2013年4月13日土曜日

頭の中で裸で踊る「マリス博士の奇想天外な人生(キャリー・マリス)」



2013年読んだ本、現時点1位はこれです。

  • 小学1年生で爆薬を作り、
  • クスリをやりながら空想で論文を書き、
  • 自宅の庭で宇宙人と遭遇して銃を乱射する
という、破天荒なノーベル化学賞受賞者のエッセイ。

そんな破天荒な話をしたと思ったら、科学者の専門知識を使って、HIVの話をしたり、オゾンホールの話をしたりもします。
すごい知識で話を掘り下げ、次の章ではまた全然違う話をする。
頭の中に、全然縛りがありません。

・ 膨大な知識
・ 融通無碍な発想
で、自由に何でも考える。
こんな頭になりたい、と思いました。


(私も頭の中で色んなことを考えますが、知識が足りなくて、発想のパターンが限られていると、同じところを堂々巡りしてしまいがちです)


しかし、このような思考の自由さを獲得するにはどうすれば良いのでしょうか。
きっと、
もっと本を読んで、
もっと人と会って、
もっと色んな場所に行って、
・・・と、地道にやるのがまっとうなやり方でしょうね。
もしかしたら、この著者のようにクスリでもやったら一足飛びに思考が自由になるかもしれませんが・・・

尚、 原題は、Dancing naked in the mind field.
「頭の中で裸で踊る」みたいな感じでしょうか。
私も頭の中で裸で踊りたい。

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追記
この本、すごく面白かったので、読書会でも2回紹介したのですが、どうも話が弾みにくいです。
紹介の仕方にも工夫の余地があったかもしれませんが、「日常に活かせる部分が少なくコメントのしようが無い」、ということもあったのかもしれないです。

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