今日は元々は休養日だったのですが、温泉に入るくらいなら良いだろうと思い、セーチェニ温泉に行くことに。
<悪意のあるプロセス>
入場料4300円。物価を考慮してもこれは高い。
入場料払って中に入った後、下のフロアで「サンダルも必要だから買え」と言われました。ダイソーで売ってそうなサンダル、1700円。
もうここまで来た以上引き返せないのでその場で買いましたが、こんなこと入場前に予告して然るべきですね。
引き返せない人間に対して、段階的に金を取ろうというプロセスには悪意を感じました。
というか、こんなど腐れな温泉見たことねーよ。
リラックスするために温泉に来ているのに、入場した瞬間アドレナリンが全開になりました。
ヨーロッパにはあるまじき商売のやり方(「ヨーロッパは整っており公正である」というのは私の中の勝手なヨーロッパ像ということなんでしょうが)。
周りのお客さんも怪訝な顔していました。
しかもそんなもの売りつけておきながら、サンダルをつないでいるプラスチックの紐を切るハサミは貸してくれない。
この1ステップのため、この設備は私の中では最低評価です。
大勢の外国人観光客が訪れる場所だし、こんな前時代的な商売をするのはおやめになったほうが良いかと存じます。
なお帰りがけ、施設の前のゴミ箱を見たらサンダルがいくつか捨てられていました。私もここに捨てて帰りました。入る前にこのゴミ箱を漁ったらサンダル入手できるかもしれないです。
持参すればサンダル代は不要のはず。
<セーチェニ温泉(ぬるい)>
さて、前置きが長くなりましたが、セーチェニ温泉の中の話に入ります。
宮殿の中にある温泉施設です。大小合わせて100個くらい風呂があるんじゃないかな。
お湯の種類は多分全部同じ。
温度はほとんどが38度以下くらいのお湯。日本の温泉のような40度以上のお湯は、多分一つもなかったと思います。
それからサウナもあります。いくつかバリエーションがありますが、目新しいものはほとんどなかったです。
1つだけだけ目を引いたのは、香草を炊いたサウナ。室内に草の良い匂いが充満していました。
サウナの方も、温泉同様高温(90度とか)のものは無いです。せいぜい55度ぐらい。
ベトナムやタイでも90度ぐらいのサウナには入ったことがあるので、日本のサウナが特別高温ということはないとは思います。ヨーロッパはこれぐらいがスタンダードなのかな。今後機会があったら確かめてみたいと思います(※1)。
水着で入る混浴(日本で言うとユネッサンのような感じ)なのですが、日本と違うのは、いちゃついているカップルがたくさんいることですね。
総じて、セーチェニ温泉は私は特に感心しなかったかな。
撮れ高とかインスタ映えの観点からは、ブダペストの中心部にはない画像が取れるので、YouTuberやインスタグラマーなどがここに来るのは分かります。
私も色々なところで紹介されているのを見たからこそ来てみたわけです。
しかし、値段は高いし、観光の中心部からは離れているし、いくら風呂が100個あっても見た目も泉質(泉源)も同じだし、身は一つでありそんなに入れるわけでもないので、他の観光と時間的・予算的にトレードオフになるのであれば、私は特にここは勧めないです。
最後にまた値段の話に少しだけ戻ります。値段が過去のブログや YouTube で調べた値段とはかなりかけ離れている。
ここ1年ぐらいの旅行でこれを感じることは度々やります。一つは円安なのと現地でのインフレ、両方ある模様。
なので、過去の個人サイトやYoutubeなどを参考に予算を決めると間違えることになるのでご注意ください。
※1)
その後プラハでもサウナに入りましたが、90℃くらいありました。セーチェニ温泉のサウナがぬるすぎると思われる。
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追記
※ 自分でもなぜかわからないがセーチェニ温泉付近では写真を撮っていなかったので写真無し。セーチェニ温泉がどんなところかは画像検索ご参照ください。