撮っておくに限ると思い直しています。
その写真を使って人と話したり、SNSにシェアしてコミュニケーション取ることも含めて人生の思い出になっていくわけなので。

追記2 2025.04)
最近スマホのカメラは加工が行き過ぎているということからも、コンデジを持ち歩く価値はより高くなっていると感じます。

2023年9月14日木曜日

【バンコク振り返り02】 海外旅行準備の時間感覚



頻繁に海外出張している頃は、木曜日とかに、「来週月曜飛んでくれ」みたいな指示が時々あったから、なんとなく自分で旅行を計画するときも、最短3日後くらいに飛べるような感覚を持っていた。
実際やろうと思えば3日で飛ぶことは出来るだろうが、それだと、かなり手配が忙しいし、割高な航空券・ホテルを掴むことになると分かった。
(出張の時は、航空券・ホテル代は一切気にていなかったけど)

毎月のように海外出張しているときは、パッキングも1時間程度で済ませていた気がするが、久しぶりにやろうとすると時間がかかるものだ(今回は特に道具やアプリを一部刷新したのもあって)。
あと、ギリギリ間に合わせると、大体旅行の中身がスカスカになる。
出張なら、出張してもやることは今やっている仕事の続きだから、「突然飛ぶ」が成り立つけど、旅行は「突然飛ぶ」=「旅の中身なんか決めずに旅立つ」と言っているようなものだから、当然漠然とした旅になる。
旅にギシギシに予定が詰まって無くても良いけど、メインテーマがないのではちょっと意義を感じないですね。
慌ててメインテーマを設定したとしても、それが達成できるか、ロジスティクスをベストエフォートで後付けすることになるし。

ということで、パッケージ化されていない旅行を自分で組む場合、、「3日後に飛びたい」などという、なんとなく持っていた時間感覚は捨てるべきだった。
ちなみに、今回のバンコクの行きの便を押さえたのは、フライトの5日前(丸々中4日ある状態)。それでも、その後のフライトやホテルの手配(最終的には1カ国にしたが、手配段階では2カ国回るつもりで準備していた)、旅程の検討、パッキング、買い出しなどをしていたら、ずいぶん忙しかったのでもう少しある方がよさそう。

では何日あれば十分なのかという問題が出てくるが、ひとまず次回はせめて2か国で7日前で考えてみようかな。
どれだけの期間、国を回るかにもよってきますが。

ーーー
20230925 追記

・ 直前に予約しようと思うと、調べている間に最初に調べていた航空券なりホテルの空きがどんどんなくなっていく、という意味でも混乱の元

・ 「思い立ったらすぐ旅立ちたい」で行ける場所はたかが知れている。

【バンコク振り返り01】 技のアップデート

今回は、今まで試せなかった手配方法、最近流行のアプリ・サービスを出来るだけ使って試すことを旨としたので、ご参考にまとめておきます。

■ たびレジ
外務省のサービスで、渡航先・期間とともに、メールやLINEを登録しておくと、渡航中に緊急事態(多分、紛争とか自然災害とか)が起きた時に連絡をもらえるというものです。2014年からあるようですが、初めて登録してみました。結果としては緊急事態などはおきませんでしたが、もう少し荒れた地域に行くときなどは、登録しておくと安心感ありそうですね。

■ Visit Japan Web
2022年、デジタル庁が始めたサービスで、Webで日本帰着時の税関申告が出来るというものです。
ただ、結局は紙の申告と同じ列に並ぶ必要があって出国が早くなるわけではないです。現時点ではあまり(申請者側にとっての)メリットは感じません。
一連のフローの中に、パスポートの、デジタル読み取りと、税関職員の目視による確認が両方出てくるのも意味が分かりませんでした。

■ eSIM
スマホ本体に埋め込まれたSIMを有効化して現地での通信に使うというものです(国内で使っているDocomoだのSoftbankだののSIMは入れ替えない)。
私はAmazonでパッケージを買いました。日本国内では設定が成功したか確認できないので少し不安でしたが、現地に行ったら普通に使えました。対応機種とかはあるのでご注意ください。
値段は現地でSIMを買うのとさして変わらないと思いますが、「現地でSIMを抜き差しして、日本のSIMを保管する」みたいなのがストレスに感じる人(私のことですが)には良いと思います。帰国時に元に戻すのも簡単だし。

■ 海外キャッシング
これまで現地キャッシュの調達に関しては、日本円の紙幣を持って行き、現地で両替していたのですが、昨今はクレジットカードでキャッシングするのが主流と聞いたので、持っているカードで海外キャッシング枠を設定しておきました。
実際、現地のATMで操作までしてみたところ、確かにキャッシング出来そうでしたが、手数料がかなり高かったので、実際引き出すのはやめました。
タイについて言えば、日本円紙幣を現地でバーツに両替するというクラシックなやり方が一番レートは良いと思います。

■ スカイスキャナを駆使した航空券個別手配
書くと長くなるのですが、とにかく決済トラブルで大変でした。
これはこれだけでブログ記事にました(↓リンク張っておきます)のでご興味ある方はどうぞ。

【5年ぶりバンコクD5】LCCとFSC


今回は、行きはタイエアアジア(LCC)、帰りはタイ国際航空(FSC)を使ってみたので、簡単に比較します。

タイ国際航空の方が、明らかに座席幅広いですね。
隣の人にぶつからないように、肘掛けの内側に肘を納めようとすると、エアアジアはかなりきつい感じですが、タイ国際の方は余裕あります。
この座席幅・机であれば、ブログを書きながら帰れるのが私にとっては価値が高いです。
これのおかげで、今月旅関係で15本のブログを書けたので。エアアジアのほうだとちょっと厳しい感じがします。
今回調べて思ったのは、日程によっては預入荷物があるならFSCとLCCにさして金額差がないようなので、LCCありきではなく、FSCも初めから積極的に調べるほうが良いなと思いました。

ーーー
タイ国際航空の所感追記

タイ国際航空は、羽田⇔バンコクで一番安いのは4万円強からある。普通の昼移動 or 眠る時間に移動する無理のない時間帯で。人気高いので直前には取れない傾向ですが。
私が予約したのは9日前で、一番下のオプション(座席指定不可)は埋まっており、下から2番目のオプション(座席指定可)が5万円弱で取れた。元々座席指定はするつもりだったので、納得の内容。この値段なら、LCCではなくタイ国際選びたいなというのが正直なところ。

【5年ぶりバンコクD3】 ミシュランレストラン×2(ティップサマイ/ピンクのカオマンガイ)



私史上最高のオレンジジュース

ソースの味は、ニンニク、青唐辛子、ミョウガ


ミシュランレストランとはいっても、内装はこんな感じです



旅行記が長くなってきたので後は省略気味に。
3日目は2か所のミシュランレストランに行ったので、それについて書きます。

3日目、昨夜から9時間寝て、かなり昨日までの疲れが解消できました。
胃腸の調子も戻ってるので、今日もミシュラン星付きレストランを2店ほど回ること。

■ミシュランレストラン1.ティップサマイ
まずは、ティップサマイという、パッタイ専門店。
麺が卵にくるまれて出てきます。おいしい。タイによくある甘酢の味ですが。
ここのもう一つ有名なメニュー、オレンジジュースも飲みました。
ペットボトルに入っているけど、その日に売る分だけ絞って詰めて売っているようですね。賞味期限は1日です。
これ、私史上最高のオレンジジュースでした。ちなみにそれまでの一位は昔香港で飲んだ(やはりその場で絞った)オレンジジュースです。
こうやって、「自分の中で過去最高の○○」を更新できたら、金と時間を使って海外に来たかいがあるというものです。

■ミシュランレストラン2.ピンクのカオマンガイ
夕食は、これもまたミシュラン獲得しいている店でチキンライス。
カオマンガイがピンク色なのではなく、店員の制服(Tシャツ)がピンク色なんですね。
昔マレーシアで食べたチキンライスはなんか味がはっきりしないなと思った記憶がありますが、今日食べたのは、ソース(にんにく、青唐辛子、あと多分ミョウガが入っていた)にパンチが効いておりおいしかったです。
カオマンガイ一食230円程度。
私の知る限りでは、日本にはこのようなB級グルメのミシュラン店はないですが、国によって基準が違うんですかね。

さて、Day2のソンブーンと合わせて、3軒のミシュランレストランを回りました。
これまで150日以上過ごしたバンコクですが、食事にフォーカスして2日過ごしただけで、今まで食べたことないおいしいものを食べられました。
出張のついでにいろいろやるのと、自分のための旅行にフォーカスするのではやはり全然違います。

昔は、海外旅行に来たらなんとか工夫して1日4食くらい食べていましたが、今それをやると腹の調子がおかしくなるので、毎日普通に3食で終了。
それで夜腹が減ったときは、ホテルのバーで少し飲食しました。
もちろん街歩きも好きですが、ホテル(安全地帯)に戻って飲むのもそれはそれで良いですね。一気に気が緩むので。

2023年9月13日水曜日

【5年ぶりバンコクD2】 食事は狙いを定めて(プーパッポンカリー)



今回は、食事はできるだけ妥協せず、有名店も含めて回ることに。
出張で来ていた頃は、夜まで仕事をしていたし、休日も疲れ果てているしで、食事はホテルの近所のフードコートなどで済ませることが多かったので、あまり有名店回ったりしていないんですよね。
まずは、ソンブーンという有名な店のプーパッポンカリー(約3,000円)。
これは非常においしい。
サイズはSを頼んだのですが、食べきれない量で、最後の方はカニだけピックアップして食べました。
一人ではなく、二人以上で取り分けて食べろってことでしょうね。
空心菜炒め(約800円)もおいしかったです。
これまで150日以上バンコクで過ごしたのに、こんなおいしいものを食べていなかったとはねえ。いろんなところに盲点があるものです。
感覚的に歩き回るのと、ちゃんと狙いを定めて観光なり食事をすることのバランスをもう少しとりたいところです。
私の場合は街歩きが好きだし、並ぶのとかが好きではないので、ついその流れで目についたところで適当に食事を済ませがちです。
行列なども覚悟で、もう少し食事も狙っていきたいですね。
さて、この店で食べ過ぎてしまい胃腸がずっと重たい。
仕方ないので夜はホテルでソムタムだけ食べました。
経験上、海外に来た初日に食べ過ぎると、その後ずっと引きずるので、本日は欲張らずに終了。

【5年ぶりバンコクD1-4】 Google map の星が北極星



初日、ホテルに着いたのは22時頃だったので、近所で済ませることに。

Google mapの評判は確認して、近くのレストランへ。
5年前よりもGoogle mapの評価が大充実している気がします。

昔、「海外にも食べログがあったらな」と思ったことがありますが、それが実現したわけです。

ということで選んだのは、バンコクによくある(ショッピングセンターのせいで減ってきてはいるけど)、オープンエアーのレストラン。
結構混んでおり、Googleマップが無くて自分の野生の勘だけだったらきっと避けただろう店ですが、入りました。
評価通り美味しかったです。Google mapって偉大ですね。

【5年ぶりバンコクD1-3】 タイ・エアアジアXフライト所感(アテンダントは良かったが席狭い)


タイエアアジア機内食



エアアジア(マレーシア便)に何度か乗ったことがあり、かなり印象が悪かったのですが、今回の行きはタイ国際航空とかなり値段が違ったので、エアアジアを選びました。

軽く感想を書いておきます。

■ 予約
エアアジアのサイトから直に予約しましたが、預入荷物の選択、座席指定、食事の選択、決済、すべてスムーズにできました。

■ 値段
食事・座席指定料・荷物預け入れ込みで片道約35,000円。
フライトによって値段結構違います。私が乗った日は、タイ国際航空よりも20,000円以上安かったので、こちらを選びました。
荷物を7kg以内に抑えられるならば、さらに4,000円くらい少なくできます。

■ アテンダント
エアアジア(マレーシア便)と比べると、かなり良いのではないでしょうか。
マレーシア便のアテンダントは、乗客を貨物のように扱っており、1フライトで5回くらい不愉快な気持ちになりましたが、タイエアアジアのアテンダントはフレンドリーな雰囲気で良かったです。

■ 座席
座席はやはり狭いです。
前後間隔はともかく、横幅がきつかったです。ひじ掛けの内側に肘を入れようとするとかなり窮屈。(私の体型は、167cm、60kgです)
通路側を選べたのでまだ良かったですが、真ん中であれば乗りたくないですね。
あとは、この座席で夜のフライトだと寝苦しくてきついかもしれないです。
女性はともかく、男性でLCC余裕な人って肩幅どうなってるの?
尚、この日は何ともなかったものの、旅行最終日ぎっくり腰気味になってきました。狭い座席の移動とかはやはり効いているかもしれないです。

■ 他
乗客は目測7割タイ人、2割日本人、1割は色々、という感じでした。帰りのタイ国際航空は日本人の割合はもっと多かったので、FSCを選ぶ人が多いんですね。

ということで、タイエアアジアの感想は以上です。

とにかく、乗れるかどうか微妙なところソワソワしながら成田まで移動してきたので、乗れて一安心。
本などを読んでいる間に、バンコクに到着しました。

【5年ぶりバンコクD1-2】 成田遠すぎ

東京駅の成田エクスプレスエリア。なぜ椅子が無いのか。

京成スカイライナー乗り換えの混雑。成田エクスプレスやバスに乗れなくなった人が全部ここに流れ込んできている模様。



久しぶりの海外、成田空港が遠すぎた。

コロナ前は最寄り駅から成田空港までリムジンバスがあったので、多少の遠さはあまり気にならなかったのですが、コロナ以降リムジンバスが無くなったようで、こうなると成田空港にいくのが大変すぎ。
私の家からだと、新宿までの在来線特急と成田エクスプレス、2本の特急を予約する必要あるし(私鉄とJRなので予約サイトは別々だし)、時間によっては新宿から日暮里までは普通にJRでの移動を挟まないといけない。
10kg以上のスーツケースを引きながら山手線や中央線を移動するのって、それだけでもストレスですからね。
それに上述の特急2本で移動すると往復9,000円くらいかかる。LCCにして節約してもかなりの額相殺されてしまう。
もう近場の国なら、検索サイトを使うとき「東京全て」ではなく、羽田便から先に検討することにしたい。

(なお、改めて地図を見てみたのですが、成田空港の位置って、「東京」を名乗るには狂ってますよね。県が違ってもいいけど、距離が遠すぎます。こんな国際空港、他の国で見たことないです)

しかも今回についてはさらに悪く、出発日台風が来て千葉に大雨が降っており、新宿からの成田エクスプレスが運休。
東京駅からなら出るというので東京駅に移動し1時間以上待ったところで、やはり東京駅からの成田エクスプレスも運休との連絡があり。
今度は京成線に振り替えるので日暮里に行くようにとの指示。
新宿~日暮里間で2時間半くらいロスしてしまった。かなり余裕を持って家を出たのですが、段々フライトに間に合わない感じになってきてものすごくソワソワしました。

結果としては、チェックイン時間を過ぎて到着したのですが、幸いフライトも遅れており、なんとか通してくれました(タイエアアジア、思ったより融通が利いて親切でありがたい)。

【5年ぶりバンコクD1-1】 海外旅行を身体が覚えていない



ここから、バンコク旅行記当日編になります。

旅行期間は、2023/9/7~9/12
通貨はタイバーツ。1バーツ=4.2円程度です。

---

準備をしていて思ったのは、とにかく身体が海外旅行を覚えていないと言うことです。

パッキングにはとにかく時間がかかりました。
迷ったものはとにかく持って行く方針にしたので、預け入れ荷物は15kgに。出張以外で、しかも5日間の旅行でこんなに重くなったことは無いと思います。

そして、まず初日、最寄り駅から出る在来線特急にいきなり乗り損ねました。
私は結構余裕を持って行動する方なので、最初の電車に乗り遅れるなんてのはまずないのですが、

以下のようなこと
・ 当日台風でかなり濡れそうだったので、成田で着替えられるよう荷物をセットしなおし2~3分ロス
・ 出がけに、スーツケースの鍵がかからず、2~3分ロス
・ スーツケース引いていると、普通に歩くよりも1.2倍くらい時間がかかって1~2分ロス

・・・が積み重なりまして。
1つ1つは細かいことではありますが、全体的に久しぶりの海外旅行・スーツケースで細かい手まどりが積み重なりました。
最初の電車に乗り遅れても十分間に合うスケジュールだったので、結果としては問題は無かったです。

旅コミュ二ティで、「コロナ後の旅はなぜか不安」と感じている人が多いようなのですが、確かに私も同じ気持ちでした。
多分、コロナ後の世界がどうなっているかわからないからというよりは、海外旅行の回路が閉じているからじゃないのかな。
私自身、最初の海外旅行以降、5年も空いたのは初めてです。
実際、タイに来てしまった後は(慣れたところだというのもあるのですが)、割と普通な感じで過ごせましたが。

ひとまず一度出国したことで、海外旅行の回路が開いたようなのでうれしいです。
出国自体に不安を感じるようでは、これから先チャレンジングな旅行なんか出来ないですからね。

一応これで回路を取り戻したので、次はもっとスムーズに行けるはず。

【旅】 海外旅行のメンタルブロック

ここ数年(=コロナ以降)、自宅や近所の過ごし方を快適にするというベクトルばかりで動いていたので、海外旅行のようなベクトル(不快ななことがあってもいいから新しい経験を取りに行く)で動くのは久しぶりのような気がします。

いつの間にか、そういう不快なことをするのにメンタルブロックが出来ていたようなんですよね。
昨今は、国内旅行も、「良い時間の特急券が取れないから行かない」みたいな判断していましたから。

ちなみに、メンタルブロックは、動きながら自然に外れるなら良いけど、何か行き詰まっているなら、それ自体外しにかかるというアクションでも仕方ないと思っています。
不器用なようですが、人生が前に進むなら良いのではないでしょうか。
ということで、今回行き先はちょっと妥協的になったものの、それでもとにかく、航空券やホテルに難があろうが、一回出国してメンタルブロックを外すことを旨としました。
果たしてそれでどう思うかはわかりませんが、とにかく行ってきます。

(帰国後追記)
これについては、狙い通りでして、一度行ったことで海外旅行というものを身体が思い出して、「またどんどん海外に行きたい」という気持ちになっています。

2023年9月7日木曜日

旅のブラッシュアップ3.持ち物編

ここ数年、旅と言えば山登りばかりでした。
荷物もそのために洗練させてきたけど、久しぶりにスーツケースを引いて旅をしようと思うと、いつもの山道具装備はミニマル過ぎるんですよね。
山装備は軽さに振っているので、電子機器も、薬も、歯磨きセットも、ティッシュ類も最低限しか持たないし、ケースも最低限(多くはジップロックだったり)なので。
多少長く海外に滞在するとしたら、軽さではなくもう少し快適さに振ってた装備にしたい。
ところが、海外に行くなんて5年ぶりくらいなので、今まで何を持って行っていたか結構忘れています。

ということで、せっかくの機会なので、旅系Youtuber等を参考に、荷物も一から考え直してみました。
結果としては、基本的に必要なものは持っている、という感じではありました。(これまで30回以上は渡航してきているので当然ではありますが)
が、トラベルオーガナイザー的なケース類が貧弱だったので、服用・電子小物用・洗面用などケースを、ダイソー・無印・アマゾンなどでいくつか買ってみました。
これらを使ってパッキングしてみたところ、確かになかなか整う。
いろいろ買ってみたかいがあったと思いました。

さらに、これで何度か国内も旅してみたのですが、荷物がゴチャゴチャになるストレスがだいぶ軽減されました。
(なぜ今までこういうトラベルオーガナイザー系を軽視していたのか、自分でも不思議です。なんか私にはいつも盲点orメンタルブロックのようなものがあって、簡単にできてかつインパクトがあることをやっていないということが時々あるんですよね)

一応ベースはできたので、ここ数年山旅の持ち物を洗練させてきたように、スーツケース旅の持ち物も洗練させていきたいと思います。

旅のブラッシュアップ2.LCC中心の旅は難儀だしワクワクしない

先のエントリで書いたとおり、エクスペディア経由ではなく、スカイスキャナで安い航空券を見つけて、渡航することを考えています。

このやり方だと、結果としてはLCCのサイトからダイレクトに航空券を買うのが安いということになったのですが、これがかなり難儀だったので書き記しておきます。

まず、(エクスペディアだけでなく)幅広く検索しダイレクトに予約するメリットは
・ 当然、エクスペディアに限定するよりも選択肢が圧倒的に増える
・ 安い航空券が見つかることもある
となります。

ただし結果LCC中心に検討すると以下のようにデメリットがたくさんあります。
・ LCCは、預け入れ荷物、座席指定のオプションをつけていくと、結局スカイスキャナーで見つけた値段よりもかなり高くなる(大体1.5倍くらいになると思う方が良い)。
・ 上述のオプションを選ぶまでトータル金額が分からない。住所・旅券番号などを入れないと最終金額までたどり着けなく、予算を立てるのに時間が掛かりすぎて支障がある(最後の最後にクレジットッカー度利用料が加算される場合などもあるし)
・ 調べると、遅延率・欠航率が無視できないレベルで高いLCCもある。その後の旅程が全部メチャクチャになるリスクを考えると、よほど時間に余裕がなければ使いにくい(特にトランジットがあると普通に最終目的地にたどり着けない感じがするので、使う気にはなれない)
・ 決済でエラーが頻発(これは海外のFSCでも起きたことがあるので、LCCには限らないが)。これでベトナムをやめたのです。ベトジェットエアの金額ありきで予定を組んで予約しようとしたところ、帰りの航空券が確定できず、ベトナム航空にすると高いので結局タイからダイレクトに帰ることに。それでもベトジェットよりは高いので予算もメチャクチャになった)
・ 口コミでは、かなり悪どい商売をしている会社もある模様(先に挙げたベトジェットエアもその一つ。口コミとか検索してみていただきたい)。ヤバそうなLCCではないか毎度口コミをチェックする必要あり、一手間増える。
・ LCCは大体羽田ではなく成田空港。うちからだと往復6,000円程度余計にかかる。あと、最安値の便は成田前泊しないと乗れない時間帯の場合も多い。前泊すると結局10,000円程度余計に掛かかる。結局FSCと同じくらいの値段になってしまうこともある。

ということで、一社一社口コミを確認し、1つ1つサイトに入って金額を確認し、決済を完了させるのが手間がものすごくかかります。
今はまだ日本にいるから、口コミ確認もできるし、決済のトラブルもなんとか対応できると、これが旅先だったらと思うと面倒くさくてたまらないし、時間がもったいないです。

あと、以前から経験上分かっていたことですが、LCC(国際線)で旅すると大体1フライトにつき5回くらい不愉快な気持ちになります。
これがあると、シンプルに旅の満足度下がりますね。
全体的にLCCで予定組むと不安要素が多くてせっかくの旅なのにわくわくしてこない。
目的が明確な旅であれば、その道中は何があろうが目的地に時間通り着いてくれれば良いけど、普通に「休暇にリフレッシュしたい」みたいな目的の場合、フライトの(ホテルもだけど)グレードを下げれば下げるほどワクワク感は減って不安が増えますね。

ということで、ここ数日フライトの検索・予約をして思ったことは、アジアなら、FSCでたいした差が無い場合も多いし、LCCありきで考えない方が良い。
はじめからFSC乗るつもりで旅程組み・予約していく方がストレス無いし、時間も使いすぎないので良い、ということです。

---
2023/9追記

■ 追記1 「LCC使えば安く旅できる」は旅慣れた人に限った話
LCCって、確かに最低料金は安いので、Skyscannerで検索してみると、なんか「ベトナムって安く行けるんだ」と思ってしまうけど、現実問題、旅慣れていない人が普通にパッキングしたら7kg超えて超過料金は必要になるし、「真ん中の席は嫌だ」と座席指定したらさらに追加料金必要だし、多少なりともまともなフライト時間の便にしたいと思ったらそもそも基本料金が安くないしで、結果的には最初に思っていた値段の1.5倍くらいにはなるよね。

■ 追記2 機内前方と後方で混雑率がかなり違う
多分、多くの人は座席指定をしていないのでしょう。だから、後方の一番安いエリアから、座席指定していない人を収納していくので、機内後方が混む。
私は通路側ならどこでも良いと思って機内後方の通路席を指定しましたが、機内前方と後方の金額差はわずかなので、わざわざ座席指定するなら、機内前方にするほうが良いかも。一般的に機内前方のほうが(少しだけ)ジェット音が静かともいわれるし。

■ 追記3 足元のピッチよりも幅が問題
足下のピッチも多分タイ国際のほうが広いですが、エアアジアも膝がつかえると言うほどではなかったです。問題は横幅でした。

■ 追記4 シートピッチ(前後間隔)はGoogleフライトで調べられる
後から気づいたのですが、シートピッチは、Googleフライトで調べられるんですね。
こういう情報を調べられるようになると、どんどん贅沢になるのでいけない気もしているのですが、先日のタイ旅行でぎっくり腰気味になったので、あまり窮屈なフライト連続乗車みたいなのはやめようと思っています。

旅のブラッシュアップ1.手配方法編

先のエントリに書いたとおり、自分の旅のやり方の様々なことをブラッシュアップしているところです。
何回かに分けて、試行錯誤したこと、そこから分かったことなどを書いていきたいと思います。

まず手配方法のブラッシュアップの話から。
ここ数年、私はエクスペディア一辺倒で旅の手配をしていたのですが、今回のタイ旅行予約にあたって、知人の話やYoutubeを参考に、予約方法を変えました。

ざっくり、1.航空券の話、2.ホテルの話、の2つを書いていきます。

1.航空券
スカイスキャナーという航空券検索サイトで探して、そこから航空会社や手配サイトに飛ぶ、というやり方を試してみました。
これが、近年多くのYoutuberやブログで紹介されていたので。
試してみたところ、確かに、なんか安く旅できる可能性は感じる。
しかし、結果としてはそうそう激安にはならないし、決済などでトラブル続出。
早くも心が折れそうです。
当初はタイ→ベトナムと回ろうと思ったのですが、ベトジェットエアの決済が全くうまくいかず、クレジットカード会社からは不正利用と判断され利用一時停止される始末で、時間も無くなってきたのでもうベトナムはやめて今回は単純にタイ1カ所に行くことにしました。
このトラブル、日本にいた時に起きたからまだ良いけど、海外でこれが起きたら面倒くさくてたまらないなと思いました。

なお、帰りはタイ国際航空。エアアジアとの差はわずかだったし、羽田帰着で、うちの場合国内交通費も成田より3,000円くらい安いので。

なお、LCCの予約でてこずった話については、次のエントリ↓により詳しく描きました。

2.ホテル
ホテルはGoogleマップで検索して、そこから手配サイトやホテルのサイトに飛ぶ、というやりかたにしました。
これは確かに、エクスペディア一辺倒でやるよりも、選択肢がかなり広がるので使える技だなと思いました。
値段も、どこから予約するかでかなり違うよう。今回私が泊まったホテルに関しては、エクスペディアと公式でベースの金額は同じであるものの、朝食が公式経由だと1,600円程度安かったので、公式経由で予約しました。

ただ、これも航空券と同様、Googleの先にあるサイトは玉石混合で、サイトによってはトラブル続出しそう。どのサイトが使えるか知識が必要そうです。これも海外サイトであればどれだけスムーズに決済できるか分かったものではないし。

まあ、全体的にもう少し慣れたいとは思いますが、エクスペディア一本化ではなく、自力度をあげるとその分旅が複雑になりますね。
私はトラブルは楽しむ派ではないので、トラブルの率が高いことはあまり積極的に関わりたくないです。何にしても試行錯誤は必要なのでいろいろやって広げてはみますが、その後は自分にフィットする、トラブルが少なそうなやり方を残していきたいと思います。


---
2023/9 自前手配の面倒くささ追記

■追記1. 決済トラブル
そういえば、決済トラブルのため、帰りの便は利用付帯の旅行保険がついているクレジットカードで決済できなかった。行の便はOKだったのだが。
これで利用付帯が有効になるのか、どうも判然としない。
私は自動付帯のカードも持っていたので一応問題なかったですが、自前レベルを上げることで、様々な面倒くささが出てくるものですね。

■追記2. トラブル対応
今回、台風13号が来ており、行きのフライトが飛ぶか危うい。
こういうときも、全部自己手配しているから、行きが泊まったときのホテル・帰りの便のキャンセル料など全部自分に響いてくるのもなかなか面倒くさいところ。
その点、エージェンシー経由していれば、決済トラブル・キャンセル関係は全部ワンストップでできますからね。
全部自己手配は難易度高いし、手間も大きいととよくわかりました。

旅の方針転換(捻挫・外脛骨障害)

この夏は日本も海外も歩いて旅しようと思っていたところ、捻挫のため2ヶ月弱くらい停滞していました。

治りが悪いのでレントゲンも撮りました。診断としては外脛骨障害。
医者の話とネットの情報を総合しても、いつ痛みが取れるかは人次第なので何とも言えない。
いつ痛みが取れるか分からないのに延々と足の様子を見ているのも無理なので、もうこの状況でやれることをやっていくことにしました。
とはいえ、元の計画が「歩き旅」で1日6時間程度歩くつもりだったので、足が痛いとなると旅の中身は丸ごと変わってくるのですが・・・

ひとまず、当面の方針は
・ 歩く距離をまあまあ抑えられそうなところに行く
(旅なのに歩かないというのもなかなか無理がありますが、少なくともトレッキング中心じゃないところ)
・ その旅を通じて、自分の旅をブラッシュアップさせる
ということにしました。

海外トレッキングしようとしたとき、もう少し旅慣れておかないと、脚力ではなく旅力の方がボトルネックになって頓挫しそうなので、旅力だけでも上げておこうということです。
(常に「○○力をあげたい」みたいに自分の人生を修行にしてしまうのは私の悪い癖・宿痾なのですが、一応最大限前向きにこの状況でできることを考えた結果です)
それで近々、ひとまずタイに行く予定。
その旅を通じて何をブラッシュアップするかは、また別記事にしたいと思います。

本当は、足が痛いなら旅以外に何かを見いだすほうがより柔軟なのかも知れません。
絵とかも好きなので、絵を描くのも一案でした。
でも、旅するために会社辞めたので、一気に旅要素無しに振り切ることは出来なかったので、ひとまずはこれで。
これで足が悪化するようなら、そのときで考えます。

それにしても、経済面ではかなり保険をかけて動いてきたのですが、脚を捻挫するだけで丸ごとダメになる脆弱な計画だったとは自分でも迂闊というか、思わぬ落とし穴でした。困るのは、仮に捻挫がこのまま長引いたとき、特別有効なアクションがいまだにないということですね。仕方ないので、上記の方針の中で動きながら考えます。

2023年8月2日水曜日

旅をしながらものを考えたいならポメラがベスト

先日、山の後松本を半日くらい観光してみました。
その観光の話は置いといて、その時に取ったメモの話をしたいと思います。

旅の後メモを見返してまず気づいたのは、福島の時はポメラを持ち歩いていたので、かなり膨大なメモが残っていたけど、山装備の今回はポメラやノートなど、記録するための道具がスマホだけなので、記録量が福島の時と比べて段違いに少ない。
さらに、スマホにメモが残っているといっても、あくまで第一感のようなものが単語で書いてあるだけ。
福島の時は、メモだけではなく、その場でポメラで文章化して、思考を進ませているので、思考の進み具合という意味では大分感触が違う。

思考を進めるためには、そのための道具がいる。
ポメラがある方が生産性が高い。
ノートは電車の中では書きにくいのが微妙。
カフェにいる時間やホテルステイが長いときはノートも良いかも知れない。
しかし、旅の間、ポメラやノートを行ったり来たりするよりは、ポメラ一本化の方がいろいろ考えられる気がする。

PCも試したいが、PCはポメラほど気楽に・スピーディーに開けないだろう。
その点からも、ポメラが現時点ベスト。

ただ、長めの旅だったら、PCも持っていきたい。
バックパック一つで、PCもポメラもとなるとさすがにものが多すぎる感じがするな。 
その辺はもうやりながら感触掴むしかないな。

テント泊の試行錯誤・気づいたこと7点


3年間テント泊から遠ざかっていたのですが、久しぶりに再開して、試行錯誤したこと・考えたことを7点まとめました。

一般的にこうしたら良いですよというアドバイスではなく、あくまで「私は自分の体力・山のレベルなどを考慮してこうしている・こう考えている」という個人的な試行錯誤と考えをまとめたものです。
ではどうぞ。

1.3年ぶりだと、道具が経年劣化を起こしている。
一番問題があったのは、テントのポールの中のショックコードが伸びきっており、ポールがつなぎ合わさらないことでした。
事前に家の庭で組み立てたときに気づいたので、「山の中でテントが立たない」という事態は避けられましたが、これが山の中で起こったらと思うと怖いですね。
久しぶりに使う道具で、もし使えなかったらヤバいものは事前にチェックしておくべきのようです。
なお、ショックコードの張り替えは、簡単に自分でできました(モンベルで店員さんに相談したら3mmの丸ゴムでOKとのことなので、それを使った)。ステラリッジ2の場合、ショックコードは1本2.9m、2本で5.8mで良いらしいのですが、失敗する可能性も考えて私は2本分で7m買いました。そんなに高くないしね。
あと、このほかの経年劣化としては、グラウンドシートが加水分解を起こしており、表面が剥がれてきていました。これは実用上の問題はないのでそのまま使いました。

2.45Lのザックに納めれば世界が変わる
最初は60Lでも余裕無いと思っていたのに、慣れてきたら不思議なことに45Lのザックに収まるようになりました(マットは外付け)。
収まるようになった要因は、炊事用品を見直したというのもありますが、一番大きかったのは「なんかキツくてもとにかく押し込めばOK」という発想に変わったことだと思います。
最初は、力尽くで押し込んだらポールが曲がるのでは?登山道具同士がぶつかって傷つくのでは?といった心配から、あまり思い切りいけなかったのですが、扱い方にも慣れてきて、基本的にはグイグイ押しこめばOKと分かってきました。ザックが小さくなればその分軽くなるのはもちろんですが、何よりもインパクトを感じたのは、公共交通機関で移動しやすくなったということです(60Lのザックを持って満員電車に乗るのは結構大変)。
これは世界が変わりました。これまで、平日移動は通勤ラッシュとぶつかるのでなんとなくためらってしまいましたが、その心理的ブロックがかなり無くなりました。

ちなみに、重量をその状態で計ったら、食料4食分+行動食(1泊の標準セット)、水なしで、11.4kgでした。
この中に、減らす余地があるものとして、Fire Tablet、Kindle、カメラ、ウィスキー200ml、バッテリー(2個持っているので電子機器を減らせばバッテリーもスマホ用だけでOK)なども含まれています。
山行の計画によって、こういう娯楽系は外して減らせます。
ベース10kgくらいまで落とせれば、縦走も現実的になる気がする。

3.ショルダーハーネスのポーチは非常に役立つ
ザックが重いと、ザックの上げ下げが大変なので、ポーチから財布・スマホなどを出せるのは非常に便利です。最近ショルダーハーネスにスマホが収納できるザックも多く売っているので、そういうの買おうかな。そうしたらポーチ類の分も重量を減らせるし、写真というアウトプットももっと出せるので。
(その場合、まだ3年しか使っていない今の45Lのチャチャパックを引退させるのが忍びなくて、買い換えるのをためらっています)

4.ミニマルなマットは厳しい
Evenewミニマルな200g以下のマットと、ごく一般的と思われるサーマレストのZ-Lite(400g程度)の両方使って比べてみました。
慣れの問題もあるかも知れませんが、現時点では200g強の差であればサーマレストを使いたいです。
ミニマルなほうは、雷鳥沢のようなかなり整地されているキャンプサイトでさえ小石の突き上げを感じて、私にとってはデメリットが大きいので。

5.シュラフもバリエーションを試したいが高いので保留
私は寒がりなので、一般的に夏山に必要とされる「モンベルのダウンハガー#3」よりも一段階分厚い#2を使っています。
これだと、夏に2000m以下の樹林帯の中に泊まるときは確かにちょっと暑すぎます。なので、少し薄くすることはできそうです。
しかし、2500m付近の稜線に泊まったときなどは今持っている#2でも丁度良いという気もします。

ということで、宿泊地によっては軽量化の余地はあるので様々なバリエーションを試してみたいところですが、シュラフは高いんですよね。なので、一旦保留中です。

6.酒はいらないかも
普段あまり酒は飲まないものの、山の中で(その日の行動終了後)酒を飲むのはわりと好きなので、ウィスキーを300mlのペットボトルに必要な分だけ入れて持ち歩いていました。
ウィスキー60mlでハイボール1缶くらいのアルコール量になるので、300mlフルに入れたらハイボール5缶分くらいになります。私はそこまで飲まないので、大体1泊120mlくらいを目安に持って行っていました。
しかし、2週間ほど前、長衛小屋のテント場で酒を飲んでぼんやり歩いていたら思い切り捻挫して、しばらく何もできません(未だに完治していない)。
テント場で酒を飲む楽しさはあるものの、貴重な夏山シーズンの数週間を失うリスクを考えると、テント場であまり酒を飲むのはやめようかなと思い始めています。

7.食事はモンベルのリゾッタ中心
最初は自炊もこだわっていましたが、結構時間がとられることが分かったので、基本的にはモンベルのリゾッタシリーズ(お湯をかけて3分待つだけのやつ)で良いかと思うようになりました(ちなみに、私の一軍は、ガーリック、カレー、ガパオです)。
これに乾燥キャベツを混ぜ込んでお湯をかければ、野菜もとれるし。
金額的にも、自分でパスタを作るのと1食300円程度しか変わりません。この差であれば、食事は手早く済ませて行動時間に当てるほうが価値があると感じます。

あと、これによりフライパンが不要になり、さらにガスの消費も減るので、より軽量化できます。
湯を沸かすのにはEvernewのチタンコッヘルを使っていて、サイズ感は丁度良いのですが、取っ手が熱くなりすぎで、既に取っ手のゴムが焼けてボロボロになってきました。
バーナーの火が横に広がるタイプだと仕方ないんですかね。
これは改善が必要そうなところです。Evernewのチタンコッヘルは非常に軽量で気に入っているので、バーナー側を変える方が良いのかな。

以上、最近テント泊で試行錯誤していること、気づいたこと7点でした。
最後に、繰り返しではありますが、ここに書いたことはあくまで私の試行錯誤過程です。
重量はどのくらい耐えられるか、食料は何なら満足できるか、答えは人それぞれだと思いますので、あくまで参考にしてください。

なお、3年前にテント泊をして考えたことのエントリはこちらです。
(この頃は、山の話をnoteに書いていたので、サイトが違います)

2023年7月21日金曜日

【仙丈ケ岳】人生の宿題は早めに

初南アルプス

尾根の反対側に甲斐駒ヶ岳が見える

仙丈ケ岳

テント場
標高2000M超えているとはいえ、日が当たってかなり暑い。
日が暮れるまで居場所がない。

川辺などで過ごすが手持無沙汰

日が落ちてくれば、まだテント内で過ごせる

日が落ちてきて良い雰囲気

仙丈ケ岳



先日、仙丈ヶ岳にも登ってきました。初、南アルプス。
昨年、仕事の関係でキャンセルして今年に先送りになっていた場所だったので、行けてひとまず良かったです
人生の宿題が少し終わった気分。

ただ、正直去年行けていればもっと良かったとも思います。
行っていれば、その経験を以てまた「次はどこに行こう、何しよう」と思考が動き出すので。
やりたいことはあまり簡単に先延ばしにしてはいけない。

その他の余談・感想としては、
・ 3年ぶりにテントを出したら、ポールの中のロープが経年劣化を起こしており、使い物にならなかった。事前に家で確認しておいて良かった。長期間ほったらかした道具は事前確認必須。
・ たどり着くまでの電車・バスが過酷
・ Pixcel7の広角カメラがすごいことに今更気づいた。ショルダーハーネスにスマホを収納できるザック買おうかな。後からつけられるポーチも試したけど、なんかブラブラするので。
・ テント場に早く着いてしまうとやることがない。テントの中でオーディオブック聞こうと思ったけど、日が出ている時間は直射日光が当たってしまいテントの中暑すぎ。居場所がない。
・ 脚力があって1日10時間くらい歩ければ「やることがない」の手持無沙汰問題は解消されるかもしれない、とも考えたが最近の日本アルプスでは仮に6時発で10時間歩いて16時にテント場到着してもテントを張る場所が無いという別の問題が出てくるだろう。
・ 一部高度感があって高所恐怖症ハイカーのわたくし的には結構怖い。これで南アルプスビギナーコースなの?という感じでした。南アルプスはこれ以上攻められないかも。
・ そのような岩場をアシタカのように飛び跳ねるように駆けていく人もいた(小屋関係者っぽかったが)。南アルプスは、基本的にはそういう人のための遊び場だろう。

です。 

2023年7月7日金曜日

レーザプリンタとスタンディングデスク





この半年買って良かったものベスト2はこちらです。

1.レーザープリンタ
私未だに画面で文字を読むより紙で読むほうが好きなんで。
インクジェットに比べて、早い、読みやすい、エラー少ない。昔は高かったけど、今は安くて良いのありますね。
一般家庭でインクジェットとレーザープリンタ2台持ちするのは過剰でしょうが、買い換えなら(カラー印刷不要なら)レーザープリンタ良いのではないでしょうか。

2.スタンディングデスク
肩こり解消につながりました。膝への負担とかもあるはずなので、使う時間は様子を見ながら増やしています。
存在感(というか実際の物理的占有体積)がかなりのものですが、今のところ価値があると感じます。
単純作業の効率は、立っていても座っていてもあまり変わらないです。
気になるのは、意思決定の質が立っているときと座っているときではなんか違うということ。
立っている時のほうが案外勢いでズバズバ決められる感じはしますが、(基本的に疲れているから?)雑な意思決定も増えます。
先日も、スペックとかの比較が甘いままPCを購入してしまい(しかも後からより良いオプションを見つけて)反省しているところです。
立ち作業中でも、重要な意思決定は、一度座って落ち着いてから決める方がいいかもしれない。

※ この他、ガジェット系で、スマホ、Kindleなどもアップグレードしてみましたが、正直あまり革新性は感じませんでした。
バッテリーの持ちは良くなったくらい。
ガジェットは元々好きなので、必要なものはもう持っているってことなんですよね。

2023年2月16日木曜日

冷凍ミラノ風ドリア

これまで通算500皿くらいミラノ風ドリアを食べてきた私ですが、先日サイゼリヤで501皿目(くらい)を食べていたところ、持ち帰り用の冷凍ミラノ風ドリアがあるのを発見。

こんなの前からあったっけ?
ということで、買って家で食べてみました。
これは・・・焦げ目が無いのがちょっと物足りないですが、思った以上にミラノ風ドリアですね。ソースなんか一種類しかないだろうから、そりゃそうか。
400gと、スーパーで売っている冷凍ドリアの倍くらいの大きさです。店のやつよりもボリュームあります。昼食ならこれだけで良いかな、というサイズです。
冷凍持ち帰りであれば、卵をのせたりとか、自分でアレンジできそうなのが良いです。
店でも「半熟卵のミラノ風ドリア」というのが売っていますが、半熟卵が冷たく、混ぜるとドリア全体がぬるくなってイマイチなんですよね。
今度は自分で目玉焼きをのせて食べてみよう。
マイナスポイントを挙げるとしたら、サイゼリヤにしか売っていないことですね。
Amazonで売っていたら頻繁に買ってしまいそう。



2023年2月12日日曜日

「佐伯祐三 自画像としての風景」感想 - 企画展の情報量&コスパ

東京ステーションギャラリーでやっていた、佐伯祐三氏の巡回展示会「佐伯祐三 自画像としての風景」を見てきました。

美術展に行くなんて超久しぶりですね。
日本美術史は詳しくないのですが、昔絵を習っていたころ、絵の先生が「佐伯祐三を参考にしたら?」と教えてくれたことがきっかけで、ピンポイントで佐伯祐三のファンです。
佐伯祐三の画集は見たことがありますが、実際の絵を見るのでは情報量がけた違い。
絵の勉強をしているなら絶対に本だけで済まさず実物を見に行くべきですね。
私自身は最近絵を描いていませんが「こんな感じなんだ~」と感心したことたくさんありました。
意外だったのは、結構絵に光沢があるということ。画集だと、どの作品も薄暗い曇った感じなので。
あとは絵のテクスチャに想像以上に味があるということです。

有名なパリの街並みの絵も良かったですが、展示会の最後の最後、閉じたドア(ほとんどドアだけを)を真正面から書いた2枚の絵が印象的でした。
それが佐伯の一番の自信作だったというのですが、それは素人目に見ても良さがわかりました。この二枚の絵も、画集では見たことがありましたが、実物を見るまで良さは分からなかったですね。

一番たくさん書いている時は、1枚3~4時間で、1日2~3枚描いていたとのこと。
確かにスケッチっぽいタッチではありますが、色調が重厚なので、なんかもっとじっくり描いているのかと勝手に想像していましたが、意外でした。

ちなみに値段は、入館料1,400円+音声ガイド650円(オプション)。
直感的には高いようですが、90分くらい滞在したし、(平均的な)映画と比べればインプットの密度はかなり高かったので、コスパ的には満足しました。
金額/展示枚数で考えると、一般的な美術館の常設展のほうがコスパは良いようですが、常設展にはストーリーが(あまり)無いんですよね。
このような、一人の画家にフォーカスして時系列などのストーリーで理解できるのは、インプットとしての生産性は非常に高いと感じました。
音声ガイドも、ストーリーを補うのにぴったりですね。
今後も、気になる企画展があったら行ってみようかな。東京は遠いんで何かのついでに。

(展示会の概要はこちら)