2024年3月4日月曜日

【モロッコD2-5:マラケシュ】 自分が想像できる範囲はごく一部(アフリカ音楽)




モロッコサラダ(生)

タジン(トマトソース&卵)

アフリカ音楽のバンド

アフリカ音楽のバンド

アフリカ音楽演奏中に出してくれたミントティー


夕方になったら、宿の上階のバーでまた音楽がガンガンかかり始めた。もうなんなの。
ひとまず逃げるように外に出て夕食をとることに。
外に出るとそれはそれで喧噪がすごいんですが。
イスラムの国は基本的にテンション低い印象ですが、モロッコ(というかマラケシュ)はテンション高いですね。イスラム圏でこれほどテンション高い場所は初めてです。

夕食、今度はモロッコサラダ(生)を食べてみました。
生野菜は若干心配ですが、明日は移動がないのでこのタイミングで試すことに。
ダイスカットにしたトマトときゅうりとパクチー。味付けは多分塩コショウだけ。シンプルでとても食べやすい味。
メインとしては、これまでとは違うトマトソースで卵が入ってるタジンを頼んでみました。ほぼ想像通りの味。
タジンは器のことで、日本で言う「鍋」みたいな物なので、中身はいろんなバリエーションが売っています。
サラダとタジンセットで1100円くらい。

帰ってきたら相変わらずアフリカ音楽がベンベン鳴っていて、どうせ終わるまで眠れないのでもう積極的に客として聴きに行くことに。
騒音だと思うとうるさすぎて最悪ですが、積極的に聴く分には非常に楽しめました。むしろモロッコでやって良かったことベスト5位に入ります。

演奏は、私がイメージしていたアフリカ音楽に近い感じ。
音階がある楽器はベース(普通のベースではなく、トライバルな見た目の弦楽器)のみ。この楽器だけアンプにつながっています。
あとはアコースティックで、ボーカル(唸り声)、ボンボコ鳴る太鼓、そして先ほど楽器博物館でちょうど見た鉄アレイみたいな形のカスタネット的楽器。
本当にこんなトライバルな楽器で演奏してたんだと感心しました。
ボーカルも基本的には音程とかはないですね。どちらかというと唸り声というか、魂の叫びをそのまま表現する系です。
西洋の音階に慣れ親しんだ私からすると、このバンド構成で演奏を成り立たせるというのが全く想像外でしたが、ちゃんと成り立つんですね。
世の中にはいろんな成り立たせ方があるものだ。
そして、自分が想像できることって、本当にその中のごく一部だけなんだろう。

この馴染みのない音楽をずっと聴いていると、「俺アフリカに来たんだな~」感がまた出てきました。
元々アフリカ音楽ライブ聞きに行くなんて考えていなかったけど、とても良かった。
もしマラケシュに来ることがあったら、アフリカ音楽ライブはお勧めします(ライブハウス併設ホテルに泊まることは勧めないが)。

宿泊者はライブ1回だけ無料なので、追加料金0円。
23時30分頃終了。
階下の自分の部屋に行って寝ました。

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