人の死を見届ける死神が主人公。
死神の目を通して、人間の死に関する態度などが描かれている。
軽めのノリで読める本なのに、なかなか死について考えさせる。
それに面白い。
・ 人間いつ死のうが大した違いはない
・ 長生きしたからって幸せとは限らない
といったメッセージが繰り返し出てくるが、これが作者の人生観なのかな。
本題と関係ないけど
・ 疲れている人間を相手にすることほど疲れることはない。
ってのも面白かった。
伊坂幸太郎の著作を読んだのは、2作目。
私としては、大学生の頃読んだ、村上龍、よしもとばなな、最近読んでいる村上春樹ほどのフィット感は無い(ハードボイルドな奴はあまりフィットしないのかもしれない)が、面白かった。
一度好きな作家を見つけると、そればっかり読みだしてしまうので、いろんな作家に手を広げることに集中する、ということは意味がありそう。
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