2024年3月5日火曜日

【モロッコD3-1:マラケシュ】 オフィシャルな宮殿は無いのか?(バヒア宮殿)

バヒア宮殿 結構混雑

バヒア宮殿
風通し悪いところに宰相の執務室と思われる部屋


朝、今後の計画を立てるため少し作業。
昨日も今日もだが、作業机がないのでベッドで作業しているので、肩が凝る。早く近代的なホテルに行って作業したい。

作業中、ハウスキーピングが来ました。
床洗剤を撒いて掃除してくれたけど、水拭きはせず終了。そういうもんなんすかね。そういうものなんでしょう。
昼前から観光へ。

<バヒア宮殿>
バヒア宮殿なるものを見学してきました。約750円。
事前調べたところ、19世紀頃に建てられた、宰相の私邸とのこと。
私邸とかではなく、もっと公式の執務に使っていた、日本でいう国会議事堂なんかにあたる建物とかを見たいのですが、そういうものはそもそも無いのかな。
背景知識なしでは、バヒア宮殿は値段が高い(あとGoogle mapの評価も高い)割には見どころはやや少ない感じがします。
昨日のベンユーセフとかマラケシュ博物館の方が全然面白いです。

ちなみに、いくつかのホテル、学校、宮殿、博物館など、立派なリヤド構造の建物をいくつか見たけど、どの建物も中庭以外の部屋は風通しが悪いのが特徴的だなと思いました。
そういう部屋にも豪華な装飾があったり、位の高い人の執務机があったりするするから、その部屋が軽視されている訳ではないと思われる。モロッコは乾燥してるから、風通しはあまり重視されておらず、通気口のために穴を空けるよりは少しでも頑丈にして耐震性を上げる方が良いという考え方なのかな。

その後昼食のためフナ広場近くに戻ってきて昼食。食事の話は別途書きます。

その後、一回ホテルで休憩。
20代の頃と比べて体力も少し落ちているので、ホテルの立地が良いのは休憩しやすくて価値がある(うるさいのは困るが)。
カフェで休憩するのと、ホテルで30分でも横になって目をつぶるのでは休め方が全然違いますからね。

2024年3月4日月曜日

【モロッコD2-5:マラケシュ】 自分が想像できる範囲はごく一部(アフリカ音楽)




モロッコサラダ(生)

タジン(トマトソース&卵)

アフリカ音楽のバンド

アフリカ音楽のバンド

アフリカ音楽演奏中に出してくれたミントティー


夕方になったら、宿の上階のバーでまた音楽がガンガンかかり始めた。もうなんなの。
ひとまず逃げるように外に出て夕食をとることに。
外に出るとそれはそれで喧噪がすごいんですが。
イスラムの国は基本的にテンション低い印象ですが、モロッコ(というかマラケシュ)はテンション高いですね。イスラム圏でこれほどテンション高い場所は初めてです。

夕食、今度はモロッコサラダ(生)を食べてみました。
生野菜は若干心配ですが、明日は移動がないのでこのタイミングで試すことに。
ダイスカットにしたトマトときゅうりとパクチー。味付けは多分塩コショウだけ。シンプルでとても食べやすい味。
メインとしては、これまでとは違うトマトソースで卵が入ってるタジンを頼んでみました。ほぼ想像通りの味。
タジンは器のことで、日本で言う「鍋」みたいな物なので、中身はいろんなバリエーションが売っています。
サラダとタジンセットで1100円くらい。

帰ってきたら相変わらずアフリカ音楽がベンベン鳴っていて、どうせ終わるまで眠れないのでもう積極的に客として聴きに行くことに。
騒音だと思うとうるさすぎて最悪ですが、積極的に聴く分には非常に楽しめました。むしろモロッコでやって良かったことベスト5位に入ります。

演奏は、私がイメージしていたアフリカ音楽に近い感じ。
音階がある楽器はベース(普通のベースではなく、トライバルな見た目の弦楽器)のみ。この楽器だけアンプにつながっています。
あとはアコースティックで、ボーカル(唸り声)、ボンボコ鳴る太鼓、そして先ほど楽器博物館でちょうど見た鉄アレイみたいな形のカスタネット的楽器。
本当にこんなトライバルな楽器で演奏してたんだと感心しました。
ボーカルも基本的には音程とかはないですね。どちらかというと唸り声というか、魂の叫びをそのまま表現する系です。
西洋の音階に慣れ親しんだ私からすると、このバンド構成で演奏を成り立たせるというのが全く想像外でしたが、ちゃんと成り立つんですね。
世の中にはいろんな成り立たせ方があるものだ。
そして、自分が想像できることって、本当にその中のごく一部だけなんだろう。

この馴染みのない音楽をずっと聴いていると、「俺アフリカに来たんだな~」感がまた出てきました。
元々アフリカ音楽ライブ聞きに行くなんて考えていなかったけど、とても良かった。
もしマラケシュに来ることがあったら、アフリカ音楽ライブはお勧めします(ライブハウス併設ホテルに泊まることは勧めないが)。

宿泊者はライブ1回だけ無料なので、追加料金0円。
23時30分頃終了。
階下の自分の部屋に行って寝ました。

【モロッコD2-4:マラケシュ】 旅の途中のブログ更新はやっぱり無理(精神的消化不良)




博物館は17時くらいに大体閉まるのと、一通り観光を終えて疲れてきたので、18時頃一旦宿に帰りました。
ドバイ含めて5日目まで来ましたが、見た物が多すぎて精神面が消化不良。
メキシコの時も、5日目くらいからあまり頭働いていなかったので、この辺で一度飽和するのかな。
一旦文章を書いたりして考えをまとめたいのですが、旅は続きます。
このような精神的消化不良状態で、このままモロッコ~スペインを旅していって、私の中に何が残るのか、それとも何も残らないのか、ものすごく謎です。

元々この日は休日にしてドバイの日記でも完成させようと思っていたのですが、せっかくモロッコにいるのにドバイの振り返りなんかするのはなんかもったいないと感じはじめています。
それでも、「旅しながらブログを書く」というのはこの旅で試してみたいことの一つなので、何とか作業してみました。

まず、旅の途中で時々文章を書きながら自分の考えをまとめるのは良いと思います。
「一昨日からかなり疲弊しているな」とか「ここ数日いろいろ発見した気になっているが、思いついたことは同じ事ばかりだな」とかわかるので、ここまでは良いです。
ただ、公開してもいいと思えるレベルのまでブログを仕上げるのはやっぱり無理。
文章作成の最終段階は、文法や整合性チェックであり、これを通じて何か発見があるというよりはどちらかというと作業なので、どうしても旅の途中の時間の使い方としてはもったいない。
メキシコの時も同じことを試みて失敗しているのですが、同じ過ちを繰り返してしまった。
旅行しながら、今までと同じような密度でブログを書くのは無理だと改めてわかりました。
(今回は試みなかったけど、1日1エントリにサマって投稿するのだったらどうだろうか?)
ドバイのブログを公開にこぎつける試みに2時間使ってしまい、ただでさえSIMの有効化や洗濯で削られた観光の時間がさらに削られました。

何も文章作業をしないと忘れてしまうので、文章を書く作業をゼロには出来ないです。
3日に1回くらい、なんとか
・ 忘れないため
・ 途中で思考を整えるため
の目的の範囲で書くことにしようかな。
それで、清書はもう帰ってからやることに。

メキシコの9日間のブログでさえ、卒論の文章量を大幅に超えたのですが、26日の旅で一体文章量はどのくらいになってしまうのか。
全部清書しようとすると、日本で作業する時間も膨大なので考え物です。

今後試すこととしては
・ 最近の旅行では1日で複数エントリ入れるのが通常だが、密度を下げて1日1エントリくらいだったら旅の途中で書けないか
です。
旅行中、X(Twitter)を毎日何かしら投稿することは出来たので、ブログとTwitterの間に何らかの妥協点が見いだせるはず。

2024年3月3日日曜日

【モロッコD2-3:マラケシュ】 知識を問われる博物館(観光スポット×3)

ベンユーセフ・マドラサ

ベンユーセフ・マドラサ

ベンユーセフ・マドラサ
館内に説明とかは無いものの、
一応イスラム建築の美しさとかはわかる

ベンユーセフ・マドラサ
イスラム建築のディテール


マラケシュ美術館 展示物
美術品は説明が無くても楽しみやすい

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 館内

マラケシュ美術館 館内

マラケシュ美術館 館内

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 展示物

マラケシュ美術館 館内

マラケシュ美術館 館内

楽器博物館 展示物
トライバルな楽器

楽器博物館 展示物

楽器博物館 展示物

楽器博物館 展示物
原理不明の楽器

楽器博物館 展示物

楽器博物館 展示物

楽器博物館 展示物

楽器博物館 展示物


この日に見学したスポットをまとめます。

<ベンユーセフ・マドラサ>
ベンユーセフ・マドラサというイスラム教の神学校の跡地。入場料約750円。
イスラム教の知識がほとんどないこともあり、歴史的・教義的価値などは正直よく分かりませんでした(施設内に説明なども一切見当たらない)。自分の無知が悲しい。
知識からはアプローチできないので、イスラム建築のビジュアルの美しさなどにフォーカスして見学することに。イスラムの建築物ををじっくり自分のペースで見たのは初めてのような気がします。
これはこれで良いかも。昔トルコでも、それはもう素晴らしいイスラム建築の宮殿をみたけど、ツアーでしかも渋滞のため時間が押しており、ものすごいスピードで流し見することになったので。

この建物も中庭がある(そして中庭に一番力を入れていると思われる)リヤド構造でした。
なぜか細かい段差(5~10センチくらい)が至る所にあり、ぼんやり歩いていると捻挫しそうで怖い。

<マラケシュ博物館>
続いて上記ベンユーセフのすぐ隣、マラケシュ博物館。入場料750円。
展示物は絵画が多い。どれも目新しく面白い展示物だったので色々知りたかったのですが、やはりここも説明があまり見当たらない。
マラケシュに根付いた芸術なのか、モロッコ全体的な芸術なのか、もっと広くアフリカ芸術なのか、みたいなことを多少なりとも知りたいのですが。
大きい美術館にも行ってみたくなりました(あるのかな)。
ここの建物もリヤド。街の作りだけでなく、建物の中もなんか迷路みたいですね。建物の中は結構入り組んでいるけど、順路とかはみあたらない。とにかく建物を解放している、という感じです。

先ほどの隣のベンユーセフと比べて、この博物館の方がはっきり人が少なくてのんびりできる。見どころはこちらのほうがむしろ多いのに。ベンユーセフのほうが映えるから人の滞留時間が長いのかな。

<楽器博物館>
次は少し離れた楽器博物館へ。入場料600円。
ここも中庭付きの構造。つまりリヤド。人様を招き入れるような立派な建物は全部この構造なのか。
展示物は楽器メインで、やはり説明は少なめ。西洋の楽器よりも明らかに原始的な楽器の展示とか、さらにはそもそも原理が分からない楽器とかもあって面白かったです。

<まとめ>
今日見た博物館すべてそうですが、説明は最小限というかほとんど見当たらない。
自分が持っている背景知識をもとに見学することになるので、知識を問われる場所ですね。
正直、イスラム文化やアフリカ文化に疎い私は、全体的によくわからないまま出てきた感じです。
説明の少なさは、観光地として発展途上なのか、それとも西洋的な理性みたいなは軽蔑の対象であり、同じような方向にそもそも向かっていくつもりなどないのか、わからないところです。

あとモロッコの説明の少なさは極端な感じはしましたが、ベトナム、メキシコ旅行も含めて思うのは、英語や日本語で充実した説明があるというのは、一部の先進国の、さらに一部の大型博物館に限られるということ。多少なりとも背景知識があれば自分の頭の中で結び付けていくこともできるので、博物館見学は、事前インプットあるほうが充実すると思いました。

本日見た博物館は全部クレジットカード不可でした。
レストランも使えないところあるので、モロッコ観光は現金いりますね。
地球の歩き方をみると、現金は少しずつ替えましょうみたいなアドバイスがあるけど、近年は現金to現金で換金するよりもキャッシングが主流だろうし、街中の都合が良いところにATMがあるとも限らないので、自分が旅行中使うと思う分まとめて引き出して良いんじゃないの?と私は思います。まとめて引き出す方が、手数料も割安になります。

【モロッコD2-2:マラケシュ】 食感を捨てたパスタ(メディナ観光/クスクス)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

マラケシュ メディナ(旧市街)

刻んだオリーブ
(材料は、多分オリーブ、オリーブオイル、塩)

パンにつけて食べる
高い店だからか、パンはテーブルに直置きではなかった。


火を通したタイプのモロッコサラダ
上から時計回りに、ナス、パプリカ、人参、ナス?

ロイヤルクスクス

レストラン屋上

レストランは中庭付き構造

レストランの中庭

モロッコでよく見たストーブ。
スペインでもよく見た。



事務手続きと洗濯の後、宿を出てメディナ(旧市街)観光へ。

メディナの中を歩くのは面白い。
昨日はフナ広場しか行かなかったけど、旧市街は広場とはまた違う面白さあります。
曲がりくねった路地自体面白いし、商店に関しても、フナ広場よりも全然バリエーションある。私が見たことないものが結構ある。
私は物を増やしたくないので基本的には何も買いませんが、バイヤーとしてこんなとこに来たら楽しいかも。
ただ、あとから考えると値札がほとんど出ていないのでモノの相場が全然わからなかった。
何も買わないとしても、相場を知るために少しくらい話しかけて値段聞いてみればよかった。

<昼食>
観光スポットに行く道すがら、昼食とりました。
ちょっと相場より高い感じもしたのですが、フナ広場から離れていくとレストランの選択肢もさほどなかったので。
観光の流れの中で食事とる時は仕方なですね。
中に入って分かったけど、レストランもホテルと同様中庭付きのリヤドでした。こういう建物がたくさんあるんですね。

・ クスクス
ここで、ロイヤルクスクス(クスクスの中で具が一番たくさん乗ってるやつ)とモロッコサラダを食べました。水と合わせて3000円くらい。
本場のクスクスを食べられて、まずは嬉しいです。が、正直そんなにおいしい物でもないかも。
日本でも食べた時も、つい数日前ドバイでも食べた時も薄々そう思っていたのですが、その印象は本場のものを食べてもかわりませんでした。
パスタの良さの一つは歯ごたえ・舌触りだと思うのですが、それを全部捨てている感じがします。
ちなみに、後日スープに入っているタイプも食べましたが、おかゆっぽいテクスチャでこれもまた特別おいしくはなかったです。

・ パンと刻みオリーブ
丸いパンと、付け合わせの刻みオリーブ(多分材料はオリーブ、オリーブオイル、塩)。
パンにつけて食べてみたけど、なかなかおいしいね。オリーブのこういう食べ方は初めてです。
昨日のスパイシーなオリーブといい、オリーブの食べ方にいろんなバリエーションがあるね。

・ モロッコサラダ
モロッコサラダというと、ガイドブックやインターネットでは生タイプばかり出てきますが、マラケシュでは火を通してあるタイプも結構あります。
ここのは火を通してあるタイプでした。おいしい。辛すぎも酸っぱすぎもしないです。こんな遠く離れたアフリカでも、馴染のある野菜ばかり(なす、パプリカ、人参)なのが意外です。

なお、レストランの屋上から、多分地震で崩れたと思われる建物が見えました。
レンガと、泥?セメント?みたいなものでできているのが分かる。