ベトナムの時、事前インプット込みで旅をしたのがとても良かったので、今回も歴史・社会のインプット込みで旅行を計画しました。
なので、準備期間もそうですが、当日の移動中も基本的には現地の歴史・社会の勉強をしていました。
事前にインプットしすぎると、それに合致するところに目が行きがちで、食い違うところに目がいかないというのはあるのですが、そもそも中年まで生きてきて、様々な知識・経験・先入観を持っているわけなので、「まっさらな状態で広い世界を見たい」みたいなナイーブな(?)考えはもう捨てました。
「まっさらな状態で広い世界を見る」なんてのは、若者の特権であり、これまでの人生経験・知識をもって世界を見るというのが中年以降の旅の良さと(一応積極的に)考えています。そもそも、特別事前インプットしなくても、20代の頃よりははるかに世界史及び社会に関する知識を持っていますからね。体力も落ちて、ピュアさを失った代わりに、得てきたものを使って旅すればいいのです。
(今後、より体力が落ちても、年取ったなりの知見で旅ができればと期待しています)
現実問題、事前インプットすればするほど旅行から得られるものは多くなるというのが実感です。
旅費が高い今、せめて旅行から得られるものを最大化するためにも、事前インプット重視しました。
まずはメキシコ史を勉強してみたのですが、メキシコだけではなく、そこから広げてラテンアメリカまとめて勉強するほうが良さそうなエリアだとわかりました。
中南米は、スペインをはじめとする欧米列強にかなりこねくり回されて今の国家が成り立っているようなので。
ヨーロッパとアメリカが入れ替わり立ち替わり植民地支配を試みてくるのはアジアだけではなく、中南米も同じなんだね。
というか、地理的に近い分中南米のほうがもっと滅茶苦茶にされている印象。数冊本を読むだけでも勉強になる。
私は社会学なんてものを修士課程まで修めたのですが、研究対象は近現代西洋・日本に偏った学問だったので、中南米・アフリカは詳しくない。
若い頃もっと興味関心の範囲を広げておけばよかった、若いころは視野が本当に狭かった、といまさら思います。
今さら言っても仕方ないので、せいぜい今のタイミングで興味関心の幅を広げなおすことにします。
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追記1)
今後世界一周することを考えると、行く場所が増える分、単発の旅行以上にインプットにも時間を見込んでおかないといけないな。
追記2)
旅をした後でも、やはり事前インプットはやはり非常に良かったと思います。
ついでに言うと事後にこのようにちゃんとブログを書けたのも非常に良かったです。
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