山小説。
利尻山、金時山、トンガリロ(ニュージーランド)等が登場します。私も登ってみたくなりました。
登場人物達は、登山を通じて自分の内面が変わったり、内面の何かに気付いたりします。
例えば、結婚に悩んでいた女性が
「結婚するか否か、そういう問題ではないはずだ」
と、問いの立て方が違っていたことに気付くなど。
登山でこんな内面の変化など起きないだろとしばらく思っていたのですが、記憶を辿ったら、スイスの山で私にも一度だけあるのを思い出しました(細かいことは書きませんが)。
山の何がそうさせるのでしょうか。
■ 日常から離れることで、日常の問題から距離をとれて、今まで煮詰まっていたところが急に流れが良くなる
■ 長時間歩くことで血流が良くなったり、セロトニン的な脳内物質が出てきたりして、何かひらめく
■ 危険箇所を歩くことで、生死について考える
などが何となくありそうですが、もしかしたら他にも煮詰まり解消要素があるのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿