2023年以降の旅で確立した、旅行記作成プロセスを簡単にまとめておきます。
1. 行動中
スマホの音声入力を使って感想をメモする。
エディタは、情報を集約するという意味でEvernoteを使用。音声読み取りの精度だけであればもっと良い環境はある。例えば、PC上のChrome経由のGoogleドキュメントの音声入力の方が精度はるかに上。多分他にも色々あるだろう。
ただ、当然行動中はスマホしか持っていないのと、旅行に関する情報を全部Evernoteにまとめて集約したい、スマホのEvernoteは起動が早い、ネットワーク無しでも使える、ということでこの組み合わせでやっている。
2. 文章作成作業
(1)誤字脱字訂正
このステップはまだ試行錯誤中だが現時点ベストプラクティスを書いておきます。
まず、誤字・脱字の修正だけAIにやらせる。
AIは揺らぎがあるので、プロンプトもはっきり「これがベスト」みたいなのは無いが、大体こんな感じ。
「以下文章の、誤字、脱字、句読点を直して。文体は変えないで。」
AIは、サマったり、段落をつけたり、要約したりすることもできる。
実際、AIに大幅に作業させるほうが文章としては読みやすくなるかもしれない。
しかしそれをやってしまうと、出てきた文章が自分の体験を記述しているとは思えなかった。旅行記が自分の体験から離れた感じがするようでは、私にとっては旅行記を書いている意味がないので、そういう使い方はしなかった。使ったのはあくまで誤字脱字修正のみ。
(2)ポメラ
一旦PCからポメラ(650gくらいの小型ワープロ)に移して引き続き文章を書く。
作業の手数という意味では、ポメラに移すのは無駄な作業のようだが、ネットワークがあって気が散るパソコンから一度離れて、ポメラだけで文章しか書けない状況を作り出すことで、自分なりの考え(Why/So what)をより整理することができる。Why/So whatを深めて言語化するためにブログを書いているというのも少なからずあるので、これは重要。
特殊なプロセスのようだが、昔からやっているベストプラクティス。
道具として、ポメラはノートパソコンより小さいし、電源も長持ちするので、空港・フライト中などでも作業しやすいというのも利点。
長い旅であれば、(1)(2)も旅の途中にある程度やる(経験上、1の吹き込んだメモだけでは時間がたつと何が言いたいのかわからなくなってしまい、旅行記が書けない)。むしろ、帰りのフライトでできるだけ(2)をするのがベストプラクティス。
(3) 仕上げ
最後に、またパソコンに戻って最終の修正をして、写真などもつけてアップロードする。
以上、旅行記作成プロセスでした。
まとめ)
とにかく、行動中のメモを音声入力で全部スマホの中に放り込むというプロセスのおかげで、多くのメモを残せたし、結果ブログをかつてない文章量書くことができた。このプロセスを確立できたのは、2023年以降のブレイクスルーだった。
AIの話とかはまあ小手先のことなので、今後も継続的改善していきますわ。
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追記) ちなみに、ブログに加えて、旅についての音声配信をすることも考えたが、考えながらしゃべり続けるのがそもそも得意でないうえ、2.(2)のWhy/So whatを深めるプロセスが無いのは自分的にはやりたいことと違う感じがしたのでやめた。
似た話で、ポメラと音声入力が全く別の活動という話は以前こちらに書きました(↓)
スマホに集約すれば良い、というものではない
追記2)
今年やったような勢いでアウトプットしようとすると、旅行期間と同じくらい帰国後に作業時間が必要になる(例えば、5日の旅行なら旅行記を書くのに5日かかる)。