2011年8月28日日曜日

あの手この手でフィードバック

ここ数回ブログで話題にしている、スピーチ・プレゼンセミナーで学んだことをもう一つ。
(このセミナーは本当に学びが多いです)

このセミナーでは、自分のスピーチを
・ 参加者から感想を聞く
・ 講師からコメントを聞く
・ ビデオで撮影したものを見る
といった感じで、あの手この手でフィードバックして自分を客観視します。
そしてこれが、上達という点ではすごく効いているような気がします
自分がしゃべっている様子を見るなんてのは、最初は結構気恥ずかしいものでしたが、2回目にしてその点はもうなれました。

思えば、スピーチに限らず、フィードバックによる客観視というのは、取り入れたらもっといろんなことの上達が早くなるのかなと思います。
ドラッカーは、自分の強みを正しく見つけるためにもフィードバックが必要だということも言っています。(そういうのが無いと、たいていの人は自分の強みを誤認してしまうので)
そう思うと、SNSってのは、文字情報だけではありますが時に人からコメントをもらえて、フィードバック要素があっていいかもしれませんね。
本当は会社でこれがうまくできればいいのでしょうが、会社でお互いを適切に評価し合うってのは・・・なかなか難しそうですね。
誰かいい方法ご存知だったら教えてください!

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尚、私が参加しているのは、こちらのセミナーです。

スピーチ・プレゼンセミナー - ブレイクスルーの前の混乱(であってほしい)

スピーチ・プレゼンセミナーを受講中で、全5回のうちの2回目が終わったところです。
1回3時間以上の講座で、1回のクラスで最低2回人前でスピーチをするという、なかなかハードな内容です。

今、自分の課題が出まくってきたところで、なかなか一度には直せません。
ある場所を意識すると、他がおぼつかなくなるという感じです。

修士論文作成中、指導教官に「一度大混乱して訳が分からなくなるくらいにならないと、ブレイクスルーは来ない」と言われたのを思い出しました。
修士論文のテーマについて、他の大学院生からダメ出しをされて、もうどうすりゃいいんだかわからない、と思っていたときに言われた言葉です。
実際、一気に課題を突き付けられたからこそ、自分の研究テーマを根本から再構築することができたのだと思います。
小さい改善を少しずつ指摘されたら、きっとチマチマしたものになっていたでしょう。
実際は本当にまとまるかかなり不安だったのですが、その混乱時期があったからこそ、それなりの修士論文が書けたような気がします。

これを思い出し、スピーチも現時点課題出まくりなのですが、一度には解決できないくらいの課題が出るのもそれはそれでOKなのかなと思っています。

来週もがんばりまーす。

2011年8月27日土曜日

8月 個人Review

8月は、

1.スピーチ・プレゼンセミナー参加開始した
まだ二回目が終わったところですが、気づいたことがめちゃくちゃたくさんあります。
・ 表情が豊かでない
・ 人と話しているのに、自分の頭の中に集中してしまっている
・ 思っていたほどメチャクチャという訳でもない
まだいろいろ気づいたという段階で、あまり直せてはいませんが、これからしっかり直していきたいと思います。
毎回スピーチを最低2回はするということで、結構緊張します。でもこのくらいの負荷は常に自分にかけたいですね。


2.Mac Book Airを買った
最近ものを買った感動ってものを感じにくくなっていましたが、これは良かったです。
いつぶりかよくわかりませんが、久しぶりに良いものを買ったと思いました。
タッチパッド/キーボードとも疲れにくいのが良い。


3.読書会にいくつか参加した
ここ数ヶ月継続していますが、今月も読書会にいくつか参加させていただきました。
自分が本好きだからでしょうが、読書を通じて人とお会いするというのが自分には結構合っているような気がします。


4.100分通勤
もう少し睡眠増やさないと、週末の生産性が落ちすぎ。


5.ビジネス雑誌
時事に疎いのを改善したく、週5日通勤するうち1日は移動中ビジネス雑誌を読んでいます。
テレビも無いので、速報性のあるメディアもちょっとは取り入れないと行けないと少しだけ思いまして・・・
面白いと思う反面、やはり一般書籍に比べると情報としてはジャンク度が高いし、論理展開も怪しい記事が多いと思いました。
なのでこれ以上読書中の雑誌割合を増やすつもりは無いですが、よく出回っている経済誌を一通り1冊ずつ読むまでは続けようと思っています。

2011年8月20日土曜日

スピーチの出だしはバタフライ

スピーチ・プレゼンセミナーに参加します。
明日が第一回目です。
2ヶ月ほど前にはその体験会に参加していました。

本格的に習得していくのは明日からでいいとして、この2ヶ月間人前で話すとき気をつけていたことが1つだけあります。
それは、あまり早口にならない、ということ。
私が人前で話すときの欠点は当然いろいろあるでしょうが、早口になりすぎるというクセは直せそうだったので気をつけてみました。

出だしに力みすぎないように気をつけると、調子が良いです。
最初ゆっくり話しだせれば、後も大体ゆっくりいけます。
私の感覚では、これはバタフライの出だしに似ています。
バタフライのレースでは、一かき目に力むとその後しばらくおかしくなります。
なので、短距離(50メートルバタフライとか)でも、一かき目はリラックスして上がってきます。

人前で話すという訓練などは受けたことがないので、明日からきっといろんな発見があるだろうということに期待しています。

2011年8月18日木曜日

海外のイメージがなんか貧困

夏休みを利用して、ビジョンを書き出し中。
海外で生活・仕事をしたいという気持ちがあるものの、思い浮かべるのは今まで行ったことがあるところばかり。
例えば、ロンドンとか、パリとかの街並が何となく念頭に浮かんでいる。今の仕事の延長上でロンドン・パリで働くことはあまりなさそうなので、これって見当違いのイメージですよね。

もっといろんな可能性をイメージできるよう、旅行ではいろんなところにいっておきたい。
今までの旅行先は、ヨーロッパ、途上国、リゾートに偏り気味だったので、今度はこれ以外のところに行こうかな。


読み始め - 「戦略の形成」

戦略の形成〈上〉―支配者、国家、戦争 [単行本]
ウィリアムソン マーレー (著), アルヴィン バーンスタイン (著), マクレガー ノックス (著), 石津 朋之 (翻訳), 永末 聡 (翻訳), 歴史と戦争研究会 (翻訳)


サブタイトルにあるように、国家・戦争レベルでの「戦略」をめぐる論文が多数掲載されている本。
読み始めたばかりですが、読み始めた理由を2つほど書いておきます。

1.「戦略」論から得られるものがあるはず
戦争というのはある意味プライスレスな行為で、国が採算度外視でそこに最高の頭脳を投入しているはず。従ってそこで蓄積された見地はきっとかなりハイレベルなものであるはず。
という予想から、戦略論(同じ理由から戦術レベルの本も)読んでみたいと思っていました。
まずは、Amazonで調べてい面白そうと思った本書から手に取りました。

2.多少難しい本を読みたい
大学院を卒業してゼミが無くなってから、好きな本を読めるようになりました。
そして気付いたら、読みやすくすぐ行動に移せる本ばかり読んでいる私。
行動に移せる本を読むのはサラリーマンの務めだとは思いますが、時に意識して頭に負荷をかけないと難しい本を読めなくなりそうと思い、論文集という体裁のこの本を選びました。

基本的には論文が扱っている年代順に掲載されているため、最近のものほど後に載っています。私は近代戦略について主に知りたかったので、下巻から読むべきでした。
若干失敗したと思いつつも、上巻の第1章「はじめに」だけでも面白いです。
「戦略」で考慮しなくてはいけないことが膨大であることがまずわかります。例えば、国家の規模、地理、歴史、イデオロギー、宗教、文化、経済、政治組織、軍事組織など。
この膨大さから、誰もすべてを把握して決断など下せないといったことも書かれています。これって、企業の戦略も同じですね。多分。
本書内では、第二次世界大戦前のヨーロッパを例に挙げて、当時のイギリス、フランス、ロシアいずれもナチスのイデオロギーとヒトラーの行動をとらえ損ねていたといった例から、環境(自分自身も)を全て把握したうえできれいな戦略を立てられることなど歴史上ありえないということが書かれています。

なかなか良さそうな本。
読み進めてよりシェアしたいと思うことがあればまた続編書きます。

2011年8月16日火曜日

バンコク・ホーチミン・北京に行く前に東京に行っておくべき

私は結構海外が好きな方ですが、今思うのは東京をもっと知ってから海外にいく方がより良かっただろうということ。

海外に行けば日本と比べるという見方を当然しますが、そのときの比較対象が、自然と自分が住んでいた町田・相模原中心になっていたような気がします。今思えば。
つまり、バンコク・ホーチミン・北京・パリ・ローマ・ロンドンなどに行って「すっげー」などと思って帰ってきましたが、心の中で比較対象として思い浮かんでいたのは町田・相模原だったような気がします。
これって、比較するもの間違ってますよね。
やはり、首都は首都と比べるのが正しいと思います。今思えば。

最近、ジョギングするとき首都高の高架が国道246に合流するところを通ります。最初は通るたびに「この幅が広い道路が交差する感じって、ホーチミンとかバンコクっぽいな」などと思っていました。
でも、よく考えたら、幅が広い道路が入り組んで交差してるなんて東京でもあることだし、ある程度の国の首都なら当たり前ってことですよね。
そんなことがようやく気づきました。
私はいったい何をこれまで見てきていたのか。

海外に行く前に日本を知ることが重要というのは本当だと思います。
ということは、海外の首都を知るためには、まず比較対象とする日本の首都を知っておくべきでした。
まあ、物事を学ぶのに遅すぎることはないと思っていますので、今がチャンスと考えしっかり東京を学ばせていただきます。

BREEのバッグを買った ー 衝動買いじゃないよ

BREEのバッグが半額だったので、こりゃMac Book Air(MBA)を持ち運ぶのにちょうどいいと思って買ってしまいました。
夏のセールの残り物だった模様。
このバッグは、前々から欲しかったのだが、景気悪化で収入が減っていたことから保留としていたものなので、私の中では衝動買いではないです。(やかましい?)

そういえば、MBAも収入が減っていたことから保留にしていたものでした。
景気が悪くなると消費が落ち込むって本当に良くわかります。
消費の冷え込みに思いっきり加担していました。
しかし、もう1年MBA(BREE)を早く持っていたらもっと早く違うライフスタイルにチャレンジできていたと思うと、判断を保留するって本当にいけないことですね。
いくら金がかかることとはいえ。

とにかく、これでより頻繁にMBAを持ち歩きますよ。
昨日までは、普通にCHUMSのスゥエット地のリュックに入れて持ち歩いていたので、いつ肩ひもが切れるかヒヤヒヤしていました。
鞄が脆弱なために持ち歩きたいものを持ち歩かなくなるなんてつまらないことですよね。

2011年8月13日土曜日

Mac Book Air - 感想2 ローテク勝負

連続投稿ご容赦ください。
明日・あさっては出かけるため、どうしても今日投稿しておきたく、本日4エントリ入れてしまいました。

Mac Book Airをモスバーガーに持ち込んで、3時間くらい、Lionの本を見ながら設定したり、ブログ書いたりしました。
多分自宅でやっていたらこうやって集中できなかったと思います。
この集中力が今後も続くなら、すごくよい投資だと思いました。
買えるものは何でも買う。
集中力も金で買う時代のような気がします。
これからはどんどん外で作業するぞー!
店のクーラーの風をよけるための長袖のシャツがもう一つくらい必要そうです。

Macのことはあまり思い出せませんが、自分のIT環境はクラウド化をだいぶ進めたので、普段やっていることに支障はないです。
気づいたら、端末側でやっていることってどんどん少なくなってきているのですね。

実は、自宅での集中力のなさを補うため外で作業すべく、9ヶ月くらい前にモバイルPCを買って、WiMaxも契約したのですが、キーボードが打ちにくく、ここまで集中して作業できたことはありませんでした。
そのモバイルPCは、すごく軽いということは気に入っていたのですが、入力デバイスが使いにくいのは致命的でしたね。

逆に、アップル製品の入力デバイスは最近すごくいいのが多いです(昔はデザインばっかりでものすごく使いにくいのも結構あっりました)。
iPadもそうだし、外付けで売っているbluetoothのキーボードもかなりよい。
触っていて楽しいのが多いです。
アップル製品は隅々までスティーブ・ジョブズが手触りや使い心地までチェックするといわれています。多分相当こだわっているのでしょうね。

端末で処理することが少なくなってきた今、PCは、手触りとか、押した感じとか、重さとか、ある意味ローテクなところで勝負する時代がきているようなきがします。

さて、感想が2回続けて入力デバイスの話だけで終わってしまいました。
今度はなにを書こうかな。
よく考えたら、MacOSは初心者なので、あまり書くことがないかもしれない。

百年たっても後悔しない仕事のやり方 [単行本(ソフトカバー)] 出口 治明 (著)



マイミクさんがチェックしてあったので、Amazonでクリックして、読書会で読んだ本です。
mixiがなければ読まなかった本。

サラリーマンとして生命保険会社につとめ、60歳にしてライフネット生命というベンチャー生命保険会社を設立し、現在社長の著者の仕事論。
紹介されていた著者の仕事のやり方が面白い。
Twitterで「ライフネット生命の説明会を希望する人は説明しにいきますよ」といったことを発言すると、数々の人が希望する。
そこに説明に出向き、説明会の後は実費で懇親会をする。
そのような説明&懇親会を年100回もしているらしい。
こうやって人と会いまくることで自分を磨いていってるのかもしれない。

この人の主張は多分こうです。
目の前の仕事をしっかりこなすことが後悔しない仕事につながる。
仕事をするとき、人間関係のこととか、考慮することはたくさん思いついてしまうが、原点から考えることが重要。
なるほど。
私はついこれまでしてきた調整のこととかを思い浮かべてしまって、「そもそもさあ・・・」という話に持っていくのが苦手なほうです。
社長の仕事論の本はたくさんありますが、この本は私の耳にいたいことがたくさん書いてあって、いい本でした。


耳が痛かったことを他にも2点ほど。
(1)茶坊主
いわれたことを無批判にやる茶坊主のような人間は、その時点では使いやすいが、いずれ使えない人間になる。
いつになっても使えるのは、物事を原点から考えて、いつも疑問を提示できる人。とのこと。
部署を移って右も左もわからなくなったあたりから、私も最近茶坊主化しているので、若干仕事のやり方を考えようと思った。

(2)人生計画
人生計画を綿密に立てて、それ通りに進んでいくことを主浮かべるのは楽しいだろうが、うまくいかなかったら落ち込むし、仮にうまくいっても社会状況が変わったら計画の意味も問い直さなくてはいけない。
人生計画は、あまり細かくしないのが大事。
わたしも、時に細かいことまで先読みのし過ぎをしてしまう(これがあまりからだによくないことは学生の頃から気づいてはいたが)ので、また気をつけることにします。

これは読書会で30分だけ読んだままにするのはもったいないので、再読かな。



余談ですが、Mac Book Airのキーボード打ちやすいです。いつまでも打っていたいです。
(本日のエントリは全部Mac Book Airから入れています)
キーボードを打ちたい → レビューを書く
という発想に初めてなりました。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 [単行本] P・F. ドラッカー (著), 上田 惇生 (著)


久しぶりに中身がずっしり詰まった本を読みました。
こういう、著名でかつ中身の濃い本を読み終えたときの達成感は格別ですね。

企業のマネジメントのあり方について考えられるあらゆることを書いてあります。
おそらくドラッカーの主張はこうです。
マネジメントは、考えられるあらゆることを考慮に入れて、成果を追わなければいけない。例えば顧客のこと、組織構成のこと、働く人間のこと、CSRのことなど。
そしてそれは一人では成し遂げられないから、マネジメントチームを作り分権化しなくてはいけない。分権化してこそマネジメントは強力になる。

すごく密度が高い本です。
これの一部を切り出して、最新の事例を解説したりしたら1冊の本になります。
これをもとネタにした本がいくつも出るのはわかる気がします。
そういう解説本を読まないとわからない段階というのもあるとは思いますが、私は自分としてはドラッカーを直接読んでもいい段階に入ったような気がしました。

ドラッカーは、修士論文の参考文献として学生の頃読んだのですが、その頃は全くよさがわかりませんでした。社会人になってから読む方がうんと面白いです。
多分、学生の頃だったらまず「マネジメント」=「管理」であると読んでしまい、文脈次第で(この本ではほとんどの文脈で)経営者層であることが途中まで、もしくは最後まで、理解できなかったかもしれないです。
理解できたとしても、サークル運営のことばかり思い浮かべてしまっていたと思います。(身近なことに引きつけて読むというのはそれはそれで役立つ読み方ではあるが、ドラッカーが思い浮かべていたものとは違う)。

しばらく軽めのビジネス書よりも、ドラッカーをごりごり読んでいくことにしようかな。できれば英語で。
そして、この本もあの手この手で復習します。

Mac Book Air 13インチ使ってみた − キーボード/マルチタッチジェスチャ

Product Image

Mac Book Airを買いました。
用賀のコジマ電気で定価で購入し12%ポイントがつきました。
次のスペックのやつです。

13インチ:128GB

  • 1.7GHz デュアルコア Intel Core i5
  • 4GB メモリ
  • 128GBのフラッシュストレージ1
  • ¥110,800

早速使い心地を試すべく、近所のモスバーガーに持ってきてこのエントリを書いています。
まだ使い始めて数時間なので、とりあえずキーボードとマルチタッチジェスチャの入力装置だけ、感想を書きます。


1.キーボード
★★★★★(5段階評価)
今回の一番重視したのはキーボード。電気屋でいろんなパソコンのキーボードを打ちまくりましたが、これが最強だと判断しました。
一つ前のMac Book Airとは若干タッチが違います。一代前のやつは、カチカチ音が鳴ってメカニカルな雰囲気でしたが、今度のは音があまり鳴りません。
私は一代前のやつのキーボードが気に入っていたので、用賀のコジマ電気で新しいタイプのキーボードを触ったとき若干がっかりしましたが、さらに10分ほど交互に打った結果、新しいキーボードも結構よい。むしろ前のやつよりも静かでよい。という結論になり、買いました。
多分間違ってなかったと思います。
今まで私が使ったことがあるキーボードの中で最高峰です。


2.マルチタッチジェスチャ
★★★★(5段階評価)
指2本でブラウザを動かすとスクロール。
指3本で動かすと選択。
指3本でつまむと縮小。
など、普通のタッチパッドとは違う操作を認識します。
まだ使い始めて2時間程度なので使いこなせてはいませんが、なれてきそうです。
少なくとも今までの従来のタッチパッドよりはよいし、キーボード入力中心の仕事ならマウスがなくても何とかなる感じはします。
タッチパッドの面積が大きくて、あまり繊細な動きを求められないのもよいです。


本日は以上です。
またできるだけ感想アップしていきますよ。
Macを持つのも相当久しぶりなので、忘れていること、わからないことだらけです。

2011年8月6日土曜日

ドストエフスキーの言葉 [単行本(ソフトカバー)] フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー (著), 小沼文彦 (編集)


ドストエフスキーは前々から読みたいと思っていた。
だって有名だし評判いいじゃん。
有名だし評判いいということは、それなりのものはあるのだろうと思っていた。
斎藤孝が薦めているいることからも、きっと何かあるだろうと思っていた。
そこで、何度か挑戦したことがあるのだが、毎回挫折していた。
この本は、ドストエフスキーの小説から抜粋した名言集。
これなら読める。
ツァラトゥストラを全部読むのはきついけどニーチェの名言集なら読める、というのと一緒だな。ゲーテも一緒。
これで、ドストエフスキー、ニーチェ、ゲーテのいいところをとった気になっていいのかわからない。というか、少ししかわかっていないのだと思う。
もとは小説なんだからやはり流れの中で読まないと。
しかしほとんど意味がわからないのに小説全部を無理やり読むよりは、今の自分にはいいのではないかと思う。
あの膨大な文章の中からいいところを編訳してくれた著者に感謝。

自分の精神が成長したころ、また小説本体を読むのに挑戦したい。
かつてドラッカーを読んでも全然面白くなかったのが、社会人経験を経たおかげで面白くなってきたことから考えると、精神が成長すれば読めるようになる日も来るかもしれない。

【IT】仮想化の基本と技術 [単行本(ソフトカバー)] 清野 克行 (著)



2冊続けてIT本のご紹介です。
例によって、ITに興味ない方は無視してください。

仮想化は今旬の技術。
ITインフラ導入計画担当としては避けて通れない。
最近、投資計画書の稟議を回す際、第1段階として私たちの部門で事前チェックするのだが、仮想環境に関わる投資が多く、この分野もどうしても抑える必要ありと思って読んだ。

実際コンピュータを触らず本を読んだだけで全部わかるわけはありませんが、技術者と話をよりスムーズに進める手助けにはなったと思います。
少なくとも、基本用語の意味と基本的な仕組みくらいわからないと話にならない。
あとは、あの手この手で復習しないと忘れそうだな。

コンピュータなんて、実は全部仮想環境であるともいえる。
この本は、サーバ、ネットワーク、ストレージ、クラウドなど、仮想化というキーワードで幅広い範囲を取り扱っている。
今の仮想化技術で、どのようなことが実用段階に来ているかまとめてわかるという意味でも、なかなかおもしろく読み応えのある本だった。

【IT】図解入門よくわかる最新通信の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book) [単行本] 谷口 功 (著)


ITに興味ない人は無視して下さい。

梅田望夫が、酔っ払って投稿したエントリが一番アクセス多かった、などと言っていたので、私も酒を飲んだ状態でこれを書くのにチャレンジしているが・・・
だんだん細かいことが考えられなくなってきたし、打ち間違い(タイプミス)が多くなってきた。

メーカーのIT関連会社から、本体の情報システム部門に移ってから読んだ本。
これまでもTCP/IPの知識は(大体)持っていたが、情報システム部門では、さらにその外側の知識も必要であるらしい。
その知識をとらえるのに役立った。
「図解入門」などと易しそうなノリだが、なかなか充実した内容だった。この範囲で1冊目としたら大満足じゃないだろうか。

たとえば、
・ 銅線ケーブルと光ファイバーケーブルはどう違うか
・ 電話の仕組みは
・ 電波/無線通信とは
・ 携帯電話の仕組みは
・ 衛星通信の仕組みは

といったことが書かれている。
今の、インフラ導入計画担当者という立場になってから、TCP/IPの詳細よりもこの辺の知識が無くて困っていたので、助けになった。

一度雑誌とか読みやすい(しかし知識としては体系立っていなくて散らかっている)本を読みだすと、ついそういうものばかり読んでしまう。
今は意図的に、体系立ったもの、中身が詰まったものを読むように心がけています。

2000年間で最大の発明は何か [単行本] ジョン ブロックマン (著)


★★★★(5段階評価)
これも読書会で紹介されていた本です。
仕事に直結しない読書もいいですね。

高名な科学者・技術者が参加するメーリングリストで「2000年間で最大の発明は何か」という問いを発して、それに帰ってきた答えをまとめた本。

108人の回答が次々並んでいます。
人気が高かったのは、印刷機、レンズ、計算法、ピル、医療技術、コンピュータ(分散型ネットワーク)、電池あたりでした。
この他回答には、確率論、キリスト教とイスラム教、マーケティング、不確定性原理、のような考え方・理論も含まれています。
「とくに言及に値するものなし」なんて回答もありました。
いろんな知識人がいろんな前提を勝手に置いて(時にはルールを勝手に逸脱して)自分の考えを披露していくのが面白いです。あまり体型だった知識は得られませんが、知識人のものの考え方のパターンを知ることができます。(もしかしたらこれがこの本の一番のメリットかも)

ものすごく高度な技術を使った発明がインパクトが大きいとは限らず、ローテクがインパクトを与えることも多くある、ということもわかりました。
たとえば馬の首あてとか(これにより馬が首を絞められることなく重たいものを引きずることが出来るようになった)。
私として意外だったのは、ピルを挙げる人が多いことです。日本ではピルってそこまで浸透していないイメージですがどうなんでしょう。

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メモ/トリビア
・ マサイ族は頭痛の治療に山羊の糞をドロドロにしたものを額に塗る
・ 大学は、共通の基盤を持つ人をたがいに接近させることで新しい知識を作り出す(確かに大学院のゼミってそんな感じだったな)
・ インターネットは無数のパーツ(発明)に依存しているが、その影響はそのパーツの総和をはるかに超えている
・ 電池が出来たばかりのころ、電気ショックで動物を殺す見世物が出てきた
・ 第二次世界大戦後あたりでも麻酔は精密な技術ではなく、全水麻酔により虚脱をきたして死亡する例が頻発していた
・ 発明は累積的なものである
・ 人間性を調べる研究方法として、心理学はマーケットリサーチに負けてしまった
・ 普通選挙権に基づく民主主義と、善意のエリートが考えるユートピア的幻想の間には政治的緊張がある
・ 最も重要な発明は疑問文である
・ 時計は客観性を体現したものである

もしドラ? - もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門 [単行本(ソフトカバー)] 藤野英人 (著)



★★★★(5段階評価)

読書会で紹介してもらった本。
ドラえもん世代の私としては、どうしても読まざるを得ませんでした。

タケコプターができたら、保険ビジネス、警備ビジネス、ウェア、素材メーカーが隆盛するだろう。ウェアはユニクロが市場をとるだろう。素材は東レがとるだろう。駅ナカビジネスはピンチ。といった思考実験的な本です。
著者はファンドマネージャーであり、社会・経済面での空想が繰り広げられています。
したがって、昔科学空想でよく言われていた「タケコプターは実現しても人間の首の骨が折れるから使えない」みたいなノリではないです。

たとえば、次のような思考実験が次々繰り広げられています。
・ アンキパンができたら、受験時はアンキパンドーピング検査が出来るだろう。
・ ガリバートンネルができたら経済はデフレで大混乱?
・ ほんやくこんにゃくができたら、諸外国人が日本人女性を口説きに来る
・ どこでもドアができたら、「東京の地価が高い」といった一極集中は崩壊するだろう。所有の概念が崩壊し、世界は一つの点になる(?)

話はどれも面白いです。
若干肩すかしだったのは、せっかくドラえもんの道具の話をしているのに、空想しているのは現在の社会がどうなるか、目の前の話ばかりをしている点。
願わくば、もっと遠い未来まで空想してほしかった。


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メモ/トリビア
・ 移動することは生活そのもの
・ ジンバブエでは他国の通貨(米ドルとか)を流通させることでインフレ回避した
・ ビジネスは、いまは時間の取り合い。時間の使い方にお金を払うビジネスは「時間消費型ビジネス」と呼ばれる。
・ 最近は日本に人間ドックを受けにくる中国人が増えている
・ ESG・・・最近の新しい投資先の基準。Ecology, Social, Governance