プロフェッショナル 仕事の流儀 第VI期 漫画家 井上雄彦の仕事 闘いの螺旋(らせん)、いまだ終わらず [DVD]
試みで点数つけてます。
★★★★★(5段階評価)
すごく面白い。
スラムダンクやバガボンドの作者である井上雄彦の回。
一つ目の流儀「手に負えないことをやる」で、いきなりやられた。
自分でコントロールできるようなことをすると、どうせ小賢しいものになってしまう。だから、自分の手に負えないようなことをして、何が出るかわからないような進め方をする。これが井上の流儀らしい。
そういう考えで井上は、あれだけ評価を受けたスラムダンクの画風を一度捨て、筆での作画に挑戦したり、宮本武蔵を漫画化するという未知の領域にチャレンジした。
もう一つ感心したのは、マンガの流れを作る作業。
井上は、キャラクターの中に入り込むようにしてセリフや画面を考えていくという。各キャラクターがどう考え、どう動くのが自然か、喫茶店を延々ハシゴしながら考える。
佐々木小次郎が斬りたくもないのに人を斬りまくるシーンを書いたときは、作者本人がきつくなって1年間も筆をとれなかったらしい。
ここまで来ると、マンガを描くのは単なるアウトプットじゃなくて、修行だといってもいいかもしれないな。
私も修行みたいなアウトプットをしてみたい。
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