2016年4月24日日曜日

絵を描いてみて気づいたこと +20 -絵の具も筆も紙も人生も消耗品



この前のエントリ↓↓↓の続きです。

頭の中で裸で踊る: 【アクリル絵具】絵画教室に通って3週間で気づいた30のこと ー 酒を飲んで描いた絵はグダグダ: 絵画教室に通い始めて3週間。 気づいたことがいろいろあるので、メモっときます。 使っているのはアクリル絵の具です。 ・ ディテールを全部描こうとしなくて良い ・ 風景画は結構ごまかせる。人造の物はごまかしにくい ・ 制作過程を写真に撮るのは楽しい ・ 一つの...

ではいきます。

画材
・ 使える画材が増えれば描いてみたい絵も増える。人が思いつくことは、自分が持っている手段に規定されてしまうと言うこと
・ キャンバス(紙)が広ければ広いだけやることが増える。時間もかかる。制作が挫折しがちなときは、キャンバスを小さくするのも手(大きいキャンバスに絵を描くのは気持ちが良いようだが)
・ 最初どのくらい色数をそろえるかというのは悩み所。技術がないうちは狙った色を自分で作れないからある程度たくさんある方が描きやすい。しかしたくさんありすぎても使わない色が増えるばかり。金もかかるし邪魔。
・ 色をいっぱい持っていれば、色を作る時間が減るから早い。効率的といえば効率的。
・ 新しい筆は弾力が全然違う

塗り方
・ モノによって塗りかた替えないとダメ
・ 塗り方が思いつかなくても、塗っている間にだいたい何とかなる。落としどころを見つけられる。プロジェクトで問題にぶつかった時でも何とか抜け道を見つけられるのと似ている。

制作、他
・ 作品の後半になると縮こまってくる。これまで作ってきたモノを台無しにしたくないという思いが出てきて大胆さがなくなってくる。たかが絵なのにおかしいですね。むしろ後半にかけて大胆さを増していきたい。
・ プロの写真を模写するのは楽しい。うまく模写できればそれだけでいい感じの絵になるから。
・ それに比べてスナップ写真をうまく絵に起こせても、いまいち面白くない場合がある。
・ 絵を見るだけと、見ながら実際模写するのは全然違う。描くことでどれだけ色が使われているか、どんな塗り方をしているか(あとはどう誤魔化されているか)気づく。
・ 出来上がった絵を模写する、写真を写し取る。どっちも得るものはある。
・ 絵を描くと肩が凝る。ずっと下向いてるからね。案外、ペンタブレット+画面で前を見て作業する方が肩が凝らない。
・ 絵の具も筆も紙も人生も消耗品。持っている以上はどんどん使わないともったいない。


アート業界
・ 画家はスーパーレッドオーシャン。検索すると山ほどうまい人が出てくる
・ 現代アートの一つの価値は「新しさ」(学術と似ているな)
・ 平面に絵を描くという表現はほとんどやり尽くされてる
・ 写真がこれだけ広まった今、写実画の価値はかなり低い
・ イラストレーターは絵がうまいとは限らない
・ イラストレーターの絵と画家の絵では絵の完成度が全然違う。イラストはメインでは無いので、絵が緩いのは当然なのだが、自分が描く絵がどちらなのかははっきりさせないといけない。

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