去年は過去になく たくさんブログを書いたのだが、これほど詳細に経験をスナップショットで残すことには良し悪しがあるかもな。
1.記憶の固定化
記憶というのは変容していくもの。記憶のメカニズムの観点から、あまりギシギシに記憶を固定化することが果たして良いのかというのは謎。
経験の意味というのも時とともに変わっていくもの。 過去に書いたブログは、その時の自分にとっての経験の意味なので、それに全囚われしなくても良い。
2.ベストプラクティスの囚人
過去のブログは、一応私が得た知見が詰まっているのだが、自分の知見(≒ベストプラクティス、以下BP)を作っていくとBPの囚人にもなる。
BPをガシガシに固めすぎると、新しい経験に対するオープン度が減る。BPの囚人になると身動きが取れなくなる。毎日が同じになっていく。
BPのメッシュをどこまで細かくするかという問題もある。「旅を細かく記録した=ベストプラクティスのメッシュも細かくなった」なのだが、あまり細かく規定しすぎても使いにくい。
一応BPの囚人から脱する方向性は2つあって、
方向性1)メッシュを粗いほうに戻す
例:「休みの旅の時はAとBとCとDをすると良い」という細かいBPから、「休みはとにかく旅するほうが良い」に戻す
方向性2)1度ベストプラクティスを忘れる
例:「休みはとにかく旅」を忘れて、他の過ごし方をする(あくまで例だが、映画とか掃除とか)
私は基本的にBPを固めるのが好きだが、こういう感じでBPを外していく方向があって良い。
これをやると同じ過ちを繰り返す(例:やっぱ旅行しておけばよかった)こともあるのだが、100%の効率で生きることはできないので仕方ないだろう。
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これって昔からのテーマだよな、と思って調べてみたら、9年前にも似た感じのブログを書いていたし、なんなら似た感じの結論になってしまった。
人間、同じテーマは繰り返し現れるものだ。人は変わるところと変わらないところがあるからな。
一応9年前よりは進化はしていると思いたい。
(9年前の記事↓) ベストプラクティスの檻
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