2007年12月27日木曜日

[読書感想]脳の中の人生

2005
中央公論新社
茂木 健一郎


茂木のエッセイ集。茂木の著作は、どれもタイトルが良い。

面白い話がいっぱいあったのだけど、その中の一つだけについて書きます。

茂木がヴァカンスで数日間何もしないでのんびりしていたら、社会生活の中で忘れていた若い頃の夢や野心がわきあがってきた、と言う話。
脳の中ではゆったりと過ごすことではじめて湧き上がるプロセスがあるという。なので、外面上は何もしていないようでも、脳の中で劇的な変化が起こることはあるというのだ。
今までは、こういう現象は全部、社会心理学的な抑圧・開放論で捉えていたのだが、こういう見方もあったのね。やっぱ、新しいジャンルの勉強は面白いな。

そっか、と思ってあわてて年末年始に海外旅行入れてみました。

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