2012年1月31日火曜日

別の道具を使うと、別のどこかにたどり着く - マンダラート感想



10日ほど前ですが、「マンダラート」というものの講座に参加しました。
そして、そのマンダラートを10日ほど使ってみての感想です。


「マンダラート」とは、「思考(主に発想を広げること)を補助するツール」です。
基本的には、3×3のマス目から出発して、発想を広げていきます。

正確にはこちら(考案者のサイト)をご覧ください。
http://www.mandal-art.com/


私はこれまで、思考を広げるにも、まとめるにも、マインドマップを好んで使っていました。
これはこれで良いのですが、せっかくなので、色んなツールを知ってみたいと思っての参加です。


「計算問題は紙とペンとツール(計算方法)が無いと解けない」ことからも分かるように、紙とペンとツールがあるからこそ思考が先に進むと私は思っています。

今回は、マンダラートがツールです。
で、使ってみると、使い勝手はもちろん違うし、出てくるものもマインドマップと違います。
違うツールを使うと、違うところに辿り着く。
こういうことはよくありますね。


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で、さらにその後しばらく使ってみた感想です。

あまり制限が無いので、時間があれば、ほぼ永久に書き続けられるような気がします。
マインドマップと比べると、中心に書いた言葉からかけ離れていきやすく、3階層目くらいまでくると、全く別のテーマに変わっていたりして、かなり収拾がつかなくなるという印象です。

しかし、私は経験から、収拾がつかなくなるくらい一度広げる方が良い考えが浮かぶ、と思っているので、メチャクチャ広げまくるツールとして使えそうです。
1つのツールで何でもやることは無いです。
まとめに入りたいときは、別の紙を出して、マンダラート以外のやり方でまとめたら良いということです。

さて、ひとまずは発想を広げるのには使えそうと分かったので、この後は、別のツールと組み合わせて、まとめるやり方を模索していきます。
あと、読書と組み合わせる方法も。


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追記

酒を飲むとまともな文章を書いたりは出来なくなるけど、思考発散用だと割り切れば、酒を飲んでいても出来るかもしれないですね。
これも今度ためします。

2012年1月29日日曜日

永田町読書会で「トヨタ生産方式」を紹介してきたよ

昨日は、永田町で開催の読書会で「トヨタ生産方式」という本を紹介してきました。

本書は、文字通りトヨタ自動車工業の生産の仕組みを説明した本です。
著者は、大野耐一。
元トヨタの工場長〜副社長で、まさにこの人がトヨタ生産方式を確立した人であるようです。


私が勤める会社の生産方式は少なからずトヨタ生産方式から影響を受けています。
これまで概要レベルは知っていましたが、ぜひ原典にあたってみたいと思い、読みました。


テクニカルな面で当然勉強になりましたが、このブログではテクニカル面の話は省略し、感想だけ書きます。


これを読んで思ったのは、本当にあらゆることを考えて生産方式を確立したのだなということです。

カンバン、アンドン、自働化、平準化・・・
などなど、色んな有名な考え方が紹介されています。
いろいろな要素を統合して一つのシステムにするというのは、ものすごい大変なことであるはずです。
しかも、世界のメーカーが真似したくなるような仕組みを。
概要本だと、いろいろ詰まっていて当然という感じがしてしまいますが、この本では(一人で全部考えた訳ではないでしょうが)全て自分で経験したことを書いてあります。
一応テクニカルな本であり、苦労話が書いてある訳ではないですが、これを開発した人(たち)のすごさを感じました。

多分、ドキュメンタリー番組にしたら面白いだろうし、あったらぜひ見てみたいです。


以上、本の感想です。

今回も、私以外の方が紹介していた本、読みたいものがたくさんありました。
(本、受験勉強、仕事、その他いろいろ、同優先順位をつけるかは結構難しいな)
読書会後の懇親会も楽しかったです。どうもありがとうございます!


写真は、懇親会のお料理です。
@永田町さん、毎度どうもありがとうございます。








2012年1月28日土曜日

料理は早めに身につけろ

ここ1ヶ月、出来るだけ自炊してみて気づいたことを書きます。
自炊をしたとは言っても、夕食の自炊率が50%くらいで、朝・昼はほとんど外食です。



料理初心者の感想ですので、その点ご承知の上でこの先お読みください。


料理してみて一番良かったのは、何と何を混ぜたらどんな味になるのか分かってきた、ということです。
料理を全くしないと、外食する際も自分が食べているものに何が入っているのか、想像がつきにくいです。
「醤油と酒とみりんと砂糖を混ぜるとこんな味になる」といったことが、徐々に分かってきました。
こうなると、外食をする楽しみも増えていいですね。

自分が何を食べているのか大体分かる能力を身につけられるというだけでも、料理に投資する価値がありそうです。


あとは、自炊は栄養をコントロールしやすいということも良いです。
最近は、休日に野菜がたくさん入った鍋を作って、それでまとめて野菜を取っています。
健康は常に優先順位トップランカー。
なので栄養ある食べ物を作れる能力に対しては投資価値ありそうですね。


ということで、結論としては
常に自炊をし続けるかどうかはともかく、料理の基本は人生の早い段階で身につける方が良い。
それだけの価値はある。
です。31歳の初心者が言うのもどうかとは思いますが。


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最近作った料理。
まだ初心者なので、全部レシピに従って作っています。

「エビマヨ」
まず油と酒でエビを炒めて、後からマヨネーズを入れる。
けっこうマヨネーズたくさん入れるんだなー、という感想。
作った日に食べた分はおいしかったけど、冷凍⇒解凍したら水っぽくなってまずくなりました。



「たらこスパゲティ」
バターを焦がして、スパゲティとたらこと混ぜるだけというレシピでした。結構うまく出来たけど、なんか体に悪そう。



「たらこチャーハン」
スーパーでたらこを最小単位(2腹)買ったら、4食続けてたら子を食べることになりました。
チャーハンのもとを使わず、醤油、みりんなどで味付けしてみたが、あまりうまくいかなかった。



「アスパラとツナ炒め」
塩とこしょうでアスパラとツナを炒めるという簡単なもの。火を止めてから酢をかけるのがポイントらしいが、あまり酢が好きではないので、レモン汁をかけてみた。それでもOKだった。 


「鍋」
中華鶏ガラスープの素をいれたら、一気になじみのある味になった。中華スープってこういう風に作るんだ。
普段行っているスーパーとは別のところで鶏肉を買ったら、全然違かった。値段は変わらないのに。 

料理とオーディオブックは相性が良い

料理初心者ですが、料理とオーディオブックは相性が良いとますます思ってきたので、少しご紹介します。



以前一度自炊にチャレンジしたときストレスフルだったのは、とにかく時間を使ってしまうということでした。
当時は特に英語を勉強中だったので、料理をする暇があるくらいなら食事は松屋で済ませて英語を勉強するという発想でした。
今はキッチン(というか廊下)専用のiPhone(1世代古いやつ)で、英語か日本語のオーディオブックを聞きながら料理しており、あまりストレスが無いです。
小さくて、つまり廊下に置いてもそんなに邪魔ではなくて、それなりにまともな音が出るスピーカーがあるというのは結構画期的でした。

聞く内容は、あまり難しいものは向いていないと思います。所詮「ながら聞き」ですので。
なので、私は「初めて聞く英語のオーディオブック」とかは料理中は聞きません。何度も聞いた英語の教材か、内容が軽めの日本語のオーディオブックを聞いています。
集中力が50%くらいでも頭に入ってくるものが良いです。


かつてストレスだったことが一工夫やデジタルの力でストレスが無くなるというのはありがたいことですね。
他にも良いアイデアがあったらまたシェアしたいと思います。


ちなみに、日本語のオーディオブックで私がサラリーマンにオススメなのは、「日経ビジネスオトマガジン」です。
febeというサイトで、月500円で購読できます。私はコストパフォーマンス高いオーディオブックだと思っています。


※ iPhoneはこんな感じで冷蔵庫の上に置いてあります。

2012年1月15日日曜日

世界はWin-Winなど志向していない?-世界インテリジェンス事件史 [単行本] 佐藤 優 (著)





手嶋龍一氏の「ブラック・スワン降臨」に続いて、インテリジェンスの本を続けて読みました。

著者は佐藤優。
有名人だとは思いますが、私はこれまであまり読んだことがありませんでした。
元外務省の役人です。一度逮捕・投獄されて、その後(今)はノンフィクション作家のようです。

作者の現代世界観はこうです。
現代は「新・帝国主義時代」である。
各国は自国の利益を最大限にするよう行動してくる。そのためには他国が不利益を被ることもいとわない。


自己啓発界(?)ではWin-Winの関係を目指しましょうとよく言われていますが、政治の世界は、全く別の世界だと言うことですね。

そして、このような世界の中で自国の利益を最大にする、もしくは他国にカモにされないためにインテリジェンスが必要であるとしています。

本書の中での「インテリジェンス」の定義はこうです。
「国家が生き残るための情報」もしくは、「戦争に勝つための情報」。
(「知的な奴」の意味ではないです)

基本的には事例が次々紹介されていて、一部分を読んでも結構面白いです。
例えば、次のような事例がたくさん紹介されています。

  • CIAの情報分析がお粗末だったため、アメリカはイラクの大量破壊兵器保有を本気で信じていた思われる。
  • ポーランドでユダヤ人6,000人にパスポートを発行して命を救った杉原千畝は、正義感からそれをしたのではなくて、情報と引き換えにしたのだ思われる。
  • 日露戦争に日本が勝ったのは、単純な軍事力よりも、内乱を起こさせたりしたインテリジェンスの力が大きかった。

全体の論調としては、日本はインテリジェンスが足りない(機能していない)、と書かれています。
この点は、先日感想を書いた手嶋龍一氏の著書と同じですね。
(逆に強いのは、アメリカ、イギリス、ロシア、イスラエル)

手嶋氏と本書の議路を合わせて考えると・・・
日本は安保があるからインテリジェンス機関が発達しにくかったのでしょうねえ。
しかし、戦争が無いとしてもインテリジェンスが必要な時代だと言うことはわかりました。
日本にもぜひインテリジェンス機関を作ってほしいです。


今回は、若干私の手の届かない範囲のテーマの本でしたが、使えるヒントは結構ありました。
意思決定に使える情報を吸い上げる仕組みは絶対必要だ。そうでないとカモにされる。しかし完全な情報を待っていると時機を逸する。
この点は、個人も国家も同じですね。


2012年1月9日月曜日

文房具いろいろトライアル - オキナ セミナーレポート5ミリ方眼

この3ヶ月くらい、いくつかのメモ帳トライアルしてきましたが、最近気に入っているのはこれです。

オキナの「セミナーレポート5ミリ方眼」。B5サイズ。



以下のエントリ
文房具いろいろトライアル - Rollbahnのメモ帳
で紹介したメモ帳も書き心地は良かったのですが、「リングから剥がす時にたくさんゴミが出る」という難点を克服できなかったので、あまり使わなくなりました。
ミシン目もついていますが、ミシン目で切るにはそこに折り目を付ける必要があるので、10秒くらいかかります。

今度のはレポートパッドなので、剥がしやすいです。
(剥がしやすすぎて、ページをめくるとすぐバラバラになります。もう少し丈夫でも良かった。)

B5サイズなので、メモ帳というよりは、ノートを取るのに使っています。
紙がはがれやすいので、下図のように、いくつかのメモ・図を机に並べて眺められます。
昔は、A3とか1枚の紙にマインドマップを書くことが多かったのですが、こういう情報のまとめ方もなかなか使えそうです。


正直、100円均一のレポートパッドでも同じことは出来ます。
しかし値段が3倍(300円)のこのメモパッドの方が紙が分厚くて、書きやすい、そしてにじみにくいです。
1枚あたり2円程度高い価値はあると考えました。
最近、インクがドバドバ出るボールペンを使っているので、相性が良いのかもしれないです。


蛇足です。
昔は文房具は全部100円均一で買っており、それで事足りてはいました。
しかし、自分に合う道具を見つけたとき生産性が上がるのも事実。
投資効果という点では、これまで全然文房具に気を使ってこなかった人が、少し気を使って気に入るものを買う、というのは本を買うのと同じくらいのインパクトがあるという気がします。

こだわりだしたら際限が無さそうなのが少し怖いところですが。
まあ、それは本も同じか。

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一応リンクをつけますが、今は在庫切れのようです。



成長サイクルを回しまくる - 「逆行」(尾原史和)






「R25」や「TRANSIT」をデザインした尾原史和の青春期「逆行」を読みました。

一番気になるのは
「引っ越し、引っ越し、また引っ越し」
という章。

著者の考え方は、「仕事場は仕事を入れる箱」。
最初は四畳半のアパートで仕事をしていたのだが、そこで出来るのは所詮一人で全部をまわせる仕事だけ。
著者はチャンスがあるたびに、金銭面では相当きつくても広い事務所に引っ越して(その度にパートナーを雇って)事業を拡大していきます。
そして得た新しい仕事で、人脈や経験を蓄積していくのです。

次の仕事場を、家賃を払えるか払えないかギリギリのラインでも次々決めていくところが印象的です。

「成長サイクルを回せ」という考え方は、勝間和代さんはじめ、最近よく見る考え方ですが、この著者は本当にギリギリまで投資して「成長のサイクル」を回しています。
普通の人なら、どうしてもリスクを考えて、余裕を持った投資をしがちだと思いますが、芸術系の人はリスクについての考え方が常人とは違うと思います。
ただ、これだけ高速回転させるからこそ、若くして成功することが出来るのでしょうね。

感想は以上です。


尚、芸術系著者の仕事術は、何かとヒントが得られることがあるので時々読んでいます。
その目的で読んで面白かったのは、この辺りです。

「自分の中に毒を持て」(岡本太郎)




「芸術起業論」(村上隆)

2012年1月4日水曜日

ブラック・スワン降臨(手嶋 龍一)感想





ブラック・スワン降臨―9・11‐3・11インテリジェンス十年戦争 [単行本]

手嶋 龍一  
を読んでいます。
先日のビブリオバトルでネオサピさんが紹介していた本です。
普段なら手に取らないタイプの本ですが、これはかなり興味をそそられたので買いました。
途中なのですが、ここまででも面白かったので感想書きます。(明日から会社が始まってしまうし)

ブラック・スワンとは、直訳すると「黒い白鳥」。
しかし実際は「黒い白鳥」はいません。
このことから、ブラック・スワンとは、「本来はあり得ないこと(なのに起きてしまったこと)」を表す言葉として使われています。
そして、アメリカの9.11、日本の3.11がブラックスワンだったということです。

全体としては、9.11へのアメリカの対応、3.11への日本の対応を、「インテリジェンス」を軸に分析しています。

「インテリジェンス」は、この本の中では「国のトップが決断をするための整理された情報」という意味と思われます(私の解釈です)。
そして、アメリカではインテリジェンスが機能しているが、日本ではそれが無いと、この本では言っています。

今読んでいるところは・・・
日本でインテリジェンスが機能していないことが、3.11で露呈してしまった。インテリジェンス不在の中、菅直人は大局観を失い、マイクロ・マネジメントに逃げた。
というところを描いています。
なるほど。インテリジェンスを軸に3.11を読むというのは良かったです。
3.11についてのノンフィクションは、これまで読んでいませんでしたが、幾つかあたってみようかなあ、と思いました。


感想は以上ですが、おまけです・・・
ここ数年、自己啓発色の強い本を多く読んできました。
自己啓発の本を読むと、何かやる気が出るのですが、もし読まなきゃやる気が出ないというならそれはもう麻薬みたいなものです。
読まなくても、やる気が出るように工夫します。

かわりに(?)、今年は、モノを知るための読書を増やします。

2012年 ブログ・SNSに関する抱負



2012年の抱負。
仕事や生活全般を含めると山ほどあります。
(山ほどあるというのは、やりきれない量のやることを思い浮かべているということなので、若干整理が必要かもしれない)

それは別に考えるとして、ここでは、このブログ、及びSNS上での抱負を書きます。

一言で言うと、
「アウトプットのバリエーションを増やす」
です。

文体とか、コンテンツとか、発信できるものはまだまだあるような気がします。
皆様に、もっと役立つように、楽しんでもらえるように、アウトプットのバリエーションを出したいと思います。
そのためには、良さそうな書き方、フォーマットを見つけたら、TTP(徹底的にパクる)させていただきます。
パクられた皆様、どうか気を悪くなさらないよう、よろしくお願いいたします。


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先ほど、タイトルが不完全なまま投稿してしまいました。
(またやってしまった)。
Enterを押すと投稿されちゃうから時々やってしまうんだよな。
これを無くすことも豊富に入れておきます。

ハウツー本を片端から実践するのは、上達技法の一つ

休日中に出来るだけ料理のレパートリを増やすべく、毎日1つくらいは今まで作ったこと無い料理を作っています。
会社が始まったら、平日に料理はしたくないので。

頼りにしているのはこの本。

簡単にできるものばかり載っており、使えます。




dancyu厳選 3step ! でラクラク ― 絶品家レシピ100 (プレジデントムック dancyu) [ムック]







中学・高校の家庭科の記憶と、この本に頼って作っています。

「ハウツー本を片端から実践する」というのは、私がよく使う上達方法です。
このやり方、例えばパソコンのソフトを覚えるのには、相当効きます。
料理本ってのも、ある意味ハウツー本なので、このやり方である程度までは上達しそうな気がします。
当然「スクールに行く」「人から習う」など、他にも良いやり方はあるでしょうが、「ハウツー本を実践する」は、早く・自分の都合だけで・安く出来るのが良いところです。

新しいことを始めようと思っても躊躇しがちな方、「ハウツー本を片端から実践する」は、ハードルが低くてオススメですよ。
(ストイックな性格の人向きですが)






おまけ。
昨日作ったのはこれ。豚バラのナンプラー煮込み。
モノを煮込んだのは高校の家庭科以来です。
「分量間違えたんじゃないか?」と思うくらい部屋中が魚(ナンプラー)臭くなりましたが、出来上がりはまあまあでした。
レシピ万歳。



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追記
豚バラ肉のナンプラーに込みは、あくがうまく取れなかったので、あく取りシートを買ってきました。
ハウツー本を使うだけではなく、さらにPDCAサイクルをまわすと、より上達が早くなりますね。

2012年1月3日火曜日

本はもっと使い尽くせる - 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。(千田琢哉)


「人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。」を読みました。
著者は千田琢哉。
最近、この人の本、ビジネス書で平積みになっているのをよく見かけますね。
この人は中谷彰宏が好きなだけあって、本の作りも似ています。
この本でも、


  1. まず一言で言う(写真右側の青文字)
  2. その心を説明する(本文にあたる。写真黒文字部分)
  3. さらに、1〜2行で言い換えたり、まとめたりする(写真左側の線で囲まれた青文字部分)



という、上の3つを1セット(大体2ページくらい)が何度も繰り返されるという、中谷彰宏の黄金パターンを踏襲しています。
テンポが良くて読みやすいのは間違いないです。
考えたら、これはブログにも使えるフォーマットですね。パクらせていただこうかな。


さて内容ですが、この人が言いたいのは、「本はもっともっと使い尽くせる」ということじゃないかと思います。

読書のアウトプットとしてまず思いつくのは、
「書評を書く」
「人に話す」
ハウツー本であれば「実践する」
あたりではないかと思いますが、その他に紹介されているのが
「(本を)人にあげる」
「お気に入りの言葉をプレゼントする」
「1行で言ってみる」
などです。
アウトプットに、もっとバリエーションを持たせられる、ということです。
読書会をひらくというのも、良い本の使い方の一つですね。きっと。

また本の内容に限らず、書店、出版社、帯などからも学べるといったことが書いてあります。

この著者の基本姿勢の一つに「何からでも学びまくる」というのがあると思うので、「例えば本を例にとるとこれだけ学べるよ」というのを示した本なのかも知れません。


なお、おすすめ本がいくつか紹介されています。
これはありがたいです。
気に入る著者の「おすすめブックリスト」から、けっこう幅を広げていくことが出来きた経験があるので。
例えば、勝間和代や小飼弾のブックリストもかなり役立ちました。




まずはダイソーに行け、話はそれからだ

引き続き、引っ越し後必要となったものを買い出し中です。
「まだやっているのかよ」
と言われそうですが、家具やキッチンについてはビギナーすぎて、手こずっています。
相場が分からないので、何を何円で買ったら適当なのかよくわかりません。だんだん分かってきましたが。

先日

「ときめきの値段」

などというエントリを書いておいて何ですが、「ときめくかどうか」という判断基準はかなり下の方に追いやりました。

今は

「まずはダイソーに行け、話はそれからだ」(金持ちは除く)

と言いたいですね。
町田のダイソーの品揃えはとんでもないです。

一通り全部そろえるのに、ときめくかどうかいちいち考えていたらいつになってもモノが揃わない。
必要なものをとっとと揃えて、早めに日常を取り戻す方が遥かに重要である。
その後気に入るもの(ときめくもの)があったら、随時入れ替えていけば良い。

と考えました。

ということで、キッチンはダイソー率急上昇中。
多分12月だけで10,000円以上使っているのではないかと思いますが、例えば

ヘラ・おたまの類とか
(顔の形になっている)

ゴミ袋を引っ掛けるためのフックとか
(分別を意識して2個セットで売っている)


この辺は、十分気に入りました。

全部ダイソーで良いということにしてから、スピードも上がりました。
スピードって重要ですよね。
むしろスピードが上がったことにときめきました。


そもそも、「ときめくかどうか」という判断基準は、普段「ときめき」などを意識しない私には難しかったのかもしれないです。
自分に向いている判断基準と、そうでない基準があるのだと思います。

私に向いている判断基準は何だろう・・・
「自分に経験をもたらしてくれるかどうか(間接的にでも可)」かな。