このブダ王宮が美術館になっている。 美術館の入場券で、中央に見えるドーム状の塔にも登れます。 |
ブダ王宮からの眺め |
ブダ王宮からの眺め |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
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ハンガリー芸術 |
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ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
ハンガリー芸術 |
午後、ハンガリー・ナショナルギャラリーに来ました。入場料2000円くらい。
ブダ王宮が美術館になっていて、王宮の塔にも登れます。
ハンガリー芸術を年代を追って展示してあります。
所感は以下の通り。
<宗教画は流し見>
キリスト教の宗教画系はさほど心惹かれないので、流し見しました。
多分絵画的な技術としてはすごいのでしょうが、権力者が描かせた政治的な意図を乗せた絵画よりも、芸術家の自由な精神から生まれた絵の方が私としては興味がある。
(宗教画から歴史が学べるとかいう話もありますが、それはまた別の話)
<精神の開放>
権力者のオーダーで絵を書いていた時代から現代に向かってどんどん造形が自由になっているというのがわかる。
(色使いも自由になっているが、それは絵の具の製造技術のインパクトのほうが大きいから、精神の開放とはまた別の話かも)
しかし、ソ連から解放された後、自由がさらに花開くのかなと(勝手に)期待していたのですが、そのあたりの年代では心惹かれるものはあまり無かった。むしろ、抑圧されていた頃のひどい暮らし・精神を表現した作品が引き続き作られている感じだった。
ずっと抑圧されてきて「はい、今から自由です」って言われても、それですぐ精神が解放されるわけではないと言うことなのかも。
精神は開閉自在ではないんだよね。
みんな、自由な国に生まれ育った幸運をもっと喜んだ方がいい。
<自分が気に入るものを一つでも増やしたい>
総じて、今まで私の中に全く存在しなかったハンガリー芸術の一部を知れたし、気に入る画家もいくつか発見できて良かったです。
旅を通じて、自分が気に入るものを一つでも増やしたいと思っているので。
ちなみに、絵全体が心に響かなくても、絵の一部が気に入るということもありますね。
(ナショナルギャラリーのパンフレットは、そういう絵のベストスポットを拡大して並べてあった)
メモですが、私が気に入った画家はこちらです。時間があるときにまた画像検索して作品を探してみようかな。
・ Aba Novak vilmos
・ Bereny Robert
・ Szony istavan
・ Marffy odon
<時代背景分からないと頭にフラッシュするものが無い>
とはいえ、バルセロナで見たような、ピカソやミロレベルの美術館に比べるとやっぱり見ごたえは少し落ちるかな。
それは、画家側の問題ではなく、私がハンガリーの各時代の感じなどが分かっておらず、とっかかりが少ないというのも原因かもしれない。
「美術品は感性で見れば良い」のかもしれないけど、何かとっかかりがないと、絵の意味とかはよく分からないものだ。
絵画技法みたいなことなら気づくことはあるけど。
<省略表現>
初見の画家・絵画をたくさん見て改めて思ったのですが、絵画にはいろんな省略表現があるものだ。「描いてないのにそう見える」みたいなのが。
私は往々にして全てを描こうと(文章の場合は書こうと)してしまうのでもっと適当に省略して表現するのもやりたいですね。
<芸術鑑賞には体力がいる>
最後は疲れて頭が止まってきました。
見るものはたくさんあっても、長時間美術館にいるというのは、思考体力の観点からなかなか難しいものだ。
以上、ハンガリー・ナショナルギャラリーの感想です。
近くにブダペスト歴史博物館というのもありましたが、疲れたので見学はやめ、一旦宿に戻って休むことにしました。
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