洗濯袋(これが洗濯槽になる) 専用のものも売っているが、私はモンベルのドライパックを利用。 現時点問題なし。耐久力は不明。 |
セームタオル。これが脱水機になります。 あと、洗剤を直に触るので家事用のゴム手袋も持つことに。 |
旅人に人気の高いDr. Beckman。 破裂するリスクは低そう。 |
洗濯は旅行中の時間の使い方としては最低だと思っているので、基本的には洗濯不要なように日数分の服を持って行く(スーツケースの場合は2週間くらいまではいける)し、それが無理な場合はできるだけランドリーサービスや洗濯機を使います。
しかし今回通り道に洗濯機などがあるかよく分からないので、せっかくだから久しぶりに旅における洗濯をレベルアップすべく、国内で試行錯誤しておくことにしました。
旅行中の手洗濯ってなんかスッキリできたことが無いので、日本で10%でも20%でもレベルを上げておきたく。
基本的には水が漏れない袋を洗い桶として用いると言うやり方です。トラベル用洗濯袋と言う、ぶ厚めの防水の袋に洗濯板が付いたものも売っています。
私はそういう専用のものではなく、モンベルで売っている普通のドライパックにしてみました。その理由は2点で
(1)洗濯板は不要だと思った
汚れたところをピンポイントでするならともかく、服全体をこすり洗いする必要は感じない。
(2)軽い方が良かった
自分で洗濯するのはあくまでサブなので、機能性をMaxにして重くなるよりは、こすり洗いをしない限り似たような機能であろうから、軽い方を選んだ。容量は10L。私の感覚では丁度良いです。
手順はこちら。
基本的には全自動洗濯機と同じ流れです。
1.洗い×1:
洗剤・水を入れて振って5分つけ置き。もう一度振って裏返して5分つけ置き。
2.すすぎ×2:
水を入れて振ってから水を捨てる、を2回繰り返す。すすぎは水が多いほど洗剤や汚れが薄まるので多めの方が良いと思います。
3.脱水
ドライパックの上から水を絞った後は、洗濯物一つ一つをセームタオルで拭いていく。つまりセームタオルを脱水機にします。服によるが、1つの服につき4~5回くらい
(これが面倒くさい)
1,2はこれまではホテルの洗面台のシンクなどでやっていたのですが、ドライパックを使ってみたところ、シンクよりは遙かにやりいやすいです。あと洗剤は、旅行中は大体ホテルのシャンプーを使っていたのですが今回は人気のDr.Beckmanを使ってみました。洗浄力の違いは分かりません。Dr.Beckmanの方がすすぎが簡単(流れやすい)気がします。(もしかするとホテルのシャンプーは適量が分からないし使い放題なのでつい入れすぎている可能性もある)
3に関しては、今まではホテルのタオルを使っていたのですが、ホテルのタオルは数が限られているので、脱水できる服の量も限られてしまうと言う問題がありました。それを解決すべくセームタオル(何度でも絞って吸水力を取り戻せる)を使うことに。
一回に洗う量は、Tシャツ×1、パンツ×1、靴下×1(つまり下着1日分)くらいが適当ですね。
足してもせいぜいもう1着くらいです。
欲張ってそれ以上まとめて洗おうとしても、水が重くて振れないし、洗った後の水を流しきるのも難しくなるし、何よりも、どうせ一番面倒くさい脱水は一着一着の作業になるので、まとめて洗う必要性はほとんど無いです。
あと、脱水能力は当然洗濯機よりも格段に落ちるので、速乾性のある服でないと厳しいです。例えばジーパンとかはこの要領でやってもそうそう乾きません。気候にもよるけど。
あと、同じく乾くのに時間が掛かるという理由で、宿泊の最終日とかにはやらない方が良いです。そのホテルであと二晩以上残っているタイミングでやる方が安全だと思います。
(昔、一番最初の海外旅行の時、当時学生で洗濯自体ろくにしたことがなかったこともあり、このあたりの計算が全くできておらず、真冬のベネチアでジーパンを洗濯したが乾かず湿ったジーパンはいて観光するハメに)
あと、この手順を試行錯誤していたら手が荒れまくってきたので、家事用のビニール手袋も持つことにしました(どんどん物が増えるな)
さらには、ハンガーと洗濯ばさみも持ちます。経験上ホテルの椅子とかにかけてもろくに乾かないので。
(とにかく脱水と干し方の行程を雑にやると乾きません)
手洗濯は極力したくないものの、日本でこの流れ(=手洗濯のベストプラクティス)を確立しておいたので、「最悪洗濯機がない場所がしばらく続いてもなんとかなる」感は得られました。
これまで何度も現地でその場にある物で洗濯をしてきて「俺って現地対応能力ある」などと喜んでいましたが、まったく洗練された洗濯方法ではありませんでした。状況対応力も良いけど、余裕ある状況で試行錯誤するのも大事だわ。
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追記1.
上記のプロセスで必要になる道具まとめ。
・ 洗濯袋
・ セームタオル(大サイズだとセーム自体が搾りにくくなるので小サイズで十分)
・ 洗剤
・ 家事用ビニール手袋
・ ハンガー、洗濯ばさみ
追記2.
長旅を始めて、このやり方が成り立つのは確認できました。
全自動洗濯機と同じレベルを求めてしまうときりがないので、洗いもすすぎも「全自動洗濯機の7割でOK」と思うのがコツですね。
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