2024年5月13日月曜日

【ハンガリーD1-3:ブダペスト】 フィットネスセンター

コートヤードマリオットのフィットネスセンター

コートヤードマリオットのフィットネスセンター


今回の旅は、運動不足にならないようフィットネスセンターがあるホテルをいくつか組み込んであります。

今回泊まったNovotelは「フィットネスセンターあり」とされていたホテルだが、実際はフィットネスセンターはなく、近くの別のホテル(コートヤードマリオット)のものを使うという方式だった。こういうスタイル初めて。こんなトリッキーなこともあるんですね。
アコールや予約サイトの「フィットネスセンターあり」は全く信用できない。カサブランカのIbisのフィットネスセンター有も嘘だったし。
わざわざフィットネスを当て込んで予約をしても裏切られることは多々あります(少なくとも私の予算感で泊まるホテルでは)。

「使えるなら良いじゃん」と思われるかも知れないですが、わざわざ300m離れたホテルまで移動しないといけないのは、自分のホテルにあるのとは全く意味が違う。雨の日でも夜でも、多少雑な服装でも、さっさと使えるのが自分のホテルについている良さなんだから。今回はヨーロッパなのでまだ良いけど、治安が悪ければ夜移動するのも嫌だし。

仕方ないのでジョギングの恰好で300m離れたホテルまで夜移動して、マシンを使って約3.6km走りました。
速度がマイル表示で(km表示の1.6倍)、最初スピードを上げすぎて事故るかと思った。
一応フィットネス設備は良く(私が泊まっているホテルより格上のホテルなので)、しっかり運動できたのは良かった。

追記)
ホテルのフィットネスセンターは、ランニングマシンが1台しかなかったりで、利用者同士取り合いになっており、使いたいときに使えないこともある。諦めて引き返すこともあるので、そう言う意味でも自分のホテルに着いているのと、外のホテルに行かないと行けないのでは全く意味が違う。

追記2)
上記の通り、思ったように使えないことも多いので、使えるときは軽めでやめておかないで、少し過剰気味に運動しておく方が良い。

フィットネスセンター以外にも運動不足解消のため。
ホテルでも自分の部屋まで毎度会談で登っておいた。
(ただ、階段が非常扉の外の場合は締め出されてトラブルになりがちなので使わない)

2024年5月11日土曜日

【ハンガリーD1-2:ブダペスト】 うさぎ料理(ササミ?)

グヤーシュ

具がたくさん入っている

Rabbit Saddle

レストランの中

ダンプリング?

謎のペースト


一休みした後夕食へ。
Google mapでハンガリー料理レストランを見つけて入りました。
割と中心部の宿なのですが、近くにはハンガリー料理屋があまり見当たらず、結構歩いた。
歩いてみたところ、ベトナム料理、タイ料理、中東料理などのほうが目につきます。数は少ないけど日本食レストランも見当たりました。

食べたものは以下の通りです。

・ グヤーシュ 850円
ハンガリー伝統のスープ。
トマトベースのスープ。具としてのトマトは見当たらないので、濾してあるか、トマトジュースで作っているのかな。
具は、牛肉がゴロゴロ入っている。野菜は細かく切ったじゃがいもと人参多め、玉ねぎ少し。
グヤーシュなる料理を食べたのは初めてですが、濃い目のミネストローネに牛肉を入れたようなものなので、あまり「初めて食べた」感はないです。
辛みはほどほどですが、とにかく塩辛かった(この後嫌というほど理解することになりますが、ヨーロッパの外食はほとんど全部塩辛すぎた)。

・ ウサギのロースト的な料理(rabbit saddle fillet)2900円
ウサギは初めて食べました(なので高いのか安いのかわからんな)。
Saddleという部位らしい。食感も味も鶏に似てます。
私が知っている食べ物で一番近いのは鶏のささみ。形状も棒状でささみっぽい。
強いて言えば、ささみよりやや柔らかくて、ほろほろ崩れやすいかな。

ウサギ料理は謎が多めでした。
ソースのメインの部分の味が何だったのか?味噌っぽいテイストと色ですが、断りもなく味噌なんか使わないよね多分。ソースは周りにアクセント的についてる赤いのはベリー系の味でした。あと緑色のはバジル。
平たく伸ばした練り物のような食べ物(Dumplingとだけ呼んでいた)も何なんだろう?多分小麦粉ベースだと思うが、これも全然わからない。
それから、瓶に入っている謎のペースト(結構辛いし酸っぱい)も何だったのか?多分発酵させたトマトと唐辛子系の味でしたが。

私が海原雄山だったらもっと海外の食事を楽しめるのですが。まあ、今の知見で全力で楽しむしかないですね。

【ハンガリーD1-1:ブダペスト】 入国・街並第一感

空港から市街地へのバス。わかりやすい案内。

来る前、ヨーロッパはまだまだ寒いことを恐れていたのですが
なんか夏。

旧東っぽい郊外の街

ブダペストは風が激強で自転車が倒れまくっていた



入管から荷物受け取りまで、なんだかんだで1時間ぐらいかかってしまった。リスボンの時もうこれぐらいかかった記憶があります。
もっと早く出られることもあるでしょうが、非シェンゲン圏からのヨーロッパ入国はこのぐらいかかると思って組む方が無難ですね。
ちなみにハンガリーの入国ではEUやイギリスに加えて、韓国人も優先レーン使えるらしい。どんな関係性があるんだろう。

1~2月に約1か月海外にいたし、しかも後半はヨーロッパだったということもあり、せっかく海外に着いたけどあまり非日常感が無い。
ただ海外に行くだけではドーパミンが出なくなっているのかもしれない。
ヨーロッパは、どの国もそれぞれ違いはあるものの、雰囲気として似てるところがあるので、次々にヨーロッパの国を周遊すると、日本の地方都市を次々に回っているのと似た感覚になる。
前回は、中東→アフリカ→ヨーロッパで、しかもイスラム圏→キリスト教圏、だったので、移り変わるたびにギャップがありましたが、今回はそう言うのはないかも知れない。

空港から市街地へのバス、約1000円。チケットを券売機で買う必要は無く、バス車内の読み取り機でVISAタッチで決済できた。
バスを見つけて、決済して、30秒くらいで発車。スムーズ過ぎて写真を撮れなかった。
空港から都市部への移動は大体どこも同じ感じですね。東京のような大きい都市は選択肢がたくさんあってどれに乗るか下調べが難しいけど、ブダペストは調べたところほぼバス一択だったのであまり難しいことは無かったです。
空港から市街地まで20kmくらいあって、その間郊外都市の様子が窓から見られます。
設備が明らかに古い工場と、その周りを古めの工業団地が取り囲んでいる。旧東時代の建物かな、多分。
バルセロナの空港~都市間の郊外の住宅はまだ新しめだったので様相が違います。
ただ、街に入ってくると、シンプルですが街路樹も多く、路面も整備されており、気分良く歩ける街です。

宿から1kmくらい離れたバス停で降りて、そこからは徒歩でホテルへ。なにはともあれ荷物を置かないとね。

ブダペストの中心部で一泊9000円程度のホテル。悪くないですね。

ホテル

ホテル

【中欧D0-5】 ドバイ→ブダペスト(ハンガリーの叶恭子)

機内食でグヤーシュ

ブダペスト到着


羽田からドバイもそうだったけど、ドバイからブダペストもぱっと見満席。
この2路線に関しては出張風の人よりも旅行者が多そうでした。世界中旅行する感じが戻ってきているんだろうな。
ドバイからブダペストの便、アジア人ほとんど見当たらない。ベトナム人の添乗員付きツアーが一組いたくらい。
中東系もあまりいない。
多分乗客の多くはハンガリー人だったと思います。年配の人が多いです。
ヨーロッパも高齢化している。旅行をするのは老人ばかり、というのは日本もハンガリーも同じなのかな。

叶恭子氏に似た(多分)ハンガリー人女性が右隣に座ったのですが、見た目は置いといて、香水がの匂いがかなりキツかった。私の左後ろはトイレで、トイレのにおいは全く気にならないほど空調がしっかりしているのにすごくないですか。さらに後から追加で別の匂いの香水も振りかけていた。
(降りた後気づいたが、私のジャケットの右側だけ香水の匂いが付いていた)
フライトのギリギリまで早口で電話で話しており、離陸直前にさすがに電話は切ったが、ものすごい勢いでメール打ってる。
身振り手振りが大きく私の顔の目の前まで手を振り回しているし。髪をやたらと触って、バサバサこっちに髪を当ててくる。毛布がはみ出してくる。そして多分電話とメールに過集中しておりこっちに色々とはみ出していることに全く気づいていない。
機内食が始まってからはワイン飲みまくり。食事が終わってからもアテンダントを捕まえてワインを追加注文し飲みまくっていました。
羽田⇒ドバイ路線の隣の人とは対照的に、今度の隣の人は、全くじっとしていられない方でした。

さらには、通路側の席かわってくださらない?とチャレンジしてきた。私は追加料金払って通路側を指定していたので、却下しましたが。
なお同氏がトイレに立つときには、ものすごくにっこりして「ごめんなさ~い」という感じだったので、きっと悪い人ではなかったと思います。

上記人物に限らないですが、6時間弱のフライト中みんな適当に立ち上がって動きまくり。なかなか自由ですね。
フライト後半、機内食終了後も、何度も飲み物を配ってくれたり、半ばお茶会・飲み会的な雰囲気になっていました。

2024年5月9日木曜日

【中欧D0-4】 羽田→ドバイ(足のむくみ)

 

ラウンジで作業を試みたが、かなり人がガチャガチャ動くのであまり集中できない

ラウンジで水とサラダ

12時間のフライトの後。
信じられないくらい足がむくんでいる。


<羽田→ドバイ>
エミレーツのフライト。
席は90%くらい埋まっていた。前回はロングフライトは隣に人が来なかったのですが、今回は隣に人がいます。お隣は非常に静かだし全くと言ってもいいくらい動かない方でしたが、それでも隣に人がいれば疲れるね。

夜中発なので特に作業はせずひとまず寝るつもりだったので、機内でベルギーのビールStella Artoisを飲みました。
(多分)初めて飲んだ。ベースの味(=コク?)強め、甘み強め、えぐみ少なめ。日本のビールで言えばエビスに近いかな。なかなか冷えているしおいしいね。

12時間のフライトの後、自分の足が信じられないくらいむくんでいた。足のむくみは目に見えるけど、目に見えないところでもきっと身体に相当負荷がかかっているのでしょうね。

<ドバイ空港>
ドバイ空港は、2ヶ月前にも来たのでざっとだけ見ました。
ドバイの空港は羽田と比べても空港価格が激高い。現地価格よりも高い。前回来た時よりはさらに円が安くなってるのもあるけど。
エビアンの1リットルのペットボトル1200円、クロワッサン850円という感じでした。
空港内には特に中東料理も見当たらないので、ドバイの空港で何か買わずに済むよう、前の出発地等で買うなり調整するのがお勧めです。
私は、家を出てから、羽田でラーメン、さらに機内食2回で早くも栄養バランスがガタガタなので、ドバイのラウンジでできるだけサラダ食べておきました。
ここで2杯カプチーノを飲んだせいか、この後のフライトで腹にガスが溜まって大変だった。注意した方が良いですね。

ラウンジは結構混んでいた。
最初席を見つけるのが一苦労だった。コーヒーマシンには基本人が並んでいる感じだった。
羽田もドバイ空港も、2か月前より混んでる。
多少作業したけど、ラウンジは人が多いうえにひとがかなり動くので、あまり集中は出来ませんでした。

【中欧D0-3】 羽田(アジア人蔑視のグラデーション)

 

羽田空港

エミレーツのチェックイン、行列できていた。
なんか割り込んでくる奴も。

いつも満席の羽田TIATラウンジ。
別にここで飲食しなくてもいいんだけど、作業場所がないんだよね。


<家→羽田>
荷物は、ザックメインが12.3kgでサブが6.0kg。これを担いで移動していきます。
普通のバックパッカーと比べてかなり重いのは承知です。
減らそうと思えば大幅に減らせるのですが、まあ都市から都市に移動するだけならこのくらいは担げるので、旅の進行には不要だが個人的には使う機器(FireやPomeraなど)なんかも減らさず全部持ちました。こういうのがアウトプットの質・量に影響するので。

フライトは羽田深夜発の便なので、夜家を出た。
出発日の関東地方は気温が25℃くらいまで上がって超良い気候。
こんなに気候のいい日本を離れて寒そうなヨーロッパに行くなんて、なんかちぐはぐな感じがするが、サバティカルも無限に出来るわけではないので、多少難があり気味に行くのは仕方ない。
日曜の夜なので電車も空いてて移動しやすいので昼よりも国内は動きやすい。

<羽田>
エミレーツの荷物預け入れは、オンラインチェックイン済みの列でも40分くらい並んだ。
羽田でこんなに行列ができてるのは久しぶりに見た。
並んでいるのは9割方外国人。日本人はあまり見当たらない。

並んでいるとき、私の前に外国人が割り込んできた。
私の後ろの日本人数組を全員追い抜いて、私の前の西洋人の手前で止まった。西欧人は追い越さない。
西洋に行くと、アジア人を下に見ている人間には時々遭遇するが、自国ならともかくよく日本でやるよな(この中欧旅でも度々遭遇した。アジア人蔑視・軽視もグラデーションがあって、本当に人種差別的な思想の持主から、本人に差別しているつもりはないが素で自分は有色人種より上の立場であり便宜を図られるのが当然であると考えているくらいのマイルドなタイプまで、様々なレベル感がある)
私は原則、どの国のどんな人種の人ともまずはフレンドリーに接するが、ナメられた場合フレンドリーに対応するのはなんか違うと思うので、とりあえずその割り込んできた奴は咎めて後ろに回しておいた。

羽田の空港ラウンジは相変わらず満席。
羽田では満足な作業場所が見つけられない。
無理な体勢でブログ書く作業すると肩が凝るので、あまり作業などはせず読書したり長時間フライトに備えてのストレッチをしたりして過ごしました。

2024年5月8日水曜日

【中欧D0-2】 次の旅のことを考えてしまう

出発当日。ここからロングフライトだし、旅の途中は運動不足になるので、出発前にジョギング。草地・砂地中心で、1kmおきに足をマッサージするという条件だが、トータルで7kmくらい走れた。


外脛骨障害の部分はやはり痛いが、この中欧旅から帰ったら、もう次こそは歩き中心の旅にして行けるところまで行ってみようかな。
途中で足の痛みでギブアップするにしても、行けるところまで行かないと精神的にサバティカルを終われない気がする。
そうなると、いきなり海外の山奥とかに行くのは危険なので、まずは日本の里山で試したいが、それをやるとまた日本にいる期間が延びてしまうのでどうするか。
もしかしたら、今の瞬間でも、上り下りがあまりなければ歩き旅できるかもしれない。
(靴ひもをきつめに縛るとすぐに足が痛くなるし、リスボンで足が痛くなったことからも、平地はともかく坂が無理。特に下り)

どこまで行ってもこのサバティカルはチグハグ感がある。
結局足のケガで当初の予定を全部変えているからな。
まあ、足の回復を待っている間家で押し黙っているのは誤りなので、旅力を高めるべくまず中欧周遊するのは良い判断だろう。もともと世界一周の経路の一部だし。

2024年5月7日火曜日

【中欧D0-1】 コンディションをキープするのは大事(頭痛いときに大きな意思決定したらダメ)


中欧旅、まとめだけ書いても面白くないということに気付いたので、日を追っても書いてみます。

---
(以下、日本出発日(Day0))

本日から、25日間かけて中欧5カ国(ハンガリー、スロバキア、オーストリア、チェコ、ドイツ)を回ってきます。

出発直前だというのに、2ヶ月前に行ったサハラ砂漠ほどチャレンジングな旅程が入っていないのもあってか、出発前の気持ちは凪。前回と比べて高揚感。不安感薄い。
(一部の旅人が刺激を求めて、行き先・行動がエスカレートしていく気持ちがわかる)

前回家に帰る前、「もっとチャレンジングな旅程もいける」と思って、35日くらいの旅を最初考えていたのですが、少し期間を落として25日にしてしまった。
原因は分かっている。
帰ってから、運動不足かつ疲れもとれていない状態からのままフルタイム労働以上くらいのペースで旅行記を書いたせいか、肩や腰が凝り、そこから派生して連日頭痛(※1)になっていた。
今思うと、その体調(連日肩こり頭痛)で次の旅を決めたため、弱気になり、発射角を下げてしまった。
体調が微妙な時に大きい意思決定するのは全く駄目ですね。知ってはいたけど。
(前回の旅は、旅行自体は良い感じに進行したのですが、日本でこうやって体調崩したのが一番の反省)

サバティカルもあと半年くらいと思っており、毎度チャレンジングな判断するためにも、連日頭痛になって判断力が狂うような作業の仕方はいけないね。
アウトプットは今後も出していきたいものの、チャレンジングな判断するために、生活の仕方として80点くらいのコンディションをキープするのは必須条件にしたいと思います。

ということで、心が凪な上に、この旅が終わった後のことを考えてしまっており(次のエントリで記述)、集中力が散漫ですが、とりあえず当日を迎えたので、目の前の旅に集中していきたいと思います。

前回の旅行同様、年末に考えていた世界一周の計画の一部を取り出して膨らました感じであり、行きたいところに次々行ける旅程にはなっているので、到着すればまたテンションは上がってくるはず。

※1
余談ですが、今の作業環境はコロナの時わざわざ椅子も机も高さを測って体に合う環境を作ったものなので、こんな問題はしばらくなかったのですが、どうも最近しっくりこない。昔から、しばらくフィット感あった椅子が、数年後徐々にフィット感なくなる現象があるのですが、なぜだろう。椅子側も体のほうも徐々に変化するのだろうか。机 or 椅子、もしくはその両方、買い直そうかな。

2024年5月4日土曜日

【中欧まとめ/ハイライト06】 旅行中の健康

ヨーロッパの多くの都市で見る、3個組のパプリカ

ブダペストで買ったプラスチックの食器
スーパー食増やしたので役立った。


旅行中の体調管理・健康についてまとめて書きます。

・ 塩分の取り過ぎ
一番の問題は塩の取り過ぎでした。
(脂も糖も多いのだが、一応後述の通り運動はしたので相殺したと思いたい)
今回回った5カ国(と言うか今年回ったヨーロッパの7カ国は、全て料理が塩辛すぎる。ドイツに至っては、それだけで塩辛いソーセージに上からケチャップかけるとか、それだけで塩辛いベーコンに上から塩味が付いたソースをかけるとかなので厳しかったです)。
途中から、喉が渇いて夜中に起きる始末。
最後のほうは塩味が付いたものを食べたくなくなって、スーパーでパンと野菜を買って味無しで食べたりしていた。
1週間程度であれば伝統料理・ローカル料理系で押し切れるが(実際最初の一週はほとんど外食だったし)、ヨーロッパで長旅となると、伝統料理は1日1食くらいで十分と言う気がする。費用的な問題もさることながら、健康面で。
途中から今までにないタイプの頭痛が続いたのですが、筋肉の凝りではなく塩分の取りすぎから来ている感があった。

・ 野菜
栄養の偏りは、スーパーで野菜を買って食べて補っていました。
旅先によっては朝食バイキングでバランスを取るというやり方もあるのですが、今回はどこも朝食が高かったので、一度も朝食バイキングはつけなかった。
このやり方は前回リスボン・バルセロナで野菜不足になったことから試行錯誤して、大体成り立つと分かったので、今回ははじめから野菜不足にはならずすみました。
ヨーロッパのどの都市でも売っている3個セットのパプリカ(場所にもよるが大体1個当たり100~200円)が私の健康をつないでくれた。

・ 運動
今回は全部都市観光であり、観光だけでは運動する要素がないので、できるだけフィットネスセンターがあるホテルを選んでジョギングしました(ドレスデン、ミュンヘンは無し。ブラチスラバはありだったが使ってない)。
道路状況や大気の状況が許せば外も走りますが、着いてみるまで外を走れる環境か分からないので。
今回は大都市の中心部に泊まることが多く、基本的にはあまり走るのに適した環境ではなかったので、「フィットネスあり」を多めにして良かったです。
交差点で度々止まりながら走るのと、安全な環境でちゃんと一定時間心拍数を上げるのでは身体に対するインパクトが全く違いますからね。
ほぼ計画通り走ったので、運動不足という感じにはならず良かったです。
ただ、ベルリンはわざわざフィットネス付きを選んだのに、ランニングマシンが壊れており、サイクルマシンなど別マシンで運動しました。(サイクルマシンは昔使いすぎて腸脛靱帯炎になったことがあるのであまり使いたくなかったのですが、時々ならまあ大丈夫だろう)
これまでの経験から、ホテルのフィットネス設備はあてにならないので、一定確率でこう言うのに当たるだろうとは思っていました。一番期間が長いベルリンでこれに当たったのは、賭けには外れた感じはします。そもそもドイツはホテルが高く、フィットネスにこだわるとホテルの選択肢があまりなかったのでまあ仕方ない。

・ 肩こり
肩こり解消のため、できるだけ毎日ストレッチしていました。
あとは、プラハでタイマッサージに2回行っておきました(前後の国(オーストリアとドイツ)は物価が高かったのでまとめて行った)
ヨーロッパの大都市にはどこにでもタイマッサージがある。マッサージも大体どこでも上手。タイ人って偉大。
結果、肩こりはあまり問題なかった。
あと、問題はやはり家の作業環境ということもよく分かった。

・ 睡眠
今回も前回同様、移動日以外は睡眠時間を枠としては9時間確保しました。
初めての都市には明るいうちに着いておきたいので、移動日は多少早く起きるのも仕方ない、という感じの旅程にしました
睡眠時間を削って観光するという年齢(体力)ではないので、これは引き続きベストプラクティスとして残しておきたいと思います。
今回は基本的に電車の旅なので、移動日もあんまり無茶な時間なのは無くて良かった。
(フライトはそもそも昼の動きやすい時間の便があるとも限らないし、早朝だと相当安い、みたいな場合も多いので融通効かせるが、電車はどの時間でも値段一緒なので)

・ ロングフライト苦しい。
日本⇔ヨーロッパ間のフライトは、感覚としては前回よりも大分疲れました。
前回は、全てのロングフライトで横に人がいない状態だったが、今回は全部横に人がいたから。
20代の頃は9日間の休みで8泊9日でヨーロッパとか行っていたけど、今やったら身体ボロボロになるだろうと感じる。
これはやはり働き始めたらもう遠くは厳しいな。
これを減らすためにも、今度は一度行ったらもっと長くいよう。

【中欧まとめ/ハイライト05】 牛肉のタルタル(プラハ)

牛のタルタル・パン(1700円)、コールスロー(600円)
付け合わせのパンにはヨーロッパ得意の粗塩がまぶされている

牛のタルタル
色々混ぜこんであるが、何なのか私の舌では特定不可能

油がかなりしみ込んでいてカリカリのパン


店:lokal blok

にんにく(パンにこすりつけるものだったらしい)


この旅で一番美味しかった料理は、プラハのLokal Blokという店で食べた牛のタルタル。パンとセットで1700円。

牛をなめろうにしたような感じの食べ物。
生の牛のひき肉に、刻んだ玉ねぎ、薬味(ハーブ?)等が混ぜ込んであります。塩味もついており、追加でソースなどはつけず、これをパンに乗せて食べます。
入っているのが何のハーブか、特定しようと思ったのですが、いろいろ入ってるし、覚えのない味のものもいっぱいあるしで、ちょっと私には分かりませんでした。
(結局普段自分で扱わない食材を特定するのは難しいですね。ひと段落したら、レパートリを広げてもっと世界中の料理を自分で作ろうかな)
というか、具で特定できたのは一つだけで、それが超細かく刻まれた玉ねぎ。日本の一般的なみじん切りよりはるかに細かく刻まれています。
味付けは、多分マスタードがベース。若干酸味、それから辛味は結構強め(※1)。プラハでは、他の店でもマスタード強めの料理があったことから考えると、マスタードたくさん使う食文化かもしれない。

海外旅行中は、日本で日常生活をしている時と比べて一食の予算は(当然?)大きいのですが、それにしてもこんなうまいものに当たることはなかなかないですね。
日本でだって、こんなおいしいものを1700円ではなかなか食べられないのでは。仮にこれが日本で30,000円のコースの一部だったとしても私は納得します。

付け合わせのパンがまた驚きの味で、ただの焼いたパンではなくて、油が思い切り染み込んでいて、カリカリにあげてあるパンです。油はそこまで重い感じではないです。バターや、オリーブオイルであれば私にもわかると思うのですが、違うと思う。何だろう。チェコはラードを多く使うと聞いたので、もしかしたらラードかな。これも頑張ったけど私の舌では特定できませんでした。
(生のニンニクがそのままついてきました。その場では使い方がわからず残してしまいましたが、このパンにこすりつけて食べるらしいです。パンがおろし金になるようにカリカリに揚げてあるってことなのかな

ちなみに、同じ店で付け合わせでコールスロー(600円)も食べましたが、これは(逆に?)超普通の味。
刻んだキャベツと人参にフレンチドレッシングで、日本で食べるのと全く同じ味。

炭酸水も合わせて、全部で2500円程度の食事でした。

追記)
あまりにおいしかったので、後日もう一回同じ店に行って同じものを食べました。日によってマスタードの強さとか結構違った。

ーーー
※1
米子で食べた、アジに青唐辛子をふんだんに入れたなめろうも非常に美味しかった記憶あり。なめろうは辛めがおいしいかも。

2024年5月3日金曜日

【中欧まとめ/ハイライト04】 ドイツビールの衝撃

ドイツで飲んだビール Konig Pilsener

ドイツで飲んだビール
結構赤っぽい色だった
これは、味はおいしいがあまりスペシャルな感じはしなかった

ドイツで飲んだビール Berliner Kindl

ドイツで飲んだビール Huber weisses

イツで飲んだビール 普通のラガー(?)
味も普通

ドイツで飲んだビール Kloster andechs

ドイツで飲んだビール Kloster Andechs Weissbier


この旅で飲食しておいしかったもの1位はドイツで飲んだビール。衝撃的な美味しさでした。

「ドイツでビール」というのは是非やってみたかった一方、正直日本やその他の国のビールと比べて、多少違いはあれ、驚くようなことは無いだろうとたかをくくっていた。
しかしこの味はどうだろう。
非常にスッキリした味。全く嫌な味がしない。
ビールというのは多少嫌な味(エグ味というのか雑味というのか)があるものであり、それも込みでビールだと思いこんでいたのだが、このビールはそんなことない。
かと言って味が薄いわけでもないし、刺激も割と強い。

今まで飲んだビールベスト5が全部入れ替わったかもしれない。
(別にこれまで飲んだビールランキングを作ってるわけでもないので、感覚的に言っているだけだが)
それにしても、これまで成人してから20年強で数百杯単位でビールは飲んでいると思うがこんなこと起きる?
なぜ日本では同じ味のビールに当たらないのか(無いのか)?
すっきりしてるといえばスーパードライもそうだけど、何が違うんだろう。
先入観及び雰囲気のせいで過大評価しているかもしれないが、とにかく美味しかった。

人生の良いハイライトだわ。円安だろうが旅して良かった。

銘柄だけではなく、流通時や店舗での保存方法などにもよって味は変わってくる思うので、ドイツに行く方は、瓶や缶ではなく、是非生ビールを出す店で飲んでみていただきたい。
私もドイツでトランジットの機会などあるときは、数泊滞在するなどして、また飲んでみたいです。

おいしかった銘柄をまとめておきます。
他にも飲んだけど、特にスペシャルさを感じなかった銘柄についてはリストアップしていません。

銘柄(ビールの種類/値段)

ベルリン
・ Konig Pilsener(ピルスナー/500ml 800円)
・ Berliner Kindl(ピルスナー/330ml 500円)

ミュンヘン
・ Huber weisses(白ビール/500ml 800円) ← 個人的No.2
・ Kloster andechs(多分ピルスナー/330ml 500円)
・ Kloster Andechs Weissbier(白ビール/330ml 550円) ← 個人的No.1

私が飲んだ範囲では、ベルリンではピルスナー、ミュンヘンでは白ビール(日本ではヴァイツェンと表記されていることが多いが、現地では大体Weissbierと呼ばれていた)という、どちらも色の薄いタイプが美味しかったです。

私は銘柄などは知らずに行きました。店のおすすめがメニューから読み取れる(例えば☆マークが付いているとか)場合はそれを頼んで、分からないときは
「ベルリン(ミュンヘン)の、Classicなビールある?」
「ベルリン(ミュンヘン)の、Traditionalなビールある?」
などと聞いて注文したところ、ピルスナーか白ビールが出てきました。
もう少し色の濃いノーマルなラガービール(店員はそんな感じで言っていた)や、さらに色が濃い目のビールも飲みましたが、そちらはあまりスペシャルな感じはしませんでした。

---

追記1)
帰ってから、日本でもドイツの白ビールが普通に買えたので試してみました。

感想としては

・クロンバッハ
イオンで購入。
(現地の生ビールと比べるのも野暮で申し訳ないが)全然味違う味。缶特有の味なのか、酸味が強すぎる。

・ダルクナー
成城石井で購入。わりと良い線いってる。引き続き日本で手に入るものを試していく価値はあると感じた。

追記2)
考えてみたら、一人旅でこれほど酒を飲んだのは初めてだった(人と一緒にいる時は同じくらい飲んだこともままあるが)。
別の話なのでここには書いていないけどワインも飲んだし。
ヨーロッパはおいしい酒に当たる。

【中欧まとめ/ハイライト02】 現代社会との地続き感(ベルリン)

ブランデンブルグ門

虐殺されたユダヤ人のための記念碑

ベルリンの壁

ベルリンの壁

チェックポイントチャーリー

ベルリンの壁



今回7都市周遊しました。

行ったのは、

・ ブダペスト(ハンガリー)
・ ブラチスラバ(スロバキア)
・ ウイーン(オーストリア)
・ プラハ(チェコ)
・ ドレスデン(ドイツ)
・ ベルリン(ドイツ)
・ ミュンヘン(ドイツ)

この中で圧倒的に面白かったのはベルリン。

私の頭の中(知識)

現代史>近代史>>>それより前
なので、ベルリンが一番頭の中に引っかかるフックがたくさんあった。ベルリンは後半でだいぶ疲れてはいたけど、一番頭が働いている感じもした。

博物館一つ一つも興味深かったが、展示内容は一般知識(歴史の本にも載っている)という感じではあった。
それより、負の遺産を含めて残していくという姿勢含めた街の様子が良かった。
(ベルリンの壁、検問所、ユダヤ人・ロマ迫害のメモリアル碑などが街中にある)

あとは負の遺産ではないが、映像にたびたび登場してくる、ブランデンブルグ門・国会議事堂なども良かったです。

ベルリンはハブ空港ではない(日本からの直行便もないし、そもそもヨーロッパ外からのフライトがあまりないと思われる)ので、トランジットで寄る機会はまず無いことからも、せっかく行った今回もう少し長めに滞在しても良かった。

なお、歴史が古くても現代との地続き感があればだいぶ頭は働く。
例えば、前回行ったポルトガルやスペインは、覇権をとった大航海時代は近代より前だが、その大航海時代が現代の(ラテンアメリカの)国体に絶大なインパクトを持っており地続き感があるし、自然と興味関心もわいた。

これに対して、中世のお城みたいなのになってくると、現代との地続き感が(私には)あまり感じられず、現代史・現代社会の要所と比べると頭に結びつくものが少ない。古めの城・史跡を見て思いつくのはビジュアルの感想みたいなものばかりになってしまった。

ただ、今回回ったのは全部歴史ある都市で若干勉強系に寄っていましたが、旅に求めるものは勉強・知識だけではなく、

・ 日本にはない大自然を見る
・ トレッキング
・ リゾートでのんびりする
・ 全く得体の知れないところに行って刺激を受ける

みたいなのもあるので、毎度こういう現代史旅ばかりしたい、と言う意味ではないです。 

むしろ、次は全然違う旅をしたいですね。

【中欧まとめ/ハイライト01】 はじめに(まとめ・ハイライトを先に書く)


プラハの街
下に映っている川はモルダウです。

331日~424日、2425日(機内泊2日含む)で中欧を周遊してきたました。

リスボンまでのブログは時間使いすぎたので(しかも完成していない)、今回はその反省を踏まえて、デイリーの旅行記ではなく、まとめ・ハイライト的なものを先に書きます。

時間を使えば日記型でも書けるし、書きたい気持ちもあるのですが、キャリア中断も延々とは出来ないので、優先順位をつけました。

それで、早めに次の旅に行きます。

なのでデイリーの旅行記を再開するのは先かも。


追記)
ということで、まとめ・ハイライトだけ書こうと作業を進めているのですが、日記形式で日を追って書いていた時と比べてかなり仕事感というか報告書感が高くなり、旅行記を書く楽しさは減るな。日記形式だと、半分旅行を追体験している感じになるのですが、まとめ・ハイライトだとそういうのが無いです。
時間とのトレードオフなので仕方がないですが。

【映画感想】 オッペンハイマー

中欧旅行まとめの途中ですが、映画オッペンハイマー見てきたので感想を書いておきます。

見てわかったけど、クリストファー・ノーラン監督は、前々から量子物理学や二次大戦をテーマとしていたので、オッペンハイマーは集大成みたいなものなのか。

同監督は好きなのですが、真面目なテーマで、テクニックを駆使して、得意の「時系列を分解して並行展開」をやられてもどうも入ってこなかった(正直ダンケルクの時にも同じこと思った)。正直なところ、もっとストレートにやれよと思った。
監督本人もそう思っているからこそ、核心部(核実験成功~原爆投下)は時系列を入り乱れさせず一本で行ったのでは。

インターステラー、インセプション、テネットはそもそも時空の歪みがモチーフみたいな映画なので、「時系列を分解して並行展開」も違和感なかった、というかそれ自体が映画の面白さであり、それこそがクリストファー・ノーランという感じだったのですが。

被爆国民としてどう思うか、ということになると・・・
体制上原爆の使用責任が政治家にあるのは理解するけど、科学者が止めようとしたときオッペンハイマーが開発を強行したわけだし、オッペンハイマーが「なんとなくいい者」の雰囲気で終わるのは、私は気持ち悪かったですね。

映画見た後、感想をググったのですが、被爆国民視点で書かれたレビューはあまりないですね。みんな普通に感想書いている。やはり、被爆国意識なんてのは世代が変われば薄くなっていくものなんだろう(私もそうだし)。