アルケミスト
何度かお会いしている、書評ブロガーのたかみつさんのブログで紹介されていた本です。
(たかみつさんのエントリはこちら ⇒
手放す勇気に気付く。「アルケミスト」を読んで。
)羊飼いの少年が、夢や運命に導かれながら、アンダルシア(スペイン)から、モロッコ〜サハラ砂漠を通ってエジプトのピラミッドを目指す話。
年末年始、家でのんびり読むのにちょうど良いかもしれないです。私は通勤電車の中で人混みに揉まれながら読みましたが。
文庫本で200ページ程度の小説ですが、この中に山ほど教えが埋め込まれています。
例えば
- 前兆の大切さ(焦ると前兆を見落とす)
- 運命性の大切さ
- 熱中することの大切さ
- 慣れ親しんだことを選んでしまうと、夢を忘れる
- 夢を追うのは心を苦しませる
- 困ったときは自分にシンプルな(二者択一の)質問をしろ
- 幸運がこちらに来ているときは、出来るだけ多くのことをしておけ
- 決心するというのは始まりにすぎない
- ビギナーズラックが終わったときに人はためされる
- 本から学ぶほうが良いこともあるし、実践から学ぶ方が良いこともある
- 砂漠(自分が置かれている環境?)を愛さなければ行けないが、全面的に信頼してもいけない
- 夢を実現する途中で必要なことを学んでいく
短い小説の中に、これだけ、スピリチュアルな教えから割と合理的な教えまで詰め込まれている。
なんてお腹いっぱいな本だろう・・・と最初は思ったのですが、これだけ1冊に要素を詰め込んで言いたかったことはこれかなと思いました、
人生の各フェーズで、何度も状況が変わったり難しい選択肢が出てくる。
全フェーズを一つの知恵とか判断基準に頼って全てを乗り越えられるということは無く、そのときそのときで、必要な知恵は異なってくる。
タイムリーにをれを取り出せなければ意味が無い。
ということで、日常生活、色んなテーマを勉強するのは良いのですが、必要なときに必要な考え方を取り出せるようにしておくと良さそうですね、
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