2013年3月18日月曜日

目立つの好きでもいいですよね? - 夢を売る男(百田尚樹)



一生に一度は本を出版してみたい。
そう思っている人は多い。
そんな人々から、200万程度を巻き上げて本を出版してあげるビジネスを描いた小説。

アメリカでは、このような自己顕示欲を満たすための出版を、「バニティ・プレス(虚栄出版)」と呼んでいるらしいです。

自己顕示欲が強くて本を出版したくてたまらない人たちの滑稽さをコメディタッチで描いています。

しかし・・・
この小説の中では、
文章を書いて自分を表現したい!
本を出版したい!
という、人間の自己顕示欲が揶揄されていますが、目立つの好きでも良いんじゃないか?とは思います。
私は目立つの好きですよ。
むしろ、自己顕示欲なんて自分の原動力として使っていいのではないかと思っています。
まあ、実力が伴っていなければみっともないかもしれないですが。



出版業界の裏を暴いたとされる小説ですが、正直どのくらいまで本当なのかはわかりません。
そのような業者が実在してはいるようです。

最近、経歴のわかりにくい著者による取りとめのないビジネス書が増えたな、とは思っていましたが、もしかしたら似たような経緯で出版されているのかな・・・?
まあ、これはあくまで想像です。

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