| 国会議事堂 海外に比べると簡素な外観 |
| 天皇が休む部屋 |
| 中央広間 |
| 中央広間 |
| 天皇に影を作らないために上を向いた照明 |
| 衆議院 本会議場 |
| 衆議院は議長席の後ろに天皇用の席がある 参議院は議長の正面(写真は無い) |
| 傍聴席 |
| 参議院 本会議場 |
| 参議院 本会議場 |
| 国会議事堂の床 大理石が埋め込まれている |
国会議事堂参観してきた。 衆議院と参議院がそれぞれ見学ツアーをしている。日を分けてどちらも参加した。 どちらも自由見学ではなく、ガイドについて回るというやりかた。 その感想などを書きます。
<参観ツアー 衆参共通>
どちらも、本会議場見せてくれるという、とんでもなく価値が高いツアー。
ただ、他国も含めて国会議事堂の中に入ったのは初めてで頭の中に比較の対象などがなく「こういうのなんだ」という感想が中心になってくる。(他国で、国会議事堂の外観や周辺は見たので、後で比較した感想を書く)
・ 本当に会議をしている部屋の目の前の廊下を歩ける。議員や関係者はこんな参観ツアーを毎日何度も受け入れて気が散らないのかな。
・ 廊下で記者と思われる人が待ったりしている。多少ガヤガヤしてしまうのがデフォルトということかも知れない。
・ 90年前に作られた建物であることもあり、当たり前だが近年つくられたオフィスとは感じが違う。
・ 床が大理石(約160万個の大理石が床に埋め込まれているらしい)だったり、その上に真っ赤なカーペットが敷かれていたり、壁や柱が装飾的であったりメンテナンス(清掃など)にコストがかかりそう
・ 一番小さいカーペット(1平方メートルくらい)が40千円とのこと。高いのか安いのかよくわからん。
・ 建物も庭も全都道府県からの寄贈物を多数使って作られている
・ 議員の椅子も傍聴席の椅子も近代(つまり現代より前)に作られた背もたれが直角の椅子。腰とか痛くなりそう(ポツダムの会議場でも気になった)。
・ 衆参の間に、よくニュースで見る中央広間がある。その上に、天皇が休む部屋がある。この部屋は国会議事堂の中で、皇居から最短距離の位置にある。
・ 中央広間と、天皇が休む部屋は衆参共通の見学コース。
・ 天皇が休む部屋の前の踊り場は、影が出来にくいよう照明が上を向いている。天皇の陰を踏むのは失礼にあたるため
・ その他、衆参とも一番良い場所に天皇のための席があったりして、天皇に最大限配慮した作りだと感じる。
・ 参議院、衆議院と建物の作りは同じなんだろうが、装飾などの見た目は多少違う。参議院の本会議場も少し作りが違う。天皇の席の場所なんかも違う。
・ 本会議場は、衆議院と参議院の議長が向かい合うような形で作られている。
・ 写真を撮れる場所は限られている。YouTube撮影はできない。YouTuberを手本に旅すると、こういうのがすっぽり抜け落ちてしまう。
<衆議院 参観ツアー>
・ ぱっと見40人以上参加者いた。
・ 英語ツアーも並行で走っていた
※ 人数が多く、場所によってはガイドとの距離が出来てしまうのと、何よりガイドが話しているのにグループ内で喋ってしまっている参加者がいて残念ながらあまり説明が聞こえなかった(国会議事堂の他にも、その後参加した幾つかの参観ツアーでもそういうのはあった。日本人のマナーも特別良いってほどでもないと思う。まあ、仮にインド人のグループなどであったらもっとカオスだろうから、それと比べれば大分マシってことにはなるかもしれないが、ガイドの声をかき消している時点で一線は越えている)
<参議院 参観ツアー>
衆議院参観の後、日を改めて参議院の参観ツアーに参加。
この日はガイドの説明が全部聞こえ、とてもわかりやすく勉強になった。
この日は人数が少なかったこともあり、途中でエレベーターを使ったりもした。エレベーター2回転で全員連れて行ける日は使う運用らしい。(衆議院の日は人数が多く階段などは全部歩き)。
・ 速記者交代の鐘は、5分に1回、365日24時間鳴り続けている。
・ 参議院の貴賓席を最後に使ったのは川端康成。
<国会議事堂外観>
この建物を単体で見ると立派な建物ではあるが、過去に海外で見たことがあるドイツ、ハンガリー、イギリス、フランス辺りと比べると簡素。
大きさで言えば、他国と遜色ないと思う。日本は国家規模(人口・GDP等)としても大きめなのだから当然そうだろうが。
<国会議事堂周辺>
飲食店もコンビニも全くない。永田町だけでなく霞が関もそうだが、観光ウェルカムムード一切無し。むしろ関係者以外はやたらとうろついてくれるなという街の作りで、早く来てしまった場合休憩する場所などはほぼないことには注意。
(国会図書館で休憩するのが一案としてはあるが、利用登録が必要)
国会議事堂前の道を歩いていたら蕎麦の匂いがしてきたので、どこかに店とかあるのではと思ったがとりあえず見当たらなかった。後で参観中に説明を聞いてわかったが、衆議院の敷地に蕎麦屋があるらしい。吉野家も(※1)。
国会議事堂周辺を改めて見ると、パトカー、機動隊車両、棒を持った警察官(※2)等がいっぱいで緊張感ある。特に首相官邸前。厳ついナンバーの厳つい見た目の車がたくさん走ってる(※3)。この辺りは写真は全然とらなかった。
ドイツやハンガリーの国会議事堂前の庭は解放されており、和やかムードだったのと比べると雰囲気違う。
日本の国会議事堂にも目の前に一応庭はあるが、狭いし、皇居、霞ヶ関、永田町の飲食店不毛地帯に囲まれており、飲み食いはできない。全然人がいない。
少し離れた皇居の庭園がその代わりの憩いの場とも言えるかもしれないが。
なお、イギリス、フランスも国会議事堂目の前は行ったことがあるが、それらも観光地のど真ん中にあるので、日本と雰囲気は全然違う。昔過ぎて警備状況とかは忘れた。
国によって、国会議事堂をどのくらいオープンにするか考え方も違うだろうし、治安によっても警備状況は変わるだろう。
後細かい気になった点としては
・ 国会議事堂と首相官邸の間あたりで、で大きい音を出して行進(デモ)をしている人はいた。しかし、その時点では警備のおとがめは無い模様。
・ 国民の祝日とかではなくても、日本国旗がいたるところで見られる。
※2)この、棒(目測120cmくらい)を持った警察官は、他では成田空港でも見たことがあるけど、何か決まったミッションがあるのかな。警備していることをはっきりわからせるためでもあるのかも。
※3)例えばつや消し黒のランドクルーザーとか。ただ全然普通っぽい車も走ってはいる。
<政治機能密集地帯>
このあたり、国会議事堂の周りに、首相官邸、議員会館、自民党本部などがあり、狭いエリアに政治機能が密集していることがわかる。
役人がいる霞ヶ関、会合(?)が行われる赤坂も隣接しているし。
あとは、隣接とまでは言わないが、皇居、靖国神社、迎賓館あたりも近い(距離感を知りたく全部つながるよう歩いてみた)。
政治ニュース・小説に登場するような場所は実は狭いところにまとまっている。
海外だとどうなのだろう。これほど密集しているのかな。
そういう観点では見ていなかった。今度海外の首都に行くときはこの観点でも街の作りを見てみるか。
<まとめ>
とても価値ある体験だった。今後海外で同じようなものを見る機会があったら、これがベンチマークになる。それに、一度本会議場を見たことで、ニュース映像などを見た時の実感の湧き方が全然違う。

