2021年11月30日火曜日

2021年、面白かった本

 今年読んだ本で面白かったのはこのあたりです。

「危機と人類」
「デス・ゾーン」
インテリジェンス・トラップ
お金か人生か
残照の頂
スマホ脳
5000日後の世界
GAFA Next

毎年順番をつけるのは難しいものの、一応一位は「5000日後の世界」。未来予想系はジャンルとしてはあまり好きではないのですが、この著者は前著(〈インターネット〉の次に来るもの)も本作も非常に面白かったです。デジタル業界の会社増えすぎなので、次はバイオテックに注目(らしい)。

タイトル的に今更感あったけど、意外と良かったのが、「スマホ脳」。ついスマホを見てしまうのに問題意識ある方にお勧めです。似たテーマですが、Netflixのドキュメンタリー「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」も良かったですよ。

なお、コロナ前までは外(喫茶店とか)で本を読むリズムだったので、家に引きこもりまくった2020年以降読書するリズムがあまり作れていません(カフェ代は大幅に減った)。旅行の移動中が一番読めているかも。
山歩いている時常に耳読はしていたけど、目で読むのと耳読は全然別の体験ですからね。
来年は、感染状況が収まっていれば、外でも多少読むリズムに戻そうかな。

2021年11月23日火曜日

礼文 ー 行動範囲が広がることに金を使いたい



11/20~23の休みで、稚内・礼文島に行ってきました。

メインの礼文島ハイキングの話を書きます。
今はトレッキングとウィンタースポーツの間の閑散期であるようで、旅行者はごくわずか。島行きのフェリーは作業着を来た団体(漁師?)以外は数えるほどで、雑魚寝タイプの船室でしたが、一人で20畳くらい使えて超ストレスフリーでした。

島内も、島全体が休業中という感じで、商店はほとんど空いていないようです。流しのタクシーなどもなく、登山口まで行けるのか不安でしたが、電話したらすぐ着てくれました。

そのタクシーで香深井の林道コース登山口へ。
林道は特に目を引くものはありませんでしたが、稜線に出てからの景色が素晴らしいです。11月に礼文島ハイキングでは、完全に時期を間違っているという噂もありましたが、これは来てよかった。花は咲いていませんが、ランドスケープファンの私としては、花はまあオプションでも良いです。この島特有のランドスケープが見られただけで来た甲斐ありました。花が見たい人はやはり夏にどうぞ。

気温は0度~3度くらいでしたが、稜線区間が長く、風がずっと吹いている(島特有の気候らしい)ので、気温以上に防寒対策必要です。雪もけっこう降っていました。
途中に小屋のようなものも無く、風の無いところで休憩も出来ないので、風を遮る装備、4時間くらい大休憩を取らず歩く体力は必要そうです。

トレイルは全体的になだらかで、危険箇所などはないので、気候の問題さえクリアしてしまえば歩くのは簡単だと思います。

装備的には今年買った、モンベルのパーマフロストライトダウン(防風、撥水、透湿フィルムが外側に張ってあるダウン)が超活躍しました。
これのおかげで、行動範囲(マイナス)5度分くらい広がった気がします。こういう、行動範囲が広がるものに金を使いたいですね。今年はこれを着てもうちょっと寒いところ歩いてみようかな。

4時間歩いてすれ違ったのは一人だけ。何かあって行動不能になったらアウト感ありますが、静かなハイキングが楽しめました。

知床の登山口(もちろん北海道本土の知床とは別)に下りた後、バス(1日3本)も全然来ないので、フェリー乗り場までさらに舗装道路を4km歩きました。島旅は4kmくらいなら徒歩圏内だと思ったほうが、計画が立てやすいです。

何か食べたかったのですが、フェリー乗り場以外のレストランは全く開いておらず。仕方ないので期待せずフェリー乗り場で寿司を食べたのですが、それが非常においしかったです。

最後、フェリー乗り場から徒歩圏内にある温泉へ。泉質とかはよくわかりませんが、露天風呂から海越しに利尻山が見えて結構良かったです。

帰りのフェリーも空いており、よく眠れました。歩いて、寿司食べて、酒飲んで、温泉入った後だしね。

仕事が繁忙気味で疲れてもいましたが、割り切って休み取って良かったです。ある程度やりたいことをやれないようではその生活続けている意味ないですからね。システム導入直前ならともかく、そういう時期ではないので。ある程度割り切らないと、やりたいことはやれないし、行きたいところにも行けない。割り切りは大事。