2014年10月5日日曜日

山女日記(湊かなえ) - 非日常的な刺激で煮詰まり解消(?)



山小説。
利尻山、金時山、トンガリロ(ニュージーランド)等が登場します。私も登ってみたくなりました。

登場人物達は、登山を通じて自分の内面が変わったり、内面の何かに気付いたりします。
例えば、結婚に悩んでいた女性が
「結婚するか否か、そういう問題ではないはずだ」
と、問いの立て方が違っていたことに気付くなど。

登山でこんな内面の変化など起きないだろとしばらく思っていたのですが、記憶を辿ったら、スイスの山で私にも一度だけあるのを思い出しました(細かいことは書きませんが)。

山の何がそうさせるのでしょうか。

■ 日常から離れることで、日常の問題から距離をとれて、今まで煮詰まっていたところが急に流れが良くなる
■ 長時間歩くことで血流が良くなったり、セロトニン的な脳内物質が出てきたりして、何かひらめく
■ 危険箇所を歩くことで、生死について考える

などが何となくありそうですが、もしかしたら他にも煮詰まり解消要素があるのかもしれません。

趣味が加速する街

次の部屋の契約はまだですが、そろそろ町田生活ともおさらば。
このような大きい駅の近くに住んだのは初めてでしたが、良かったと思うのは、
町田(レベルの何でもある街)に住んでいると趣味が加速する
ということ。

町田には、大体どんなジャンルの店もあります。
例えば、最近始めた趣味の登山。
登山用品を扱っている店だって、規模を問わなければ少なくとも4店あります(好日山荘、Victoria、オシュマンズ、ハンズ)。

最寄りの駅にこれだけ色々あれば、
・ 平日になるものをチェックすることが出来る
・ 平日なら店員の話もじっくり聞ける
・ 時にセールもやっている
・ 重いものを買っても持って帰るのが簡単

と行った具合で、瞬く間に道具が揃っていきます。

休日に都内に出てまとめて買い物をする、というやり方ももちろん出来るでしょうが、それだと疲れて途中で何を買ったら良いか判断力が無くなってくるんですよね(私の場合)。

特に、登山用具の場合、平日にモノを買って休日に使えるというのは大きいです。休日が買い物になると、使うのは次の休日になるので。

後は、調理器具なんかも瞬く間に揃えた記憶あり。


今度は多分、駅前にスーパーくらいしかないような所に住みます。
それはそれで何か新しい体験があるはず、と期待していますが。

トレッキングシューズ探し1 デザインが気に入っても縁がない靴 というのもある




この1ヶ月くらいで、トレッキングシューズ(軽登山靴)を何足も履いて靴を買いました。
いくつか履いて思ったことは
デザインが気に入っても、合わない靴は合わない
です。
普段履きの靴は、デザインが気に入ったら、後は自分の足のサイズに一番近いものを選ぶだけ。
せいぜい、26か26.5で迷うだけ。
あまり何足も履き比べることはしません。

しかし、トレッキングシューズは固いものなので、26にしても26.5にしても足の形に合わないものは合わない。
どっちかというと合わない靴の方が多い。
そういう靴はいくらデザインが気に入っても縁がなかったと思って諦めるしかない。

例えば、私の場合はAsolo社の「シンビオ」という靴や、マムート社の「エナジー」という靴がそうでした。
デザインも気に入ったし、機能も必要十分だったのですが、26にしても、26.5にしてもダメでした。
私の場合は、左足の小指が当たることが多いようです。
(結構左右の足の形が違うんですね)
そして、左足の小指が当たらないサイズまで上げると、足全体がブカブカになる。
靴が固いので、いくらひもを締めても足全体に馴染まない。
という具合です。

で、結局買ったのはAsolo社の「レストン」という靴。
念入りに選んだかいあって、3時間ほど山を歩いてみたところ、今までよりも遥かにフィット感高いです。
これは元々柔らかめで足に馴染みやすいというコンセプトらしいので、万人に合いやすいのでしょうが。

実は、岩場用のもっと固い靴も欲しいなと思っています。
それは足にフィットするものを見つけるのが大変そうだな。

部屋探し2 家賃

今回は、こちらに急ぐ理由も無かったので、家賃交渉を時間かけてしてみました。



結果、物件によっては、大幅に(1割以上)下がりました。
逆に、3ヶ月以上も空き家なのに1円も下がらないところも(物件がいつから募集しているかは結構インターネットで調べられる)。
大家のスタンス次第なのでしょう。空き家の期間の損失を合理的に計算して価格を下げてくるところもあれば、あくまで強気の大家もいるようです。

あと邪推ですが、仲介業者に誘導されているような気もします(希望順が下のところはあまり下げずに、とっとと決めるよう促される)。


さらには、不動産仲介業者と物件管理会社の力関係というのも影響していそうです。
(不動産仲介業者が、物件オーナーが契約している管理会社と交渉するという、私とオーナーの間に2社入る形なので結構まどろっこしい)



ということで、様々なステークホルダーの思惑を読み切れないので、うまく交渉できるかは運次第になってしまいますが、少なくとも
■ 物件次第では結構価格交渉できる
■ 必ずしも言い値で契約する必要は無い
と言えそうです。

部屋探し1 内見の価値

部屋探し中です。
最近忙しくなって通勤がキツくなってきたもので。


今回は、全部で10件以上内見しました。そのメモ。
結論としては、
条件を変えながら数多く内見するメリットがある
ということ。


まず、今回数多く内見できたのは時期が良かったようです。
主に9月に回ったのですが、営業所にいっても大体客は私だけ。単身でアパートを探しているだけの私に相当時間を割いてくれました。
元々は内見しまくるつもりも無かったのですが、1回目の内見の後、ピンと来る物件が無く長いこと回答保留していたら、「もっと内見してください」と連絡があったので、たくさん見せてもらいました。

内見をすればするほど迷って決められなくなるということもあるでしょうが、私は見れば見るほど発見があって良かったです。

ポイントは、条件(家賃、築年数)をどんどん変えていく、もしくは幅を広くとって、とにかく様々なタイプの部屋を見るということ。
今までワンルームばかりに住んでいたのですが、まずはその条件を取払いました。
あとは、自分の予算よりも高めのところも見せてもらいました。
そんなことをしながら色々見た結果、自分の払える範囲で古めの3LDKくらいまで借りられるということがわかり、これだけでも収穫でした。
(ものすごい郊外です。念のため)

そして、見ているうちに思ったのは、約10年間(ある意味妥協の結果)ワンルームに住んできましたが、多少値が張っても住む場所を変えるほうが良いのではないかと、(大げさに言うと)価値観も少し変わってきました。

まあ、今回は3LDKは選ばないでしょうが、
・ 自分の選択肢を幅広くイメージできるようになる
・ どのような家に住むか、価値観も変わってくる
というのが、今回の内見のメリットでした。

さて、次回は家賃の話でもしようかな。
(内見にそれなりに時間をかけたので、出来るだけメモを残しておきたい)