2012年2月12日日曜日

良い旅をするためには全力を出せ - 「旅の極意、人生の極意(大前研一)」感想




もう2月も中旬です。
GWに旅行に行く人は、そろそろ計画を立てる方がいい時期ですね。
そんな方にぴったりの本です。


大前研一は、時々遊び系の本を出しますが、私が知っている「大前研一 遊び系著作」の中でも、最も遊び寄りの、ワクワクする本です。



本書は、大前研一が考えた15個の海外旅行のツアーが紹介されている、という内容なのですが、通しでのメッセージがあります。
それは、(旅行に関して)
  • 「先送りはするな」
  • 「金がかかるとか、休みを取るのが大変だとか、つまらない尻込みはするな」

です。


この考えのもと、15個のツアーが紹介されているのですが、例えばこんな感じです
  • ベネチアに行ったら、ホテル・ダニエリに泊まれ、そして、世界で一番おいしい朝食を食べろ
  • ドバイで、バブルの凄さを体感しろ
  • アマンプリ(ホテルの名前)で、最高のホスピタリティを体験しろ
  • オーストラリアで、最高のアクティビティ「ビーチドライブ(文字通り、ビーチをドライブする)」を体験しろ

どれも、
「この旅ではこれを楽しめ」
ということがものすごく明確に書かれています。曖昧な旅行が一切ありません。


この著作に限らないのですが、大前研一は、妥協したりとか、安易な方向に流れるのを嫌います。
常に最善解を出すことに集中する。
そして、そのために体力、知力を使い切る。
この姿勢が、旅行についても発揮されており、なんとなく安易な旅行をしてしまうというのが我慢できないのだと思います。


私も、休み前にバタバタとファジー(曖昧)な旅行を申し込んでしまいがちですが、良い旅行をするために、知力、体力、集中力を総動員してみたいな、と思う一冊でした。



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