2015年10月17日土曜日

【千畳敷カール・木曽駒ヶ岳 D3-1】 アタック2回目



※ 今回も一枚目以外の写真は下にまとめてます

千畳敷カール~木曽駒ヶ岳、アタック2回目。
昨日と同じ6時のバス乗車。
予報では今日も霧のようだったけど、予報と違って、6時の時点では、バスからはっきり宝剣岳が見える。
宝剣岳は東を向いているので、日の出の時、朝日が一番最初に当たるんだね。かっけー。昨日は雲でよくわからなかったけど、これなら6時くらいから歩行開始出来そうです。

頼む、俺が行くまで晴れていてくれ。
何が出来るわけでもないけど、ハラハラした気持ちでバスに乗り、ロープウェイに向かう。
バスからも、昨日とははっきり違う良い景色が見える。

そしてロープウェイ。
昨日と違って、ロープウェイの中も満員。
運行本数も多く、9分に1本の臨時運行(普段は30分に1本)。
天気によって、はっきりと客足が違う模様。

そして到着。
わーい。千畳敷カールがはっきり見える。
南アルプス側には雲海も。
2日連続ケーブルカーに乗った甲斐があった。

おにぎり(売店で売っている)を食べ、トイレに行き、歩行開始。
これだけの絶景の中だと、歩くのも楽しいね。
しかし、喜んだのもつかの間、歩行開始30分くらいでガスがかかってきた。
このとき、日本アルプス名物(?)の登山道渋滞を初体験中だったのだけど、その周りの登山者からも「あ~あ」とため息が聞こえてきました。
まあ、そりゃそうだよね。みんなこの日のために日程をあわせて、少なからず金を使って来ているのだから。

もしも始発(5時のバス)で出ていれば、空気が澄んだ状態で1時間30分くらいは歩けたはず。
始発ではなく、1時間遅らせた自分の甘さが悔やまれる。

そして、開始50分後(約300メートル上がった地点)は辺り一面霧。そして風。
氷の片が岩や標識にくっついています。
標識が氷におおわれていて、どこを指しているのかわからない(ある意味俺の人生を現している)
このようなものは初めてみました。
俺、冒険カメラマンじゃないんだけど。

あと寒い。
マイナス1度くらいだった模様。
昨日スーパーで買った手袋が大活躍。

しかし、こんな天気でもみんな突き進むんだね。
私は周りに人がいるということと、私より軽装の人・(歩き方からして)経験の乏しそうな人も多いという理由で、安心して進んでしまったけど、一人だったらきっと遭難の危険を感じて引き返したと思う。視界が悪すぎて、人がいなけりゃ道に迷うかも知れないし。

山道は、今まで経験したことがないくらいでっかい岩が多くてごつごつしていた。
やっぱり、山によって成り立ちが違うから、岩の性質とかが違くて、歩きやすさとかも違うん。
やはり高い山ほど砂がち土がちではなく岩がちになるのでしょうか。
重力を考えても、砂だらけで高い山というのはどこか無理がある気がする。

途中、視界が悪すぎて引き返すことが頭をよぎりつつも、木曽駒ヶ岳山頂には到着。
百名山は八甲田山に続いて2つ目かな。
なんだかんだでここまで来て良かった。
ここまでこれなかったら心残りになっていただろうからね。
心残り少なく生きるってのは重要。

寒くて風も強く、山小屋以外に腰を落ち着けるところが見つからないため、木曽駒ヶ岳山頂にも2~3分程度しかおらず、4時間弱連続行動になりました。
実は最近体調を崩し気味ということもあり、まともに山に行ったのは久しぶりだったのですが、リハビリとしてはハードすぎた。
戻ってきたときには、もう千畳敷はかなりモヤの中。
今日の教訓は「自然観光するときは始発で出ろ」。
というか、スイスでもそう思っていたのですが、今日はその教訓を生かし切れなかった。

なお、途中でサングラスを紛失してしまった。
山を汚す外道で申し訳ないです。
そういえば、去年はサングラスをザックの中で割ってしまうということもあった。
普段めがねをかけないから、サングラスの管理方法がよくわからない。
誰かオラにサングラスの管理方法を教えてくれ。

ホテル千畳敷にもどって食べたカレーがうまい。
塩分を欲していたので、普段あまり食べない福神漬けも全部食べました。
そして、備え付けのお茶でアミノ酸の粉末を2包飲んで昼食完了。

昼頃、ロープウェイの駅があるホテル千畳敷は恐ろしいほどの大混雑。
昼以降に整理券を取った場合、千畳敷からの帰りのロープウェイは驚愕の2時間30分待ち。
(私は下山後すぐに整理券を取って、その後昼食にしたので、だいぶピークを外すことが出来て、約70分待ち)
登山目的の人は早めに来るけど、クラブツーリズムとかの旅行会社のツアーで千畳敷カールのみを目的とする人は昼頃に大量に来ているようで、千畳敷カール全体が大混雑。
ある団体では、添乗員が整理券を取るのに手違いがあったらしく、追加で1時間待ちになっており阿鼻叫喚の地獄絵図。
登山者と違って、観光オンリーの人は防寒具も弱いので待ちが長いのはきつそう。

この観光地、私は去年知ったのだけど、昔からこんなメジャーなのかな。
何度も来たいと思う良い山だったけど、この混雑には若干面喰いました。

長くなってきたので、続く



今日は晴れ!
ここに朝日が当たる角度になっているので
早朝に来ても良さそう。

千畳敷からの雲海
南アルプスもはっきり見えます。

ハイキングコースを進む

進む

進む


進む

ちょっと振り返るとホテル千畳敷

約50分後はもうこの天気

乗越という地点でのパノラマ1
視界無いけど

乗越という地点でのパノラマ2

草木が凍結している

なにこれ?

ロープも凍結

標識も凍結

木曽駒ヶ岳山頂

気付いたら靴ひもが凍ってた

ザックも一部凍ってた

千畳敷降りるときはもうガスがち

霧の千畳敷


下りのロープウェイは驚愕の2時間30分待ち

ロープウェイ待ちで居場所が無い人たち


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