2012年8月25日土曜日

本のジャスト・イン・タイム(電子書籍端末の話)



最近、会社で必要な知識

・ 6シグマ
(製品の不良率を下げたりするための経営管理手法の一つ)
・ Lean
(無駄の無いプロセスのモデル。トヨタ生産方式が元になっている)
・ ERP
(企業の大部分の業務領域をカバーする統合システム)

あたりを、英語で勉強しています。

(既に日本語である程度知識を入れました。本社(アメリカ)主導のプロジェクトに参加していることから、今度はこれらを英語で理解するフェーズに入っています)



そんなことをしているので、Kindleが大活躍しています。

最初、Kindle(3G付き)だと、いつでもどこでも本を購入出来てしまうので、無駄遣いが増えるのではないかと想像していたのですが、逆でした。

Kindleであれば、Sampleをいつでもどこでも入手できるので、失敗がだいぶ減ります。
そして、(これが一番重要なのですが)、いつでもどこでも買えるということは、「(本屋でよくやってしまうような)読むか分からないけど一応買っておく」というパターンを無くすことが出来ます。
3Gがついた電子書籍端末であれば、読む直前に、本当に読めるときに買えばよいのです。

3G付き電子書籍端末のおかげで、本のジャスト・イン・タイムが実現しました。
(ジャスト・イン・タイムは、トヨタ生産方式の用語で、必要な資材を必要なタイミングで必要なだけ生産現場に持っていくというやり方のことです。)

6シグマではモデルとして8つの無駄が定義されていますが、電子書籍端末で様々な無駄が解消できるなと思いました。
例えば、
・ 作りすぎのムダ
(買いすぎない)
・ 在庫のムダ
(場所をとらない)
・ 不良のムダ
(Sampleを読めるのではずれを引くことが少ない)
・ 運搬のムダ
(本をたくさん運ばなくて済む)
・ 動作のムダ
(本屋に行かなくて済む)


6シグマは生産者の視点に立ったモデルですから、上記はモデルを若干拡大解釈してはいますが、Lean(無駄がない)のは間違いないです。

ということで、ずっと検討してこなかった日本語対応電子書籍端末も、導入を検討始めました。
これで、本に埋もれる生活ともおさらばできるかもしれません。

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2012/08/25追記

電子書籍端末として、SonyのReaderと楽天のKoboをヨドバシカメラで触り、Webで幾つかのレポートを見たのですが、どうも日本語電子書籍ワールドはまだ私が期待しているようなレベルになっていないようなので、見送りました。
近々(いつ?)発売されるといううわさの、Kindle日本語版と、Sonyの新機種を見てからもう一度考えます。


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参考
6シグマの8つのムダ

(1)作り過ぎのムダ
(2)不良のムダ
(3)加工のムダ
(4)運搬のムダ
(5)在庫のムダ
(6)動作のムダ
(7)待ち時間のムダ
(8)何もしないムダ

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