2012年10月8日月曜日

圧倒的ナンバーワンを志向する(「現実を視よ」の感想2)


100億円売らないと決めねば、100億円売れない
(柳井正)


「現実を視よ(柳井正)」の感想を先日書きました(そのエントリへのリンクはこちら)が、気になったことがもう1つあったので記事にします。

ファーストリテイリング(ユニクロ)の社長、柳井正氏。
この人の考えに「圧倒的ナンバーワンを目指さないと滅びる」というものがあります。
現代は、ウィナー・テイクス・オール(勝者が全てを持っていく)の時代。業界2位を目指すのは滅びるのと同じだ、と言っています。

そして今、柳井正氏は、
・ ユニクロの年間売上5兆円
・ 中国で今後十年の間に1,000店舗出店する
などの目標を掲げています。
(去年の売り上げが6,000億程度なので結構強気ですね)

この考えのもと、
・ ニューヨークの五番街に出展する
・ 新卒の半分以上に当たる約1,000人の外国人を採用する
などをものすごい速さで決断して進めているわけです。

圧倒的ナンバーワンを目指すのと、そこそこを目指すのでは、当然目標が変わってきます。
目標が変わればアクションが変わります。

どのあたりを目指すかで、アクションは変わってくるということです。
(すごく当たり前だった)


年間五兆円と思わなければ、中国1,000店舗展開という考えも出てこなかったでしょうし、採用人数などの具体的な打ち手も当然変わっていたはずです。

弱気な目標を立てれば、あまり高みに登っていけないアクションばかり打つことになる。
時代錯誤な目標を立てれば、いくらそれを達成しても滅びることになる。

最近自分自身もグローバリゼーションの厳しさを肌で感じているので、滅びないよう、センスある目標を立て直そうかな。





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