2012年3月18日日曜日

なぜ文章を書くか





なぜブログを書いているか。
いろいろあるのですが、一番の理由は、(勝間和代も言うように)「書くことは考えること」だからです。
「書くことだけが考えることである」とは言いません。
書くことは、考える手段の一つになりうるということです。

頭の中だけで駒を動かして将棋が出来る棋士みたいに、紙とかペンとか無くても頭の中で考えられるタイプの人もいるのでしょう。
しかし私はそういうタイプではないです。
紙とかペンなどの道具を使うときに比べて、頭だけで考えると、思考は格段に浅くなります。

考えるための手段と言えば、文章を書く以外にも、図を書いて整理するとか、巷に出回っている数々のフレームワークを使ってみるとか、いろいろあります。
これらの中で、文章を書くというのは私に合っているような気がします。

しかも、人に見せるつもりで書くというのは良いです。
人に見せるつもりだと、あまり無茶苦茶な論理展開のままでは出せません。
文章の、論理とか表現を直している間に、自分の頭が整理されるし、思考が先に進みます。

昔、自分のためだけの日記というのも書いていたことがありますが、どうしても、思いつきみたいなことが多くなりました。メモとしては十分役立ちましたが。

私はアフォリズムとか名言も好きで、その意味ではツイッターも使えるとは思っていますが、モノを考えるとなると、140字という短い文字数制限があるのはダメです。論理展開無しで、どちらかというと直感でものを書くことになります。
使い道はあるけれど、自分自身で思考を深めるツールではないですね。


自分のスタイルを構築することに再チャレンジしたい、という話を最近書きました↓。
走ることについて語るときに僕の語ること(村上 春樹) 感想

大学院を出た後は、あまり文章能力のブラッシュアップを図っていませんでしたが、文章を書いて思考を進める・整理するというのは私の一つのスタイルとして再構築する価値がありそうです。

2012年3月17日土曜日

ルールは変わった、頭を切り替えろ




ルールは変わった、頭を切り替えろ

昔、何かの本でこんなメッセージを見たことがあります。
たしか外国人が書いた本だったと思いますが、何の本かはもう覚えていないし、正確に再現出来てもいないと思います。

当時は、あまりピンと来ませんでした。
多分、割と保守的な会社に勤めており、世界のルールが変わっていることが実感できていませんでした。

しかし、最近の会社の変化(外資化)で、まさに「ルールが変わった」という気がします。
新しいルールを早く見極めて、頭を切り替えないと、給料が永久に上がらないという気がします。

いくつかは分かりました。
だいぶ個人的な話になるのであまり細かくは書きませんが、例えば、
  • ゼネラリストなだけでは給料は増えない
  • 英語がしゃべれないと、役職者にはなれない
とかです。

新しいルールが全部明文化されていれば良いのですが、そうでないものも多数あります。
これを一気に把握するにはセンスがいりそうですが、まあ、やるしか無いですね。
そもそも、大抵のことには明文化されていないルールがあって、それが把握出来ていれば、有利に事を運ぶことが出来る。それが世の中というものです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実は、この記事はここまでで終わらせようとしていたのですが、最近村上春樹の本を再読し、思ったことがあります。
上記の通り、変化に適応するのは生き残るために必要ではあるけれど、適応だけに集中していると、自分なりのやり方を見失いそうです。
「適応」には出来るだけエネルギーを使わない。出来るだけさらっと適応する。そして、そろそろ「自分なりのやり方」を確立するフェーズに入りたいとも思っています。年齢的に。

2012年3月12日月曜日

キングダム、特に25巻


これは文字通りの"総力戦"であり、失敗すれば秦はこの中華から消え去るであろう。
(キングダム 25巻)

今一番はまっている漫画はこれです。
というか、連載中の漫画はこれくらいしか読んでいないです。
(「ワンピース」もずっと読んでいたのですが、魚人島編にあまりついていけなかったので休止中です)

全体にわたって、

  • ピンチを何度も乗り越えて一流になるという発想(ピンチはチャンスだという発想)
  • 将軍たちの駆け引き

などが盛り込まれており、楽しめます。

その中でも、この25巻の盛り上がりは凄いです。
出張帰りの新幹線の中で3度読んでしまいました。
連載漫画のうちの1冊でここまで興奮したのは、「美味しんぼ」の47巻(主人公たちの結婚披露宴)、「バガボンド」の26巻(吉岡70人斬り)以来です。

この漫画は、紀元前200年当たりの中国が舞台。
7国が戦争に明け暮れる中国春秋戦国時代です。
この25巻では秦(主人公がいる国)が、他の6カ国の連合軍(合従軍)に攻め込まれます。
こういう感じ↓
左側の白い部分が秦の国土で、黒い駒が進行してくる敵国の軍です。

秦1国対6カ国連合軍。
これがどうなってしまうのか・・・
史実に基づいた漫画なので、大きな流れは調べれば分かるのですが、それでもこのドキドキ感は凄いです。


26巻以降、約100万人が白兵戦で殺し合う戦争シーンに突入していくと思われますが、こんなことが本当に昔あっただなんて、なんか想像を絶するなあ。


尚、汗臭い男たちが殺し合い、首が飛びまくる戦争漫画ですので、女性が楽しめるかはよくわかりません。
あと、小さいお子さんには読ませないように。


2012年3月11日日曜日

走ることについて語るときに僕の語ること(村上 春樹) 感想


本当に若い時期を別にすれば、人生にはどうしても優先順位というものが必要になってくる。時間とエネルギーをどのように振り分けていくかという順番作りだ。ある年齢までに、そのようなシステムを自分の中にきっちりこしらえておかないと、人生は焦点を欠いた、メリハリの無いものになってしまう。
(村上春樹)

この本、読書会で紹介しようと思って数年ぶりに再読したら、思っていた以上に心に響くものがありました。


村上春樹は毎年1回以上フルマラソンを走るような、かなり本格的なランナーです。
この本は、その村上春樹が、自分のランニングについて、それに絡めて自分の小説について書いてあるエッセイです。
ランニングや、小説について、自分のスタイルを確立していった様が書かれています。

印象的なのは、この人はあらゆることについて、「自分なりに、自分の性向、体質を見極めて、自分のスタイルを決めている」ということです。

例えば、

  • 村上春樹は、全面的にコミットしないと落ち着かないタイプなので、小説家になるにあたって、経営していたバーの権利は売った
  • 村上春樹は、一部の文章が自然にわき上がってくるタイプの小説家と違う。なので、コツコツ水脈を掘るようなやりかたで創作している
  • 村上春樹は、朝方の人間である。創作に集中するために、夜の人付き合いなどは捨てた

などなどです。
周囲の反対が合った決断もあるようですが、それでも自分で決めています。

スタイルは自分なりに確立しないと、人生は焦点を欠いたものになる、ということなのだと思います。



少し話は変わります。
自己啓発書や、ビジネス書には、「あれをやりなさい、これをやりなさい」といろいろ指示がされています。
これを読むと、自分の性向を忘れて「ビジネス書通りにやらないと成功できないのではないか」という強迫観念を、知らずに持ってしまいがちです(私だけかな)。

しかし、本書を読んで、もっと落ち着いて自分なりのやり方を確立する方が良いという気がしました。



私は大体いつでも焦点を欠き気味です。
何かに焦点を合わせる(=フォーカスする)のは難しい、と思って一度あきらめていたのですが、もう一度何かにフォーカスすることにチャレンジしようかな。


2012年3月10日土曜日

<料理> にんにく、唐辛子、生卵

<今回、私が強調したいことは、下の方にあります。時間がない方は一気に下の方の太文字部まで行ってください>


先日、お友達から「お前のブログはOLブログか」と、ありがたい突っ込みを頂きました。
料理のブログを書くのはOLっぽいらしいです(?)
はじめて気づきました。

しかし、続けます。
新しいことをすれば、発見があります。
せっかくなので、それは書いておきたいです。
勝間和代が、意気揚々と自分の趣味と気づきをブログに書く気持ちが最近分かります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、今回はこの「美味しんぼの料理本」を参考に、「鶏飯」を作りました。


ただ、今回は「鶏飯」2回目なので、多少アレンジを加えてみました。

  • 本来、もも肉の細切れを使う⇒ひき肉に変えてみた(調理時間が大幅に短縮されるのが理由)
  • レシピに無い唐辛子を使ってみた

それで出来たのがこれ。「鶏飯」




ひとまず、うまく出来ました。
最初は普通に食べていたのですが、途中で変化を加えたくなり、生卵をかけてみたところ・・・「キタコレ!」
(卵をかけると見た目はイマイチなので、写真は省略)
これは、私の約2ヶ月の料理史上最高の出来です。
混ぜご飯に生卵をかけるという試みは初めてでしたが、超OKでした!
鶏肉を唐辛子とニンニクで炒めており、最後ネギも混ぜているという強い味なのが生卵に合うような気がします。
にんにく・唐辛子・卵 のような感じで、これとこれなら組み合わせて大体OKというものが分かってくると、やっとレシピから離れられますね。


ちなみに、毎食料理をするのは大変すぎるので、最近は1度の料理で4食以上作ることを目標にしています。
上記の鶏飯は一度に3合炊きました。
3合に鶏肉300グラム、ごぼう1本が入るので、結構な量です。

先日は、スパゲティも一度に400グラムゆでて調理しました。
(サイゼリヤのたらこソースシシリー風を再現してみました)


冷凍庫の中、スパゲティと鶏飯でぎっしり。
方向性が間違っていると言われそうですが、やりたいことが多すぎて、あまり時間もかけられないので仕方ない。





2012年3月3日土曜日

引っ越し2ヶ月後レビュー

定期レビューを行わないというのは、ダメな組織によくある体質ですよね。


それは自分の生活にも言えること。
定期的に、問題を解決したり、ルーチンを改善するというのはとても重要なことです。
ということで、引っ越して2ヶ月強経って、一応生活は日常を取り戻したと言えますが、部屋全体をレビュー/及び改善中です。

以下、私が6.5畳の部屋に住んでいることを念頭におきお読みください。
もっと広い家に住んでいる方は、当然、別の判断があるはずです。



1.ソファーを買った
⇒非常に良い

ソファーを買って、6.5畳の部屋に無理矢理置いてみました。
ソファーと言っても、座椅子に足を取り付けたような作りですが。
冒険でしたが、大変良いです。
これで、本を読むのも、文章を書くのも結構はかどります。
机に向かって座る以外に部屋の中で姿勢を変えられるというのは非常にメリットあるみたいです。
部屋が6畳以上ある人は、強引にソファーを置くのもありかもしれません。




2.衣装ケースを交換した
⇒ 奥行きが浅い衣装ケースは具合が良い



写真(上)の衣装ケースは前から持っていたものなのですが、まず、クローゼットとサイズが合わないし、奥が深くてデッドスペースどうしても出来ます。
ということで、奥が浅くて横幅が広いものに買い替えました。今のところ非常に快適です。
SEIYUが頼んだものと違う色のものを送ってきましたが、交換の手続きが面倒くさすぎるので、このままで良いことにしました。



3.ラック(?)を買った
⇒ 使えないので捨てた

引っ越しを機に、室内物干と写真のようなラック?(呼び方不明)を買ったのですが、収容力が足りなくて完全失敗でした。
これは、部屋のスペースに余裕がある人が使うものです。
狭い部屋に住んでいる私には無理でした。
ということで、買って2ヶ月ですが思い切って捨てました。
写真の10段分が、新しい衣装ケース2段に収まりました。わーい。


4.ストックケースを買った
⇒なかなか良い

料理を始めてから、調理器具・調味料が増えて、ゴチャゴチャになっていました。
ということで、小さめのケースも導入したのですが、これはなかなか具合が良い。
無印良品で3,500円でした。



ということで、なんとか2ヶ月目で一度レビューできました。
何か気になったまま数年経ってしまうということもありがちですからねえ。
次は何をレビューしようかな・・・