2024年12月31日火曜日

【旅】 旅行記作成プロセス(2024時点)

 2023年以降の旅で確立した、旅行記作成プロセスを簡単にまとめておきます。

1. 行動中

スマホの音声入力を使って感想をメモする。
エディタは、情報を集約するという意味でEvernoteを使用。音声読み取りの精度だけであればもっと良い環境はある。例えば、PC上のChrome経由のGoogleドキュメントの音声入力の方が精度はるかに上。多分他にも色々あるだろう。
ただ、当然行動中はスマホしか持っていないのと、旅行に関する情報を全部Evernoteにまとめて集約したい、スマホのEvernoteは起動が早い、ネットワーク無しでも使えるということでこの組み合わせでやっている。

2. 文章作成作業

(1)誤字脱字訂正
このステップはまだ試行錯誤中だが現時点ベストプラクティスを書いておきます。

まず、誤字・脱字の修正だけAIにやらせる。
AIは揺らぎがあるので、プロンプトもはっきり「これがベスト」みたいなのは無いが、大体こんな感じ。
「以下文章の、誤字、脱字、句読点を直して。文体は変えないで。」

AIは、サマったり、段落をつけたり、要約したりすることもできる。
実際、AIに大幅に作業させるほうが文章としては読みやすくなるかもしれない。
しかしそれをやってしまうと、出てきた文章が自分の体験を記述しているとは思えなかった。旅行記が自分の体験から離れた感じがするようでは、私にとっては旅行記を書いている意味がないので、そういう使い方はしなかった。使ったのはあくまで誤字脱字修正のみ。

(2)ポメラ
一旦PCからポメラ(650gくらいの小型ワープロ)に移して引き続き文章を書く。
作業の手数という意味では、ポメラに移すのは無駄な作業のようだが、ネットワークがあって気が散るパソコンから一度離れて、ポメラだけで文章しか書けない状況を作り出すことで、自分なりの考え(Why/So what)をより整理することができる。Why/So whatを深めて言語化するためにブログを書いているというのも少なからずあるので、これは重要。
特殊なプロセスのようだが、昔からやっているベストプラクティス。

道具として、ポメラはノートパソコンより小さいし、電源も長持ちするので、空港・フライト中などでも作業しやすいというのも利点。

長い旅であれば、(1)(2)も旅の途中にある程度やる(経験上、1の吹き込んだメモだけでは時間がたつと何が言いたいのかわからなくなってしまい、旅行記が書けない)。むしろ、帰りのフライトでできるだけ(2)をするのがベストプラクティス。

(3) 仕上げ

最後に、またパソコンに戻って最終の修正をして、写真などもつけてアップロードする。


以上、旅行記作成プロセスでした。

まとめ)

とにかく、行動中のメモを音声入力で全部スマホの中に放り込むというプロセスのおかげで、多くのメモを残せたし、結果ブログをかつてない文章量書くことができた。このプロセスを確立できたのは、2023年以降のブレイクスルーだった。

AIの話とかはまあ小手先のことなので、今後も継続的改善していきますわ。


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追記) ちなみに、ブログに加えて、旅についての音声配信をすることも考えたが、考えながらしゃべり続けるのがそもそも得意でないうえ、2.(2)のWhy/So whatを深めるプロセスが無いのは自分的にはやりたいことと違う感じがしたのでやめた。

似た話で、ポメラと音声入力が全く別の活動という話は以前こちらに書きました(↓)
スマホに集約すれば良い、というものではない


追記2)
今年やったような勢いでアウトプットしようとすると、旅行期間と同じくらい帰国後に作業時間が必要になる(例えば、5日の旅行なら旅行記を書くのに5日かかる)。

【旅】 積極的一人旅

時々「いつも一人旅なの?」「人と行った方が楽しくないの?」という質問を受けるので、回答しておきます。

たしかに、この1年の旅は全部一人旅だった。

かつては友人などと旅したこともあるし、その楽しさは全く否定しない。むしろ、確かに友人と旅する方が楽しさで言えば上かもしれない。

でも私にとっては、それは飲み会やお茶するのに似た楽しさ。人と過ごす楽しさと言っても良いかもしれない。

これは私の「ながらで何かをできない」という性格や心理的傾向と関係してるのかもしれないが、人と旅してしまうと、その旅先の土地・食べ物などのことがあまり記憶に残らない。一緒に旅した人の印象の方が強く残ってしまう(※1)。

このタイミングでは、旅先の土地で色々学んだり考えたりしたいと思ったので、友人と一緒に行くことは全く考えず、意図的に、積極的に一人で旅した。
旅先から学ぶ・旅先を記憶に残すという目的を考えると、この判断は良かった気がする。過去にないレベルで旅先から色々学べた。

旅のスタイルは人それぞれ。それに時間がたてば私のスタイルも変わるかもしれないが、少なくとも今のタイミングでは、私が旅に求めているのはこっちで合っていたと感じた。

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※1(追記) 同じ理由で、スマホやPCを見ながらものを食べることはしない。特に旅行で珍しいものを食べるときは絶対に。 (家で、味が分かりきったものを食べるとき、例外的にながらで食べることもあるが)

2024年12月25日水曜日

2024年面白かった本(Update)

9月に2024年読んで面白かった本をまとめたのですが、アップデートがあってゴチャゴチャになってきたので、改めてまとめておきます。

<人生後半系>

・ 書くことの不純(角幡 唯介 中央公論新社 2023年)
  [Amazon kindle版へのリンク]

・ 人生後半の戦略書(アーサー・C・ブルックス SBクリエイティブ 2023年)
  [Amazon kindle版へのリンク]

・ パーティーが終わって、中年が始まる(pha 幻冬舎 2024年)
  [Amazon kindle版へのリンク]
  ※2024/12時点Audible聴き放題対象


<デジタル・SNS・ドーパミン中毒との付き合い方系>

・ デジタル時代の「集中力」の科学(グロリア・マーク 日経BP 2024年)
  [Amazon kindle版へのリンク]

・ 最適脳:6つの脳内物質で人生を変える
  [Amazon kindle版へのリンク]


<認知バイアス修正系>

・ Think Clearly/Think Smart(ロルフ・ドベリ)
  ※ Think rightも面白いけど読んだのはだいぶ前なのでランク外
  Think clearly ⇒ [Amazon kindle版へのリンク]
  Think smart ⇒ [Amazon kindle版へのリンク]

・ あっという間に人は死ぬから(佐々木 舞 KADOKAWA 2024年)
  [Amazon kindle版へのリンク]

・ 欲望の見つけ方(ルーク バージス)
  [Amazon kindle版へのリンク]


<他>

・ テクノリバタリアン
  [Amazon kindle版へのリンク]
  ※2024/12時点Kindle unlimited対象

・ 中年危機(河合 隼雄 朝日新聞出版 2020年)
  [Amazon kindle版へのリンク]

・ 老後ひとり難民(沢村 香苗 幻冬舎 2023年)
  [Amazon kindle版へのリンク]
  ※2024/12時点Audible聴き放題対象

・ 日本の航空産業


改めて並べなおしたけど、やはり1位は「書くことの不純」かな。


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9月の記事↓)
2024年面白かった本ベスト5

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【旅】 デジタル一眼の体験

ソニーのフルサイズデジタル一眼を手放しました。
デジタル一眼の体験と手放した理由について書いていきます。

<概要>

本体)Sony α7Ⅲ

レンズはいくつか持っていたが、最終的にメインで使っていたのは以下。
レンズ)タムロン「28-200mm F2.8-5.6 ソニーEマウント」

最初に書いておくと、製品自体は高級感がありとても良いものだと思った。シャッターを押した感触なんかはコンデジとは比べ物にならない。
物理フィルタを使って撮影した写真は、やはりスマホで撮影してソフトウェア的に補正された写真とは一味も二味も違うと感じる。

しかしあまり使わなくなってしまった。

<重いとシンプルに機動力が落ちる>
一言で言えば、重くて私の旅には合わなかった。
結局、海外旅行についてはデジタル一眼を持って行くことはなかった。準備の段階では毎回持って行きたいと思って検討したのだが、重すぎるという理由で毎回外した。替えのレンズ無しでも、カバーなどを含めると重量は約1.3kgになり、私の体力では機動力が落ちて行動範囲が狭くなる要因になってしまうので。
レンズというかなり脆弱な部品があって扱いがデリケートであることからも、移動が多い周遊旅とは相性が悪いと感じた。パソコンとカメラを機内持ち込みするのも大変だし、砂漠なんかにもっていくのもためらわれるし。

やはりデジタル一眼は撮影機材であって、(周遊)旅のお供ではない印象。
撮影を目的とした旅をするのであれば良いが、歩き回りたい場合は向いていない。

<現時点結論:旅にはコンデジがベスト>
1年以上前にも「旅にはコンデジが必要」という記事を書いて、その後何度も旅をしたけど、やはりその結論は変わらなかった。
私にとって旅に最もフィットするカメラは、デジタル一眼でもスマホでもなくコンデジだった(サブでスマホを使う時もある)。

以前書いたコンデジの記事↓)

2024年12月2日月曜日

【日常】 継続的改善202411(シャーペン、洗濯洗剤、風呂釜洗浄、大掃除の時期)

パイロットのネオックス・グラファイトの4B




最近の継続的改善をまとめます。頻度はわからないが、時々まとめようかな。
「継続的改善」は、メーカー2社に勤めた経験から得られた私の得意技の一つなので、マインドも含めて誰かの参考にはなるだろう。

<シャーペンと紙>
私は普段紙とシャーペンでメモを取るのだが、メモを多めにとっていると手と腕が疲れてくるので、試しにシャーペンの芯をパイロットのネオックス・グラファイトの4Bに替えてみた。ものすごく手・腕の負担が減った。
これまでシャーペンの芯はBでさえあれば他にこだわりはなかったが、昔とは筆圧も違っているので、加齢とともに自分にフィットする筆記具が変わっていることは十分あり得るか。
(4Bは近所の文房具店に売っている中で一番濃いので、40代でこれに慣れてしまっていいのかという疑問は少しある。この上は無いからな。同シリーズのBから一気に4Bに飛ばしたので2Bや3Bも今後試すかもしれない)

濃い芯だと紙や手が汚れるのが心配だったが案外大丈夫。むしろ全然汚れない(汚れないのもこの製品の売りらしい)。
柔らかい分減りは早い。ノックして芯を出す頻度は上がったかもしれない。
このネオックス・グラファイトシリーズはBでも濃いめなので、4Bみたいな指標だけではなくメーカーやシリーズによってもかなり書き味が変わりそう。

他に試したのは以下。
Pentelの2B⇒これは逆に2Bにしては薄い気がする。私としては不採用。
Hi-uniの3B⇒感触は良いが値段が高いので上記ネオックスグラファイトの2Bや3Bが良ければ追加はしない。

シャーペンの芯は大した値段でもなく、試行錯誤に大した金はかからないので、自分のシャーペンの書き味に疑問を持っている方は試してみる価値あるでしょう。

並行で、メモパッドもいくつか試した。
これも気づいたら好みが変わっていた。
昔はザラザラした摩擦のある紙が好きだったけど、改めて比較してみると摩擦が少ないつるっとした紙の方が書きやすいと感じる。

<洗濯洗剤>
最近ジェルボール状洗剤が高いので、普通の液体洗剤に戻した。
計算は省略するが、昨今の実勢価格で比較すると、洗濯1回あたりの費用がジェルボールのほうが15円以上高い(※1)。以前はこんなには差は無かった。
なお、昨今主流の粘度の高いジェルタイプの濃縮洗剤(※2)は使わない。計量に時間がかかるから(もともとこれが嫌でジェルボールにしていた)。
普通に濃縮されていないタイプのほうが使いやすい。今回は売り場の中で唯一見つかったAttack 抗菌EXを買っておいた。

※1)
水量は私の洗濯機のMaxである42Lで計算。ジェルボール1つで65Lまで対応しているので大きい洗濯機で一気に回す想定ならここまで差は出ない。

※2)
なんでこんなものが主流になっているのだろう。物流コストが抑えられるのはわかるけど、普通にユーザビリティを犠牲にしているんだが。

<風呂釜洗浄>
今まで風呂釜洗浄は適当にやっていたのだが、ネットで調べてやり方改善した。
・ 2時間つけ置き
・ 湯をギリギリまで減らす(洗浄剤の濃度あげるため)
・ 給湯口のカバーを外す
・ できるだけ高温保持
・ ちゃんとかき混ぜる
これで洗浄力が改善したと感じた。
最近はネットに情報がいっぱいあるから、日々無思考でやってる作業にはいくらでも改善の余地があると感じた。

<大掃除の時期>
もともと、大掃除というほど年末に掃除を固めてはいなかったが、今年は少なくとも、水を長時間触るとか、長時間換気が必要な作業(塩素系の洗剤を使うなど)は11月に終わらせておいた。年末の大掃除の時期にやると冷たい・寒いしその時期を待つ意味もない。11月どころかもっと早くやっても良かった。
来年は10月にやるよう、Googleカレンダーにリマインダをセットしておいた。


以上、今月の継続的改善でした。
なお、継続的改善は終わりがないプロセスなので、ここに書いてあることが最終結論ということではなく、来月にはさらに改善されているかもしれないし、時勢によっても最適解が変わる可能性はあります。

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追記)
もしかしたら、こういうのを世間ではライフハックと呼んでいるのかも。