面白いです。
まともな「ビジネス書」といかがわしい「ビジネス書」を分けて、後者を「ビジネス書もどき」と呼び、「もどき」を面白おかしく批判している(ビジネス書と「もどき」の違いが明確にはよくわからないのだが)。
たとえばこの中でばかにされているのは、勝間和代、苫米地人、神田昌典など。
泥試合の様相ではあるが、面白いと言えば面白い。
自分が詳しい世界について書かれた本は面白いものだ。(水泳ファンにとってスイミングマガジンが面白いというのと同じように)
特に、苫米地英人、本田直行について書かれているところが面白かった。
今の「ビジネス書」というジャンルはブームだということが、私はわかっているようでわかっていなかった。どうも、私が社会人になってわりとすぐこのブームが形成されたようだ。多分そのタイミングのせいで、私は昔からこういうジャンルはあるのだと思っていた。
やはり、普段読んでいる本を批判している本を読むのはいいですね。
私は結構本に影響を受けやすいので、距離の取り方というのも大事です。
この著者の言っていることだって「何を言っているのだ」といいたいところはありますが、私が読んできた本の疑わしいところをだいぶ指摘してくれました。
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