本書は、文字通りトヨタ自動車工業の生産の仕組みを説明した本です。
著者は、大野耐一。
元トヨタの工場長〜副社長で、まさにこの人がトヨタ生産方式を確立した人であるようです。
私が勤める会社の生産方式は少なからずトヨタ生産方式から影響を受けています。
これまで概要レベルは知っていましたが、ぜひ原典にあたってみたいと思い、読みました。
テクニカルな面で当然勉強になりましたが、このブログではテクニカル面の話は省略し、感想だけ書きます。
これを読んで思ったのは、本当にあらゆることを考えて生産方式を確立したのだなということです。
カンバン、アンドン、自働化、平準化・・・
などなど、色んな有名な考え方が紹介されています。
いろいろな要素を統合して一つのシステムにするというのは、ものすごい大変なことであるはずです。
しかも、世界のメーカーが真似したくなるような仕組みを。
概要本だと、いろいろ詰まっていて当然という感じがしてしまいますが、この本では(一人で全部考えた訳ではないでしょうが)全て自分で経験したことを書いてあります。
一応テクニカルな本であり、苦労話が書いてある訳ではないですが、これを開発した人(たち)のすごさを感じました。
多分、ドキュメンタリー番組にしたら面白いだろうし、あったらぜひ見てみたいです。
以上、本の感想です。
今回も、私以外の方が紹介していた本、読みたいものがたくさんありました。
(本、受験勉強、仕事、その他いろいろ、同優先順位をつけるかは結構難しいな)
読書会後の懇親会も楽しかったです。どうもありがとうございます!
写真は、懇親会のお料理です。
@永田町さん、毎度どうもありがとうございます。
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