2014年1月26日日曜日

失敗するための余裕は常にあるほうが良い


ジャレッド・ダイアモンドの
「文明崩壊」
「銃・病原菌・鉄」
を立て続けに読みました。
(今年の読書は幸先が良い)

共通して言っていることは、「生きるも死ぬもリソース次第」ということでしょうか。

「農耕も牧畜も、人口を支えるのにギリギリ」という文明はかなり脆弱。
例えば、食料生産が本当にギリギリだと、干ばつ、サイクロン、戦争などが来たらすぐ滅びます。

逆に、ある作物がダメでも、別の作物を食べられるような余裕があれば滅びにくいし、「銃・(病原菌)・鉄」という他国を攻撃するためのリソースまで持てば国は、さらに他国のリソースまで奪うことが出来る。

ポイントは、何かに失敗しても致命傷にならないくらいのリソースの余裕が無いとものすごく危ないということです。


これは文明のことを言っているわけですが、個人にとってもこれは同じ。

例えば、金なんて生活するに足りるだけあれば良いじゃないか、という考えを目にすることもありますが、これは私はどうかと思っています。

不安というのもありますが、「何かに失敗できない」というのが大きな問題です。

人は失敗しながら成長していくもの。
失敗するだけの余裕が無いのは、成長が制限されます。


ということで、退路を断ってギリギリの選択をするというのも粋(いき)かもしれないですが、リソースの余裕が大幅に無くなるような選択というのはリスキーな賭けのような物で、考えものですね。

2014年1月25日土曜日

集中できるから面白い?



4週続けて、映画館で映画を見てみました。

映画館で見ると、大体なんでも200%くらい面白いですね。

画面と音が大きいからというだけでなく、集中できる環境だから面白い、というのがありそう。
(もちろんその逆の、面白いから集中できる、というのもあります)


集中できる時間・空間のボックスを作るというのは、人生を楽しむ一つのこつかもしれないですね。



最近、メールは来るし、SNSは気になるしで、2時間一つのことに集中するというのがどんどん難しくなってきています。
そんな中で、2時間自然に集中できる「映画」というのは、現代社会の意外なオアシスかもしれないです。

2014年1月19日日曜日

「ゆるさ」には人気がある



「ゆるさ」には人気があります。
友人が開いているいくつかの、いわゆる「ゆるい」イベントに出てそう思いました。

私は、イベントもきっちり仕切ってしまいがち。
基本的には「しっかり仕切る方が良い」と思っていたので。
しかし、ゆるいイベントってのも居心地が良い。
「ゆるさ」というのは、新しい価値の発見でした。


私は「ゆるいモード」というのをあまり持っていませんが、自分で開くイベントも、多少ゆるくやってみようと思います。
それで楽しんでくれる人もいるかもしれないし、私自身新しいモードを獲得できるかもしれない。

イベントひとつやるにしても、色んなやりようがあるなあ。

2014年1月12日日曜日

ものすごい奴だって考えている、工夫している - 考えながら走る(秋山ゆかり)


若くしてIBM、インテル、GEなどの要職を次々に歴任する著者。
一見とんでもない奴のようですが、彼女の工夫はかなり細かいものが多いです。

例えば、

  • キャリアをイメージするために100人以上の伝記を読んだ
  • 電車の中でも英語のシャドーイング(音読)ができるよう、マスクをつけるようにした
  • 頻出社内用語は半年で覚えるようにした
  • 先輩たちの、ボツになったプレゼンのどこが悪いか分析した
  • 精神がやられたときは、極上のおやつで復活するようにした

などなど
1つ1つは細かいですが、あらゆる場面で工夫を凝らしたことが、スーパービジネスマンになるための土台になったということでしょうね。


例えば大前研一のような、知力、体力、運など全てでビジネスマントップ1%に入りそうな(?)人間なら、正攻法で攻めまくれば良いかもしれません。

しかし、自分が知力・体力・運などにおいて普通ならそれを認めて、「考える」・「工夫する」ということにエネルギーを使うほうが良いと思いました。

私も正直、いつも正攻法だけで攻めて行き詰まることが多々あります。

尚、私の(本を読んだだけの)感想としては、この人も知力・体力・運、全てでビジネスマントップ10%くらいには入っています。

2014年1月11日土曜日

俺はまだまだ人生にキョドっている - ゼロ(堀江貴文)


「ゼロ(堀江貴文)」を読みました。
約2年服役した後の堀江貴文(ホリエモン)が、自分のこと、働くこと、金のことなどを書いています。
噂に違わず面白い。


一番印象になったのはここ。
(もしかしたら多くの人と同じかもしれない)

■ なかなか行動に移せない人がいる。
そういう人は、僕が女の子にキョドっていたように、仕事や人生に怖じ気づいているのだ。
■ これはひとえに経験の問題である。
■ 経験とは、経過した時間ではなく、自ら足を踏み出した歩数によってカウントされる。
(堀江)

まったくそう。

堀江貴文は、ヒッチハイクを通じて、見知らぬ人と何十回、何百回と交渉を重ねたという経験が、一つのブレイクスルーだった、と言っています。

ブレイクスルーが来そうな経験を自分で・何度もとりにいかないと、人生いつまでたってもキョドりっぱなし、ということですね。

思い起こせば、私にも過去にいくつかブレイクスルーの記憶あり。自信が一気に増す経験というのは、確かにある。
だいたいブレイクスルーは艱難辛苦とセットですが、逃げてはいけませんね。

最近、自分の鍛え方が手ぬるかったと反省しました。
ブレイクスルーが期待できる環境に、またDiveします。

2014年1月9日木曜日

社会と共存できない価値観は捨て去れ


「文明崩壊」を読みました。
上下で1000ページ以上の本。
面白かったです。
グリーンランド、マヤ、ルワンダ、中国、オーストラリア等、滅んだ文明、もしくは危機に瀕している文明を分析しています。

一番気になったメッセージがこれ。

環境が変わった時、「死守すべき価値観」と「(社会と共存できない)捨て去るべき価値観」を見極めないと、文明は滅びる。


例えば、

■ (教会の建築等でコストがかかる)キリスト教文化を捨て去れなかったグリーンランドは、社会を維持できなくなり崩壊した。

■ イギリスの一部としてのアイデンティティが強すぎたオーストラリアは、地理的に近いアジアとの折り合いが悪くなり、立ち行かなくなる寸前だった。

などの事例があります。

価値観を容易に変えるのが幸せかは分かりません。
しかし、そういうことをしないと生きていけないシーンというのはあるのでしょう。

そして、社会と折り合いの悪い価値観は捨て去る(=価値観を社会に合わせる)方が有利である、というのは個人も同じですね。
常に、それだけ感度高く、しかも柔軟であるのは難しそうですが。

2014年1月7日火曜日

カフェで一度にすることは一つに



■ カフェで勉強する
■ カフェで本を読む
■ カフェでブレインストーミングをする
■ カフェで手帳を見つつスケジュールを整理する
■ カフェでブログを書く
■ カフェでメールを返信しまくる
などなど・・・

カフェも使い慣れてきたので、最近いろいろなことをカフェでします。

しかし、何でもかんでも持ち込んで、完全にカフェをオフィスにすると、結局何でもある部屋で作業するのと同じ。
最近、カフェで集中しにくくなっていました。

本格的なノマドワーカーならいざ知らず、私のような一般人は、原則「カフェで一度にすることは一つ」とするほうが、うまく時間を使えるのかもしれない。

ということで、「今日は読書」と決めて、カフェで1時間弱、集中して本を読んできました。
久しぶりにカフェで良い時間が過ごせた!

2014年1月6日月曜日

お土産話をまとめておこう!


先日、FBの友人が主催する旅の情報をシェアする会に参加してきました。

今回私は、初めて「写真を見せながら」話してみたのですが、これは思いのほか楽しい!


撮った写真を全部見せようとすると、話が永遠に終わらないので、紹介する写真は事前に抜き出しておきました。

そうやって語りたい写真を抜き出して、旅の面白かったところを短時間で話せるようにまとめておくのは、お土産話のストックが出来るのが良いです。
これをやっておくと、その会だけでなく、今後何度も活かせます。
不意に旅の感想を聞かれると、どうでも良いことを話してしまい、一番のポイントを話せないということは多いですからね。

尚今回私は、iPad(mini)で写真をお見せしました。
iPadと旅の話はとても相性が良いですよ!

2014年1月5日日曜日

直感は、時に全然使えない



人狼というゲームをしてきました。
村人に紛れ込んだ狼を会話で見つけていくというゲームです。

※ ルールはこちらをどうぞ
http://nanapi.jp/37796/

このゲーム、手がかりが無いときは、直感で狼だと思う人に投票することがあるのですが、この直感が(私の場合)全く当たらない。

私は羽生善治の
「直感の七割は正しい」
という考え方が好きでしたが、これは、あくまで将棋の盤面上で、しかも羽生レベルだからこそ言えること。

時・場合・人によって、直感がどれだけ使えるかは変わります。

私はけっこう、自分の直感に愛着がわいてしまう方ですが、経験に裏打ちされていない直感を一旦保留する、もしくは捨て去る、というのは大事だと思いました。

私は勝負師ではないし、ゲームというものに興じたこともあまりないですが、勝負やゲームから得られることって結構ありますね。

2014年1月3日金曜日

2013年振り返り- プレゼンテーション

あけましておめでとうございます。
2014年になってしまいましたが、2013年の振り返り、何とか完了したいと思います。

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人と多く会ったため、自然と人前で話す機会も多くありました。

まだまだうまくいかないことも多いのですが、大分経験も積んできたため、大体の
・ 緊張
・ あせり
・ うまく行かない予感
は、「いつか見た景色」になってきています。
会心のプレゼンが出来なくとも、なんとかまとめられることは多くなってきました。

「いざとなれば何とかなる」ようになってきたからこそ、今度は
「体裁を整える」
のではなく、
「魅力的にする」
ことにエネルギーを使っていこうかな、と思っています。

2013年は、多くの良いプレゼンを聞かせてもらいました。
・ 面白いプレゼン
・ 引き込まれるようなプレゼン
・ 力強いプレゼン
などなど

今までは、そういったプレゼンを真似する余裕はあまりありませんでしたが、2014年は人の良いところを真似して、取り入れていきます。


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昨年、大きめなプレゼンがあり、しかも若干神経をやられているときで、久しぶりにとても緊張したのですが、何とか乗り切りました。
その時のメモです。



1.不随意筋の動きはどうにもならない
コントロールできないことはコントロールしようとしない。
⇒ あきらめて、手や顔の筋肉が多少震えたままでも押し切れ

2.つまらなそうに聞いている人はかならずいる
⇒ 気にするな。

3.大きいプレゼンにフォーカスしすぎてしまうときは、音読
⇒ フォーカスが多少外れる(時もある)