2021年9月30日木曜日

「余計なことをしない」が最善の時もある

 今、登山シーズンである、海の日、盆、敬老の日、秋分の日にカレンダー通りの休みはあるが、激混みの交通機関、激混みの山小屋に突入することになってしまう。

このカレンダーをこのまま受け入れていては、ハイシーズンしか山に行けなく、山に関してはこれ以上やりたいことはできない。

一番行きたいところには行けず、妥協的な旅をしてしまう。

(盆にシステム切り替えなどで出勤し、夏のうちに代休が取れるなら話は変わるが、毎年毎年起こることではないので、とりあえず置いておく)


「体力がある若いうちはアルプスや北海道(体力が必要な山行)に時間を使う」とはっきり方針を決めたのに、結局、山小屋の密にビビり、ロープウェイの待ち時間にビビり、東北の山に登ることにしてしまった。

もう出発した後に何だが、こういう金・時間の使い方はすべきではなかった。

結果としては悪くはなかったが、もしアルプスに行けていればよりリフレッシュできただろうし。

連休の機会も限られているので、「連休は旅行で埋めたい」という意識がいつも働いているのだが、本当はこういうときは「余計なことはしない」のがベストなんだろう。金の使い方、時間の使い方、両方において。

「これでいい」ではなくて「これがいい」と思う行き先、計画を立てたいとは思うが、いろんな制約条件の中動いているから、なかなか出来ない。予約サイトを見ながら工夫するのではなく、そういう制約条件を取り除く(例えば、休みをずらすように交渉・調整するとか)ことにも力を使うべきなんだろう。


金に関しては、もう少し使い方に気を遣った方が良いと最近思い直し、旅行の予約する前に総額を試算するようにした。

(そのためのエクセルも作った)

今まで、なんとなく交通費とホテルをバラバラに検索して、フィーリングだけでリーズナブルなら予約、という流れで決めていたけど、後で金額を計算してみると思った以上に金を使っていることがわかる。


時間に関しては、昔だと4連休が丸々空くのはかなり手持ちぶさただったし、有効に使えたためしがないが、最近は家で過ごすことにも慣れ、引きこもることの生産性は上がってきたので、それなりに過ごすことは出来るという気もする。

家の近くで(出費を抑えて)将来につながる過ごし方をすれば良いのでは。

例えば、読書、料理、近場でテント泊など。

今の自分の山のレベルを考えると、

歩行能力>宿泊・キャンプ能力

なので、山をとにかく歩くよりは、近所でもテント泊に慣れるほうが投資的という気がする。その方が行動範囲が広がりそうという意味で。

八幡平と秋田駒ヶ岳に来るための投資金額・時間は約75,000円と4日間。

旅行の調査、予約、パッキングなどの準備にも時間を使っているので、時間は6~8日くらい使ったと考える方が妥当かもしれない。

Plan Aの旅行・山行が出来るなら迷わず金と時間を使えば良いが、Plan B、Cの旅行・山行に金と時間を使って良いか、「余計なことはしない」がベストなのではないか、ちゃんと自分に問うようにしたい。Plan B、Cに金を使っていると、いざPlan A を決行するときの金を注ぎ込めない。Plan B, C に時間を取られていると、Plan Aを実行するための技術・体力が身につけられない。


動けば良いというものではない。

待つべき時にはレベルアップしながら待つ、というのも重要。

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