"Lean for Dummies"
という本を読みました。
「誰でもわかるリーン」といった意味です。
(リーンはトヨタ生産方式をもとに作られた、無駄無く製品やサービスに価値を賦与していくという一種のモデル・手法です)
平易な文体でわかりやすかったです。
さて、この本に限らないのですが、今日は最近洋書の読み方について思うところがあったので、簡単に記します。
私より英語が得意な人は無視してください。
<洋書の選び方 = 簡単なビジネス直結型の本を読みましょう>
英語の本で、"○○ for Dummies" や、"Complete Idiot's ○○"といった本が、たくさん出ています。
どちらも、初心者向けに、ある領域を解説した本ですが、結構マニアックな領域まで出版されています。
A5~B5くらいの大きめの本で300~400ページくらいあるものが多いので、日本の新書と比べたら2~3冊分くらいでしょうか。
最近、このシリーズは英語学習者に最適だなと思っています。
私は、日本で英語を勉強して、いざ洋書を読もうと思った時、本によって読める本読めない差が激しすぎて、本選びに苦労した経験があります。
その点このシリーズは英語のレベルが高すぎて読めないということがないです。
「英語は得意だが、何でも読めるというレベルではない」という場合、"○○ for Dummies" "Complete Idiot's ○○"から選ぶのがお勧めです。
洋書解説の本・サイトは結構見ましたが、とにかく小説の紹介が多いのです。
「英語を勉強して、英語の小説を読めたらかっこいい」という気持ちはわかります。しかし多くの日本人英語学習者は、身につけた英語が仕事で活かせてナンボのはずなので、もっと英語をビジネスで活かす方向に導いてほしいですね。
<電子書籍と辞書>
若干話が変わります。
洋書の読み方として、「リズムを崩さないために辞書は引かない」という考え方があります。確かに1ページ読むのに10回も辞書を引くようでは読むスピードを上げるトレーニングにはならないでしょう。
しかし、Kindle Touchを使って、考え方が変わりました。
タッチパネル式の電子書籍リーダーであれば、単語をタッチするだけで英英辞典が引けるので、リズムがあまり崩れません。
辞書を引いても出てくるのは英語なので、モードが変わってしまうということもないです。
私はKindleで辞書が引きやすくなったおかげで、今までよりも難しい本を読めるようになった気がします。
これが15,000円程度で買えるのだから、英語学習者(初級者は除く)にはとても良い投資だと思います。
なお、初級者がいきなり洋書を読むのはやめたほうが良い、というのが私の意見です。難しすぎるからです。
初心者向けの素晴らしい教材がその辺の本屋で手に入るので、まずはそういうものを使って勉強したら良いと思います。