2007年12月27日木曜日

それでも脳はたくらむ (中公新書ラクレ 264)

また茂木健一郎です。今は茂木に集中する時なので良いんです。

著者が思いつくことを結構自由に書いている印象。ほとんどエッセイ集なんだけど、著者がどういう考え方なのか様々な面で分かる。ある知識人の考え方を全体的につかみたい場合は、こういう気楽な本を外さないほうがかえって良い。

茂木は朝型人間で、朝にまずコーヒーとチョコレートを取りながらブログを書き一日がスタートすること。(最近まねしています。)
脳科学的には、朝は情報が整理されているのに対して、夕方になってくると記憶のシステムにひずみが生じているそうです。へえ。
そんなこじゃれたライフスタイルも、脳科学的に理にかなっているんだね。

ただ、文章を書くのは必ず夜、と言う作家も多いようだし、酒を飲んで文章を書くという人もいるくらいなので(今のところ私には難しいけど、量の問題かな)、朝型とか夜型とかそういう思い込みを持たないほうがきっと自由だ。

同じ事をやるにしても、朝するか、夜するかで変わる場合がある。
ライフスタイルを見直す視点って結構たくさんあるのかもしれない。

この本で脳科学を体系的に勉強することは出来ないでしょうが、身の回りのことをとらえる理論として、脳科学は結構いけるという印象を受けた。

0 件のコメント: