2024年1月18日木曜日

【ドバイ/モロッコ/スペイン準備05】 こんな金の使い方していいのか問題(金を使うことへのメンタルブロック)

世界一周からダウングレードして、行き先は3~4カ国。予算は800千円(※)に縮小しました。
とはいえ、こんな金の使い方していいのかという疑問、というかモヤモヤは今でもある。

1回の旅行では800千円は最高額(これまでのMaxは、NYやスイス約1週間で、どちらも400千円強)

というか、私は家も車も買ったことがないので、800千円は1つの買い物としては最高額。

一応金が足りることは十分計算済み。
私は財務会計も管理会計も仕事で経験しているし、こういう計算にはむしろ慣れているので大きな見落としとかは無いはず。
あとこれは突発的な出費ではなくサバティカルに入る前から計画した使い道だし、金額も計画の範囲。
しかし、こういう金の使い方をしたことがないからいざ使う段になると、そこはかとない不安、メンタルブロックがある。
あとはもうやってみなければ、これが自分にとって生産性の高い金の使い方かは判断できないだろう。
これをやらずにサバティカルは終われないだろうと言う思いもあるし。

節約しまくればもっと削れるのですが、各地のホテルのグレードを下げすぎると結局経験がいまいちになる(=せっかく金を使っても死に金になる)ので、超絶節約モードには入らないことにしました。
例えば、ドバイであればやはりオイルマネーのインパクトがある新市街に泊まる方が価値が高そうだし、マラケシュやフェズであればやはり良いリヤド(中庭付きの宿)に泊まる方が価値が高いだろう、といった考え方。

ここまできたらわりきって、800千円をさらに下げるよりも、そこから得られる経験・アウトプットを最大化する方向で考えよう。
旅行の投資価値を最大化するため、今までにない経験をちゃんとブログに書き、写真・動画も撮っていこうと思います。

それにしても、サバティカル(無収入状態)で金を気持ちよく使うのは難しいな。
今までに無い金の使い方をするからベネフィットも読めない、と言う構造もあるので仕方ないか。

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※補足)
上記予算は、保険やSIMなどの諸経費、内国旅費、インプット用の本代、ガイドブック代なども込みです。

【旅】 ブログを残すのは非常に価値がある

昨年の3回の海外旅行は、やったこと・旅のPDCAを極力ブログに残しました。

人様にご好評いただいた記事もまあありますが、見返しながら4回目の旅の準備をしている今、旅のブログは何よりも自分にとってものすごく価値があることに気づきました。

「どういうフライトなら耐えられる」
「何日くらい運動しないと運動不足感が出る」
「どういう時に頭痛になる」
みたいなのって、全部個人差ありますからね。自分の記録は自分に対して一番価値があります。
(読者にも価値があるように書いたつもりではありますが)

旅の経験自体もそうですが、残した文章も自分にとっての資産なんですよね。
ということで、次の旅もブログ書いていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

【ドバイ/モロッコ/スペイン準備04】 事前インプット調査(時間足りない)

最近行った、タイ、ベトナム、メキシコは、比較的その社会や歴史を説明した本を入手しやすかったのですが、今回は行き先によってはそうでもないです。

事前調査の状況をまとめておきます。
まず前提として、私は字が小さい本を長時間読むのは厳しいので、本は紙の本ではなくKindle本を中心に探しています。

■ ドバイ:
・ 7年前に書かれたUAEの本があった。一応これを購入。
・ あとは池上彰氏の中東本から関連部分読もうかなという感じ。

■ モロッコ:
・ 一番勉強していきたいところだったのですが、Kindle本が見当たらない。仕方ないので、例外的に紙の本でエリアスタディーズ(各国概要を一冊にまとめたシリーズがあるんです)を一応買った。しかし字も小さいし全部読むのは無理そう。
・ それ以外ではWikipediaが一番まとまった情報かも。ワード文書化してKindleに送ることはできた(Fireで読み上げもできる)ので、最低限これを読むつもり。
・ アフリカ史やアフリカ社会本はあるが、そういう本は基本的にサハラ以南に多くの紙幅を割いており、モロッコの扱いは少ない。
・ イスラム史の一部として本によっては多少記述がある
・ スペインとの戦争の歴史もあるようなので、スペイン史側から少し理解できそう。
・ 映画「カサブランカ」を見ようと思ったが、画面がザラザラすぎでギブアップ(何度か書きましたが、私は焦点がくっきり定まっていない映像・画像を長時間見ると目・頭が痛くなるので)。

■ スペイン:
・ 帝国として過去一世を風靡して、世界へのインパクトも大きいためか、歴史本は豊富。
・ 現代社会に関する本については、経済的プレゼンスが無いせいかあまり見当たらない。
・ 美味しんぼ後期の名作、83巻「最高の豚肉」は再読しておいた。とにかく豚肉は食べたい。

■ ポルトガル:
・ ポルトガル史本はあるが、かつての覇権国だった割にはあまりバリエーションは無い。あと安めの新書とかもない。
・ ポルトガル滞在は少なめの(場合によっては外す)予定なのと、スペインとまとまった歴史本もあったのでそれにしようかな。

ということで、社会勉強セットの旅行が良いと思っても、行き先によっては資料があまり豊富でないところもありますね。
スペイン・ポルトガルは書籍で勉強するのが良さそうですが、モロッコ・ドバイはWikipediaが一番の情報源かも知れないです。

今回は本屋に書籍を探しに行ってしまい、ただでさえ少ない準備時間を消費してしまいましたが、Amazonで良い本が見当たらなければ割り切ってWikipediaにしてしまうほうが良かったかも。どうせすべてを頭に入れることは出来ないのだから。

これを読みつつ実際出かけてどうだったのかは、また後日まとめたいと思います。

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追記)

あと全体的に思ったのは、8日前(航空券をおさえた日)からインプット始めても全然時間足りない、と言うことです。
1か国なら十分かもしれませんが、今回4か国あって普通に移動手段・ホテルの手配でやること山ほどありますからね。旅が複雑になるならインプット時間も余裕持つ必要ある。
結局本は調べたけど、その後同手配のため読む時間・聴く時間全然とれていないです。
もうここまで来たら旅を成り立たせることが優先なので仕方ないです。あとは飛行機の中でインプットします。

世界一周の準備に思った以上に時間をとられてしかも失敗した焦りから、ちょっと、準備期間の見積間違えた気がします。

【ドバイ/モロッコ/スペイン準備03】 エミレーツエコノミークラス予約

世界一周航空券はやめたということで、行き先とともに航空会社も選びなおしたわけですが、今回は初めてエミレーツを選んでみました。

中東系では、以前エティハドに乗ったことがありますが、エミレーツは初めてです。

まず、サイトが非常にしっかりしていますね。
アジアの、全体的に自動翻訳で、エラーだらけで前に進まないサイトとは違って、完璧な日本語で全くストレスなく動きます。
そもそも儲かっている会社だからサイトに投資できるというのもあるでしょうし、エティハド航空とかカタール航空も大体同じような路線持っていて顧客としてはすぐスイッチできるので、サイトの作りの甘さで顧客を逃すわけにはいかないのでしょう。
私はまずエティハドの本拠地であるアブダビは行ったことがあるので外しました。
エミレーツとカタールで迷いましたが、ドバイに寄ってみたく、エミレーツを選びました。カタールはまた今度にします。

途中降機せず、トランジットだけしてそのままモロッコに行く選択肢もあったのですが、12時間+9時間のフライトが立て続けにあって苦しそうな感じがして、であればドバイで一度降りるほうが少し楽なのでは?という期待で降りることに。本当に楽かはわかりませんが。

今回も、ANA(三井住友)カードでは決済できませんでした。
これまで海外の航空会社で使えたことはほとんどないような気がする。
これじゃせっかく航空券という高い買い物してるのにマイルがたまらないよね。一度サポートセンター相談してみようかな。
仕方なく、マイルが散るけどJAL(三菱)カードで決済しました。
フライトが長時間なのですが、一応腰の具合は良くなったのとでこれで何とかなってほしい。

シートピッチ81cmと、エコノミークラスの中では最大クラスらしい。
これがどのくらいラクなのか、特に何でもないのか、体感してきたいと思います。

フライトの感想は、後日乗ってから別エントリで。

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追記1.
今回予約したのは、フライトの8日前(中7日ある状態)。

【ドバイ/モロッコ/スペイン準備02】 選択肢を4つ作った上で選ぶ

中身はお見せしませんが、
全然違う旅程をエクセルで4パターン作って、予想費用を試算し比較した。


マインドがビジネスクラス世界一周に囚われていたと言う話をしましたが、このマインドをリセットするためにやったことは「選択肢を4つ作った上で選ぶ」ということです。
これは、勝間和代氏の著作「超ロジカル選択術」を参考にしました(2023年読んで一番面白かった本です)。
「納得できる意思決定ができないときは大抵選択肢が不足しているので、予算・期間的にハマる選択肢を4つ以上作って選びなさい」といった内容で、今回応用してみました。
ビジネスクラス世界一周は既に予定を大体作っていたので、さらに3つ作りました。まとめるとこんな感じです。

・ 世界一周
・ ニュージーランドトレッキング
・ ウズベキスタン
・ モロッコ・スペイン

それぞれ、いくらかかるか概算で試算し、期間・シーズンの適当さなどをざっくり調べて比較してみました。
(試算した金額を載せると、私の予算感がすべてわかってしまい生々しい感じがするので書きませんでした。モロッコ・スペインの費用などは追々まとめるつもりです)

それでモロッコ・スペインを選んだわけですが、なるほど、たしかに世界一周ありきで旅程作成に拘泥しているよりも、なんか納得感ありますね。

これは、各地のホテルを決めるのにも役立ちます。
予算、立地的に合格点の物を4つ並べて決めるとまあ納得できる感じがします。
納得感ある意思決定のためには、4つ以上の選択肢を作って選ぶ。
なかなか使える技ですね。

2024年1月17日水曜日

【旅】 旅における洗濯の試行錯誤

洗濯袋(これが洗濯槽になる)
専用のものも売っているが、私はモンベルのドライパックを利用。
現時点問題なし。耐久力は不明。

セームタオル。これが脱水機になります。
あと、洗剤を直に触るので家事用のゴム手袋も持つことに。

旅人に人気の高いDr. Beckman。
破裂するリスクは低そう。

洗濯は旅行中の時間の使い方としては最低だと思っているので、基本的には洗濯不要なように日数分の服を持って行く(スーツケースの場合は2週間くらいまではいける)し、それが無理な場合はできるだけランドリーサービスや洗濯機を使います。

しかし今回通り道に洗濯機などがあるかよく分からないので、せっかくだから久しぶりに旅における洗濯をレベルアップすべく、国内で試行錯誤しておくことにしました。
旅行中の手洗濯ってなんかスッキリできたことが無いので、日本で10%でも20%でもレベルを上げておきたく。

基本的には水が漏れない袋を洗い桶として用いると言うやり方です。トラベル用洗濯袋と言う、ぶ厚めの防水の袋に洗濯板が付いたものも売っています。
私はそういう専用のものではなく、モンベルで売っている普通のドライパックにしてみました。その理由は2点で
(1)洗濯板は不要だと思った
汚れたところをピンポイントでするならともかく、服全体をこすり洗いする必要は感じない。
(2)軽い方が良かった
自分で洗濯するのはあくまでサブなので、機能性をMaxにして重くなるよりは、こすり洗いをしない限り似たような機能であろうから、軽い方を選んだ。容量は10L。私の感覚では丁度良いです。

手順はこちら。
基本的には全自動洗濯機と同じ流れです。

1.洗い×1:
洗剤・水を入れて振って5分つけ置き。もう一度振って裏返して5分つけ置き。

2.すすぎ×2:
水を入れて振ってから水を捨てる、を2回繰り返す。すすぎは水が多いほど洗剤や汚れが薄まるので多めの方が良いと思います。

3.脱水
ドライパックの上から水を絞った後は、洗濯物一つ一つをセームタオルで拭いていく。つまりセームタオルを脱水機にします。服によるが、1つの服につき4~5回くらい
(これが面倒くさい)

1,2はこれまではホテルの洗面台のシンクなどでやっていたのですが、ドライパックを使ってみたところ、シンクよりは遙かにやりいやすいです。あと洗剤は、旅行中は大体ホテルのシャンプーを使っていたのですが今回は人気のDr.Beckmanを使ってみました。洗浄力の違いは分かりません。Dr.Beckmanの方がすすぎが簡単(流れやすい)気がします。(もしかするとホテルのシャンプーは適量が分からないし使い放題なのでつい入れすぎている可能性もある)
3に関しては、今まではホテルのタオルを使っていたのですが、ホテルのタオルは数が限られているので、脱水できる服の量も限られてしまうと言う問題がありました。それを解決すべくセームタオル(何度でも絞って吸水力を取り戻せる)を使うことに。

一回に洗う量は、Tシャツ×1、パンツ×1、靴下×1(つまり下着1日分)くらいが適当ですね。
足してもせいぜいもう1着くらいです。
欲張ってそれ以上まとめて洗おうとしても、水が重くて振れないし、洗った後の水を流しきるのも難しくなるし、何よりも、どうせ一番面倒くさい脱水は一着一着の作業になるので、まとめて洗う必要性はほとんど無いです。
あと、脱水能力は当然洗濯機よりも格段に落ちるので、速乾性のある服でないと厳しいです。例えばジーパンとかはこの要領でやってもそうそう乾きません。気候にもよるけど。
あと、同じく乾くのに時間が掛かるという理由で、宿泊の最終日とかにはやらない方が良いです。そのホテルであと二晩以上残っているタイミングでやる方が安全だと思います。
(昔、一番最初の海外旅行の時、当時学生で洗濯自体ろくにしたことがなかったこともあり、このあたりの計算が全くできておらず、真冬のベネチアでジーパンを洗濯したが乾かず湿ったジーパンはいて観光するハメに)
あと、この手順を試行錯誤していたら手が荒れまくってきたので、家事用のビニール手袋も持つことにしました(どんどん物が増えるな)
さらには、ハンガーと洗濯ばさみも持ちます。経験上ホテルの椅子とかにかけてもろくに乾かないので。
(とにかく脱水と干し方の行程を雑にやると乾きません)

手洗濯は極力したくないものの、日本でこの流れ(=手洗濯のベストプラクティス)を確立しておいたので、「最悪洗濯機がない場所がしばらく続いてもなんとかなる」感は得られました。
これまで何度も現地でその場にある物で洗濯をしてきて「俺って現地対応能力ある」などと喜んでいましたが、まったく洗練された洗濯方法ではありませんでした。状況対応力も良いけど、余裕ある状況で試行錯誤するのも大事だわ。

ーーー
追記1.
上記のプロセスで必要になる道具まとめ。
・ 洗濯袋
・ セームタオル(大サイズだとセーム自体が搾りにくくなるので小サイズで十分)
・ 洗剤
・ 家事用ビニール手袋
・ ハンガー、洗濯ばさみ

追記2.
長旅を始めて、このやり方が成り立つのは確認できました。
全自動洗濯機と同じレベルを求めてしまうときりがないので、洗いもすすぎも「全自動洗濯機の7割でOK」と思うのがコツですね。

2024年1月16日火曜日

【ドバイ/モロッコ/スペイン準備01】 世界一周は取り扱いにくい

仮に組んでいたスターアライアンス世界一周航空券の画面


メキシコのブログは前回までで終わり。
次の旅の準備を始めたので、その話をしていこうと思います。

メキシコの後ずっと、ビジネスクラス世界一周航空券を使って世界一周するつもりで、旅行代理店の有料コンサルも受けつつ計画してきたのですが、色々思うところがあり世界一周はやめました。
理由を簡単に言うと、世界一周はプロジェクトとして大きすぎて取り扱いにくかったと言うことになります。
背景としては、主に以下2点です。

(1) 日本で全日程を決めるのが難しい
世界一周航空券の詳細は省きますが、最初に全部の日程を押さえる必要があります。
ルール上あとから変更はできるのですが、路線によっては毎日飛んでいるとは限らないし、飛んでいても席が空いているとは限らないので、フレキシブルに替え放題ではないです。
なので、基本的には日本でまず計画を立てる必要があります。
先進国のようなあらゆる交通機関の情報があり、運行時間などもある程度信頼できる国ばかりであれば多少アクロバティックな旅程も組めるでしょうが、そう言う国・地域ばかりではないです。
中南米など、情報がそんなに無いエリアも通ろうと思っており、きっちり旅程を組むことは出来ないので、各地の滞在期間をバッファ込みで決めることになります。
各地でバッファが入っているため予定がどんどん押されて、旅行全体は長くなる。
という感じで、結果旅行期間が長くなれば当然金はかかるし、後半は体力が無くなってきます。
こうなってくるともう世界一周をまとめてやることの合理性が段々よく分からなくなってきました。

(2) 納得感無いわりに金がかかりすぎる
と、言い訳みたいなことを色々書きましたが、結局は上記(1)のような納得感無い旅程に対して世界一周航空券1.1百万+現地滞在費+諸経費(保険など)を払う気がしなかったというのが一番大きいです。

納得感出せるよう、しばらく計画を考え続けていたのですが、それをやるとさらに計画・準備期間がいるので、それであれば、多少行きやすいところ(モロッコ、スペイン、そして前後の旅程・体力次第でポルトガル)から部分的に取り出して行くことにしました。
(※1)

やっぱりこの方が予算的にも旅行の規模的にも取り扱いやすいですね。
タスクが大きすぎる時は分解するのがプロジェクトマネジメントの基本。
本当はもっと分解したかったのですが、少なくともモロッコとスペインはまとめていく方が効率よさそうだったのでまとめました。
いや、本当は後半体力切れでろくに回りきれない可能性もあるので、本当の意味で効率よい(生産性高い)かは未知です。
分解したとはいえ(出張を除くと)最長の旅行になるので、これで自分がどう感じるかは、今後書き記していきたいと思います。

ちなみに、「ビジネスクラス」の「世界一周航空券」にマインドが囚われすぎており、別の方向に舵を切ることに時間がかかってしまいました。
代理店に相談したのは、私のマインドの硬直性を多少ほぐしてもらいたいという思いもあったのですが、そもそも世界一周航空券専門の代理店だったので、マインドを世界一周の外に持って行ってもらうのは無理でした。

昨年、運動不足の中何度かエコノミークラスに乗った後どうも腰の調子が悪かったのですが、最近は多少運動もできているので、もう一度エコノミーでどうか試すことに。基本的にビジネスクラスに乗りまくる財力は無いですからね。
しかしこれでダメならもうエコノミークラスに乗りまくる旅は無理だと思うことにしようかな。

ーーー
※1)
エミレーツを選んだ結果ドバイがトランジットになるのでドバイにも寄ることに。「ついでに寄る」を始めると際限なく行先が増えて結局世界一周になってしまう堂々巡りが始まるのですが、一応納得感ある金額で立ち寄れそうなので。

ーーー
追記)
余談ですが、代理店に対しては、旅先の治安についても聞きたいと思っていたのですが、コンサルが始まってみると代理店としてははあくまで「外務省の危険レベルを参考にしてください」というスタンス。
代理店独自の安全情報なんか出せないし、個人的な意見を言った結果顧客がトラブルに巻き込まれても責任取れないので、考えてみれば当然のスタンスだとは思うが、世界一周相談申し込み前のワンタイム相談(これも有料)の際には治安の相談もできるなどと言っていたので、若干モヤる。営業段階で嘘ついていたってことだからな。もう世界一周の代理店は使わないです。

2024年1月8日月曜日

【メキシコシティまとめ03】 メキシコの食事まとめ

メキシコでの食事について、流れの中で書ききれなかったことをまとめます。
現時点では回答が出ていない疑問とかもあるのですが、これは今後の人生の宿題にしようと思います。

■ メキシコの食全般
大衆食堂~中級レストランで食事をとりましたが、総じておいしいかったです(1食5,000円を超えるようなレストランは数もあまり見当たらなかったこともあり行っていない)。
これまで食べてきた各国の料理の中でも確実にトップグループに入ります(そのほかのトップグループは、イタリア、タイ、マレーシア、ベトナム、インド(カレーだけだが)などです)

タコスが代表的な料理で何よりも美味しく、毎日食べました。そのほかブリトー、エンチラーダ、ポソレなど、伝統料理大体何でもおいしい。
多くの料理で肉・野菜がとれて栄養バランスも良いです。
ベトナムでは2日目くらいから腹痛気味でしたが、メキシコでは最後まで腹の調子良かったです。
メキシコ以外に、アルゼンチンやペルーなどの南米料理も散見されます。文化的にやはり近いのでしょう。

■ 大体何でもトルティーヤとセットで食べる
いろんな料理がありますが、大体はメインの肉or魚介とトルティーヤの組み合わせです。
というか、スープや肉野菜炒めを頼んでも、トルティーヤは付け合わせで出てきます。
トルティーヤがパリパリのタイプか、あとは大きさ、そして巻いてあるか、チーズが入っているかなどで呼び方が変わってくる模様。
あとトルティーヤは100%トウモロコシベース。
タコス屋の前を通るとトウモロコシの良いにおいが漂ってきます。
小麦粉のトルティーヤは見ませんでした。
先住民の食文化が残っているのが感じられて良かったです。

これに対して、少し離れた場所の話ですが、ミクロネシア~ポリネシアも歴史には興味はあるのですが、例えば以前行ったグアムでは先住民の文化は完全に後から来た支配者(=アメリカ)の文化で上書きされており、主食も小麦(ミクロネシアではそうそう採れないと思われる)だし、その社会・文化を感じたいという意味では微妙でした。
この理由で、なんとなくオセアニアにも金と時間を使っていく気がしない。

■ 肉は大体細切れ
上記のトルティーヤ系の料理も、あとはスープも、肉はだいたい細切れです。
高地だから具材が細切れのほうが消化を良いという合理性はあると思いますが、そのためなのかはよくわかりません。

■ 内臓は身近
タコスの具にしても、スープの具にしても、内臓系はわりと身近のような気がします。
そんなに豊かなエリアではないから、動物は肉だけではなく隅から隅まで使えるものは使うってことなんでしょう。

■ エンチラーダが何だったのか結局わからない
エンチラーダはぜひ本場のものを食べてみたいと思っていたこともあり3か所で食べましたが、それぞれの場所でソースなどが違って、結局なにを以てエンチラーダと呼んでいるのかはよくわかりませんでした。

■ セビーチェの味付けはフレンチドレッシングだけなのか?
タコスの次においしかったのがセビーチェなのですが、今考えるとどれもフレンチドレッシング、トウガラシ、パクチーといったテイスト。
具材は、魚介+玉ねぎがメインでシンプルなので、どんなソースだってあり得ると思うんですけどね。
卓上のサルサを適当にかけて食べるのを推奨する店員もいました。
他の味付けはないのか、今後ペルーで食べてみたいところですね。

■ ビールの原料にトウモロコシがあるのは普通?
Coronaの原材料にはトウモロコシも入っています。
そういえば、アジアのビールは米が入っているの多いよな。
ヨーロッパは麦が豊富に獲れるから麦だけでビールを作るけど、そのほかの地域ではその土地でとれる穀物(メキシコではトウモロコシ、アジアでは米)を混ぜるのは当然という気もします。
美味しんぼがエビスビールを以外のビールをこき下ろした影響か、日本ではビールの原材料に関して麦至上主義が感じられますが、麦至上主義なのは日本とヨーロッパの一部くらいなのでは?
(日本は、ドイツからビールづくりを学んだからこうなっているっぽいです)

この仮説は、今後も機会があれば確認していきたいです。
私は正直、エビスとか一番搾りみたいな麦(とホップ)だけの重いビールよりも、米とかトウモロコシとか入っている軽いビールのほうが好きですね。

■ 英語通じない
聞いてはいたが、英語通じない。メニューに写真が全くないので食べたいものにたどり着けない。Google翻訳使っても知らない料理の名前が出てくるだけ(牛とか、内蔵とか、手掛かりになる言葉が分かる時もあるが)。
食事はおいしいと書いたけど、食べ物に関してスペイン語がわかればもっと食べたいもの、おいしいものにきっとたどり着けるだろうと思います。食べたい料理の名前覚えていくと良いかも。
(メキシコ人は数字みたいな簡単な英語さえもしゃべらない。アイデンティティ的なものが関係しており、英語を話したくないのかなとも思ったけど、しばらく滞在してあまり関係ないかもと感じた。レストランのメニューには基本的に写真もないし、メキシコ人ってのは人に何かを伝えるってことを重視していないのか)

■ 常に甘い飲み物をすすめてくる
大衆食堂では、やたらとコーラをはじめとする甘い清涼飲料をすすめられました。
メキシコ人は清涼飲料の飲みすぎのせいで大柄な人が多いと聞いていましたが、なんか納得です。

■ 料理ができると旅が変わる
メキシコに限らないのですが、コロナ後の旅は私にとっては本格自炊後の旅です。
味の構成要素が分かるようになって、旅での食事がより楽しくなりました。
旅での食事が、帰宅後の自炊のためのインプットにもなるしね。

2024年1月7日日曜日

【メキシコシティまとめ02】 動画撮影旅はもはや出張

動画の時代と言うことを日頃感じていたので、この旅行では試しに動画を意識的にとってみましたが、あまりアウトプットにはつながりませんでした。

というか、ある程度アウトプット or 目的を意識しないと、何をどうとったら良いかあまり思いつきません。
写真であれば、ブログやSNSに添付するなど昔からやってきたアウトプットのやり方があるので、その最終アウトプットをある程度イメージしながら写真撮影をすることができますが、動画に関しては自分の中にそういうのが無いです。

それにしても撮ってみないと始まらないと思い、写真の代わりとしてショート動画を撮ってみました。
確かに、1枚の写真では伝わらないであろう風景なんかは、写真よりも動画で見せることでより伝わるとは思います。
しかし、動画にしてしまうと、中身を確認するのに時間がかかるというデメリットが私には大きすぎました。(※1)
編集すれば多少見やすくはなるでしょうが、編集前提でたくさん撮るの大変だし。

旅行記を書くのは、文章を書くことを通じて自分の考えがまとまるので自分のための活動と言えるのですが、動画編集にはそういうのが無いのでかなりタスク感高いです。
ましてやYoutube撮影旅なんてしたら、旅全体がタスクとなりもはやそれは出張になってしまうのではと想像します。
(クラウドファンディングでの旅も同様)

現時点結論としては、自分が行った場所の記録としては、写真で十分。写真さえあれば、自分が見た景色はある程度よみがえる。
なので旅での動画撮影は捨てようかなという感じです。動画用のカメラ無くせば持ち物も減らせるし。治安が悪いところで荷物がたくさんあるのはそれだけでストレスですからね。

それよりも、撮った写真のうちこれというものにコメントをつけて残しておきたいと思い直しました。
一時期noteでそれをやっていたのですが、当時noteはバックアップがとれないという狂ったサービスだったのでやめていました。
今調べるとバックアップとれそうなので再開してみようかな。
このBloggerに加えて、もう一つの場所に情報が散るのは嫌なのですが、Bloggerはアップロードした写真が不鮮明になるので。

ーーー
(※1)
例えば自分がぐるっと回って360度の景色を撮ろうとすると、15秒では早すぎる感じがして、24秒くらいで回ると景色が良い感じに見えるようでした。
となると、その動画を確認するだけで24秒かかりますからね。

【メキシコシティまとめ01】 インパクトある経験に金を使いたい


メキシコシティ旅行に関して、日別の旅行記は終わりましたが、まとめをいくつか書いていきます。

2023年の海外旅行はこれが3回目でした(タイ、ベトナム、メキシコ)
その中で、圧倒的にメキシコが自分の中での学びが大きかった。
マイルを使わなければ、もちろんメキシコが圧倒的に金もかかるのですが。
夏に足が痛いなか、タイ・ベトナムに行って、気晴らしにはなったけど、所詮は過去に行ったことがある場所で、自分の中ではある程度土地勘がある場所。
これに比べると、メキシコは全くイメージを持っていない場所で、そこに1週間滞在することで、かなりイメージがわきました。
メキシコという一カ国と言うよりは、ラテンアメリカの一角を歴史的な背景込みで知ることができて良かったです。
この8年くらいで一番生産性の高い金の使い方だった。
やはり「ここでいい」ではなく「ここがいい」で場所を選ばないと意味が薄い旅行になる。
そして、やはりメキシコだけではなく、南米の複数の国、それからアフリカにも行ってみたいと強く思いました。
あとは、もう少し緩い動き方をしないと、ラテンアメリカは体力が持たないだろうと分かったのも私には収穫でした。

私の未踏の地としてまだ南米(あとアフリカも)残っているので、なんとか体力が持ちそうな流れを組んで行ってみたいですね。

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追記1)

メキシコ旅行の費用は大体230,000円+77,500マイルでした。
内訳(概算)はこんな感じです。

交通費(空港諸税・燃油) 50,000円
ホテル7泊 91,000円
現地交通費・観光日・食費 55,000円
雑費(保険・SIM) 15,000円
ガイドブック・歴史本 8,000円
内国旅費(自宅~成田の電車代) 7,500円(良い時間に特急が無くて普通列車で移動したのでいつもより安かった)

追記2)
メキシコ旅行がインパクト出せたのは、ちゃんとインプット・アウトプットが出来たからというのもあります。
事前インプット・事後アウトプットで、旅のインパクトをブーストできますね。
旅費の2~3%投じれば、インパクトは数10パーセント上げある感覚です。
事前インプットの話はこちらの記事に書いたのでご覧ください。