2015年8月30日日曜日

【スイスDay2-1】 3コース立て続けハイキング1 メンリッヒェン展望台⇒クライネ・シャイデック展望台(グリンデルワルト)

2日目。
雨時々曇り。
ホテルの窓から、なんとなく高い山(後でわかったが、アイガーの北壁だった)が中腹までは見えるが頂上の方は見えない。

昨日よりはちょっと霧が晴れており
多少山が見える

これもホテル付近から
この時点で標高1000メートル越えているので
手が届きそうな所に雲がかかってる

本来ならあまり山に行くような天気ではないが、グリンデルワルトに丸1日いられるのはこの日だけ。
天気が悪かろうが、視界が悪かろうが、もう行くしかない。
朝食をとったら早速出発。
これが、少ない休みでの強行日程はダメなところだな。
もっと贅沢に時間をとって旅できる働き方を目指さないとな。

朝食の一部
基本はパンとソーセージとチーズ。
追加で目玉焼きとベーコンを頼んでみた。
これだけで約1000円(笑)

このあと雨はやんだけど、ずっと傘(普通の雨傘)を持ちながら歩くという変なハイキングになってしまった。出発時からレインコート着用で、ホテルにおいてあった傘をさして出発。
スイスでハイキングしたいなら、折り畳みの雨傘持って行った方がいいかも。

日本の登山とスイスのハイキングの違いを書いておきます。
日本の登山の基本的発想は、「下から登って上まで行って戻ってくる」だと思いますが、スイス(もしかしたらヨーロッパの?)のハイキングは違います。
眺めのいい歩きやすいところにハイキングコースがあって、ロープウェーなり、リフトなり、登山電車なりで高いところまで行って、また乗り物で戻ってくる。もしくは別の駅なり発着地まで歩いて、また別のコースに向かう、と言う感じ。
高低差が少ないハイキングコースがいっぱいあります。

私もこの日は、まずハイキングの出発地となる約2、000メートルくらいの地点に行くべく、ゴンドラリフトの駅に。
雨のせいか、ほとんど人がいない。

乗っている間も、雨と霧の中を進んでいくような感じだったけど、変わりゆく景色を眺めているだけでかなり楽しかったです。

朝食をとって数十分後出てきたら
雨が強くなってる
天気が変わりやすいのう
ゴンドラリフトから
時おり強い雨
ゴンドラリフトから


まずは、初心者向けとして地球の歩き方でお勧めされていたコース。
アイガー、メンヒ、ユングフラウを見ながら歩ける素敵なルート・・・
のはずなんだけど、ほとんど霧の中を歩いており、50メートル先も微妙にしか見えない感じ。
今回の旅行はこういう時間が長かった。
超人気ルートのはずなんだけど、すれ違った人はごくわずか。
みんなそんなに(雨の日には行動しないと割り切れるほど)日程に余裕あるのか?

しかし、霧で視界が悪い中でも時々ぼんやり見える絶景だけでもかなり感動しました。天気が良かったらどうなっちゃうんだろう。

約2時間程度歩いたところで、コースその1終了。
ほとんど平らなコースなので、大した疲労なし。


※ 後は写真を紹介
霧のさなかを歩く

幻想的、と言えなくもないかな


ほとんど平坦な道
良く整備されている
霧が薄くなると
遠くに山肌と氷河が見える





高山植物とかもあるよ




また霧のさなかに逆戻り
基本的に平坦ですが、このような沢を幾つかこえました









・・・
今回持って行った道具は以下です!


ガイドブックはこれ。
グリンデルワルトもツェルマットも、豊富にハイキングコースが紹介されていました。
ただ、地球の歩き方もハイキングコースの紹介は豊富だった模様。




今回使った雨具、モンベルのレインダンサー。
同じくストームクルーザーの方が評価されているようですが、値段などを考慮して、ワンランク下げました。





今回使ったカメラ(これの1つ前の型)
超広角(景色が広くとれる)で、防水。雨勝ちのトレッキングでかなり活躍しました。


【スイスDay1-3】 活気があるけどリラックスムード(グリンデルワルト)

グリンデルワルトの街の感想を書いておきます。

グリンデルワルトは、海外とは思えないくらいリラックスできる町でした。
一つは、前のエントリで書いたようにみんな観光中・休暇中だから。
もう1つは多分、子ども(親子連れ)が多いからかな。

グリンデルワルトは、山の麓にあって、ホテルがいっぱいあって、土産物屋がいっぱいあって、レストランがいっぱいあって、そこからハイキングをする人の拠点となる街です。

観光地といえば観光地ですが、日本の成熟しきった(というか旬を過ぎた)温泉観光地とは違い、活気があります。
一つは経済活動の面で下り坂ではないと言うこともあるのでしょうが、もう一つは観光客が、「温泉に入りたい」とか「風光明媚なところを眺めたい」というのんびりした目的ではなく、登山、サイクリング、パラセイリングなどを楽しみたい、というエネルギッシュな目的で来ているからでしょう。

景色とかはもちろんすごいんだけど、このリラックスできつつも活気ある雰囲気も魅力の一つだと思います。

晴れた日に撮った
グリンデルワルト駅付近の写真

登山用品の店がいくつか
モンベルのグリンデルワルト店と
COOP

これも晴れた日に・・・


私個人的には、まじめそうな人というか穏やかそうな人(?)が多いのもツボでした。




【スイスDay1-2】 グレッチャーシュルフト

グリンデルワルトはあいにくの雨。
駅からホテルまで500メートルくらいあったので、スーツケースもずぶ濡れな感じで、ユングフラウロッジに到着。
さっそく、登山用に買ったレインコートが役立ちました。
この部屋、いい眺めなんだろうな。晴れてれば。

ホテル

ホテルのベランダから

これもホテルのベランダから
高い山があるのはわかるが・・・

部屋で休憩しつつ、駅でもらったパンフレットやガイドブックを眺める。
もう夕方なので、長いコースではなく、近場に良いハイキングコースがないか調べていると、駅からバスで20分程度のところにで、グレッチャーシュルフトという手頃なコースがあるらしいことがわかりました。
ということで、駅に戻りバスを待つ。
(余談ですが、こういう細かい移動や待ち時間って結構時間をとられる)

グリンデルワルトには、なんかフリーパス的なシステムがありましたが、その辺の仕組みは完全に忘れました。

バスターミナル
ほとんど観光スポット行きのバス

で、グレッチャーシュルフト到着。
氷河が溶けた水に削られてできた渓谷だそうです。
いきなりすごい。

まだ1日目だし、このあともハイライトがいっぱいあるのですが、これをみただけで「来たかいがあった」と思いました。

全長約1キロ程度のハイキングコース。
有料。
いくらだっけ?忘れた。
まあ、このコースは金を取らないと維持できないだろうと納得できるコースです。
岸壁に人が歩くための通路が建て付けてあります。
落ちたら99パーセント死ぬ。
突き当たりまで行って戻ってくる感じになります。

とにかく寒い(氷河がとけた水だから)のと、川が白いのが印象的でした。


右側に見える道を歩いていく感じ


一応頑丈そうです

落ちたら死ぬ!




水が白い
コースの外側から

ここで夫婦のハイカーに声をかけられて写真を撮りあいました。
都市観光だとこういうのは少ないと思いますが、ここはのどかだし、ハイカー同士気安く話しかける文化は世界中にあるのでしょう。
都市だと普通に時間に追われて働いている人を横目に観光する感じだけど、ここにいる人はほとんどが観光中・休暇中。
働いている人は、観光産業(ホテル、レストランなど)の人だけ。
この後も、いろんなところですれ違う人と話したり写真を撮り合ったりしました。

ハイキングから帰ってから、グリンデルワルトの町を適当に散策してから、夕食のため近くのレストランに適当に入ったら、さっきの夫婦が近くの席に。
微妙にお互いが見える位置に座ることに。混ざるのも気が引けて、ちょっと微妙な空気に。
狭い村だからそういうことも起こる。

夕食
いくらか忘れた。2000円くらいだったかな。
この先、食べ物は全部高かった。


その後、何をしたか全然覚えていない。
この旅行はハイキングが主眼だったので、酒は飲んでいないはず。
多分早々に寝たんでしょう。





・・・
今回役立った道具は以下です!


ガイドブックはこれ。
グリンデルワルトもツェルマットも、豊富にハイキングコースが紹介されていました。
ただ、地球の歩き方もハイキングコースの紹介は豊富だった模様。




今回使った雨具、モンベルのレインダンサー。
同じくストームクルーザーの方が評価されているようですが、値段などを考慮して、ワンランク下げました。





今回使ったカメラ(これの1つ前の型)
超広角(景色が広くとれる)で、防水。雨勝ちのトレッキングでかなり活躍しました。




旅行記を書くのに使った道具はこちら、ポメラDM100。
とにかくこれを使うと量は書けます。文章力は道具ではカバーできませんが。


【スイスDay1-1】 計算された不親切さ?(ジュネーブ~グリンデルワルト)

では予告した通り、スイスの旅行記を書いていきます。
1年も前の旅行の旅行記を書くのは初めてなので、どんな感じになるのか分かりません。旅からどんなアウトプットを出せるか、一種の実験です。




スイスに行く前、1日だけアブダビによりました。
アブダビはこんな感じです。






ここだけは昨年旅行記を書き残してあったので、以下のエントリを見てください。

→ アブダビ


成田から(いや羽田だっけ?その記憶からいきなり曖昧)アブダビに向かうフライト中、初めて沢木耕太郎の「深夜特急」をキンドルで読みました。
おもしれー。
旅の途中に旅行記を読むのって良い。
それに気づいたのはこの時だったかも。
出発の時点で2巻までしか買ってなかったけど、アブダビの空港のWi-Fi(無料)を使って、残り(3~6巻)を全部買ってダウンロード。スイスへのフライト中さらに読みまくってました。
アブダビの空港で「深夜特急」を買いながら旅をできるとは、時代が変わったものだ。
少し前までは、海外旅行の時は念のため(持って行った本がつまんなかったときはとばすので)大量に本を持って行っていたものですが。
なお、アブダビの空港はインターネット端末も無料で使えます。使い勝手はあまり良くないけど。

アブダビの空港
Wi-Fiフリー


で、スイス到着。
ジュネーブの空港、あまり記憶無し。
どんな空港だったかも覚えていない。
かろうじて覚えているのは、空港に接続している鉄道の駅だけ。
特筆するようなことがなかったからだとは思うが、所々記憶が抜け落ちている。


ここで、鉄道のパスを有効化して、最初の目的地グリンデルワルトへ。

ちなみに、今回の代理店はファイブスタークラブ。
おもしろい企画が多いので気に入っています。
しかし、大手旅行代理店のような手厚いもてなしはありません。
本当に必要最低限の情報しかくれない(というか若干説明不足と感じる)
今回、スイス滞在は5日なのですが、任意の3日間使える電車のフリーパスが同封されていました。
どういう意図で3日分なのかわからないので、初日の夜にホテルでインターネットにつないでスマホからメールで質問する羽目に。
「移動が多い3日間で使え」ということらしい。
まあ、考えてその結論にたどり着かないとは言わないが、どういう意図で5日の滞在なのに3日分のパスを同封したのかくらい書いてくれても良いと思う。
あと、ホテルの地図も同封されていないことにアブダビで気づき、アブダビの空港で、やはりスマホでインターネットに接続して地図の画像を保存してなんとかそれを使ってたどり着いた。
スマホの類を持っていなかったら結構面倒くさかったのでは。
最寄り駅までわかれば(そしてそこにツーリストインフォメーションがあれば)そこで聞いてたどり着けなくもないけど、最寄り駅もわからないのはちょっとヒントが少なすぎる。

まあ、何から何までやってもらうちょっと子ども扱いされたような気にもなるので、そのくらいの不親切さが売りなのかもしれないですが(?)

ついでに言うと、ヨーロッパの長距離鉄道はちょっと手強いです。
終着駅がその国の中にあるとは限らないから、自分が進む方面を見つけるのに一苦労。
でも、乗っちゃえばヨーロッパの鉄道は良いです。
眺めも楽しいし、清潔だし、治安はいいしで、リラックスした旅ができます。

ということで、限られた手がかりをもとに、移動。
途中レマン湖が見えたり、ベルンで昼食にラザニアと巨大なプレッツェルを食べつつ、目的地グリンデルワルトに到着です。


電車の中

ベルンで食べたラザニア


ベルンで食べたプレッツェル
でかい

別の店のプレッツェル
やっぱりでかい

車窓から

車窓から
段々山がちになってきた

車窓から