節約生活の感想(上記エントリ)の続きです。 これまでの関連エントリはこちら。
【節約詳細01】 読み筋をガシガシに固めてはいけない
【節約詳細02】 世界が縮む
今回は以下話について。 6と7は節約というよりはFIRE関連トピックというほうが良いかもしれない。
6.ストレス
7.4%ルールは戯言
8.良かったこと
9.結論
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6.ストレス
・ 想定外の出費がストレス
節約トライアル中に冷蔵庫が壊れた。冷蔵庫が壊れたら買い換える以外に選択の余地なんかないし、普段ならこんなの何も考えず買うが、予算を組んで動いていると予定外の出費が結構ストレスに感じられた。
・ 不安を抱え込む
投資収入という自分のコントロール度の低い収入源に依存するのは不安が大きくなる。金の不安で楽しさが減る。
・ 有価証券取り崩しのストレス
生活防衛資金を維持するために現預金毎月チェックして、少しずつ現金化するのも(多分)ストレスだし疲れる。多分慣れはあるだろうが。
私の場合は今回はトライアル期間も短く毎月の取り崩しとかはしていない。しかし、追加長期旅行の前に現預金比率上げるため、一部投資有価証券を取り崩した時、(その後株価が上がったこともあり)資産を崩したことを実感して心がザワついた。これが毎月続くようでは取り崩しのストレスも大きそう。
・ 読み筋が1本というのは、リスク管理の観点からも良くない。
複数のシナリオに対応するのがリスク管理の基本だから。よく言われることだが投資有価証券比率高い状態でFIREして、取り崩しフェーズで大不況が来たら終わり(この話を次の7に書く)。
7.4%ルールは戯言
4%ルールは戯言(たわごと)というか、絶対防衛ライン視するのは誤り。
論拠は何かと思って原典の条件を調べたが、半分債権(ドル生活者でかつドル建て債権想定なので為替リスク無し(というか普通はリスク資産とさえ見なさない)/計算期間には債権利回り10%超えていた期間もある)で運用する想定計算らしい。現代日本でそんなポートフォリオ組んでる人いないよな。昨今のFIRE論を見ると、この辺りは都合良くつまんでる印象。
仮にだが55歳で早期退職するとして、そこでバブル崩壊して大不況が来たら人生において金を使うタイミングが無い。日経平均は1989年以降34年以上戻らなかった。その間元本を取り崩す必要もあるし、89歳で株価が戻っても有効に使う気力・体力が無い。米国株(S&P500)でさえ2000年以降12年以上戻らなかった。このようなメジャーインデックスでさえこれがありうる。
8.良かったこと
・ 固定費削減
この期間に固定費を見直して多少削減できたのは良かった。 Youtube premiumを切った。 ツール系サブスクリプション(Evernote/Dropbox)も切った。気合いで別のサービスなりにデータ移行した。節約にある程度エネルギー使うつもりで無ければなかなか出来なかった。 旅の後、クレジットカードも減らした。
これは、金銭的なメリットだけで無く、管理上のメリットもあった。
EvernoteもDropboxも毎年値上げしまくりだしプランも微妙に変わっていくしで、更新前にプランを把握したり、切るかどうか検討したりが毎度面倒くさかったが、そのタスクが丸ごと無くなった。
クレジットカードも、決済代行会社を3種類バラバラにしていた(旅行中セキュリティによりカードが全部はじかれる事態を防ぐため)のだが、明細を確認するのも面倒くさいし、実際に不正利用もあり(気づくのが遅れて、数千円だが補償が間に合わなかった)、カードを減らして管理が楽になった。何でもそうだが、モノを持ったりサービスを使えば管理コスト(労力も含む)が増える。
今度大きい旅行に行くときはまたカードが必要になるだろうが、その時また作る。その時にプライオリティパス付帯がついているカードを選び直すメリットあるし。
・ 肉を食べると元気が出る
家計簿をつけて食費を把握し直せたのも良かった。
コロナの時も一時的に家計簿をつけていたが、この時、全部自炊で、肉or魚を大体毎日食べて食べて30千円/月くらいのイメージだった。しかし今同じ感じでやると45千円/月くらいになる。
タンパク源を卵・豆腐辺りで回せばもっと下げられそうだが、それは一瞬試してやめた。アホっぽいが、やはり肉を食べるほうが普通に元気が出る。肉を我慢するような節約をしてはいけない。
(いやでも、実際最近買うのは鶏・豚ばかりで、牛はあまり買わなくなっているので、これ以上物価が上がったら我慢してしまうかも)
・ パーソナルファイナンス
パーソナルファイナンスについて知識をアップデートできて良かった。現時点で支給される予定の年金額などを調べ直した。保険も少し見直した。
インパクトが大きいフィットネスはキープしたが、意識的に健康へのインパクトを考慮してキープすると判断し直せたのも納得感があり良かった。
9.結論
現時点の結論としては、
「人生において、節約を第一に考えるようではいけない。優先順位(※1)として間違っている」
(従って、労働収入でそれなりに稼ぐ方向で行く)」
になる。
しかし、トライアルをしてみて色々分かって良かった。
今の時点で一度やった価値はあった。旅のまとめと同じだが、やってみるからわかることがあるし納得感出る。
以上、節約生活の感想でした。
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