2014年8月16日土曜日
海賊と呼ばれた男 - 信念を持って突き進めば道は開かれる・・・のか?
戦前・戦後に活躍した、出光興産の創始者である出光佐三をモデルとした小説。
成功物語だし、面白いのは確かだが、若干冗長で途中少し飽きた(スイスに行くフライト中に読んだが、このフライトが無ければ読み切れなかったと思う)。
ただし、母はえらく気に入ったよう。この時代を実際に生きた人とそうでない人で大分印象は違うのかも。
この主人公は、信念を持って誠実に突き進む。そして、道が開ける。
もちろん現実には、私達がそういうやり方を真似してもうまくいくとは限らないでしょうが、失敗が覚悟できているなら、信念を持って突き進むこと、そういう人についていくことは気持ちが良いだろうなと思いました。
1つ真似しても良いかなと思ったのは、不当に扱われることに対して怒りを表す、ということ。
この主人公は、頻繁に怒る。
私は別に怒りまくりたい訳ではないけど、(特に職場で)怒る方が仕事をうまく進められるのか、怒らない方がコトがスムーズに運ぶのか、色々考えてしまっていたような気がする。
どうせ正解は無いのだから、不当に扱われたときはシンプルに怒る、で良いのではないか、と本書を読んで思い直した。
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その他メモ
■ 敵を作るやり方は、同時に味方も作るのかもしれない
■ 株式を公開すると、見ず知らずの株主のために働くことになる
■ 石油のためにイラクはアメリカに蹂躙された
■ 出光佐三クラスでも、私生活の悩みは色々あった
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